ボスルートがあるなんて聞いてない!

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33.初めてなのに!

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 ........そんなわけで、今、宿屋の部屋にヴァルクと2人でいる。団長さんとロベルトは一階の酒場でをしているらしい。ブルーとハクはミーアさんが預かってくれている。正直、めっちゃ気まずい。あんなお膳立てされて、じゃあやりましょってならないでしょ!そもそもヴァルク、意味わかってるかもわからないのに!

 そりゃあ今日を逃したら、いつこういう機会が訪れるかわからないけどさ?俺だってやりたいけどさ?どーやって誘えばいいわけ!?童貞非モテにそんなテクありませんよ!

 ......もういいや。もうふつーに過ごそう。ヴァルクだって夜通し戦って疲れただろうし、魔力もたくさん使ってふらついてたし、眠いだろうし。うん。そうしよう。
 そう思って寝る準備をしている時だった。

「サクヤはどちらがいい?」

「ん?なにが?」

「抱く方か、抱かれる方か」

「だっ!?えっ!?な、なんて....!?」

 なんかさらっと、明日の朝ごはん何がいい?みたいなノリだったから、聞き間違いかと思って聞き返したけど一言一句たがわず返ってきた。

「っ、い、意味わかって言ってる....?」

「ああ。抱く方が挿れる方で抱かれる方が挿れられる方だろう?」

 .....うん。そうだけどそうじゃないというか....。よく恥ずかしげもなく言えますね。

「サクヤに触れたい」

 ストレートな言葉に、ドクンと心臓が跳ねる。

「駄目か?」

「や...、ダメとかじゃないけど......。ヴァルク、疲れてるんじゃないのか?寝てないだろ?」

「二、三日寝なくても問題ない。それよりも明日から会えなくなるのに触れない事の方が辛い」

「っ、」

 ~~~!あーもう!どうしてそうストレートなのか。嬉しいけど!

「......俺も、触りたい」

 多分顔は真っ赤になってるだろうけど、薄暗いから顔色まではわからないはず。
 袖を掴んでヴァルクを見れば、嬉しそうな顔が目に入り、心臓がきゅうっと締め付けられるような感覚に陥る。そして、どちらからともなく唇を重ねた。

「んっ....ん、ふ....ぁ、んっ....んんっ」

 ちゅっ、ちゅっ、と重ねるだけのキスが段々と深くなっていく。舌を絡めたのは、というかキスさえお互い今日が初めてのはずなのに、ヴァルクの舌は敏感な部分ばかり撫でてくる。

 待って、なんでこんな上手いの?
 俺も負けじと舌を動かすが、上顎を撫でられると力が抜けてしまう。長いキスに、どんどん呼吸がしにくくなっていき、膝から力が抜けてベッドへと倒れ込んだ。

 2人分の体重を支えたベッドは、抗議でもするかのようにギジリときしむ。真上にヴァルクの顔があるだけなのに、なぜこうも恥ずかしいのか。

 耐えきれずに視線を外した時、はたと気づく。

 あれ、そういえばやり方わからんくない?
 お尻に挿れるってことは聞いたけど、それ以外の情報はなにもない。ってかほんとに挿入るの?

「サクヤ、決めたか?」

「へっ!?」

「なんだ、考えていたんじゃないのか?抱くか抱かれるか」

 そうだった...!なんとなく抱かれる方で想像してたけど....、それを言うのもなんか恥ずかしい。

「えっと.....、ヴァ、ヴァルクは.....?」

「......俺は、できれば抱きたい」

 真剣な顔で見据えられ、ドクンと心臓が跳ねる。

「駄目か?」

「っ、ダメじゃないけど.....、その...やり方、知ってんの.....?」

「ああ。ミーアという冒険者に教わった」

「えっ!?」

 ミーアさんに!?
 まさかの発言に目を見開く。

「ど、どうやって?」

 まさか、実践で、なんて言わないよな!?

「絵を書いて説明してくれた」

 まさかの絵!なにやってんすか!ミーアさん!....もしかして、一肌脱ぐとか言ってたのってこういうこと!?

 その時、薄暗かった部屋がパッと明るくなった。

「えっ、なんでっ.....」

「魔法だ。暗いとサクヤの顔がよく見えないだろう?」

 見えなくていいのに!

「けっ、消してっ!ってか魔法使って大丈夫なのかっ?魔力なくなったらどーすんだよっ」

「これくらいで倒れることはない」

 そうなの?それならよかっ.....いや!よくない!それとこれとは話が別!

「まっ、んっ、ちょっと待って!ぁっ、ヴァルクっ....!」

 服の中に手を入れられ、頬や首筋に唇が落とされていく。

「なんだ?」

「んっ、恥ずかしい、からっ....。おねがっ...んっ!」

 喋っている間も愛撫を止めず、指先が胸の頂きを掠める。ヴァルクはかなり嫌そうな顔をしていたが、明かりを消してくれた。部屋が薄暗くなり、ヴァルクの顔がはっきりと見えなくなったことでほっと息をつく。さっきのヴァルクの顔、ムスッとしてて可愛かったな、と思えるくらいの余裕ができた。


 だが、そんな余裕はすぐにどこかへ行ってしまった。


 お互いに服を脱ぐと、どこもかしこも素肌に触れてしまい、気持ちいいけど恥ずかしい。しかも脚に硬いの当たってるし....!
 もう何度目かもわからない程たくさんキスをして、息も絶え絶えになったところでようやく身体を少し離した。


「サクヤ、好きだ」

「っ、うん。俺も好き」

 ヴァルクは、何度も好きだと言ってキスを落としてくる。嬉しいのと、気持ちいいのと、恥ずかしいので頭がふわふわしてきた時、ヴァルクの手が上がってきて胸の尖った部分を摘んだ。

「っぁ、ヴァルクっ!?なんでそんなとこ...!やっ...」

「ここで気持ち良くなれる人もいるらしい」

「そっ、そうなの!?男でも!?」

「ああ」

 男の乳首なんて飾りのようなものだと思ってたのに。でも、確かに指の腹で押し潰されたり撫で上げられるとじんわり熱が生まれる。

「気持ちいいか?」

「んっ.....、わかん、ない......」

 嘘です。気持ちいいです。男がこんなところで気持ちよくなってるのが恥ずかしくて、嘘をつきました。
 だがヴァルクはその言葉を疑いもせずに、「そうか」と呟くと、今度はぬるりとしたものが胸を這う。

「ひっ!あっ、やだっ。舐めないでっ....!んっ、ぅっ」

 硬くなった先端を舌で転がすように舐められ、びくびくと身体が震える。咄嗟に肩を押して遠ざけようとしたが、びくともしなかった。

「嫌か?だがここは勃ってきてるようだが」

「ひぅ!っぁ、んんっ!」

 キスをしている最中から徐々に芯を持ち始めていた陰茎は完全に勃ち上がり、透明な蜜まで零している。ヴァルクが先端をつついただけでさらに先走りが溢れた。

「気持ちいいと勃つんだろう?」

 それも、ミーアさんから聞いたんだろうか。くっ....、余計なことを....!
 スタートラインは同じだったのに、いやむしろ俺の方が一歩リードしていたのに、今は完全にヴァルクのペースになってしまっている。それが悔しくて、既に勃ち上がっているヴァルクの陰茎に膝を押し付けた。

「ぐっ....!」

「....ヴァルクだって勃ってる」

「っく、はっ....、ぁ、まてっ....、サクヤっ....」

 ああ、顔が見たいってのはわかる。だって今、ヴァルクがどんな顔をしてるのか見たい。なるほど。自分が攻めてる時は余裕ができるんだな。そうとわかれば攻め立てよう!
 と、意気込んだものの、すぐに主導権はヴァルクに握られてしまった。

「あっ、やっ!離し....!んぅっ!んっ、あっ...」

 陰茎を刺激していた脚を掴まれ、左右に割り開かれる。薄暗くて見にくかったとしても、恥ずかしい格好であることに変わりはない。だが、咄嗟に隠そうとした手よりも早く、ヴァルクの手が陰茎を包み込んだ。

「俺はいいから、サクヤにもっと気持ち良くなってもらいたい」

「はっ!?なっ、ぁっ...んんっ、やだっ...。お、俺だってヴァルクに気持ち良くなってほしっ...んぁっ」

 俺の言葉を無視するように、ゆっくりと手を上下に動かされると、溢れた先走りがにちにちと音を立てる。

「まっ...ヴァルクっ、んんっ...。ふ、ふたりで気持ちよくならなきゃ、意味ないっ、からっ...!」

「意味がない?」

 どういう意味だと手を止めてくれ、ほっとする。

「ミーアさんに何言われたのか知らないけど、俺は自分ひとりで気持ち良くなっても嬉しくないから。それに....、その、初めて、だし....。余計.....」

 なんか改まって言うのは恥ずかしいな。ヴァルクはわかったと言ってベッドから降りると、脱いだ服の辺りでゴソゴソとなにかをしている。
 えっ、まさか服着ちゃうとかじゃないよなっ!?俺まずいこと言っちゃったとか!?

 だがそうではなかったようで、すぐにそのままベッドに戻ってきた。よかった、とほっとしたのも束の間、なにかとろりとした液体が下半身へと垂らされた。

「ひっ!ぁ、なに....?」

「悪い、冷たかったか?」

「いや....、だいじょぶ、だけど...。何つけたんだ?」

「初めてならこれを使った方がいいと言われた。滑りを良くするためのものだ」

 ........なんか、筒抜けすぎじゃね?次会った時どんな顔をすればいいんだ.....。

「サクヤ、少しだけ明かりをつけさせてくれ」

「へっ!?だからそれはやだって....」

「頼む。サクヤを傷つけたくないんだ」

「う......」

 その言い方はずるい。けど俺だって痛いのは嫌だ。それにこのままだといつまで経ってもできないような気がして覚悟を決めた。

「........わかった」

「本当か!」

「.....うん。....けどあんま見ないで」

「それは諦めてくれ」

 うぅ......。ですよね.....。こんなことならいっそ俺が抱く側になれば良かった......いや、それも無理な気がする。

 少しだけ明るくなると、に顔を寄せていたヴァルクの顔がよく見えるようになった。つまり俺のもヴァルクにはよく見えているわけで.....。あまりの恥ずかしさに涙が滲み、熱でも出たかのように全身が熱い。

「少し力を抜いていてくれ」

「ん......」

 窄まりに指が添えられ、びくんと身体が跳ねる。本当にここを使うんだ、とどこか他人事のようにそう思った。先程かけた液体のお陰か、つぷりと埋められた指は思ったよりすんなりと埋められていく。挿入ってくる違和感に、思わず目をギュッと閉じてシーツを掴んだ。

「サクヤ、大丈夫か?」

「う....ん....。けどまだ動かさないで.....」

「わかった。よければ言ってくれ」

 何がどうなったらいい状態なのか全くわからないけど、とにかく今は動かさないでほしい。挿入れられてる時は違和感しかなかったのに、今はヴァルクの指が触れている部分がビリビリと電気でも流れているかのようで、正直動いていなくても辛い。その上全身が熱を持ち、勝手に息が上がる。

「んぅ....、は....ぁ、うごかさないで、ってばぁ....」

「俺は動かしてないぞ?自覚がないのか?自分で腰を動かしているが」

「!?」

 そんなバカな。自分で動かすなんてそんなこと、と思って下を見だが、本当に自分の腰が小刻みに動いていた。
 嘘だろ!?なんで.....。

「うぁっ!あっ、まだ待っ...んんっ!」

「動かして欲しかったんじゃないのか?」

 俺が腰を動かしていたことで、ヴァルクはもう動かしていいと思ったようで、埋められていた指がナカで蠢く。それだけなのに、ぞわぞわと快感が押し寄せる。

 まって、なんで、おかしい。
 なんでこんなに身体が熱いんだ。

「ぁあっ、やっ、ヴァルクっ。からだ、へんっ...」

 こわい、きもちい、はずかしい。
 色んな感情がごちゃ混ぜになってポロポロと涙が溢れる。それを拭ってくれたヴァルクの指にさえ、大袈裟なくらい反応してしまった。まるで、全身が性感帯にでもなってしまったかのようだ。

 絶対におかしい。必死にそう伝えると、ハッとしたようにヴァルクが動きを止めた。

「.....これを渡された時、気持ち良くなる成分も入っているから量に気をつけろと言われていたんだった.....」

 な、なんだって!?
 先程かけた液体が入っていたであろう瓶を、青い顔をしながら見つめている。その瓶の中身はすでに無い。つまり、全部かけたというわけか。

 ってか気持ち良くなる成分ってなに!?媚薬とか!?初めてで媚薬プレイってハードル高すぎませんかね!?ミーアさん何考えてんの!?

「サクヤっ、身体は大丈夫かっ!?」

「んぁ!」

 後ろから指を引き抜き、肩をがっしり掴まれただけで強い快感が走る。その反応を見たヴァルクはさらに顔を青くさせ、慌てて服を着だした。

「ヴァルク.....?」

「待ってろ、状態異常を回復する薬を貰ってくる」

「えっ!?」

 待って待って!このまま放置もだいぶ辛いんですが!
 身体の奥から熱が迫り上がってくる。陰茎はお腹についてしまいそうなほど反り勃ち、少し触っただけでも爆発してしまいそうだ。

「ま....て.....、ヴァル、クっ.....」

 なんとか起き上がって服を着ているヴァルクの腕を掴む。

「だいじょぶ、だからっ.....はぁ.....」

「だが.......」

「おねがっ.....、早く、さわって......?」

「っ....」

 下着を穿こうとしていた手を止め、背中と肩に回される。そのままゆっくりベッドへ押し倒された。

「本当に大丈夫か?」

「ん.....」

「辛かったら言ってくれ」

 そう言うヴァルクの方が辛そうな顔をしている。大丈夫だという意味を込めてヴァルクの長い髪の毛にキスをすると、端正な顔がさらに歪んでしまった。

「っ、サクヤ、あまりそういうことをしないでくれ....。酷くしてしまいそうだ」

 えっ!?そんなやだったの!?
 キザなことをした自覚はあったけどそんなに嫌がられると思わなかった。ショックを覚えながらも謝ろうと口を開いた時、再び後孔へと指が埋められていき、それどころではなくなってしまった。

「ひぅ!....は...んんっ...ふ、ぁ....」

 押し広げられるようにナカを擦られると、最初に感じた違和感なんて全くなく、ただただ気持ちいい。圧迫感さえも、気持ちよさに変わっている気がする。

 それなのに、熱は溜まる一方で、一向に吐き出せない。痛いほど張り詰めた陰茎は、もういつ爆ぜてもおかしくないのに、未だ硬度を保ちヴァルクが指を動かす度にビクビクと震えている。

 早く熱を吐き出したくて、気づけばとんでもないことを口にしていた。

「んっ、はぁ...あっ、ヴァ、ルクっ...。んんっ、前も、は...さわって...」

「くっ、だからっ....」

 少しイラついたような言い方に、また怒らせてしまったのかと不安になる。

「ああっ!あっ、イっ....、んぁあっ!」

 だが、陰茎に触れられるとそのことしか考えられなくなり、優しく上下に擦られただけで呆気なくイってしまった。2人一緒に気持ちよくならなきゃ意味ないとか言っておきながら、結局1人で気持ちよくなってしまっている。

 しかも媚薬のせいなのか、吐き出せたのに熱は治るどころか未だ陰茎は硬いまま、ドクドクと脈を打っている。

「んっ、ヴァルク....。も、挿入れて、いいからっ....は、ぁ....」

「いや、もう少し広げないと....」

「いい、からっ....。はぁ....、おねがいっ....」

「っ、......わかった」

 早くヴァルクにも気持ち良くなってもらいたくて、早く繋がりたくて急かした。ヴァルクはまた顔を歪めながらも後孔から指を引き抜き、熱く、硬くなった先端を当てがう。まだ当てているだけなのに熱くて溶けそうだ。

 先端がゆっくり押し入ってくる。指とはまた違う、熱量と圧迫感。あまりの苦しさに一瞬息が止まった。

「くっ....、やはり、まだ辛くないか....?一回抜いて——」

「ダメ!んぁっ....、ぬかないでっ....。ふ...ぁっ...」

 引こうとしたヴァルクの腰に脚を絡ませ、咄嗟に抜くの阻止していた。引き寄せた反動で、多分先端しか挿入っていなかったであろう陰茎が奥へと挿入ってくる。
 その時、ヴァルクの陰茎が震え、熱いものがナカに注ぎ込まれたような感覚があった。

「うっ....は.....」

 ヴァルクの顔が苦しそうに歪んでいる。その瞳はなんだか熱っぽい。
 あれ、なんでこんなヴァルクの顔がはっきり見えるんだろ.....。
 いつの間にか部屋が明るくなっていたが、そのことに構っていられる程の余裕はもうない。

「ヴァルク....、きもちい?」

「っああ....。サクヤは、気持ちいいか...?」

「ん.....。中にいるだけで、きもち....んぅっ!」

 埋められたままだった陰茎が再び硬さを取り戻し、ナカを圧迫した。

「っ...、サクヤ、脚を外してくれ....」

「んっ...、はぁ....。やだ....」

「頼むっ...、はっ.....。止められなくなってサクヤを傷つけてしまいそうで怖いっ.....」

 そんなこと。気遣ってくれるのは嬉しいけど、そこまでやわじゃないし。もっと俺を求めて欲しい。

「はっ...ぁ、いいよ。んっ、好きに、動いていいからっ....」

 そう言いながらヴァルクの腰を引き寄せる。ヴァルクの精液でより滑りがよくなったからか、更に奥へと入っていく。

「くっ....、はぁ.....。わかった...。暴走したら、殴ってでも止めてくれ.....」

「んぁっ!あっ、うっ..んんっ....」

 ヴァルクが俺の両脚を掴み、ぐっと身体を寄せたことで一気に圧迫感が増した。もうこれ以上入らないんじゃないだろうかと思うくらい奥まできている気がするが、痛みはなく、あるのはやはり快感だけ。

 しかもゆっくりと上下に腰を動かし始め、ゴリゴリと肉壁が擦れると、更なる快感に襲われる。入っているだけでも気持ち良かったのに、これ以上気持ち良くなったら脳みそが溶けてしまうんじゃないだろうか。

「ひぁっ!あっ、まっ..そこっ、あっ、すぐイっちゃ...!」

 ヴァルクの手が陰茎へと伸びた。先程より刺激が強いのに、更に先端を刺激され、あまりの快楽に目の前に火花が散ったかのように点滅する。背中をのけ反らせて快楽を逃そうにも無駄だった。

「ここも触らないと出せないんだろう?」

「そっ、だけどっ....!あっ、やああっ!」

「はっ....っ.....」

 止める間もなく先端を強く押され、二度目の精を吐き出した。一拍遅れてナカにまた熱いものが注ぎ込まれる。肩で息をしている俺とは違い、ヴァルクは少し乱れている程度。ただ、目の奥がぎらりと光り、まるで肉食獣を連想させた。

 その表情にドキリとしながらも、二度精を吐き出してようやく熱が少し引いてきたように思う。これならもう少し休めば薬も抜けそうだ。ほっとした直後、ヴァルクの陰茎が再び硬さを取り戻した。

 復活早いな!
 俺でさえまだ復活していないのに、ヴァルクのはすっかり元通りだ。むしろさっきよりも大きくなってないか?まあ、それだけ俺を求めてくれてるってことだから嬉しいけど。


 それからお互いに、気の済むまで求め合った。
 明日から暫く会えないということもあり、離れがたいのもあったのだが........。

「やあっ、あっ、ヴァルクっ...。もっ、んぅ!や..めっ...!ぁあっ!」

 何度頼んでも全く止まってくれず、何度イかされたのかも、ヴァルクが何度イったのかもよくわからない。暴走したら殴って止めてくれと言われたものの、そんな体力ももう残っておらず、最終的に意識を手放した。
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