BLゲームのモブに転生したので壁になろうと思います

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14話

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ほとんど記憶のないままの解散となり、複雑な気持ちでいたらベルトレッド様に腕を掴まれた。

「へっ?」
「もう少し付き合え」

戸惑う俺をよそに他の人たちは次々に実習室から出て行ってしまう。

え、え!?
なるべく2人になりたくなかったのに!

全員が出るのを確認してから壁に追い詰められた。

「あ、あのっ、この体勢はっ....」
だから近いですってー!
距離感バグってません!?

「こうしないと逃げるだろ」
「にっ、逃げませんからっ。少し離れてくださいっ....」

「また敬語になってる。.....あの男には許して俺は駄目なのか?」
「な、なんの話....?」

「今日、あの男の肩に頭を預けていただろ」

もしかしてルカの肩借りて寝ちゃったやつのこと?
.....え、睨んでたのってほんとだったの?
俺のせい?....なんかごめんよ、ルカ。

「あ、あれはわざとじゃ....」
「わざとじゃなくても誰かがお前に触れているのを見るのは不愉快だ」

「え、なんで....?」
「わからんか?」
えぇー....。どういうこと...?

「あいつらは皆友人だと言ってたが本当か?」
「うん....。本当」
アレンとラーフエルは微妙だけど。

「だがあの2人が恋人だと言った時かなり驚いてたな」
うん?なにが聞きたいんだろう。
今日はよく喋るな。耳的には幸せなんだけど内容がよくわからない。

「ただ、びっくりしただけだよ....?」
「本当か?どちらかに好意を抱いていたんじゃないか?」

好意?アレンかラーフエルに?

「いや、ないよ!ないない!」
だいたい今日初めて話したし!
いい人だなとは思ってたけどただそれだけ!

焦って否定したのがいけなかったのか少し疑っているようだ。

「仮にどちらかに好意を抱いててもベル、には関係ないでしょう?」
ほんとにないけどね。

そう言ったらギロッと睨まれた。

ひっ....!
こ、こわっ....!
なんで睨まれてるの!?逃げ場ないしっ!

「俺以外を見るな」

「っ、なに、どういう...んんっ!」

最後まで喋らせてもらえず、唇を塞がれた。

「ま、っん、.....んっ、...んんっ」

肉厚な舌が口内を乱暴に動き回る。

「んっ、はぁ、....どう、して....」
「存外鈍いな」

「?」
「お前のことが好きだからに決まってるだろ」

「へ......?」

突然の告白に上手く言葉を飲み込めない。

「だ、だれが....?」
「俺が」

「だ、だれを....?」
「フィルローゼを」
耳元で名前を囁かれるとどうしてもぞくぞくっと震えてしまう。

「な、なんだって....?」
「好きだ」

「ありえない!」
ぼんっと顔が熱くなるのと同時に叫んだ。

ベルの眉毛がぴくりと動く。

「あり得ないとはなんだ」

だって!そうでしょ!
俺はモブだってば!
はっ!もしかしてバク!?
アレンとラーフエルも付き合ってるし!
おかしいことだらけだもんね!?

「ならわからせてやる」
「なに、ひぁっ!」

股間を膝でぐりっと刺激され変な声がでてしまった。
咄嗟に口を手で覆う。

う~~....、恥ずかしい....!
ってかどこ触ってんすか!
じろりと睨むとなぜかニヤッと笑われた。

「あっ、やっ、どこ触って....!」
「わからせてやるって言ったろ?」

い、意味がわからない!
だからってなんで俺の股間触ってんの!?

「ちょっ、ベルっ!やめてっ」
「今名前呼ぶのは逆効果だぞ。それに嫌なら本気で抵抗しろ」

「っ!んっ、耳元で喋んないでっ....」

抵抗したくても力が入らないし魔法を使えるほど冷静でもない。

「耳弱いのか?」
「んっ、ちがっ」
耳というよりあなたの声に弱いんです....!

「ひっ、あっ、だめっ、汚いからっ!」
下着ごとずらされ直接ベルの大きな手が陰茎を包み込む。

俺の陰茎はベルの手の中でむくむくと頭をもたげ始めた。

「んっ、ほんとにっ、も、やめっ、あぅっ!」

先端をぐりぐりと指の腹で弄られ完全に勃ち上がってしまった。
とろとろと透明な先走りが溢れる。

「やめていいのか?かなりだらしないことになってるが」
「っ、ぁっ、誰の、せいだと....っ」

随分と楽しそうな顔をしているせいでなんだか怒るに怒れない。

「俺のせいだな」
「ひっ、っ、んぅっ...、やっ、これ以上はっ....!」

耳朶をぺろりと舐められがじがじと甘噛みをされる。
そんな刺激さえも敏感に感じるようになってしまう。

やだやだなにこれ知らない。

人に触られるのってこんな気持ちいの!?
恥ずかしいのに、やめてほしいのに、もっと、と思ってしまう自分もいる。

「他の奴の前では泣くなよ」

目尻にちゅっと唇を落とされた。
あなたの前でも泣くつもりはないんですけどね!?

「あっ、やぁっ、なにして....!んぅっ」

いつの間に脱いでいたのかベルは自身の硬くなった陰茎を押し付けてきた。

「お前見てたら勃った」

いやっ、だからってなんで押しつけるのっ。

「やっ、んんっ!あっ、やだっ、なにっ、あぁっ!」

ベルの陰茎が裏筋にぴたりと重なりゴツゴツと擦れる。
重ねたまま、ベルの手が上下に動く。

「んっ、ぅんっ!ひぁっ、あっ、やっ、て、はなしっ....!」
「っ、はぁ....」

吐息までかっこいいとかもうなんなの!?
俺の言葉に手を離してくれるどころか上下に扱くスピードを速められてしまう。

「うぁっ、あっ、はなしてってばぁっ、やっ、もっ....、んあぁっ!」
「くっ....!」

ほとんど同時に白濁した液が先端から吐き出され、混ざり合ってベルの手を汚した。

肩で息をしながらずるずると床に座り込んだ。

恥ずかしすぎでベルの顔が見れない。
膝を抱えて自分の顔を埋めた。


「~~~!もう!なにしてんのさっ」
未だ顔は上げられず膝に顔を埋めたまま抗議の言葉だけを投げつける。

「あり得ないとか言うからだろ」

なに!?俺が悪いわけ!?

「それに抵抗しなかったろ」
「っ、それはっ....」

咄嗟に顔を上げてしまいブルーの瞳と目が合う。

結局その先は言葉が紡げず再び膝に顔を埋めた。

「で、わかったか?」
「なにがっ」
「俺がフィルローゼを好きだって」

ほ、本気なの!?
ただの暇つぶしって言われた方がまだ納得できるんだけど!

「そうか、まだわからないか」

答えられずにいるとベルが隣で動く気配がした。

「ま、待って!わかった!わかったからっ」

またあんなことをされたらたまらない。
慌てて立ちあがろうとするベルの肩を掴んで止めた。

「返事は?」
「っ...」
上げてしまった顔を隠せないよう顎に手を添えられる。

「そっ、そんな急に言われても....」
「.................なら少し時間をやる」

間が長いんですけど....。
明らかに不服そうだが譲歩してくれたようだ。

「少しだけだからな。あと、承諾以外の返事は認めない」

え!?待ってくれる意味!
ま、まあその間に気が変わるかもしれないし、待ってくれるだけよしとしよう。


だが、その考えは甘かったと思い知らされることになった。
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