7 / 60
6話
しおりを挟む
「......そういえば、新しい情報は?」
暫く歩いてからはっと気づく。早くあの場から離れたくて、無言で足を進めていたので聞くのを忘れていた。
「......すみません...。...あれは...嘘です」
「嘘?」
「すみません...。嫌がっているように見えたので、咄嗟に....」
少し前を歩いているので顔は見えないが、背中は丸まり、目に見えてしゅんとしている。
「あー....、いや、助かった」
素直にお礼を言うと、弾かれたように後ろを向いた。驚いたように目を丸くしているが、お礼を言われるとは思わなかったんだろうか。失礼な。
すぐにふにゃりとした笑顔に変わり、気まずくなって視線をそらす。その直後、佐原の携帯が振動した。影山さんからです、とわざわざ言ってから電話に出ると、短いやり取りで電話を切る。
「姫崎さん、さっきの話、本当になりました。とりあえずここに向かってほしいってことだったんですが...」
目的地を見ると、ここからそう遠くない場所だ。
「詳細は着いてからまた連絡する、とのことでした」
「着いてから....?」
今までそんな事は一度もなかったので少し引っかかる。だが、単純にもう少し情報を集めてから、という事かもしれないと思い直し、目的地へと向かった。
場所を見てもしや、とは思っていたが、やはり課でよく行く居酒屋だった。
警察学校の同期だった奴がやっている店、というのもあるが、飯も酒も美味い。と言っても俺は弱いのであまり飲めないが。
猛烈に嫌な予感がして、くるりと背を向けた。
「姫崎さん....?」
「俺は帰る」
「えっ!?ちょ...姫崎さんっ!?」
慌てた声とともに手首を掴まれる。振り解こうとしたが案外力が強く、振り解けなかった。内心舌打ちをして、強引に振り解く。
「多分新しい情報ってのは嘘だ。歓迎会かなんかだろうよ」
そのまま伝えたら俺が来ないとでも思ったんだろう。まあ、その通りだが。
「正解でーす!」
「うわっ!」
突然第三者の、影山の声が聞こえ、先程掴まれていた腕とは反対側にがっしりと抱きつかれた。
「ってか今タメ口で話してましたね?」
指摘され、ドキリとする。
いや、別に後ろめたいことなんてないだろ。向こうが良いって言ったんだし!
「俺が良いって言ったんです」
そうそう。
「ふーん?」
納得したのかしてないのか、顔を覗き込んでにやにやしてくる。
その顔やめろ、鬱陶しい。
「帰るなんて言いませんよね?」
「わかったから!腕離せ!」
店に入ると神野さんも千葉も居て、既に始めていたようだ。美味そうなつまみがずらりと並んでいる。
「怪我はどうだった?」
「問題ないそうです」
そう答えたのに、神野さんはちらりと後ろに視線を向ける。多分、佐原が頷いたのだろう、それならよかった、とにっこり笑った。
どうやら信用をなくしてしまったらしい。意地になりすぎた自覚があるだけに、居心地が悪い。
だが、明るい声が乱入したことによって、それは打ち消された。
「姫ちゃん怪我したんだってー?」
両手にビールと..ウーロン茶?を持って入ってきたのは、この店の店主である森元だ。
「その呼び方やめろって言ってるだろ!」
「それ毎回言ってて飽きない?」
「飽きるとか飽きないとかの問題じゃねえんだよ...!」
警察学校で初めて会った時から、何度言っても呼び方を変えない。
お前だって言われんのわかってんだからいい加減やめろよ!言う方の身にもなれや。
なぜか俺の方がしつこいと思われているようで納得がいかない。
そして、もう興味は俺から佐原に移っている。
昔からそうだった。女の尻ばかり追いかけ、なぜ警察官になろうと思ったのかわからないばかりか、交番勤務の際に出会った女とすぐに結婚を決め、その奥さんの実家でもあるこの店を継いだ。
俺のことも女だと思って近づいたらしい。確かめようとされたので、もちろん投げ飛ばしてやったが。
それからまた興味が俺へと移ったのか、こちらへ向き直る。
「で?どこ怪我したの?」
「関係ないだろ。さっさと仕事戻れよ」
「冷たっ!心配して言ってんのに!」
大袈裟なリアクションで、とても心配しているとは思えない物言いだ。面倒なことになる前に戻ってほしかったのだが、千葉が「腹だってさ」と勝手に言いやがった。
こいつ今朝からやたらケンカ売ってくんな。そんなに買ってほしいのか?
「まじ?見して」
「わっ、ちょ、やめろ!わかったから引っ張るな!」
やっぱり面倒なことになった、とため息をついて服を捲る。
「触んなよ」
「うわー、痛そー」
「いっ...!おい!触んなって....!」
少しは人の話を聞け!
服を下ろし、尚も突こうとしてくる手を払いのける。それでも触ろうとしてくるので、さすがに怒鳴りつけてやろうと思ったが、先に佐原が声を上げた。
「あ、あの!乾杯!しませんか?」
その声と共に掲げたビールに目を向けると、泡が半分以上減っている。こりゃまずい、と各々飲み物を持ったのだが——
「おい、それ俺のビールだろ」
森元がなぜか俺のビールを持って、当然のように乾杯に参加しようとしている。
「だって姫ちゃん怪我してるから飲まない方がいいでしょ?」
「このくらい問題ない。返せ」
「だーめだって。お酒そんな強くないんだから」
お前、それ自分が飲みたいだけだろ。
「百歩譲って俺が飲まないとして、なんでお前が飲むんだよ。仕事しろ、仕事」
「神野さんが一杯奢ってくれるって言うんで~」
なん、だと...!?
ちらりと神野さんを伺えば、少し申し訳なさそうに笑った。
チッ。あのウーロン茶俺のだったのかよ!...元々参加したくなかったのに酒も飲めないとか最悪だ。こうなったら飯だけ食って早く帰ろう。
「それでは改めまして!佐原警部の幽霊課配属を祝いまして~、かんぱ~い!」
影山の音頭で仕方なくウーロン茶で乾杯をして、森元は一気にビールを飲むと仕事に戻って行った。
暫く歩いてからはっと気づく。早くあの場から離れたくて、無言で足を進めていたので聞くのを忘れていた。
「......すみません...。...あれは...嘘です」
「嘘?」
「すみません...。嫌がっているように見えたので、咄嗟に....」
少し前を歩いているので顔は見えないが、背中は丸まり、目に見えてしゅんとしている。
「あー....、いや、助かった」
素直にお礼を言うと、弾かれたように後ろを向いた。驚いたように目を丸くしているが、お礼を言われるとは思わなかったんだろうか。失礼な。
すぐにふにゃりとした笑顔に変わり、気まずくなって視線をそらす。その直後、佐原の携帯が振動した。影山さんからです、とわざわざ言ってから電話に出ると、短いやり取りで電話を切る。
「姫崎さん、さっきの話、本当になりました。とりあえずここに向かってほしいってことだったんですが...」
目的地を見ると、ここからそう遠くない場所だ。
「詳細は着いてからまた連絡する、とのことでした」
「着いてから....?」
今までそんな事は一度もなかったので少し引っかかる。だが、単純にもう少し情報を集めてから、という事かもしれないと思い直し、目的地へと向かった。
場所を見てもしや、とは思っていたが、やはり課でよく行く居酒屋だった。
警察学校の同期だった奴がやっている店、というのもあるが、飯も酒も美味い。と言っても俺は弱いのであまり飲めないが。
猛烈に嫌な予感がして、くるりと背を向けた。
「姫崎さん....?」
「俺は帰る」
「えっ!?ちょ...姫崎さんっ!?」
慌てた声とともに手首を掴まれる。振り解こうとしたが案外力が強く、振り解けなかった。内心舌打ちをして、強引に振り解く。
「多分新しい情報ってのは嘘だ。歓迎会かなんかだろうよ」
そのまま伝えたら俺が来ないとでも思ったんだろう。まあ、その通りだが。
「正解でーす!」
「うわっ!」
突然第三者の、影山の声が聞こえ、先程掴まれていた腕とは反対側にがっしりと抱きつかれた。
「ってか今タメ口で話してましたね?」
指摘され、ドキリとする。
いや、別に後ろめたいことなんてないだろ。向こうが良いって言ったんだし!
「俺が良いって言ったんです」
そうそう。
「ふーん?」
納得したのかしてないのか、顔を覗き込んでにやにやしてくる。
その顔やめろ、鬱陶しい。
「帰るなんて言いませんよね?」
「わかったから!腕離せ!」
店に入ると神野さんも千葉も居て、既に始めていたようだ。美味そうなつまみがずらりと並んでいる。
「怪我はどうだった?」
「問題ないそうです」
そう答えたのに、神野さんはちらりと後ろに視線を向ける。多分、佐原が頷いたのだろう、それならよかった、とにっこり笑った。
どうやら信用をなくしてしまったらしい。意地になりすぎた自覚があるだけに、居心地が悪い。
だが、明るい声が乱入したことによって、それは打ち消された。
「姫ちゃん怪我したんだってー?」
両手にビールと..ウーロン茶?を持って入ってきたのは、この店の店主である森元だ。
「その呼び方やめろって言ってるだろ!」
「それ毎回言ってて飽きない?」
「飽きるとか飽きないとかの問題じゃねえんだよ...!」
警察学校で初めて会った時から、何度言っても呼び方を変えない。
お前だって言われんのわかってんだからいい加減やめろよ!言う方の身にもなれや。
なぜか俺の方がしつこいと思われているようで納得がいかない。
そして、もう興味は俺から佐原に移っている。
昔からそうだった。女の尻ばかり追いかけ、なぜ警察官になろうと思ったのかわからないばかりか、交番勤務の際に出会った女とすぐに結婚を決め、その奥さんの実家でもあるこの店を継いだ。
俺のことも女だと思って近づいたらしい。確かめようとされたので、もちろん投げ飛ばしてやったが。
それからまた興味が俺へと移ったのか、こちらへ向き直る。
「で?どこ怪我したの?」
「関係ないだろ。さっさと仕事戻れよ」
「冷たっ!心配して言ってんのに!」
大袈裟なリアクションで、とても心配しているとは思えない物言いだ。面倒なことになる前に戻ってほしかったのだが、千葉が「腹だってさ」と勝手に言いやがった。
こいつ今朝からやたらケンカ売ってくんな。そんなに買ってほしいのか?
「まじ?見して」
「わっ、ちょ、やめろ!わかったから引っ張るな!」
やっぱり面倒なことになった、とため息をついて服を捲る。
「触んなよ」
「うわー、痛そー」
「いっ...!おい!触んなって....!」
少しは人の話を聞け!
服を下ろし、尚も突こうとしてくる手を払いのける。それでも触ろうとしてくるので、さすがに怒鳴りつけてやろうと思ったが、先に佐原が声を上げた。
「あ、あの!乾杯!しませんか?」
その声と共に掲げたビールに目を向けると、泡が半分以上減っている。こりゃまずい、と各々飲み物を持ったのだが——
「おい、それ俺のビールだろ」
森元がなぜか俺のビールを持って、当然のように乾杯に参加しようとしている。
「だって姫ちゃん怪我してるから飲まない方がいいでしょ?」
「このくらい問題ない。返せ」
「だーめだって。お酒そんな強くないんだから」
お前、それ自分が飲みたいだけだろ。
「百歩譲って俺が飲まないとして、なんでお前が飲むんだよ。仕事しろ、仕事」
「神野さんが一杯奢ってくれるって言うんで~」
なん、だと...!?
ちらりと神野さんを伺えば、少し申し訳なさそうに笑った。
チッ。あのウーロン茶俺のだったのかよ!...元々参加したくなかったのに酒も飲めないとか最悪だ。こうなったら飯だけ食って早く帰ろう。
「それでは改めまして!佐原警部の幽霊課配属を祝いまして~、かんぱ~い!」
影山の音頭で仕方なくウーロン茶で乾杯をして、森元は一気にビールを飲むと仕事に戻って行った。
35
あなたにおすすめの小説
忠犬だったはずの後輩が、独占欲を隠さなくなった
ちとせ
BL
後輩(男前イケメン)×先輩(無自覚美人)
「俺がやめるのも、先輩にとってはどうでもいいことなんですね…」
退職する直前に爪痕を残していった元後輩ワンコは、再会後独占欲を隠さなくて…
商社で働く雨宮 叶斗(あめみや かなと)は冷たい印象を与えてしまうほど整った美貌を持つ。
そんな彼には指導係だった時からずっと付き従ってくる後輩がいた。
その後輩、村瀬 樹(むらせ いつき)はある日突然叶斗に退職することを告げた。
2年後、戻ってきた村瀬は自分の欲望を我慢することをせず…
後半甘々です。
すれ違いもありますが、結局攻めは最初から最後まで受け大好きで、受けは終始振り回されてます。
ただの雑兵が、年上武士に溺愛された結果。
みどりのおおかみ
BL
「強情だな」
忠頼はぽつりと呟く。
「ならば、体に証を残す。どうしても嫌なら、自分の力で、逃げてみろ」
滅茶苦茶なことを言われているはずなのに、俺はぼんやりした頭で、全然別のことを思っていた。
――俺は、この声が、嫌いじゃねえ。
*******
雑兵の弥次郎は、なぜか急に、有力武士である、忠頼の寝所に呼ばれる。嫌々寝所に行く弥次郎だったが、なぜか忠頼は弥次郎を抱こうとはしなくて――。
やんちゃ系雑兵・弥次郎17歳と、不愛想&無口だがハイスぺ武士の忠頼28歳。
身分差を越えて、二人は惹かれ合う。
けれど二人は、どうしても避けられない、戦乱の濁流の中に、追い込まれていく。
※南北朝時代の話をベースにした、和風世界が舞台です。
※pixivに、作品のキャライラストを置いています。宜しければそちらもご覧ください。
https://www.pixiv.net/users/4499660
【キャラクター紹介】
●弥次郎
「戦場では武士も雑兵も、命の価値は皆平等なんじゃ、なかったのかよ? なんで命令一つで、寝所に連れてこられなきゃならねえんだ! 他人に思うようにされるくらいなら、死ぬほうがましだ!」
・十八歳。
・忠頼と共に、南波軍の雑兵として、既存権力に反旗を翻す。
・吊り目。髪も目も焦げ茶に近い。目鼻立ちははっきりしている。
・細身だが、すばしこい。槍を武器にしている。
・はねっかえりだが、本質は割と素直。
●忠頼
忠頼は、俺の耳元に、そっと唇を寄せる。
「お前がいなくなったら、どこまででも、捜しに行く」
地獄へでもな、と囁く声に、俺の全身が、ぞくりと震えた。
・二十八歳。
・父や祖父の代から、南波とは村ぐるみで深いかかわりがあったため、南波とともに戦うことを承諾。
・弓の名手。才能より、弛まぬ鍛錬によるところが大きい。
・感情の起伏が少なく、あまり笑わない。
・派手な顔立ちではないが、端正な配置の塩顔。
●南波
・弥次郎たちの頭。帝を戴き、帝を排除しようとする武士を退けさせ、帝の地位と安全を守ることを目指す。策士で、かつ人格者。
●源太
・医療兵として南波軍に従軍。弥次郎が、一番信頼する友。
●五郎兵衛
・雑兵。弥次郎の仲間。体が大きく、力も強い。
●孝太郎
・雑兵。弥次郎の仲間。頭がいい。
●庄吉
・雑兵。弥次郎の仲間。色白で、小さい。物腰が柔らかい。
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
女子にモテる極上のイケメンな幼馴染(男)は、ずっと俺に片思いしてたらしいです。
山法師
BL
南野奏夜(みなみの そうや)、総合大学の一年生。彼には同じ大学に通う同い年の幼馴染がいる。橘圭介(たちばな けいすけ)というイケメンの権化のような幼馴染は、イケメンの権化ゆえに女子にモテ、いつも彼女がいる……が、なぜか彼女と長続きしない男だった。
彼女ができて、付き合って、数ヶ月しないで彼女と別れて泣く圭介を、奏夜が慰める。そして、モテる幼馴染である圭介なので、彼にはまた彼女ができる。
そんな日々の中で、今日もまた「別れた」と連絡を寄越してきた圭介に会いに行くと、こう言われた。
「そーちゃん、キスさせて」
その日を境に、奏夜と圭介の関係は変化していく。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
【オメガバース】替えのパンツは3日分です
久乃り
BL
オメガバースに独自の設定があります。
専門知識皆無の作者が何となくそれっぽい感じで書いているだけなので、マジレスはご遠慮ください。
タグに不足があるかもしれません。何かいいタグありましたらご連絡下さい。
杉山貴文はベータの両親の間に生まれたごく普通のベータ男子。ひとつ上の姉がいる29歳、彼女なし。
とある休日、何故か姉と一緒に新しい下着を買いに出かけたら、車から降りてきたかなりセレブな男と危うくぶつかりそうになる。
ぶつかりはしなかったものの、何故かその後貴文が目覚めると見知らぬ天井の部屋に寝ていた。しかも1週間も経過していたのだ。
何がどうしてどうなった?
訳の分からない貴文を、セレブなアルファが口説いてくる。
「いや、俺は通りすがりのベータです」
逃げるベータを追いかけるアルファのお話です。
騎士と狩人
みけねこ
BL
小さい頃から狩人として父親に鍛えられてきた主人公。その甲斐あって同郷の同年代に比べてしっかりしていたが、ところが狩人という生業のせいか心なしか同年代から遠巻きにされているような……しっかりと交流してくれているのは幼馴染二人。
一方で常に周りに囲まれている村一番の三歳年下の美少年。自分とは正反対で今後関わることはないだろうなと思いながら狩人としての日々を過ごす中で、変化が訪れる。
ヤンキーDKの献身
ナムラケイ
BL
スパダリ高校生×こじらせ公務員のBLです。
ケンカ上等、金髪ヤンキー高校生の三沢空乃は、築51年のオンボロアパートで一人暮らしを始めることに。隣人の近間行人は、お堅い公務員かと思いきや、夜な夜な違う男と寝ているビッチ系ネコで…。
性描写があるものには、タイトルに★をつけています。
行人の兄が主人公の「戦闘機乗りの劣情」(完結済み)も掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる