19 / 38
18.俺はいいから!
しおりを挟む
「....っ、は...、これが...子種か....?」
「う、うん。そうだよ。こうやって刺激すると出るから。あの、俺...ちょっと...」
早口で説明してすぐにこの場を離れようと思ったのに、ヴァルクに腕を掴まれ、阻止されてしまった。
「ちょっ、ヴァルク離してっ....」
勃っているのを反対側の手で必死に隠しながら腕を引っ張るが、全く外れない。
「サクヤ、俺もサクヤのを触ってみたい」
「はぁっ!?なっ、なんで....」
「理由か....?そうだな....。サクヤがどんな反応をするのか見たい」
咄嗟に出てしまったのか、今理由を考えている。
からかわれてる....とかじゃないよな....。そりゃあ好きな人に触ってもらえるのは嬉しいけど....。ヴァルクはあくまで興味本位で触りたいって言ってるわけで...。なんかもやもやするんだよな....。
返事ができずにぐるぐると考えていると、掴まれていた腕を引かれた。
「うわっ!」
バランスを崩してヴァルクの膝の上に、横向きで乗っかる。こけるかと思って咄嗟にヴァルクの服を掴んだ。胸ぐらを掴んで引き寄せるような感じになってしまったが、そもそもヴァルクが急に引っ張るのが悪い。
「ちょ、危ないだろ....」
「拒否しない、ということはいいんだな?」
「は.....?っぁ、まっ...!」
顔が思ったよりも近くにあって、反対側へ顔を向けた直後、首筋に鼻を押し付けられた。スン、と匂いを嗅がれ、ぞくりと身体が震える。
「もうあの匂いはしないんだな」
「っ、そこで喋んなって...っ。昨日ブルーに浄化してもらったから匂いも消えてる。そんなに気に入ったのか?」
もしかしてヴァルクって匂いフェチ?
「ああ」
「じゃあ今度ヴァルクにも買ってくるよ」
またあの香水屋に行くのはちょっと勇気がいるけど、そんなに気に入ったのならプレゼントしたい。
「いや。サクヤから匂うのがいいんだ」
はい?なんで?意味がわからん。好きな匂いだったらずっと嗅ぎたくならん?
まあ..どう楽しむかは人それぞれだからいいけど...それよりそろそろ離してもらえませんかね?
逞しい胸板を押して、暗に離して欲しいと言っているのに、肩と腰に回された手でがっちりと押さえ込まれており、膝の上から下りることも叶わない。
「ひぁっ!ヴァルクっ、だめっ、待って...!」
腰に回されていた手が、服の上から昂っている熱に添えられた。まだ服の上から触られただけなのに、甘い快感が背中を走り抜ける。
「嫌じゃないなら触らせてほしい」
「なっ....、んっ!ぁっ、でもっ....!」
その言い方はずるい。だって嫌じゃないもん。むしろ嬉しい。でもここが外なのと、まだ朝だということもあって、少し抵抗がある。ヴァルクのを触った後で何言ってんだって感じだけども。あと単純に恥ずかしい。
そんな思考を巡らせて本気で抵抗できないでいると、ズボンとパンツをずらされた。
「あっ、あんま見ないでっ...!」
露わになった、ヴァルクよりひと回り小さな俺の陰茎は、先走りによってぬらぬらとした様がはっきりと見て取れる。
あまりの恥ずかしさに、頭が沸騰しそうだ。
「なぜだ?すごく綺麗なのに」
「はっ!?どこが...んぁっ!ん...んんっ...」
なにを言ってるんだこいつは。ちんこなんて綺麗もくそもないだろ!本気で眼科の設立を考えた方がいいかもしれない。
若干現実逃避をしている間に、ヴァルクの手が俺の陰茎を包み込む。甘い刺激が走るのと同時に、自分のものとは思えない声が漏れてしまい、慌てて口を閉じた。
えっ、うそっ、待って待って!なんでこんなに気持ちいの!?
ヴァルクに触られてるのもあるんだろうが、自分で触るのとは全く違う。予想できない動きにいちいち陰茎が反応し、その度に先走りがとろりと溢れる。片手で口を押さえ、もう片方の手でヴァルクの手を掴んではいるが、ほとんど添えるだけになっている。
「この透明なものはなんだ?」
「んぅっ!?んっ...ふ、んっ...」
鈴口から溢れる先走りを、不思議そうに眺めながら聞いてくる。しかも、ヴァルクは何の気なしにやっているようだが、鈴口に蓋をするように親指で押さえられ、それによってさらに溢れた先走りの糸を鈴口と指の間でニチニチという音と共に何度も作る。
亀頭が弱い俺にとってそれは、強い刺激を与えられたのに、その後弱い刺激しか与えられず焦らされているようにしか感じない。質問には答えられるはずもなく、ただ俯いて首を振ることしかできなかった。
首を横に振ったことで知らないと思ったのだろう。そうか、と呟いてそれ以上は聞いてこなかった。
「サクヤ、顔を見せてくれ」
「っ、は?むっ、むりっ...。ぁっ、むりだって...!や、ぁっ...」
無理だと言っているのに、肩を抱いていた手で顎を掴まれ、そのまま上を向かされる。ばっちりと目が合ってしまい、慌てて両手で顔を覆った。
「駄目か?」
「っ、ダメっていうか...無理っ....」
「そうか...。ならそのかわいい声だけでも聞かせてくれ」
「はっ!?」
かわいい声!?眼科だけじゃなくて耳鼻科の設立も急がないとダメか!?
「い、意味わかんな...あっ!んんっ...!」
顔を覆っているので当然なのだが、見えないのでヴァルクがなにをしようとしているのか全くわからない。話の最中に突然陰茎を包まれ、声が出てしまった。それでも、未だ顎を掴まれ上を向かされているので手を外すことはできない。
「声も駄目か?」
「んぅっ!は...っ...んっ....」
もはや返事などする余裕もなく、必死に声を我慢することしかできない。見えないせいでより敏感になっている気がする。ヴァルクの手が上下に動く度、卑猥な音までよく聞こえてしまい、一層羞恥が増す。
っていうかヴァルクってこれが初めてだよな?自分で扱いたこともないのになんでこんな上手いの?俺がやったのを真似てるにしてももうちょっとぎこちないとかあってもよくない?それとも俺がチョロいだけ?
それでも俺の反応がいい亀頭ばかり刺激してくるあたり、とても初めてとは思えない。
「んっ!もっ...、んっ、は...んん~~~っ!」
結局、そのまま執拗に亀頭を責め立てられ、呆気なく達してしまった。顔を隠したまま、射精後の倦怠感でくたりとした身体をヴァルクに預ける。荒くなった呼吸を整えていると、不意に顔を覆っている手の甲に柔らかいものが落とされた。
びっくりして指の隙間から様子を窺えば、ヴァルクの顔がかなり近くにある。
えっ!?い、今キスした...!?...こ、殺す気かー!!意味わかってやってんの!?
わかってなかったとしたらタチが悪い。俺のライフはもうゼロですよ?
「サクヤ、また立っているんだがこれは正常か?」
「へ.....?」
またたった....勃った?え!?なんで!?
恐る恐る見てみると本当に勃っている。え?なんで?
「やはり異常なのか...?」
絶句していると、ヴァルクは悪い方に捉えてしまったようだ。
「異常じゃないよ!むしろ健全だから!」
「そう、なのか...?」
訝しむヴァルクに何度も頷く。
きっと射精した時の気持ち良さをもう一度味わいたいと思ったんだろう。初めてなら尚更だ。
「興奮..したときとかも勃ったりするから...」
「興奮?」
「うん。子供が欲しいのに朝しかできないなんて効率悪いだろ?」
「.....確かに」
納得してもらえたようなので、そろそろヴァルクの膝の上から下りたかったのだが、肩から手が外れる気配がない。脚は自由なので、仕方なく脚だけ下ろしてヴァルクに背を向ければ、まるで離れたくないとでも言っているかのように後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「もう一度、やってはくれないか?」
耳元でさ囁かれた言葉を理解するのに、多少時間がかかった。
ただでさえ抱きしめられているという事実も、理解するのに数秒かかったのだ。
「だっ、だめっ。もうダメ!やり方わかっただろ?あとは自分で....」
「なぜ?」
「っ、なんでって...。.....こういうのは本来、好きな人とやることだから....」
「俺は好きだが」
「!?」
"好き"という言葉に心臓がドキリと跳ねる。
ヴァルクが俺を好き....?やばい、めっちゃ嬉しい。........でも、
「俺も好きだよ」
「なら——」
「でも、俺とヴァルクの好きは違うから」
「違う?」
ヴァルクの言う好きは、きっと友達の好きだ。初めて話せる人と会って、初めて友達ができて、特別には思ってくれてるんだろうけど、それは多分恋じゃない。
この先もっと他の人と関わることができれば、ヴァルクだって気づくだろう。"好き"にも種類があることに。
自分で言っておきながら胸にちくりと痛みが走る。けど、勘違いして今よりもっと傷つくよりよっぽどいい。
よくわかっていなさそうなヴァルクに、「とにかくこれで終わり!」と強引に話をたたんだ。
朝食を食べてからドロップアイテムを受け取ると、先週よりもかなり量が多い。地下一階の魔物がほとんどいなくなっていたのだから、当然と言えば当然なのだが....。
あんまり無理しないでね、と伝えて街へ戻った。
「う、うん。そうだよ。こうやって刺激すると出るから。あの、俺...ちょっと...」
早口で説明してすぐにこの場を離れようと思ったのに、ヴァルクに腕を掴まれ、阻止されてしまった。
「ちょっ、ヴァルク離してっ....」
勃っているのを反対側の手で必死に隠しながら腕を引っ張るが、全く外れない。
「サクヤ、俺もサクヤのを触ってみたい」
「はぁっ!?なっ、なんで....」
「理由か....?そうだな....。サクヤがどんな反応をするのか見たい」
咄嗟に出てしまったのか、今理由を考えている。
からかわれてる....とかじゃないよな....。そりゃあ好きな人に触ってもらえるのは嬉しいけど....。ヴァルクはあくまで興味本位で触りたいって言ってるわけで...。なんかもやもやするんだよな....。
返事ができずにぐるぐると考えていると、掴まれていた腕を引かれた。
「うわっ!」
バランスを崩してヴァルクの膝の上に、横向きで乗っかる。こけるかと思って咄嗟にヴァルクの服を掴んだ。胸ぐらを掴んで引き寄せるような感じになってしまったが、そもそもヴァルクが急に引っ張るのが悪い。
「ちょ、危ないだろ....」
「拒否しない、ということはいいんだな?」
「は.....?っぁ、まっ...!」
顔が思ったよりも近くにあって、反対側へ顔を向けた直後、首筋に鼻を押し付けられた。スン、と匂いを嗅がれ、ぞくりと身体が震える。
「もうあの匂いはしないんだな」
「っ、そこで喋んなって...っ。昨日ブルーに浄化してもらったから匂いも消えてる。そんなに気に入ったのか?」
もしかしてヴァルクって匂いフェチ?
「ああ」
「じゃあ今度ヴァルクにも買ってくるよ」
またあの香水屋に行くのはちょっと勇気がいるけど、そんなに気に入ったのならプレゼントしたい。
「いや。サクヤから匂うのがいいんだ」
はい?なんで?意味がわからん。好きな匂いだったらずっと嗅ぎたくならん?
まあ..どう楽しむかは人それぞれだからいいけど...それよりそろそろ離してもらえませんかね?
逞しい胸板を押して、暗に離して欲しいと言っているのに、肩と腰に回された手でがっちりと押さえ込まれており、膝の上から下りることも叶わない。
「ひぁっ!ヴァルクっ、だめっ、待って...!」
腰に回されていた手が、服の上から昂っている熱に添えられた。まだ服の上から触られただけなのに、甘い快感が背中を走り抜ける。
「嫌じゃないなら触らせてほしい」
「なっ....、んっ!ぁっ、でもっ....!」
その言い方はずるい。だって嫌じゃないもん。むしろ嬉しい。でもここが外なのと、まだ朝だということもあって、少し抵抗がある。ヴァルクのを触った後で何言ってんだって感じだけども。あと単純に恥ずかしい。
そんな思考を巡らせて本気で抵抗できないでいると、ズボンとパンツをずらされた。
「あっ、あんま見ないでっ...!」
露わになった、ヴァルクよりひと回り小さな俺の陰茎は、先走りによってぬらぬらとした様がはっきりと見て取れる。
あまりの恥ずかしさに、頭が沸騰しそうだ。
「なぜだ?すごく綺麗なのに」
「はっ!?どこが...んぁっ!ん...んんっ...」
なにを言ってるんだこいつは。ちんこなんて綺麗もくそもないだろ!本気で眼科の設立を考えた方がいいかもしれない。
若干現実逃避をしている間に、ヴァルクの手が俺の陰茎を包み込む。甘い刺激が走るのと同時に、自分のものとは思えない声が漏れてしまい、慌てて口を閉じた。
えっ、うそっ、待って待って!なんでこんなに気持ちいの!?
ヴァルクに触られてるのもあるんだろうが、自分で触るのとは全く違う。予想できない動きにいちいち陰茎が反応し、その度に先走りがとろりと溢れる。片手で口を押さえ、もう片方の手でヴァルクの手を掴んではいるが、ほとんど添えるだけになっている。
「この透明なものはなんだ?」
「んぅっ!?んっ...ふ、んっ...」
鈴口から溢れる先走りを、不思議そうに眺めながら聞いてくる。しかも、ヴァルクは何の気なしにやっているようだが、鈴口に蓋をするように親指で押さえられ、それによってさらに溢れた先走りの糸を鈴口と指の間でニチニチという音と共に何度も作る。
亀頭が弱い俺にとってそれは、強い刺激を与えられたのに、その後弱い刺激しか与えられず焦らされているようにしか感じない。質問には答えられるはずもなく、ただ俯いて首を振ることしかできなかった。
首を横に振ったことで知らないと思ったのだろう。そうか、と呟いてそれ以上は聞いてこなかった。
「サクヤ、顔を見せてくれ」
「っ、は?むっ、むりっ...。ぁっ、むりだって...!や、ぁっ...」
無理だと言っているのに、肩を抱いていた手で顎を掴まれ、そのまま上を向かされる。ばっちりと目が合ってしまい、慌てて両手で顔を覆った。
「駄目か?」
「っ、ダメっていうか...無理っ....」
「そうか...。ならそのかわいい声だけでも聞かせてくれ」
「はっ!?」
かわいい声!?眼科だけじゃなくて耳鼻科の設立も急がないとダメか!?
「い、意味わかんな...あっ!んんっ...!」
顔を覆っているので当然なのだが、見えないのでヴァルクがなにをしようとしているのか全くわからない。話の最中に突然陰茎を包まれ、声が出てしまった。それでも、未だ顎を掴まれ上を向かされているので手を外すことはできない。
「声も駄目か?」
「んぅっ!は...っ...んっ....」
もはや返事などする余裕もなく、必死に声を我慢することしかできない。見えないせいでより敏感になっている気がする。ヴァルクの手が上下に動く度、卑猥な音までよく聞こえてしまい、一層羞恥が増す。
っていうかヴァルクってこれが初めてだよな?自分で扱いたこともないのになんでこんな上手いの?俺がやったのを真似てるにしてももうちょっとぎこちないとかあってもよくない?それとも俺がチョロいだけ?
それでも俺の反応がいい亀頭ばかり刺激してくるあたり、とても初めてとは思えない。
「んっ!もっ...、んっ、は...んん~~~っ!」
結局、そのまま執拗に亀頭を責め立てられ、呆気なく達してしまった。顔を隠したまま、射精後の倦怠感でくたりとした身体をヴァルクに預ける。荒くなった呼吸を整えていると、不意に顔を覆っている手の甲に柔らかいものが落とされた。
びっくりして指の隙間から様子を窺えば、ヴァルクの顔がかなり近くにある。
えっ!?い、今キスした...!?...こ、殺す気かー!!意味わかってやってんの!?
わかってなかったとしたらタチが悪い。俺のライフはもうゼロですよ?
「サクヤ、また立っているんだがこれは正常か?」
「へ.....?」
またたった....勃った?え!?なんで!?
恐る恐る見てみると本当に勃っている。え?なんで?
「やはり異常なのか...?」
絶句していると、ヴァルクは悪い方に捉えてしまったようだ。
「異常じゃないよ!むしろ健全だから!」
「そう、なのか...?」
訝しむヴァルクに何度も頷く。
きっと射精した時の気持ち良さをもう一度味わいたいと思ったんだろう。初めてなら尚更だ。
「興奮..したときとかも勃ったりするから...」
「興奮?」
「うん。子供が欲しいのに朝しかできないなんて効率悪いだろ?」
「.....確かに」
納得してもらえたようなので、そろそろヴァルクの膝の上から下りたかったのだが、肩から手が外れる気配がない。脚は自由なので、仕方なく脚だけ下ろしてヴァルクに背を向ければ、まるで離れたくないとでも言っているかのように後ろからぎゅっと抱きしめられた。
「もう一度、やってはくれないか?」
耳元でさ囁かれた言葉を理解するのに、多少時間がかかった。
ただでさえ抱きしめられているという事実も、理解するのに数秒かかったのだ。
「だっ、だめっ。もうダメ!やり方わかっただろ?あとは自分で....」
「なぜ?」
「っ、なんでって...。.....こういうのは本来、好きな人とやることだから....」
「俺は好きだが」
「!?」
"好き"という言葉に心臓がドキリと跳ねる。
ヴァルクが俺を好き....?やばい、めっちゃ嬉しい。........でも、
「俺も好きだよ」
「なら——」
「でも、俺とヴァルクの好きは違うから」
「違う?」
ヴァルクの言う好きは、きっと友達の好きだ。初めて話せる人と会って、初めて友達ができて、特別には思ってくれてるんだろうけど、それは多分恋じゃない。
この先もっと他の人と関わることができれば、ヴァルクだって気づくだろう。"好き"にも種類があることに。
自分で言っておきながら胸にちくりと痛みが走る。けど、勘違いして今よりもっと傷つくよりよっぽどいい。
よくわかっていなさそうなヴァルクに、「とにかくこれで終わり!」と強引に話をたたんだ。
朝食を食べてからドロップアイテムを受け取ると、先週よりもかなり量が多い。地下一階の魔物がほとんどいなくなっていたのだから、当然と言えば当然なのだが....。
あんまり無理しないでね、と伝えて街へ戻った。
51
あなたにおすすめの小説
【完結】健康な身体に成り代わったので異世界を満喫します。
白(しろ)
BL
神様曰く、これはお節介らしい。
僕の身体は運が悪くとても脆く出来ていた。心臓の部分が。だからそろそろダメかもな、なんて思っていたある日の夢で僕は健康な身体を手に入れていた。
けれどそれは僕の身体じゃなくて、まるで天使のように綺麗な顔をした人の身体だった。
どうせ夢だ、すぐに覚めると思っていたのに夢は覚めない。それどころか感じる全てがリアルで、もしかしてこれは現実なのかもしれないと有り得ない考えに及んだとき、頭に鈴の音が響いた。
「お節介を焼くことにした。なに心配することはない。ただ、成り代わるだけさ。お前が欲しくて堪らなかった身体に」
神様らしき人の差配で、僕は僕じゃない人物として生きることになった。
これは健康な身体を手に入れた僕が、好きなように生きていくお話。
本編は三人称です。
R−18に該当するページには※を付けます。
毎日20時更新
登場人物
ラファエル・ローデン
金髪青眼の美青年。無邪気であどけなくもあるが無鉄砲で好奇心旺盛。
ある日人が変わったように活発になったことで親しい人たちを戸惑わせた。今では受け入れられている。
首筋で脈を取るのがクセ。
アルフレッド
茶髪に赤目の迫力ある男前苦労人。ラファエルの友人であり相棒。
剣の腕が立ち騎士団への入団を強く望まれていたが縛り付けられるのを嫌う性格な為断った。
神様
ガラが悪い大男。
今世はメシウマ召喚獣
片里 狛
BL
オーバーワークが原因でうっかり命を落としたはずの最上春伊25歳。召喚獣として呼び出された世界で、娼館の料理人として働くことになって!?的なBL小説です。
最終的に溺愛系娼館主人様×全般的にふつーの日本人青年。
※女の子もゴリゴリ出てきます。
※設定ふんわりとしか考えてないので穴があってもスルーしてください。お約束等には疎いので優しい気持ちで読んでくださると幸い。
※誤字脱字の報告は不要です。いつか直したい。
※なるべくさくさく更新したい。
【本編完結】異世界で政略結婚したオレ?!
カヨワイさつき
BL
美少女の中身は32歳の元オトコ。
魔法と剣、そして魔物がいる世界で
年の差12歳の政略結婚?!
ある日突然目を覚ましたら前世の記憶が……。
冷酷非道と噂される王子との婚約、そして結婚。
人形のような美少女?になったオレの物語。
オレは何のために生まれたのだろうか?
もう一人のとある人物は……。
2022年3月9日の夕方、本編完結
番外編追加完結。
【完結】悪妻オメガの俺、離縁されたいんだけど旦那様が溺愛してくる
古井重箱
BL
【あらすじ】劣等感が強いオメガ、レムートは父から南域に嫁ぐよう命じられる。結婚相手はヴァイゼンなる偉丈夫。見知らぬ土地で、見知らぬ男と結婚するなんて嫌だ。悪妻になろう。そして離縁されて、修道士として生きていこう。そう決意したレムートは、悪妻になるべくワガママを口にするのだが、ヴァイゼンにかえって可愛らがれる事態に。「どうすれば悪妻になれるんだ!?」レムートの試練が始まる。【注記】海のように心が広い攻(25)×気難しい美人受(18)。ラブシーンありの回には*をつけます。オメガバースの一般的な解釈から外れたところがあったらごめんなさい。更新は気まぐれです。アルファポリスとムーンライトノベルズ、pixivに投稿。
精霊の港 飛ばされたリーマン、体格のいい男たちに囲まれる
風見鶏ーKazamidoriー
BL
秋津ミナトは、うだつのあがらないサラリーマン。これといった特徴もなく、体力の衰えを感じてスポーツジムへ通うお年ごろ。
ある日帰り道で奇妙な精霊と出会い、追いかけた先は見たこともない場所。湊(ミナト)の前へ現れたのは黄金色にかがやく瞳をした美しい男だった。ロマス帝国という古代ローマに似た巨大な国が支配する世界で妖精に出会い、帝国の片鱗に触れてさらにはドラゴンまで、サラリーマンだった湊の人生は激変し異なる世界の動乱へ巻きこまれてゆく物語。
※この物語に登場する人物、名、団体、場所はすべてフィクションです。
待て、妊活より婚活が先だ!
檸なっつ
BL
俺の自慢のバディのシオンは実は伯爵家嫡男だったらしい。
両親を亡くしている孤独なシオンに日頃から婚活を勧めていた俺だが、いよいよシオンは伯爵家を継ぐために結婚しないといけなくなった。よし、お前のためなら俺はなんだって協力するよ!
……って、え?? どこでどうなったのかシオンは婚活をすっ飛ばして妊活をし始める。……なんで相手が俺なんだよ!
**ムーンライトノベルにも掲載しております**
小悪魔系世界征服計画 ~ちょっと美少年に生まれただけだと思っていたら、異世界の救世主でした~
朱童章絵
BL
「僕はリスでもウサギでもないし、ましてやプリンセスなんかじゃ絶対にない!」
普通よりちょっと可愛くて、人に好かれやすいという以外、まったく普通の男子高校生・瑠佳(ルカ)には、秘密がある。小さな頃からずっと、別な世界で日々を送り、成長していく夢を見続けているのだ。
史上最強の呼び声も高い、大魔法使いである祖母・ベリンダ。
その弟子であり、物腰柔らか、ルカのトラウマを刺激しまくる、超絶美形・ユージーン。
外見も内面も、強くて男らしくて頼りになる、寡黙で優しい、薬屋の跡取り・ジェイク。
いつも笑顔で温厚だけど、ルカ以外にまったく価値を見出さない、ヤンデレ系神父・ネイト。
領主の息子なのに気さくで誠実、親友のイケメン貴公子・フィンレー。
彼らの過剰なスキンシップに狼狽えながらも、ルカは日々を楽しく過ごしていたが、ある時を境に、現実世界での急激な体力の衰えを感じ始める。夢から覚めるたびに強まる倦怠感に加えて、祖母や仲間達の言動にも不可解な点が。更には魔王の復活も重なって、瑠佳は次第に世界全体に疑問を感じるようになっていく。
やがて現実の自分の不調の原因が夢にあるのではないかと考えた瑠佳は、「夢の世界」そのものを否定するようになるが――。
無自覚小悪魔ちゃん、総受系愛され主人公による、保護者同伴RPG(?)。
(この作品は、小説家になろう、カクヨムにも掲載しています)
クズ令息、魔法で犬になったら恋人ができました
岩永みやび
BL
公爵家の次男ウィルは、王太子殿下の婚約者に手を出したとして犬になる魔法をかけられてしまう。好きな人とキスすれば人間に戻れるというが、犬姿に満足していたウィルはのんびり気ままな生活を送っていた。
そんなある日、ひとりのマイペースな騎士と出会って……?
「僕、犬を飼うのが夢だったんです」
『俺はおまえのペットではないからな?』
「だから今すごく嬉しいです」
『話聞いてるか? ペットではないからな?』
果たしてウィルは無事に好きな人を見つけて人間姿に戻れるのか。
※不定期更新。主人公がクズです。女性と関係を持っていることを匂わせるような描写があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる