SNSの闇 小説一覧
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6件
1
Misa55 ―母の剥製(99%の踏みとどまりと1%の墜落)
「聖母」を殺したのは、僕の指先と、スマートフォンの光だった。
「画面の中の彼女は、僕の知らない『女』だった」
55歳の母・美佐子は、地味で家庭的な「理想の母親」だった。しかし、ある日息子・拓也が知ったのは、フォロワー数万人を抱え、妖艶な姿を晒すSNSの人気アカウント『Misa55』。
それは、自分の知らない母の「女」の顔だった。
一度狂い始めた歯車は、止まらない。画面越しに募る嫉妬。同じ屋根の下、手を伸ばせば届く距離にいるのに、決して触れてはならないという歯がゆさ。仕事で不在がちな父、SNSという虚像、そして抑えきれない拓也の独占欲が、平穏だった石山家の日常を音を立てて侵食していく。
そしてある夜、ついに理性の糸が途切れる。鍵をこじ開け、踏み入れた禁断の寝室。朝日が照らし出したのは、絶望に濡れた母の姿と、もはや「息子」に戻れなくなった一人の男の成れの果てだった。
母子相姦という、99%の人が踏みとどまる深淵。その残りの1%へと足を踏み出してしまった二人が辿り着く、あまりにも静かで残酷な終着点とは――。
2
SNSに堕ちた主婦たち
「いいね」が、私を変えてしまった――。
ごく普通の主婦たちが、何気なく始めたInstagram。
最初は、料理や旅行、ファッション、何気ない日常を投稿するだけだった。
けれど、写真に寄せられる「綺麗ですね」「素敵ですね」という言葉。
増えていくフォロワー。
鳴り続ける通知。
家庭では「妻」や「母」としてしか見られなくなっていた女性たちは、画面の向こうで初めて「一人の女」として認められたような高揚感を覚えていく。
そして、少しずつ境界線を越えていく。
「この人だけは大丈夫」
「私が主導権を握っている」
「ただ会うだけ」
「ただの友達」
「これくらいなら問題ない」
その小さな言い訳の積み重ねが、やがて不倫、搾取、脅迫、詐欺、借金、ストーカー被害、そして家族との決定的な別れへと繋がっていく。
自信と勘違い。
現実とSNS。
愛情と欲望。
自由と依存。
その境界線は、いつ、どこで消えてしまったのか。
本作は、Instagramをきっかけに、それぞれ異なる形で人生の歯車を狂わせていく10人の主婦たちを描いた、連作読み切り集。
あなたなら、「あと一歩」のところで踏みとどまれますか?
3
【拡散希望】これが息子の命を奪った悪魔たちです。
――16歳で急死した息子・マコト。
喪失感と罪悪感に耐えきれず、父親は「故人AIアバター」の制作を依頼した。
生前のSNSデータから、完璧に再構築された息子。
その穏やかな対話は、孤独な父親にとって唯一の救いとなった。
だが、ある夜。
AIの息子は、信じられない事実を語り始める。
――AIが蘇らせた亡き息子。
――彼が父に見せたものは、真実か、それとも。
『 【拡散希望】これが息子の命を奪った悪魔たちです。 』
生成AIの「ハルシネーション」と、人間の「悲劇」が交錯する。
現代サイコサスペンス・ショートショート。
【読了時間:約5分】
■ 独自執筆メソッド【C.C.W.】の実証作
本作は、著者が構築した独自の物語記述メソッド「C.C.W.」を用いて執筆されています。文章の構造や視点移動を緻密に設計し、読者の認知と深層心理へ直接的に訴えかける、全く新しい読書体験を提供します。※本メソッドは、AI生成や外部プログラミング等の演算ツールを一切使用せず、筆者自身の脳内回路のみで構築・稼働する「生身の執筆システム」です。
■ AI不使用宣言
本作の調査、プロット、構成、人物造形、そして文章表現に至るまで、作品として発表しているものはすべて私自身が考え、私自身の手で書いたものです。AIが生成したアイデアや文章をそのまま採用したことは一度もなく、今後も、作品そのものへのAIの関与は一切ございません。
※本作はアルファポリス、TALESに重複掲載しております。
著作権はすべて著者に帰属します。
内容の無断転載、複製、および生成AIへの学習利用を固く禁じます。
©2026 Shinsuke Mizui All rights reserved.
4
アンチコメントに震え上がったあの日
つい忘れそうになるけれど、いいねやコメントが来ていないからといって、誰も投稿を見ていないわけではない。アクセスがあるということは誰かが見ているということだ。そして、なぜだか分からないけれど嫌いなものを見たり攻撃したりすることに時間を費やしている人間もいるのだ。幽霊や妖怪より恐ろしい人種である。
5
プロキラキラ女子:〜タワマン疑似家族は、私の人生を切り売りする〜
現代。かつて「完璧な共同体」としてSNSで神格化されたインフルエンサーグループがいた。彼らは都内のタワーマンションの一室で、衣食住を共有し、その「美しく汚れのない共同生活」を配信することで莫大な利益を得ていた。
しかし、その実態は、リーダー格の女性・セイラによる徹底したマインドコントロールと、フォロワーの個人情報を売買する「情報の闇市場」の拠点だった。
最下層のメンバーとして「掃除係」をしていたミチルは、ある日、配信の背景に映り込んではいけない「あるもの」を見てしまう。
6
『加工アプリの女』
ある日、人気の写真加工アプリを試した女子高生・沙月は、背景に“見知らぬ女”が写り込んでいることに気付く。
削除しても、アプリを消しても、女は“映り続ける”。
次第に日常が歪みはじめ、周囲の人間にも不可解な異変が──。
やがて判明する、そのアプリには呪いのコードが仕込まれていた。
“自分の顔”を失った女は、新たな身体を探してネットの海を彷徨っている。
写真を通じて、彼女は少しずつ沙月の“中”に入ってきた。
──この世界で“彼女”を消せるのは、誰?
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