逆立ちのウォンバット

逆立ちのウォンバット

1
BL 連載中 短編
気がつくと、俺は駅のトイレで泣いていた。 自分の名前も、どうしてここにいるのかも分からない。 財布の学生証に書かれていた名前は、“藤森双葉”。 何も分からないまま駆け込んだ総合病院で、混乱する俺に声をかけてくれたのは、優しい笑顔の精神科医・松村和樹だった。 「大丈夫ですよ」 そう言って、否定せず、急かさず、怖がる俺を受け止めてくれる先生。 けれど、失った記憶の奥には、思い出したくない“何か”があるようで――。 記憶を失った大学生と、穏やかな精神科医の、静かな救済の話。
24h.ポイント 427pt
小説 3,128 位 / 222,842件 BL 576 位 / 30,931件
文字数 1,770 最終更新日 2026.05.11 登録日 2026.05.11
1