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エピローグ
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あんの体力お化け......!
翌日、目を覚ますとヴァルクは居なかった。会えば離れがたくなるだろうと思っていたので、なんとなくそんな気はしていた。......まあ、俺が起きたのが昼過ぎだったってこともあるんだろうけど。それにしても書き置きくらい残してくれてもよかったんじゃないか?
だが、書き置きではなく伝言を残してくれていたようだ。
目が覚めてからベッドから降りようとして、全身の痛みと力の入らない脚のせいで転がり落ちた。その時、たまたま居たのか、俺が起きるまで待っていたのか、盛大な音を聞いてロベルトが部屋に駆け込んできた。
「サクヤ!どうした!」
「ぁ......」
明らかに事後です、みたいな場面を見られて顔が熱くなる。しかも散々喘がされたからか、声が掠れてろくに出ない。とにかく素っ裸の身体をシーツでなんとか隠した。
ロベルトは気まずそうに目を逸らす。
うん。ごめんなさい。
「あいつから伝言だ。"二年後、楽しみにしている"だそうだ」
「ぁ......り......」
「無理しなくていい。ブルーとハクも連れて来てやるから今日は休んでろ」
頷いて答えたが、ロベルトは顔を背けているのでちゃんと伝わったかどうかわからない。けどなにも言わずに部屋を出て行ったので、多分大丈夫だろう。
ヴァルクは強い。きっと乗り越えられる。
俺もヴァルクの隣に並んで恥ずかしくないように頑張らないと。
そのために、まず服を着よう。
・
・
・
・
・
◇◇◇
二年後。
「ヴァルク!」
念願の再会に、外である事にも構わず抱きついた。ヴァルクは顔を寄せてこようとするので、それはさすがに止める。
「外だから!」
「外は駄目なのか?」
「人前ではダメなの!」
少し背が伸びて身体つきも良くなったのでちょっとドキドキしたけど、こういうところは全く変わってない。
「学校どうだった?」
「興味深かった」
「ふっ、もっと他にあるだろ」
「......会いたかった」
「っ、うん。俺も.....」
急に色気を出してくるのはやめてほしい。そこでようやく周りを見て、思ったよりも注目を浴びていることに気づいて慌てて離れた。
まだまだ黒の差別はなくなっていない。一応、王様が国民に向けて、黒い髪と瞳を持っている者が必ずしも悪人ではないことを伝えてくれてはいるが、すぐに受け入れられるものでもないのだろう。
あからさまに何か言ってくる人はいないが、その視線は冷たいものばかりだ。
学校では常にトップだったらしい。もちろん首席で卒業。騎士団にも問題なく入団できた。あまり詳しくは話してくれなかったが、きっと大変だったんだと思う。でも、騎士団ではヴァルクを慕ってくれてる人もいるし、騎士学校の二年間を乗り越えられたのなら今後、何があっても大丈夫。
俺だって頻繁に会えるわけではないが、二年間全く会えなかったことを思えばなんてことない。
「サクヤ、愛している」
「あ、愛!?」
「ああ。この二年間、サクヤを想わない日はなかった」
頬をさらりと撫で、愛おしそうに目を細める。変わらないストレートな言葉に、心臓がドキドキと早鐘を打つ。
お、俺だって!
「俺も.....、あ....えと.....好き、だよ」
い、言えないよー!今んとここれが限界です....!許して!ヴァルク!
ヴァルクは特に気にしていないのか、嬉しそうな顔をしていた。
そして、黒い髪と目をした子供たちを受け入れるようになるのはまだ少し先のお話......。
翌日、目を覚ますとヴァルクは居なかった。会えば離れがたくなるだろうと思っていたので、なんとなくそんな気はしていた。......まあ、俺が起きたのが昼過ぎだったってこともあるんだろうけど。それにしても書き置きくらい残してくれてもよかったんじゃないか?
だが、書き置きではなく伝言を残してくれていたようだ。
目が覚めてからベッドから降りようとして、全身の痛みと力の入らない脚のせいで転がり落ちた。その時、たまたま居たのか、俺が起きるまで待っていたのか、盛大な音を聞いてロベルトが部屋に駆け込んできた。
「サクヤ!どうした!」
「ぁ......」
明らかに事後です、みたいな場面を見られて顔が熱くなる。しかも散々喘がされたからか、声が掠れてろくに出ない。とにかく素っ裸の身体をシーツでなんとか隠した。
ロベルトは気まずそうに目を逸らす。
うん。ごめんなさい。
「あいつから伝言だ。"二年後、楽しみにしている"だそうだ」
「ぁ......り......」
「無理しなくていい。ブルーとハクも連れて来てやるから今日は休んでろ」
頷いて答えたが、ロベルトは顔を背けているのでちゃんと伝わったかどうかわからない。けどなにも言わずに部屋を出て行ったので、多分大丈夫だろう。
ヴァルクは強い。きっと乗り越えられる。
俺もヴァルクの隣に並んで恥ずかしくないように頑張らないと。
そのために、まず服を着よう。
・
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◇◇◇
二年後。
「ヴァルク!」
念願の再会に、外である事にも構わず抱きついた。ヴァルクは顔を寄せてこようとするので、それはさすがに止める。
「外だから!」
「外は駄目なのか?」
「人前ではダメなの!」
少し背が伸びて身体つきも良くなったのでちょっとドキドキしたけど、こういうところは全く変わってない。
「学校どうだった?」
「興味深かった」
「ふっ、もっと他にあるだろ」
「......会いたかった」
「っ、うん。俺も.....」
急に色気を出してくるのはやめてほしい。そこでようやく周りを見て、思ったよりも注目を浴びていることに気づいて慌てて離れた。
まだまだ黒の差別はなくなっていない。一応、王様が国民に向けて、黒い髪と瞳を持っている者が必ずしも悪人ではないことを伝えてくれてはいるが、すぐに受け入れられるものでもないのだろう。
あからさまに何か言ってくる人はいないが、その視線は冷たいものばかりだ。
学校では常にトップだったらしい。もちろん首席で卒業。騎士団にも問題なく入団できた。あまり詳しくは話してくれなかったが、きっと大変だったんだと思う。でも、騎士団ではヴァルクを慕ってくれてる人もいるし、騎士学校の二年間を乗り越えられたのなら今後、何があっても大丈夫。
俺だって頻繁に会えるわけではないが、二年間全く会えなかったことを思えばなんてことない。
「サクヤ、愛している」
「あ、愛!?」
「ああ。この二年間、サクヤを想わない日はなかった」
頬をさらりと撫で、愛おしそうに目を細める。変わらないストレートな言葉に、心臓がドキドキと早鐘を打つ。
お、俺だって!
「俺も.....、あ....えと.....好き、だよ」
い、言えないよー!今んとここれが限界です....!許して!ヴァルク!
ヴァルクは特に気にしていないのか、嬉しそうな顔をしていた。
そして、黒い髪と目をした子供たちを受け入れるようになるのはまだ少し先のお話......。
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