CROSSOH

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ファンタジー 連載中 長編
大地の下を走る《残響脈(エコーライン)》の暴走を鎮めるため、 人々は自らの最期の鼓動を塔に捧げ、封印と追悼の柱――灰鉄塔を築いてきた。 もとは災厄を抑え、街を守るための“生活インフラ”だった灰鉄塔は、 いつしか国境を分ける境界線となり、支配と独立の象徴となっていく。 灰鉄塔を管理する大国、 平定の名のもとに塔を押さえようとする帝国、 塔を奪い返そうとする小国と反乱軍、 そして、エコーと灰鉄塔の起源を知る宗教勢力《残響教団》。 それぞれの「正しさ」と「言い分」がぶつかり合い、 三十三年にわたる大規模な戦い――灰鉄戦役は幕を閉じた。 物語は、その“終わったはずの戦争”を、 前線で見届け続けたフロントリコーダー・クロムスの語りから始まる。 灰鉄塔の下で育った少年兵・カガリ。 平定を信じながら戦場に立つ帝国貴族・ノア。 塔を奪われ家族を失った反乱の旗手・ロウ。 残響と塔の罪を知りながら祈りを続ける教団神官・セラ。 四人の英雄が、互いに譲れない思想を抱え、 灰と鉄と心臓を賭けて、終わらない残響に抗った。 これは、塔を守ろうとした者と、塔を壊そうとした者と、 塔そのものを裁こうとした者たちが奏でた、 ひとつの戦祈《アイアンリクイエム》の記録である。
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文字数 7,620 最終更新日 2025.12.16 登録日 2025.12.16
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