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第二章 黒猫の恋人
第48話 お仕置中※
しおりを挟む「げ、弦っ……おねが……あっん…も、イっク……はぁ…イかせ…」
「んー、だぁめ。まだイかせてあげない……」
長時間に渡り快楽を与えられた名月の体は、どんな刺激にも簡単に反応し絶頂へと上り詰めていく。
しかし、俺は名月の達する直前のタイミングで刺激を止める事を繰り返した。
「あぁぁ……ま、たぁ……んも…む……りぃ……」
名月の思考は俺の与える快楽にぐずぐずに蕩けきって、涙をポロポロと零す。
名月はしきりに俺の唇を求めてくるが、俺は片口角を上げて薄く笑むだけで名月の求めるものは与えない。
「名月、蕩けきってる顔してるね。そろそろ欲しい?……でもあげないよ。これはお仕置だからね。」
「あぁぁぁ……お…願い……げ、んんっ……ちょ…だい……」
名月は俺に与えられた刺激に反応しながら、涙を流しながら頭をフルフルと振り、何度も懇願するが、俺は無視して名月をイカせないよう、ぎりぎりの所で寸止めし、快楽を刻んでいく。
「だぁめ。……俺だって辛いんだよ。名月のココに奥までぶち込んで、子宮をゴツゴツ突きたい。だけどね……」
そこまで言うと、俺は名月の耳元に顔を寄せ情欲たっぷりに囁いた。
「これは、お仕置だから。今日はずっとこのまま。」
言い終わると、名月のぷっくり膨らんだ胸の頂きを、指でピンと弾いた。
それだけで、快楽に溺れ切っている名月は背筋を仰け反らせ甲高い嬌声を上げて跳ねる。
「あっ、あっ、あぁぁぁ……」
「くすっ……あーあ、イッちゃったね。お仕置なのに、悪い子だ。それに、まだ名月のココ触ってもいないのに。敏感。」
名月のグズグズに蕩けきった秘部にふっと息を吹きかけ、太腿を舌で舐めると、名月は泣きながらながら懇願する。
「お、願い……弦…もう…あった…ま……おかしっ……くなりそ……んんっ」
「おかしくなっちゃいなよ。俺だって気が狂いそうだ……名月の事が好き過ぎて、名月に少しでも拒絶された事が許せない…… ねぇ、名月が欲しいのは身体だけなの?俺は心も身体も欲しくてしょうがないよ。」
名月は目を見開き、頭をふるふると振る。
「っ…ちがっ……愛…してるっ…からぁ……げ、んのこと……し、んっじてる……あぁぁん」
「へぇ……じゃあ証明して?名月から俺を求めて。愛してるなら出来るよね?」
俺はにっこりと綺麗な笑顔を作ると名月にそう告げ、身体を離し、ベッドにゴロンと仰向けに寝そべる。
名月は乱れた息を整えると、長時間俺によって弄ばれた身体を気怠そうに起こし、羞恥に染まった潤んだ瞳で俺を覗き込む。
「……わかった。それで、弦が許してくれるなら……」
そう言うと、名月は辿々しく俺の唇に啄むようなキスをする。
もうとっくに怒りも落ち着いていて、許すも何もないのだが、ぎこちない名月からのキスが嬉しくて、俺は目を開けてその様子をじっと見ていると、真っ赤な名月の視線とかち合う。
「…んっ…恥ずかしい……けど、私の気持ちちゃんと見ててね。」
そういうと、名月はまたせっせとちゅっちゅっと、キスを落とす。
か、可愛い……可愛過ぎるだろ……
ドキリと心臓が跳ね上がり、早鐘を打つ。
真っ赤な顔で、俺の額、頬、唇と一生懸命小さな唇でちゅっちゅっとキスを落とす名月に愛おしさが爆発し、今にも襲ってしまいそうになる。
だが今はお仕置中だと、なんとか耐えた。
キスの位置が顔から首筋に移った時に、チリっとした痛みがあり、身体がビクッとする。
「んっ……はぁ、付い…たぁ…… 初めて付けたんだけど、上手く付いてよかった」
顔を上げて嬉しそうに顔をくしゃくしゃにして笑う名月目線の先には、赤い鬱血痕が……これは……
「……キ、キスマーク……?」
「……うん。生まれて初めて付けてみたんだけど……これじゃ証明にならないかな…?」
一瞬、時間が止まった。
突然の事に頭がついて行かず、その言葉の意味を理解するのに少し時間がかかった。
生まれて初めて……
俺は名月の初めてを貰えたということか?
理解が追いつくとゆるゆると歓喜が訪れ、改めて認識すると、途端に愛しい気持ちが溢れ、言葉にならなかった。
ただ目の前の彼女を強く抱きしめ、絞り出す声で確認をする。
「……初めて…?本当に?」
突然抱きしめられて驚き目をぱちくりしながら、名月はこくりと頷いた。
「う、うん……初めて。痕付けたのも、付けられたのも……弦が初めてだよ?」
なんと、付けられたのも初めてだったのか!
凄まじい程の喜びの感情が一瞬で身体中を駆け巡り、感激のあまり視界が涙で滲んでいく。
「……そっか。俺も初めて……付けられたのは。」
正確には付けられそうになったことはあるが、未然に阻止をしたので、付けられたことはなかった。
誰かに執着したこともなかったし、執着をさせることもしてこなかったので、こんな所有を示す印など必要に感じたこともなかった。
だが、名月に限っては執着したいし執着されたい。
所有の印を付けたいし、付けられたかった。
名月が示した気持ちの証明……もう十分だ。
一生懸命気持ちを伝えてくれた彼女が、震える程に愛しい。
名月の唇にキスを贈る。
「名月……ありがとう。伝わったよ……酷いことした……ごめん…」
「……ううん。私も悪かったから……大丈夫。」
あんなに酷いことをされたはずなのに、俺の腕の中で、名月はふわりと微笑んだ。
健気な名月に胸がいっぱいになり愛しさが溢れ、理性が決壊する。
俺は名月を抱きしめ、深い深いキスを贈ると、名月は待ちわびたように唇を開き、俺の舌を招き入れる。
俺は名月の舌を絡め取り吸い上げ、側面を刺激する。
名月は甘い吐息を漏らし快感にビクビクと震えた。
唇を離すと、舌先を銀糸が引き更に俺の劣情を煽った。
「名月、お仕置はもう終わり。ここからはちゃんと大事に抱くから、俺に溺れて?」
名月は俺の目を真っ直ぐにみて微笑み、是、と頷いた。
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