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お付き合い
お預け
郁人と付き合うようになって1週間が経った。
変わった事といえば郁人の距離がやたら近くなったことくらい。悪い気はしないのだが、職場では勘弁してほしい。言っても聞かないし。
ああ、それともう一つ。
職場でやたら"おめでとう"と言われるようになった事。
なんのことかわからず、聞こうにも一言言ってすぐに去ってしまうのでそれもできない。ただ、同期に「式には呼べよ~」と言われ、なんとなく察しがついた。
みんなと同様、一言言って去って行こうとする同期の腕を掴んで使っていない会議室に連れ込んだ。
「.....おい、こんなとこ柊に見つかったら俺殺されるんじゃ....」
「安心しろ、骨は拾ってやる」
「否定しろよ!」
「冗談だって。それより式ってなんのことだよ」
「なんのことって....結婚すんだろ?」
「誰が言ってた?」
「柊だけど」
ああ、やっぱり。あいつまた勝手なこと言いやがって.....。
「なんだよ、喧嘩でもしたのか?」
「....いや、喧嘩はしてないけど....。.....その、...付き合うことにはなったけど...、まだ結婚するって決めたわけじゃなくて....」
「....まだ、ねぇ....」
「とにかく!他の人たちに否定しといてくれ!」
「え~、やだよめんどくさい」
「そんなこと言わずに!飯奢るから!」
そう拝みながらぐいっと近づいた直後、会議室の扉がバン!と音を立てて勢いよく開いた。びっくりして扉の方を見ると郁人の姿が。口元はにっこりと弧を描いているが、目は全く笑っていない。
「伊織先輩?なにやってるんですか?」
一瞬で空気がピリッとしたものに変わり、冷たく、鋭い目で射抜かれるとやましいことなどなにもないのに言葉に詰まる。
「っ...なにって...、お、お前が余計なこと言うからだろ!?」
「だったら俺に言えばいいじゃないですか」
「...どうせしらばっくれるくせに」
なにも言わずにっこり笑って返された。
やっぱりそうなんじゃん。
ぶすっとしながら郁人を見ると腰を引き寄せられる。
「そんなに口尖らせてキスして欲しいんですか?」
「は!?馬鹿っ、人がいるのにやめろって!」
顔がどんどん近づいてくるので顔を伏せながら逞しい胸板をぐいぐいと押す。
くそっ...だいたいなんでこいつ無駄にガタイが良いんだ。
「もういませんよ?」
「へっ!?」
周りを見ると確かに俺と郁人の2人きり。
あいついつの間に....!
なぜか裏切られたような感覚に陥りながらも必死に郁人を説得した。
「ここ会社だからな!?」
「会社じゃなかったらいいんですか?」
「そう言う問題じゃ——んんっ」
説得も虚しく、唇を塞がれてしまう。
入り込んできた舌から逃れる術はなく、次第に胸を押し返す力も弱くなる。
「ふっ...ぁ..ん....」
暫く水音が響いてから解放された。
「っ...誰か来たらどうするつもりだよっ....」
「だって最近伊織さんに触れてないんですもん」
「嘘つけ!最近隙あらば触ってくるくせに!」
現に今もキスからは解放されたものの、抱きしめられてお尻を揉みしだかれている。
「服の上からじゃなくて肌と肌を合わせたいんですよ。伊織さん平日は抱かせてくれないから」
「だっ...!あ、当たり前だろ!?あの後大変だったじゃんか...!仕事に支障をきたす!」
初めて繋がった夜、何回目かわからないほどイかされてぶつりと意識が途切れたのだ。しかも目が覚めると体中痛いし足に力は入らないし、散々喘がされたお陰で声もかすれていた。次の日が仕事だったらと思うとぞっとする。
「あれは俺も反省してますって。余裕なくてがっついちゃって。謝ったじゃないですか」
「....信用できない」
「うっ...信頼回復に努めます...」
「よろしい。じゃあ離して」
「....もう少し駄目ですか?」
「.....あのなぁ、我慢してるのはお前だけじゃないんだぞ。俺だって我慢してんだ」
だいたいこんな中途半端に触ったら余計触りたくなるじゃないか。
だから早く離して欲しくてそう言ったのに、逆にぎゅっと強く力を入れられた。
「郁人っ....?」
「........今ので勃ったんですけど」
「は!?」
今のってどれ!?どこにそんな要素あった!?
「ばかっ、ここ会社だってこと忘れてないかっ!?押し付けるな!」
"会社"という単語にぴくりと反応し、腕を緩めてくれたのでほっと胸を撫で下ろす。
「......早退しません?」
「しません」
即答するとあからさまにシュンとする。犬の耳まで見えそうだ。
「じゃあ今日泊まってってください。ご飯作るんで宅飲みしましょう?」
「え」
なんか今OKしたらエッチしたいみたいじゃない?明日土曜日だし。いや、したくないわけじゃないけど...。
などと考えていたら再び硬いものが身体に押し当てられた。
「来てくれないならここでしてもいいですけど?」
「っわかった!わかったから離れろ!」
「絶対ですよ?逃げちゃ駄目ですからね?」
「わかったって!」
そうして郁人の家に行くことになってしまった。
変わった事といえば郁人の距離がやたら近くなったことくらい。悪い気はしないのだが、職場では勘弁してほしい。言っても聞かないし。
ああ、それともう一つ。
職場でやたら"おめでとう"と言われるようになった事。
なんのことかわからず、聞こうにも一言言ってすぐに去ってしまうのでそれもできない。ただ、同期に「式には呼べよ~」と言われ、なんとなく察しがついた。
みんなと同様、一言言って去って行こうとする同期の腕を掴んで使っていない会議室に連れ込んだ。
「.....おい、こんなとこ柊に見つかったら俺殺されるんじゃ....」
「安心しろ、骨は拾ってやる」
「否定しろよ!」
「冗談だって。それより式ってなんのことだよ」
「なんのことって....結婚すんだろ?」
「誰が言ってた?」
「柊だけど」
ああ、やっぱり。あいつまた勝手なこと言いやがって.....。
「なんだよ、喧嘩でもしたのか?」
「....いや、喧嘩はしてないけど....。.....その、...付き合うことにはなったけど...、まだ結婚するって決めたわけじゃなくて....」
「....まだ、ねぇ....」
「とにかく!他の人たちに否定しといてくれ!」
「え~、やだよめんどくさい」
「そんなこと言わずに!飯奢るから!」
そう拝みながらぐいっと近づいた直後、会議室の扉がバン!と音を立てて勢いよく開いた。びっくりして扉の方を見ると郁人の姿が。口元はにっこりと弧を描いているが、目は全く笑っていない。
「伊織先輩?なにやってるんですか?」
一瞬で空気がピリッとしたものに変わり、冷たく、鋭い目で射抜かれるとやましいことなどなにもないのに言葉に詰まる。
「っ...なにって...、お、お前が余計なこと言うからだろ!?」
「だったら俺に言えばいいじゃないですか」
「...どうせしらばっくれるくせに」
なにも言わずにっこり笑って返された。
やっぱりそうなんじゃん。
ぶすっとしながら郁人を見ると腰を引き寄せられる。
「そんなに口尖らせてキスして欲しいんですか?」
「は!?馬鹿っ、人がいるのにやめろって!」
顔がどんどん近づいてくるので顔を伏せながら逞しい胸板をぐいぐいと押す。
くそっ...だいたいなんでこいつ無駄にガタイが良いんだ。
「もういませんよ?」
「へっ!?」
周りを見ると確かに俺と郁人の2人きり。
あいついつの間に....!
なぜか裏切られたような感覚に陥りながらも必死に郁人を説得した。
「ここ会社だからな!?」
「会社じゃなかったらいいんですか?」
「そう言う問題じゃ——んんっ」
説得も虚しく、唇を塞がれてしまう。
入り込んできた舌から逃れる術はなく、次第に胸を押し返す力も弱くなる。
「ふっ...ぁ..ん....」
暫く水音が響いてから解放された。
「っ...誰か来たらどうするつもりだよっ....」
「だって最近伊織さんに触れてないんですもん」
「嘘つけ!最近隙あらば触ってくるくせに!」
現に今もキスからは解放されたものの、抱きしめられてお尻を揉みしだかれている。
「服の上からじゃなくて肌と肌を合わせたいんですよ。伊織さん平日は抱かせてくれないから」
「だっ...!あ、当たり前だろ!?あの後大変だったじゃんか...!仕事に支障をきたす!」
初めて繋がった夜、何回目かわからないほどイかされてぶつりと意識が途切れたのだ。しかも目が覚めると体中痛いし足に力は入らないし、散々喘がされたお陰で声もかすれていた。次の日が仕事だったらと思うとぞっとする。
「あれは俺も反省してますって。余裕なくてがっついちゃって。謝ったじゃないですか」
「....信用できない」
「うっ...信頼回復に努めます...」
「よろしい。じゃあ離して」
「....もう少し駄目ですか?」
「.....あのなぁ、我慢してるのはお前だけじゃないんだぞ。俺だって我慢してんだ」
だいたいこんな中途半端に触ったら余計触りたくなるじゃないか。
だから早く離して欲しくてそう言ったのに、逆にぎゅっと強く力を入れられた。
「郁人っ....?」
「........今ので勃ったんですけど」
「は!?」
今のってどれ!?どこにそんな要素あった!?
「ばかっ、ここ会社だってこと忘れてないかっ!?押し付けるな!」
"会社"という単語にぴくりと反応し、腕を緩めてくれたのでほっと胸を撫で下ろす。
「......早退しません?」
「しません」
即答するとあからさまにシュンとする。犬の耳まで見えそうだ。
「じゃあ今日泊まってってください。ご飯作るんで宅飲みしましょう?」
「え」
なんか今OKしたらエッチしたいみたいじゃない?明日土曜日だし。いや、したくないわけじゃないけど...。
などと考えていたら再び硬いものが身体に押し当てられた。
「来てくれないならここでしてもいいですけど?」
「っわかった!わかったから離れろ!」
「絶対ですよ?逃げちゃ駄目ですからね?」
「わかったって!」
そうして郁人の家に行くことになってしまった。
感想 8
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