モブはモブらしく生きたいのですっ！

第二章 学園編

過保護過ぎますよっ

ヒロインちゃん改め、ルミナちゃんからの話を聞いていると、かなりのうっかりだと分かりました

まぁ、そうでなかったら王子とかとぶつかったりなんてしませんよね…

まぁ、そんな所も可愛いのですが

「ねぇねぇ、君がリアちゃん？」

あれ？私の事でしょうか？元気そうな美人さんが話しかけてきます

「ボクはセルシア、騎士団長の娘さ」

「え、えっと…」

セルシアって確か、主人公の親友キャラだったはずです！

何故、そのような人が私に！？

「あぁ、実はエレノア 嬢との知り合いでね？君の事を見ていて欲しいと言われたんだ、何か訳ありだろう？(小声)」

…ノアちゃん、過保護ですね…

わざわざ無関係の人に頼むなんて！

セルシア様に失礼でしょう！

「大丈夫ですか？そんな役目を押し付けられて、ノアちゃんからは私が言っておきますよ？」

「エレノア 嬢のこともあるけど、2人の話を聞いたりしていて、ボク自身が君と仲良くしたいと思ったんだ、ダメかな？」

そういわれて断れるわけないじゃないですかっ

なんだかんだ言って友達は欲しいですし…

「大丈夫です、仲良くしてくださいねっ」

「もちろんだよ」

「あの、お二人とも…？」

あぁ、ルミナちゃんがいました

べべ、別に忘れてたとかではないですからっ

「ルミナちゃんにも紹介するねっ！」

これからの学園生活、ぼっちは回避できましたねっ




「みんな！席についてくれ！」

先生らしき人が入ってきました

見た感じ熱血系ですね

「俺はこのクラスの担任のオトメだ！教科は体育、よろしく頼む！」

「「「ぶっ」」」

オトメって、乙女の発音ですねw

全然見た目と合いません(笑笑)

となりのセルシア様とルミナちゃんも笑っちゃってますよ！

「次！副担任を紹介する！入ってこい！」

「はじめまして、副担任のカントレア　ドリーマーです」

ど、ドリーマー先生！？

宮廷魔導師が、どうしてこんなところにいるのですか！？

先生は攻略対象さながら、とってもかっこいいので、クラスからキャァァァと言う声が上がります

「担当は魔法ですが、保健医も兼用しています、よろしく頼みますね？(ニコ)」

「きゃぁぁぁぁぁぁあ！」

何人か倒れてしまいました、先生の笑顔…恐るべしです

というか、絶対目合いましたよね？、保健医とか、私と関わる気というか世話する気満々じゃないですかっ！

…先生も過保護なんですか…

一波乱ありそうな予感です