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トラヴェエ王太子の責務と恋
■甘い時間※
しおりを挟む「そう。よかった。じゃあ昔みたいに私の膝においで?食べさせてあげよう。」
「ひゃあっ!」
言い終わると私は徐に立ち上がると素早くアイリーンを横抱きに抱き上げ、あっという間に組んだ足の膝に座らせた。
もちろん、左腕で彼女の身体をしっかりと拘束すると、耳元で甘く囁いた。
「リーナはここが好きだったよね?」
そう言ってニッコリ笑えば、羞恥で潤んだアイリーンの瞳が見上げてくる。
可愛い、まるで小動物だ。
この可愛い小動物なアイリーンを他の者の目に触れさせたくないと、俺の独占欲が疼く。
折角のアイリーンとの時間だ。誰にも邪魔させたくない。
私は扉の向こうに合図をして夕食を運ばせると、支度が出来次第侍女も給仕も必要ないので全員下がらせた。
侍女達が下がり部屋に二人っきりとなると、アイリーンは真っ赤になって固まってしまった。
私は可愛いアイリーンをがっちりと抱き込み頭を撫で、手ずからワインを飲ませた。
暫くは大人しく撫でさせていたアイリーンだが、やがて恥ずかしそうにおずおずと口を開く。
「あのぅ……ヒュー、兄様…?」
「ん?なぁに?」
できるだけ優しくゆるりと微笑み甘い声で尋ねると、羞恥で揺れる瞳が見上げてくる。
「あ…あの………お、下ろして…ください…ませ……」
アイリーンは消え入りそうな小さな声でそう言うと、恥ずかしそうに俯いた。
その声すら私の耳には甘く響いてくる。
恋焦がれたアイリーンが腕の中にいる喜びに心が震えた。
羞恥にふるふると震える私だけのアイリーンが愛おしくて仕方がない。
私は緩く首を横に振り、テーブルの上にある葡萄を一粒手にとって、ニッコリ笑みを向けながらアイリーンの可愛らしい口元に運んだ。
「だぁめ。ほら、口開けて。」
「ん、自分で…食べられるから……恥ずかし…」
アイリーンは身を捩るが、私の左腕ががっちり腰と腕の動きを封じている。無駄な抵抗だがその抵抗ですら可愛いらしく私を煽るだけだった。
「んーん、だめだっていってるでしょ。ほら、恥ずかしがらないで口開けて?幼い時はいつもこうやって食べてたでしょ?」
昔のように、そう言った私にアイリーンは頷いたわけだから、膝に乗せて私の手ずから食事を食べさせる事に彼女は全面的に同意をした、と私に都合の言いように解釈をしている。
同意が取れている以上、私は遠慮するつもりはないし、彼女を離すつもりもなかった。
少し強引にぶどうを押し当てると、アイリーンはおずおずと小さな口を開けた。
少し大きな果実はアイリーンの小さな口には収まりきらず、指で潰しながら押し込むと、弾けるように瑞々しい果実がアイリーンの唇を艶かしく濡らし、飲み込むのに間に合わなかった果汁がアイリーンの口から溢れでる。
私はそれを指で掬うと、ゆっくりとアイリーンに見せつけるように舌で舐めとった。
アイリーンが羞恥で真っ赤になった顔を背けようとしたが、私は許すはずなどなく、きちんとその瞳で見せる為アイリーンの頬に手を添えてこちらを向かせる。
アイリーンのその上気して赤い頬と潤んだ瞳に羞恥だけではない色が混じっていることに気が付いた私は、目を細めてアイリーンを見つめるとたっぷりと甘さと情欲を声に乗せて耳元で囁いた。
「ふふっ、甘いね。ん?もうひとつ?はい、どうぞ。」
「んぅ…っおっきぃ……っは。」
私は一際大きな果実をアイリーンの口に押し付けた。アイリーンは一生懸命その大きな果実を口に収めようと吸うが、中々口に入り切らず半開きの口の端から透明の果汁が溢れて、顎を伝い首筋まで滴り落ちていった。その姿が酷く艶めかしくて私を昂らせる。
「あぁ、また溢れさせて…勿体ない。リーナは仕方がない子だ。ここは私が綺麗にしてあげようね。」
私は迷わずアイリーンの首筋に唇を寄せ、ゆっくりと味わうように舌を下から顎に向けて這わせていく。
「…ひゃぁんっ!」
アイリーンの身体が跳ね、甘い嬌声が上がった。
アイリーンは目を閉じ、私の舌の動きを追いびくびくと身体を震わせている。
蕩けきった表情のアイリーンの唇の端をペロリと舐めあげ、右手で顎を掬い上げ上を向かせると、アイリーンはほぅと悩ましげに息を吐いた。
可愛すぎて堪らない。理性が焼き切れそうだった。
アイリーンの唇は私の愛撫に反応し、私が唇に指を這わせると、アイリーンはとろんとした表情を浮かべている。
アイリーンの可愛らしい唇は、真っ赤に色づき艶やかに濡れて更なる刺激を求めて誘っているように見えた。
「あぁ、ここにも美味しそう果実がある。ねぇ、リーナ、これは食べてしまって構わないよね?」
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