心理描写 小説一覧
33
件
2
シナスタシア(共感覚)を持つ青年が、呪いと称した「音と色に狂わされた自分の世界」を愛せるようになるまでのお話。
別作品「極彩色を纏う」のスピンオフ作品。
幼馴染の彫り師「霧島秋兎」は何故彫り師を目指したのか。彼の若かりし頃に寄り添うお話です。
※本作に登場する共感覚の描写は、実在の症状・学説・個人差に基づいたものではなく、フィクションとしての演出や物語上の象徴的表現が含まれています。
実際の共感覚とは異なる点があることをあらかじめご了承ください。
2章を11月から再開予定。
文字数 72,155
最終更新日 2025.11.22
登録日 2025.07.09
3
自己肯定感ゼロ×圧倒的王太子───美形スパダリ同士の成長と恋のファンタジーBL。
鎖国国家クルシュの第三王子アースィムは、結婚式目前にして長年の婚約を一方的に破棄される。
ヤケになり、賑やかな幼馴染み達を引き連れ無関係の戦場に乗り込んだ結果───何故か英雄に祭り上げられ、なぜか嫁(男)まで手に入れてしまう。
「自分なんかがこんなどちゃくそ美人(男)を……」と悩むアースィム(攻)と、
「この私に不満があるのか」と詰め寄る王太子セオドア(受)。
互いを想い合う二人が紡ぐ、恋と成長の物語。
他にも幼馴染み達の一抹の寂寥を切り取った短篇や、
両想いなのに攻めの鈍感さで拗れる二人の恋を含む全四篇。
フッと笑えて、ギュッと胸が詰まる。
丁寧に読みたい、大人のためのファンタジーBL。
他サイトでも公開しております。
文字数 145,000
最終更新日 2025.11.19
登録日 2025.04.29
4
過去に縛られている少年・蔦森善吉は、
罰ゲームの一環で、少女に告白した。
名前は――恋仲ひな緒。
声を持たず、喋ることができない少女だった。
冗談のつもりだった。
だが返ってきたのは、一頁のノートと、一発のビンタ――
沈黙のまま、彼女は拒絶を叩きつけた。
それで終わるはずだった。
しかし、SNS、いじめ、家庭の影、心の傷――
現実の光と影が、舞台の観客のように彼らを照らし出す。
現代を生きる高校生たちは、
さまざまな「声」をぶつけ合い、
必死に、届くことを信じて手を伸ばし続ける。
これは、過去を赦し、誰かを壊し、
そして自分さえ疑いながら、再び立ち上がろうとする群像劇。
声がなくても。
それでも届くものは、きっとある――そう信じて。
――――――
◆もし何か心に残るものがありましたら、
ご評価やご感想をいただければ励みになります。
宜しくお願いいたします!
文字数 105,365
最終更新日 2025.11.15
登録日 2025.10.14
5
6
あやのは、少し繊細で感受性豊かな女性。
隣にいるつばさは無愛想で冷たく見えるが、ほんの小さな優しさを秘めている。
二人の関係は、言葉よりも生活音や仕草、朝の光や匂いで伝わるもの。
朝ごはんを作る音やコーヒーの香り、窓から差し込む光
そんな何気ない日常の中で、あやのはつばさの存在を感じ、心を揺さぶられる。
切なくも前向きな、日常の小さな恋の物語。
文字数 421
最終更新日 2025.11.03
登録日 2025.11.03
7
幼い日に突然引き裂かれた、二人の少女の関係。
「裏切り者」と呼ばれた白河栞は、自らに課した罪の意識の中で、息を潜めるように生きてきた。
十年の時を経て、運命は再び彼女の前に黒瀬凛を現す。
「償いたいなら──私に付き合って」
凛が示した歪んだ関係の果てにあったのは、赦しか、それとも新たな地獄か。
過去に縛られる者と、執着を捨てきれない者が紡ぐ、痛みと切なさの物語。
【AI活用に関する注記】
本作品は、本文執筆にGeminiを活用し、最終的な調整・編集は筆者が行いました。
文字数 3,672
最終更新日 2025.10.20
登録日 2025.10.20
8
9
世界は壊れ、かろうじて秩序だけが保たれている。
そこに「希望」と呼べるものがあるのかどうかは、誰にも分からない。
ある者は幼子を抱き、ある者は愛を乞い、ある者は閉ざされた空間で外を夢見る。
そしてある者は、心を持たぬまま日常を繰り返す。
『いたいけなほしくず』は、断片的に語られる物語の集積です。
これまでに「セプティマとポステア」「ドウシィとプレマルジナ」「ウノスとトレサ」「トレィス」が紡がれてきましたが、これはまだ途上にすぎません。
荒廃した世界を舞台にしていますが、描かれるのは絶望そのものではなく、そこで「ただ生き延びていく」人々の姿です。
それは「男性向け」「女性向け」といった区切りを越えて、普遍に響くものだと信じています。
壊れた世界の日常に潜む“いたいけさ”を、あなたに。
文字数 70,053
最終更新日 2025.09.30
登録日 2025.08.31
11
二か月間、世界を拒んで部屋に閉じこもる陸翔。
外に出られない栞が操るドローンが、彼の窓を叩いた瞬間、二人の物語は始まった。
音楽、ささやかな日常、そして心の奥の言葉。
互いに支え合おうとするたび、その重さが二人を試していく。
文字数 3,854
最終更新日 2025.09.12
登録日 2025.09.12
12
婚約解消を言い渡されたライナは、帰り道に怒りに任せて石を蹴り飛ばして、強面の男性にぶつけてしまう。
怒号を浴びせられ、追いかけられたことで身の危険を感じたライナは、ギルドで護衛を頼むことになる。
紹介された冒険者の名前はリオ。
真面目に任務を遂行しようとする彼に、物足りなさを感じるライナだったが、身を挺して守ろうとする姿に心の揺らぎを感じるようになる……
※カクヨム様、小説家になろう様、エブリスタ様、Solispia様でも掲載しています。
文字数 11,223
最終更新日 2025.08.28
登録日 2025.08.24
13
魔法から逃げるため、初めて授業をサボってしまった私。
木の下でうずくまってると、男子が頭に落ちてきた。
しかもこいつは学院一の問題児。
私とは性格正反対。避けようとしてるのに、ぐいぐい話しかけてくる。
馴れ馴れしくするのはやめてくれ。臆病な私はお前みたいな人間が苦手なんだよ。
※小説家になろう様、カクヨム様でも掲載しています。
文字数 6,704
最終更新日 2025.08.23
登録日 2025.08.21
14
幼い頃の事故で母と妹を失い、一人で生きてきた十四歳の炭咲。復讐だけを生きる目的とし、誰にも心を開かずにいた彼の前に、ある日突然「パパ」と呼ぶ少女が現れる。
自分と同じ孤独を抱えた少女に「ステラ」と名付け、不器用ながらも家族として向き合おうとする炭咲。初めて知る家族の温もりに、凍りついた心が少しずつ溶けていく。
しかし、ステラの正体を狙う者たちによって、二人は引き裂かれてしまう。愛する「娘」を守るため、炭咲は実の父親と対峙することになる。復讐か、愛情か——十四歳の少年が下した選択とは。
文字数 162,281
最終更新日 2025.07.29
登録日 2025.07.15
15
16
幼なじみの君は、どこか寂しげだった。
放課後、公園で重ねる言葉の奥で、
僕の感情は“愛”という名を借りた何かに変わっていく。
君が優しくするから、僕はもう普通でいられない。
――優しさは、壊したくなるほど眩しかった。
文字数 2,586
最終更新日 2025.07.12
登録日 2025.07.12
17
18
文字数 1,884
最終更新日 2025.06.19
登録日 2025.06.19
19
文字数 512
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.06.18
20
誰かに言われたわけじゃない。
でも、ずっと心の中で響いていた。
——僕は、君が嫌いだ。
他人との関係に怯え、期待もせず、承認を求めながらも殻に閉じこもる。
そんな「君」への告白は、限りなく苦く、そして優しい。
文字数 1,317
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.06.12
21
江戸時代、罪人の首を刎ねる「御様御用」という宿命を背負った男がいた。彼の名は甚兵衛。代々続く処刑人の家系に生まれた彼は、物心ついた頃から血と死の匂いに囲まれて育った。しかし、甚兵衛は決して冷酷な男ではなかった。むしろ、繊細で感受性豊かな魂を持ち、斬り捨てた者たちの最期の顔が、夜な夜な悪夢となって彼を苛んだ。
処刑人として感情を殺し、ただ職務を全うすることだけを求められてきた甚兵衛。だが、ある日、飢えに苦しむ幼い子のため米を盗み、処刑される女おきぬと対峙する。その澄んだ瞳に宿る母の深い愛情と諦念は、甚兵兵の心を深く揺さぶり、彼の内に秘められた人間性を呼び覚ます。
甚兵衛の苦悩が深まる中、彼の前に、おきぬの兄と名乗る謎の浪人権蔵が現れる。妹の復讐に燃える権蔵の憎悪は、甚兵衛の心に決定的な問いを突きつける。「お前は人殺しだ。血に塗れた手で、何を語れるのか?」
己の「業」と、人間としての「正義」の間で激しく葛藤する甚兵衛。彼は、血塗られた宿命から逃れることができるのか? そして、この避けられない対決の先に、彼が見出すものとは――。
『血の轍』は、処刑人という極限の状況下で、人間の心の闇と光、そして命の尊厳を深く掘り下げる、魂の物語です。
文字数 18,713
最終更新日 2025.05.23
登録日 2025.05.23
22
23
「恭姫を悪く言うヤツは、俺が許さない」
最高位の姫に仕える剣士には、決して口外できない秘密がある。
秘密を知る度に印象が変わり、物語は枝分かれして絡み合っていく恋愛ミステリー。
剣士が抱える秘密を知らない姫:恭良《ユキヅキ》は、護衛の剣士:沙稀《イサキ》に想いを寄せている。
姫と護衛の剣士の恋愛はご法度。だがこのふたりには、それ以上の難関が待ち構えている。
すべて始まりは『愛と美の神』と悪魔の子が出会い、起こってしまった悲劇。大神は神々と精霊体に命を下した。
舞台の裏で発動されているのは、『女神』”回収プログラム”。
使命を遂行し、三回転生後に天界へ帰還せよ。
大神の命を受けた神々と精霊体は、人となり輪廻転生の輪に組み込まれた。
人となった神々と精霊体は一度その生を終え、二度目の生を受けて第一部が開幕。悪魔の子も神々も精霊も、同じ時代に生を受ける。
各々は己の正体を知らず人々に紛れ、苦難に立ち向かいながら懸命に生きていく。
昔々に背負った因果を抱えながら各々の困難と懸命に立ち向かう、残酷で美しい物語。禁忌を犯した神と、堕ちた神の末路を描く世界へようこそ。
これは、ただの転生や恋愛の物語ではなく、生を巡りながら魂をかけた壮大な“救済譚”。
──後悔はない。
──たとえ、神に逆らう行為だとしても。
何が幸せで、何を祈り、何を望むのか。
大切な人を、大切なものを守りたい──。
あなたの、大切な『もの』は何ですか。
★=イラスト有。他小説サイトでも連載中。タイトルは「めがプロ」と略します。
※未成年の性、近親相姦を含むストーリーですが、推奨はしておりません。
※一話の文字数を調整したので、サブタイトルのうしろに(1)や(2)とあります。
※20230427表紙&ロゴは九重ゆめさんが作成して下さいました。
文字数 1,184,960
最終更新日 2025.05.13
登録日 2020.06.23
24
西暦2157年。
人類は肉体を捨て、仮想世界《エーテル》へと移行した。
死も老いも克服され、人間の意識はデータ化されて永遠の進化を手に入れた。
この楽園を創り上げたのは天才科学者、レオハルト・カストナー。
彼は確信していた――エーテルこそが、人類が辿り着くべき「神の領域」であると。
だがある日、彼はシステムの深部で不可能な記録を目にする。
《エーテル起動記録:西暦2147年》
世界の創造は10年前に始まったはずだった。
にもかかわらず、それ以前のデータが存在しているのだ。
エーテル誕生より古い記録が、なぜエーテルの内側にあるのか?
誰が、何の目的で?
過去を記録する者、秩序を維持する者、
そして、この世界を監視する者たち。
真実に近づくたび、完璧であるはずの世界は静かに歪み始める。
それでもエーテルは、彼の意識に囁き続けた。
「ようこそ、永遠の世界へ」
この『永劫』という名の檻から脱出する術は、本当に存在するのだろうか――?
文字数 19,910
最終更新日 2025.03.19
登録日 2025.03.19
25
26
「妖物」と呼ばれる、物体が感情を持ったものが跳梁跋扈……とまではいかないが、まぁ生活をそれなりに脅かす程度には人間に悪い影響を及ぼしている昨今。
その妖物を駆除する「妖滅官」を育成する学校で、孤独がコンプレックスの椎茸大好きぶっ飛び女剣士ユキ、チャラ男だが常識人で影が薄い村尾、ユキに執着する変態ストーカー水沢の三人は出会う。
その後彼らは卒業し、何か知らんけど子供の頃から損ばかりしているサイコパス予備軍の白羽、スピード感溢れる妖刀「隼」、ドケチ道をひた走る良い上司篠崎らが登場、物語は加速したり、しなかったりする。
やがてユキは、なんやかんやあったせいでいわゆる燃え尽き症候群を発症、自ら破滅への道を望むようになる。
ユキよ、失った又はそう自分が思い込んでいる全てを取り戻せ! それと並行して椎茸栽培キットの取扱いを極めろ‼︎ そしてストーカー水沢の想いは最終的にユキの心の臓に届くのか⁈ 彼らの頭蓋内にお花が咲き乱れ青い鳥が飛び交いどじょっこだのふなっこだのが狂喜乱舞する季節は果たして訪れるのか⁈
ストーカーの・ストーカーによる・ストーカーのための(ラブ)ストーリー。主題は「純愛(?)」及び「人生の分岐点」。
ハッピーエンドです。
尚、上でストーカーストーカー連呼したが、ストーカー行為を推奨している訳では決して無いことを明記しておく念の為! 駄目、絶対‼︎
文字数 109,066
最終更新日 2024.07.12
登録日 2024.06.24
27
ある精神病院に入院している患者目線からのお話。なんだか希望が持てる、良い話系を目指しました。2000年、つまり20世紀最後の年は、2000年問題が騒がれたり、ミレニアムが流行語になったり。まだ、宇多田ヒカルがデビューして間もない時代だったもんなあ。
追記:精神病院関連の話をシリーズとしてまとめることにして、シリーズタイトルを変えました。
文字数 3,900
最終更新日 2024.01.24
登録日 2023.12.02
28
29
友達って何なんだろうね?といい歳して今でも思います。10代の頃のまさしく厨二病真っ只中だった頃に出会った思い出の人を題材に書いた散文です。この文を作成してからかなり年月が経ちますが、作成当時も今も割り切れるかと言うと、実は微妙です。
文字数 1,452
最終更新日 2023.12.03
登録日 2023.12.03
30
いい年をして、未だに人付き合いが上手くありません。やっちまったよ、が人付き合いにおける私の口ぐせになっています。失敗を繰り返しながら学習していくんでしょうが、一体いつになったらこの苦手意識なんとかなるんでしょうか。そんな気持ちを散文体に綴りました。
文字数 426
最終更新日 2023.12.01
登録日 2023.12.01
31
文字数 4,310
最終更新日 2021.07.26
登録日 2021.07.26
32
「時代と世界が変わっても、現実は変わらない」
いつものように眠り、いつものように起きる。
しかしそこは既にいつもの場所ではなかった。
右も左も分からず閉じ込められ、隣のエルフに助けられるも、向かった先に安住の地は存在しない。
この世界でも私はただの異物でしかなかった。
世界が変わっても現実は変わらない。
自分という人間もまた、そう簡単に変わらない。
だったらいつものように生きていくしかない。
十人十色でも、私のやり方は今も昔も一つだけだ。
――足掻いて、もがけ。
それだけが今を生きる人間の逝き方だ。
――――――――――――――――――――――――――――――――
※なろう、カクヨムで同時投稿をしています。
※既存の連載分に追いつくまで、1日1回更新します。
文字数 336,924
最終更新日 2020.08.08
登録日 2019.01.19
33
第 23 回ノベラボグランプリオールジャンル最終候補作品に選出されました。
自殺を誇りに思い、崇高している自殺専門の写真家。今日も自殺者の依頼を受け、闇へ飛び放つその姿を撮っていく。一筋の夢を抱えながら――。
一方、ドジだが明るく社交的な記者の佐々中菊は会社で孤立していた。汚名返上のために自殺写真家の正体を暴くため、動き出す。そしてその途中、菊は自殺写真を送り付けられた人たちの声を聞き、自殺も目撃してしまう。いつしか汚名返上のためではなく、止めなければならない使命感を抱いた。
「明日、あなたの死に際を撮りに行きます」
皮肉にも、世界を止めたかった自殺が二人を繋ぐのだった。
文字数 74,377
最終更新日 2017.12.02
登録日 2017.10.27
33
件