異世界ではじめて奪われました

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番外編 誕生日前編〜sideレクス※

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「おい、こら。これはどういう状況だ」

10分前、ハルトが「誕生日のお祝いにサプライズしたいから目隠しさせて!」と少し恥ずかしそうに言ってきた。
それを言ったらサプライズにならないんじゃないかと思いながらも可愛かったので了承し、されるがままにしていたら両手を縛られヘッドボードに固定させられていた。
目隠しが外されると俺の腰の上に乗って顔を真っ赤にさせているハルトと目が合う。

慌てて視線を外され言い訳をするかのように口を開いた。
「どうやったらレクスを喜ばせれるかなって考えててね、レオンに相談したら自分からいくのもありじゃないかって....。確かにいつもレクスに任せっぱなしだから....」
あいつ、余計なアドバイスを....。
「縛る意味ないだろ」
「だって!縛ってないとレクス勝手に動くでしょ...?今日は全部俺がやるから!」

拘束は魔法を使えばすぐにでも解けるのだが酒の入っていない時にこの体位でもう一度やりたいと思っていたため、暫くはハルトの好きにさせることにした。
真っ赤で涙目になっている顔を近づけ唇を重ねる。
「ん....、...んんっ!んぁ...っ...!」
絡めてくる舌を逆に絡め取り口内を犯すとすぐに離れていった。
「な、なにもしちゃだめだって...!」
待て、それよりも....。

「ハルト、酒飲んだのか?」
「あ、当たり前でしょ!こんなこと素面でできないよ....」
「明日覚えてないとか無しだからな」
「コップ一杯しか飲んでないもん」
むくれる姿さえ煽られているように感じる。
服を捲られ露わになった胸の突起を口に含まれた。
「っ....、やはりいい眺めだな」
上目遣いでこちらを窺う様子は下半身にくるものがある。

ぎこちない手つきでもう片方の突起に触れ、くにくにと転がす。
「っ、ハルトはこうやって触られるのが好きなのか」
「な....!ち、違うもん!レクスの真似してるだけだもん!」
顔を真っ赤にして否定する姿に自身のものが硬くなっていくのを感じた。

「ひっ!」
硬くなったものがハルトに当たったようで体をびくりと振るわせる。
少し睨まれズボンを下着ごと下ろされた。
硬くなった陰茎に怯んでいたが両手でそっと包まれる。
暖かく、柔らかい手で触れられびくんと反応してしまった。
それに驚く姿もいちいち可愛い。

どくどくと脈打つ陰茎をぱくりと口に含まれさすがに慌てた。
「っ!ハルト...!そんなことまでしなくていいっ!」
「はんへ?ひもひよふはひ?」
「くっ...!そこで喋るなっ」
焦る俺に気分を良くしたのか顔を上下に動かし始めた。
「ん....んぐ....っ、....んん...」
卑猥な音を立てながら自分の陰茎を咥えている姿がとても扇情的ですぐにでも達してしまいそうだ。

口に入りきらない部分は柔らかい指がぎこちなく這いぞわぞわと快感が押し寄せる。
ようやく離された口から銀糸がたらりと垂れた。
「はっ、やばいな。そろそろ外してほしいんだが」
一応頼んでみるが即答される。
「まだダメ」
ハルトが自分のズボンと下着を脱いで俺の上に跨った。
「俺のを咥えただけで勃ったのか?」

全く触れていないのにハルトのソコはすでに反り勃っていた。
俺の言葉にかあっと顔を赤く染める。
慣らしもせずに自分の後孔に俺の陰茎を当てがった。
「おい、慣らさないと入らないだろ」
「んっ、先に慣らしといたから大丈夫....」
「おまっ....!」
「んぁっ!やっ、なんで大きくっ....!」
先端を埋めつつあったハルトが叫んだ。

「お前のせいだろっ...!くっ...!力抜けっ...!」
「あっ、や、むりっ」
「馬鹿!その状態で入れようとするなっ」
「んっ、だって....」
「ハルト、口付けしてくれ」
吸い込まれそうな黒い瞳からつうっと涙が一筋溢れた顔が近づく。
「んっ....ふっ、...んぁ....」
口内を優しくなぞるとハルトから力が抜けるのがわかった。

「っ、痛くないか?」
「...ん...、だいじょぶ....」
力の抜けた後孔にずぷずぷと挿入されていく。
多分痛みは少しあるんだろう。
俺の腹に手をつき少し顔を歪ませている。
「おい、無理するなよ」
「はっ、...っ、うん....」
ぎゅうぎゅうと締め付けられ、押し寄せる快感で達しそうになるのを必死に耐えた。

痛みがなくなったのかゆるゆると腰を動かし始める。
「くっ....!」
絡みつくような快感にぎりっと奥歯を噛み締めた。
「はぁっ、ふっ、...んっ....」
「うっ...!もう出るっ....」
腰の動きを少し速められただけで達してしまった。
ハルトの奥にどくどくと精液を吐き出す。
「ひっ...!あっ...!...んんっ!」

奥に出されたことでハルトも軽くイったらしく陰茎がビクビクと震えていた。
体はくたっと力が抜け肩で息をしている。
少し余裕が戻った俺は縛られている手首の縄を風魔法で斬りハルトの中から引き抜いた。
「んっ....!」
その刺激さえ今のハルトには強かったようで体を震わせている。
「あっ...?なんで解けて...」
「次は俺が好きなようにしていいんだよな?」
「え....?」

にっこり笑った俺を見てハルトは顔をこわばらせた。
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