BLゲームのモブに転生したので壁になろうと思います

文字の大きさ
20 / 25

20話

しおりを挟む
部屋に入るなりベッドに降ろされすぐさま唇を塞がれる。

「んんっ、...ん、....っ....はぁ、ちょ、んっ、まって....」

「なんだ?今更やめれないぞ」

「んっ、ちがっ、お風呂、はいりたぃ...」

「無理。もう待てない」

「あっ、やだっ、そんなとこ...!っ、...はぁ...」

服を手早く脱がされ、胸の突起をぐにぐにと弄られる。
そんなとこ触られてもなにも感じないはずなのにじん、と痺れるような感覚に下半身が熱くなる。

触られるところ全てが熱い。

「ひぅっ、やっ、なめない、でっ、んっ」

右の頂きを口に含まれ、舌先でコロコロと硬くなったそれを転がされる。
反対側は頂きには直接触れず周りを撫で回す。

舌先で転がされるたび、羞恥とぞわりとした感覚が襲ってくる。

「っ、ベル、もう...ぁあっ!あっ、やっ、....っ、んぅっ!」

硬く尖った先端をかりっと甘噛みされれば、自分の声とは思えないような声が口から溢れる。
咄嗟に口を覆うが反対側の先端もぎゅっと強めに摘まれ腰がびくりと動く。

「強めが好きか?」

「んぅっ、やっ、ちがっ、...っ...ふ..」

喋るとあられもない声が出てしまいそうになる。
必死に抑えていると口を覆っていた手を掴まれベッドに縫い付けられてしまった。

「声聞かせろ」

「やぁっ、はずかし....、んんっ、はっ...んぅっ」

「馬鹿。唇を噛むな」

「んぐっ、あっ、やらっ...ぁ...ん、ぁあっ」

口を塞げないようにベルの太い指が口内に侵入してきた。舌を撫ぜたり掴んだりされているだけなのになんだかぞわぞわする。

その間も舌の動きは激しくなる一方で、ぢゅるぢゅると音を立てながら吸われれば耳まで侵されているような気分になる。

頭がぼーっとしていつの間にかズボンと下着が脱がされていた。
熱を持った身体にひんやりとした空気が撫ぜるだけで快感に変わっていく。

ベルも服を脱ぎ、引き締まった身体があらわになる。
自分とは全然違う、鍛えられた身体。
熱を持った瞳と目が合う。

「はっ、やばいな。手加減できそうにない」

そう言われて自分のあそこが触られていないのに、だらしなく透明な液を零しながら勃ち上がっていることに気づいてしまった。

咄嗟に脚を閉じて隠そうとするがその前に脚を掴まれ、逆に開かれてしまう。

「こら、閉じるな」

「あっ、や、ベルっ、やだっ」

ベルに全て見えている状態が酷く恥ずかしく抵抗するがびくともしない。

「痛かったら言えよ」

先程口内を犯していたベルの指が後孔へと当てがわれ、俺の唾液が潤滑剤となっているのかあまり抵抗もなく飲み込んでいく。

「うぁっ、やっ、きたない、よぉっ」

知識としては知っているが入れられるのは前世含め初である。

痛くはないがまだ指一本なのに圧迫感がやばい。
本当にこんなところで気持ちよくなるんだろうか。

「痛くないなら続けるぞ」

ナカを探るように動かれ、あまりの異物感にきゅうっとベルの指を締め付けてしまう。

「もう少し力を抜け」

「んっ、そんなこと、言われてもっ...っ、ぁ...んん」

無意識にシーツをぎゅっと掴んでいた手を解かれ、代わりにベルの大きな手を絡めてくる。

熱を持った瞳が近づき唇を塞がれた。

肉厚な舌が歯列をなぞり口内を優しく犯す。
蛇のように動く舌になんとか応えようと絡めればさらに激しさを増していく。

「んっ...ふぁ、んん...」

「2本入ったぞ。わかるか?」

「へ...?うぁっ、動かさない、でっ...。...っぁ!?」

いつの間にか増えていた指がバラバラに動いて肉壁を押し広げられたかと思えばぐちょぐちょとかき混ぜられる。

その指がある一点を掠めた時、ビリっと電気が走ったような感覚がした。

な、なに、今の....。

「ここか?」

「ひぁっ!あっ、なに、そこやだっ、あぁっ!」

しこりのようなところを指の腹でぐりぐりと刺激され快感が走りぬけた。

「一回イっとくか」

そう呟いたかと思えば指を埋めたまま、先走りでぐちゃぐちゃになっている陰茎を反対の手で扱きはじめた。

「ひぅっ!やだやだっ、あぁっ、んっ!」

溢れた先走りが後ろの方まで垂れ、ナカの滑りが一段と良くなる。
陰茎は先端をぐりぐりと刺激され、ナカのしこりを指で擦られれば今まで感じたことのない快感が襲う。

なにこれこわいっ。おかしくなるっ。

目の前がチカチカと点滅し、自然と涙が溢れる。

「大丈夫だ。怖くない。イっていいぞ」

「あっ、やぁっ!もっ....!っあ!...ああぁっ!」

耳元で囁かれ、止まらない指の動きにがくがくと痙攣しながらあっけなく達してしまった。
勢いよく溢れ出した白濁液がお腹に広がる。

「はぁっ、はぁ...はぁ...んっ...」

イった後も痙攣が止まらず後孔から指が抜かれる刺激にさえ反応してしまう。

「たまらんな」

ベルが体を離しズボンを脱いでいる姿をぼーっと見ていると、下着からお目見えしたベルのソレはすでに勃ち上がりビクビクと脈打っていた。

えっ、まって、大きくない!?
絶対入らないでしょ!

少し怖くなってじりっと後ずさるがすぐさま腰を掴まれ元の位置に戻されてしまった。

「逃げるな。こっちはもう我慢の限界だ」

「や、まって、絶対無理だって...!入らないよ!」

「待てない」

入り口にぴたりと当てられゆっくりと押し入ってくる。
指とは比べものにならないくらいの圧迫感と熱量に一瞬息が止まる。

「っ、おい、息止めんな」

「ふっ、うぅ~...。今どのくらい...?」

「まだ半分だ」

これで半分!?
痛みはないが内蔵が圧迫されてめちゃくちゃ苦しい。
体がばらばらになりそうな感覚にたまらずベルに手を伸ばす。

「あっ、ベルっ...。キス、して....」

「っ、煽るな馬鹿」

端正な顔が歪んだと思ったら覆いかぶさって乱暴に口内を侵される。

「んんっ...ん...は、んむっ、...んんっ!ん!」

ベルの首に腕を巻き付けて必死にしがみついていると一気に腰を突き上げられた。

しこりを押しつぶしながら奥まで挿入され気持ちいやら苦しいやらで感情がぐちゃぐちゃになる。

「っ、はぁ...キツ....」

「あっ...、耳元で、しゃべんないで....」

「くっ、おいっ、締めすぎだっ....」

色気が増した声が直接脳に響きぞわぞわと体が震え無意識に締めてしまったらしい。
余裕のない声が、歪んだ顔が、全て初めてでなんだか嬉しい。

「ベル...、かわいい...」

ちゅっと軽く口付けるとベルはがばっと体を起こした。

「お前っ...!随分余裕だな?どうなっても知らんぞ」

「へ...?うぁっ!やっ、まだ動かなっ...!あぁっ!」

ぎりぎりまで引き抜いたと思ったらばちゅんっという音とともに一気に奥まで突き上げられた。

「やぁっ!あっ、んっ!あっ、そこっ、やめっ...!」

しこりをぐりぐりと抉りながらの律動に声を抑えることもできず、一度精を放った陰茎も再び硬さを取り戻していく。

まだ苦しさは残るものの、それさえも快感に変わっていくようなもうとにかく頭が真っ白だ。

ぐちぐちと肉壁を押し広げられ擦れるだけでも気持ちがいい。
初めてなのに、変じゃないだろうか。

「ふっ、もう顔がとろとろだな。そんなにいいか?」

「あっ、よすぎて、怖いっ!..んぁっ、ぁ、変じゃ、ない...?んんっ」

「っ、だから煽るなって....!」

「ああっ!やっ...ん!はげしっ、あぅっ!ま、っ、て...!」

ナカにいるベルが少し大きくなったような気がする。
少し圧迫感が増し、肉壁をさらに押し広げていく。
ばちゅっ、ずちゅっ、と卑猥な音を立てながらベルが律動を速めた。

「あっ、もっ...!イくっ...!ベルっ...!んぁっ、あっ、やぁ、ぁああっ!」

「くっ....!」

前は触られていないのに、再び勢いよく白濁液を吐き出した。
肉壁がきゅうっと収縮したのと同時にナカに熱いものがどくどくと流れ込んでくる。

「んっ....はぁ....はぁ....ぁっ....?」

絶頂の余韻に浸っていると未だナカいるベルが再び硬さをとり戻した。

「やっ、なんで....」

「散々煽っといて終わりじゃないよな?」

「えっ....あっ!やっ、もうむりっ...んぁっ!」

懇願するも全く止めてもらえず、何度目かの絶頂を迎えるとそのまま意識を手放した。
しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

ゲーム世界の貴族A(=俺)

猫宮乾
BL
 妹に頼み込まれてBLゲームの戦闘部分を手伝っていた主人公。完璧に内容が頭に入った状態で、気がつけばそのゲームの世界にトリップしていた。脇役の貴族Aに成り代わっていたが、魔法が使えて楽しすぎた! が、BLゲームの世界だって事を忘れていた。

【本編完結】転生先で断罪された僕は冷酷な騎士団長に囚われる

ゆうきぼし/優輝星
BL
断罪された直後に前世の記憶がよみがえった主人公が、世界を無双するお話。 ・冤罪で断罪された元侯爵子息のルーン・ヴァルトゼーレは、処刑直前に、前世が日本のゲームプログラマーだった相沢唯人(あいざわゆいと)だったことを思い出す。ルーンは魔力を持たない「ノンコード」として家族や貴族社会から虐げられてきた。実は彼の魔力は覚醒前の「コードゼロ」で、世界を書き換えるほどの潜在能力を持つが、転生前の記憶が封印されていたため発現してなかったのだ。 ・間一髪のところで魔力を発動させ騎士団長に救い出される。実は騎士団長は呪われた第三王子だった。ルーンは冤罪を晴らし、騎士団長の呪いを解くために奮闘することを決める。 ・惹かれあう二人。互いの魔力の相性が良いことがわかり、抱き合う事で魔力が循環し活性化されることがわかるが……。

BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。

佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。

冷酷無慈悲なラスボス王子はモブの従者を逃がさない

北川晶
BL
冷徹王子に殺されるモブ従者の子供時代に転生したので、死亡回避に奔走するけど、なんでか婚約者になって執着溺愛王子から逃げられない話。 ノワールは四歳のときに乙女ゲーム『花びらを恋の数だけ抱きしめて』の世界に転生したと気づいた。自分の役どころは冷酷無慈悲なラスボス王子ネロディアスの従者。従者になってしまうと十八歳でラスボス王子に殺される運命だ。 四歳である今はまだ従者ではない。 死亡回避のためネロディアスにみつからぬようにしていたが、なぜかうまくいかないし、その上婚約することにもなってしまった?? 十八歳で死にたくないので、婚約も従者もごめんです。だけど家の事情で断れない。 こうなったら婚約も従者契約も撤回するよう王子を説得しよう! そう思ったノワールはなんとか策を練るのだが、ネロディアスは撤回どころかもっと執着してきてーー!? クールで理論派、ラスボスからなんとか逃げたいモブ従者のノワールと、そんな従者を絶対逃がさない冷酷無慈悲?なラスボス王子ネロディアスの恋愛頭脳戦。

転生したらスパダリに囲われていました……え、違う?

米山のら
BL
王子悠里。苗字のせいで“王子さま”と呼ばれ、距離を置かれてきた、ぼっち新社会人。 ストーカーに追われ、車に轢かれ――気づけば豪奢なベッドで目を覚ましていた。 隣にいたのは、氷の騎士団長であり第二王子でもある、美しきスパダリ。 「愛してるよ、私のユリタン」 そう言って差し出されたのは、彼色の婚約指輪。 “最難関ルート”と恐れられる、甘さと狂気の狭間に立つ騎士団長。 成功すれば溺愛一直線、けれど一歩誤れば廃人コース。 怖いほどの執着と、甘すぎる愛の狭間で――悠里の新しい人生は、いったいどこへ向かうのか? ……え、違う?

タチですが異世界ではじめて奪われました

BL
「異世界ではじめて奪われました」の続編となります! 読まなくてもわかるようにはなっていますが気になった方は前作も読んで頂けると嬉しいです! 俺は桐生樹。21歳。平凡な大学3年生。 2年前に兄が死んでから少し荒れた生活を送っている。 丁度2年前の同じ場所で黙祷を捧げていたとき、俺の世界は一変した。 「異世界ではじめて奪われました」の主人公の弟が主役です! もちろんハルトのその後なんかも出てきます! ちょっと捻くれた性格の弟が溺愛される王道ストーリー。

異世界転移してΩになった俺(アラフォーリーマン)、庇護欲高めα騎士に身も心も溶かされる

ヨドミ
BL
もし生まれ変わったら、俺は思う存分甘やかされたい――。 アラフォーリーマン(社畜)である福沢裕介は、通勤途中、事故により異世界へ転移してしまう。 異世界ローリア王国皇太子の花嫁として召喚されたが、転移して早々、【災厄のΩ】と告げられ殺されそうになる。 【災厄のΩ】、それは複数のαを番にすることができるΩのことだった――。 αがハーレムを築くのが常識とされる異世界では、【災厄のΩ】は忌むべき存在。 負の烙印を押された裕介は、間一髪、銀髪のα騎士ジェイドに助けられ、彼の庇護のもと、騎士団施設で居候することに。 「αがΩを守るのは当然だ」とジェイドは裕介の世話を焼くようになって――。 庇護欲高め騎士(α)と甘やかされたいけどプライドが邪魔をして素直になれない中年リーマン(Ω)のすれ違いラブファンタジー。 ※Rシーンには♡マークをつけます。

親友と同時に死んで異世界転生したけど立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話

gina
BL
親友と同時に死んで異世界転生したけど、 立場が違いすぎてお嫁さんにされちゃった話です。 タイトルそのままですみません。

処理中です...