不思議小説一覧

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庭師が出会ったのは、仕事先のお嬢様。ふたりは、お嬢様の冬の退屈を紛らわせるために手紙のやり取りを始めます。裏庭にある緑色の小屋。そこに庭師が作った文箱を置いて。続く手紙の交換は、互いの支えになっていきました。ところが、ふたりはそのままでいることはできなかったのです。
ふたりはどうなっていくのか、ふたりを結ぶ文箱の運命にぜひご一緒ください。
このお話は、『代書屋ヒイラギと花言葉』の番外編として書いたものですが、本編とは関係なくお読みいただけます。よろしくお願いします。
文字数 11,911
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.28
ピカッと光ったクローゼットから出てきたのは、未来からやってきたあたしの孫でした。まだ高校生なのに『孫』って複雑……。だけど! よっしゃ! とうとうあたしにも異世界やら異次元やらのお誘いがきた〜!と喜んだあたし。それなのに、孫くんの希望ったら『勉強をがんばってほしい』ですと〜!つまらない!つまらなすぎる!
でも、それには訳がありました。孫くんが抱える訳とは?あたしは、ループすることで孫くんの希望を叶えてあげられるのでしょうか?
文字数 10,732
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.27
月見坂高校アマチュア無線部は、三人だけ。それぞれが訳ありで、高校ではこの部活を選びました。
ある日、聞こえてきた無線機からの不穏な会話。それを聞いた三人は、『勝手に』お助け行動を始めます。
三人の抱える訳とは? 無線機の不思議な秘密とは?
文字数 13,446
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.26
不憫な人生を歩んで来た神楽美鎖子(かぐらみさこ)は中学生になってすぐ、男の子と2人で人命救助を行った。
その男の子は…中学生らしからぬ風貌をした三毛稜太郎(みけりょうたろう)というツッパリ(?)だった。
緩いリーゼントに小さな丸いサングラス、そして人気のないところではシュガーシガレットを咥えている。
けれど稜太郎という男の子を知っていく毎に…優しい?天然?可愛い?甘えん坊?駄々っ子?寂しがり屋?泣き虫?あざとい…!イヤイヤ期!?反抗期!?ハグ魔?!依存体質…?!
もしかして…赤ちゃん?
【稜太郎の軽〜いダイジェスト:1束】
「赤ちゃん」
「神楽さん、僕を見て」
「僕が守るから、美鎖子は僕のことを守って。そんな友達になろう」
【稜太郎の軽〜いダイジェスト:2束】
「僕は味方だよ」
「どうしてやろうかな」
「美鎖子と一緒にいることで僕の地球が周るのなら、これ以上嬉しいことは何もない」
「プレイヤイヤ期なの、駄々っ子なの」
⚪︎更新頻度未定
⚪︎近況ノートにて登場人物のプチ情報公開予定
*文体や内容、話数などが変更されていることがあります。あらかじめご了承下さい。
*この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
*この物語は何者をも貶める意図は一切ありません。
*この物語はいじめ・犯罪を容認・推奨するものではありません。
*この物語は法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
*この物語は自殺・自傷を肯定・推奨するものではありません。
*カクヨムでも連載中(カクヨムは先行配信)
文字数 325,254
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.03.10
ユウタは気弱な小学四年生の男の子。いつもは強引な幼馴染の友人たちに無理やり連れ回されているが、ある日を境に彼らと遊ぶことをやめた。
自宅の裏にある森で見知らぬ少年と出会い、ふたりで秘密基地を作ることに。少年と毎日一緒に遊び、友人たちと距離を置くユウタに周囲は疑問を抱く。
町に流れる怖い噂。
時折り見かける白い影。
そして、正体不明の少年。
田舎町の小学生ユウタを中心に物語が始まる。
***
他サイトで公開していた短編『森は僕らの遊び場』をリメイクした作品となります。登場人物や設定は変えていますが舞台は同じです。
文字数 11,549
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.06.30
とある小さな町のどこかに『喫茶 黒猫』という古びた三角屋根と赤煉瓦が目を引くこぢんまりした喫茶店がある。
そこは黒猫に気に選ばれた者しか訪れることのできない不思議な喫茶店で……。
もし訪れることができたら、願いを一つ叶えてくれるーー巷ではまことしやかに囁かれている……らしい。
その代償として“あるモノ”を差し出さす必要がありーー
文字数 12,531
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.06.30
幼い頃からのあこがれだった図書館での勤務が決まり、大喜びしていた私。
その目の前に現れたのは今にも崩れそうなボロボロの公民館でした。
しかもそこにあったのは図書館の名を借りた「怪奇現象対策課」なんて名前の怪しげな組織。
平穏なようでどこか奇妙なここキッカイ町で起こる不思議現象たちの真相を暴くため、日々奮闘しているらしいのですが……――。
「見てください。7Gですよ! 飛んじゃいけないものが飛んでます」
「み、みぃちゃんが溶けたっス~」
「どうしてお悔やみ欄に私の名前がっ!? 私まだ死んでないですー!!」
個性豊かな伏木分室の仲間たちと共に、怪異に翻弄されるドタバタな毎日。
一日も早くちゃんとした図書館で働かせてもらえるよう、徹底的に抗議しつつ真面目に働きます!!
他の小説投稿サイトでも公開中。
毎週土曜日、21時頃更新予定です。
文字数 150,385
最終更新日 2025.07.05
登録日 2023.03.30
山田は、毎朝6時半に起きる。
トーストを焼き、コーヒーを淹れ、作業服に袖を通す――そんな“いつもの一日”を、ただ繰り返していた。
だが、ある朝を境に、少しずつ世界が変わり始める。
コーヒーの味が違う。色がくすむ。同僚の言葉遣いが妙だ。
何かがおかしい。けれど、周囲は誰も気づかない。
染色整理工場を舞台に、少しずつ“当たり前”が壊れていく日常。
音が消え、言葉が歪み、色彩が消え――やがて訪れる、静かな真実。
「それ」は夢だったのか、それとも……。
日々の尊さに気づく“色と記憶”の再生譚。
静かな恐怖と深い感動が交錯する、長編心理ミステリ。
文字数 3,654
最終更新日 2025.07.05
登録日 2025.06.19
一話完結でさらっと読める、そんなに怖くない怪談集。
※1話目だけ他話とちょっと毛色が違いますので、実話怪談風創作怪談をお望みの方は飛ばして読んでください。
※他投稿サイトにも掲載。
文字数 78,591
最終更新日 2025.07.05
登録日 2021.01.06
文字数 36,767
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.03.16
いつかの時代、どこかの世界にあるヴォルノースの森。全ての人が魔法の使える世界では、ニンゲン、動物ビト、妖精ビトなど不思議な人達が、様々な生活をしています。そんな森での何気ない生活風景を、過去も含めてどうぞお楽しみください。
※ サブタイトルごとの短編集です。
■ ヴォルノースの森と外観の図は下記URL。
https://ensouzansogo.blog.fc2.com/blog-entry-535.html
■ ヴォルノースの森の用語集は下記URL。
https://ensouzansogo.blog.fc2.com/blog-entry-536.html
文字数 141,664
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.02.24
文字数 26,341
最終更新日 2025.06.27
登録日 2024.11.19
時々、思い出したように不思議な話を書くと思います。
時々、自分少しだけ霊感あるんじゃないかな?と思うことがあります。
そんなに怖くないやつ多いと思います。
偶然と言えば、偶然と思えるようなやつです。
実話ではあります。
文字数 4,360
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.06.13
井上 達郎という主人公の中学二年生の男の子が、突然不思議な力に襲われ、異世界へ(宇宙ヘ)連れてかれる
異世界転生小説です。
文字数 780
最終更新日 2025.06.25
登録日 2025.06.24
所有者に幸運をもたらす聖装飾物なる品が存在するラクメイナ帝国。古代の頃に作られたとされる聖装飾物をたった一つでも手に出来れば、富を得て、愛に恵まれ、時に権力を、または英雄として名を残すと語られる。そのため、人々は大金を積み、それらをかき集めようと躍起になる。そんな人々のニーズに応えて、聖装飾物の鑑定、売買を行うのが調整師である。しかし、それは表の姿。運とは簡単にバランスを崩し人々に害を成す事もあるとは知られていない。故にその乱れた運をあるべき姿に戻し、また運にまつわる怪事件を闇に紛れて、解決するのも調整師の役目である。
そんな世界に生きる調整師シア・シエリー。彼女はかつて子爵家の令嬢として、領地で家族と共に慎ましく生きていた。多少の不満はあっても幸せな日々。だが、突然の悲劇によってすべてはあっけなく崩れ去る。死の境を彷徨うほどの不幸を経験した彼女は運を操る力を手に入れ、生還する。その力で最初にやるのは復讐か、それとも人助けか?
これは一人の少女が調整師になるまでの過程を経て、師匠ヴァノン・メイディーと共に様々な運にまつわる事象に関わっていく物語。果たして、二人が行き着く先は幸運か不運か…。
文字数 113,465
最終更新日 2025.06.21
登録日 2025.04.01
ある事情で村にいられなくなったボタンは、大きな城下町に向かいます。
村の婆ばの紹介でたどり着いたのは、『口入屋 ササメ』でした。
ササメは、特別な力を持つがゆえに村にいられなくなった人たちに、その力を活かせる仕事を見つけてくれる口入屋を営んでいました。
ササメは、ボタンにどのような仕事を用意してくれるのでしょうか?
ボタンの行く末をぜひご一緒に見届けていただけたら幸いです。
文字数 18,309
最終更新日 2025.06.18
登録日 2025.05.26
「カガミや、カガミ。この藩で一番麗しいのは誰じゃ?」
今日もある藩の殿様は、側近のカガミに尋ねます。
「はい。それはもちろん、奥方様にございましょう」
カガミもいつもように答えます。
ある大きな藩の有能で人々からも慕われる殿様には、麗しい奥方様と姫君がおりました。
けれど、殿様にはある秘密がありましたーーー
秘密を守るために奔走する側近のカガミ。
この秘密のたどり着く先は……
文字数 18,928
最終更新日 2025.06.17
登録日 2025.05.27
嘘と本当のあいだにある、あまりにも確かな“気配”。昼休みの教室で語られるのは、世界のどこかにあるかもしれないお話。そしてそれは、誰かの記憶であり、ぼくたちの現在でもある。平凡な高校生と、少し変わった彼との空言話。
文字数 4,184
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.06.12
株で転落した人生に絶望した。
生きることを止める方法を考えながら歩いていると、いつの間にか昔通っていた神社の前に立っていた。
最期にお世話になった神様に挨拶をしようと石段を上がる。
しかし登れど登れど石段の終わりが見えない。
これは神様に来ることを拒否されているのだと感じた男は、諦めて来た道を戻ろうとする。
だが、来た道はすでに無く、男の足場は宙に浮いていた。
文字数 9,864
最終更新日 2025.06.15
登録日 2025.06.11
東京第三研究室。
その地下室に閉じ込められ暮らす私の元に依頼人は訪れる。
依頼人は『大切な誰か』について知りたがっている。
『大切な誰か』は行方不明で、生きているのか亡くなっているのかわからないからだ。
私はアビリティを使い『大切な誰か』の生死を確認する。
ある時、重要人物から指名され依頼が入った。
私は研究室を出ることを許され、彼の住む山奥の屋敷を訪れた。
彼は10年前に行方不明になった兄弟の生死を知りたがっていた。
だがアビリティで出た結果は予想外のものだった。
混乱の中、不可思議な出来事が連鎖する。
現在と過去、現実と幻想が入り混じる。
やがて残酷で悲しい真実が浮かび上がる。
文字数 100,073
最終更新日 2025.06.12
登録日 2025.06.07
地上で死を迎えた魂は等しく海を越え、海の主の住む生と死の狭間にやってくる。
そこにある星海への扉をくぐると、星海にたどり着く。
魂は星海で星海の主により浄化され、星となって輪廻していくのだ。
海玉と呼ばれる星海への扉を開く鍵が何者かに奪われた。それにより海は氷結し、魂は海に還ることができなくなった。
ゼノとオリビアの息子・エリオットが失踪してから数年が経過した。
海が凍りついた日に海岸に倒れていた少女リスカは、ゼノとオリビアに拾われ、実の子供のように大切に育てられていた。
しかしその日々は突然変わる。
ある月食の日、潮の香りを感じたリスカは家を飛び出し、凍りついた海で水晶玉を持った青年と出会う。
そして彼と関わり、彼女は忘れていた大切な記憶を思い出した。
どこか不思議で、とても優しい物語。
文字数 20,208
最終更新日 2025.06.11
登録日 2025.05.28
「誰そ彼時になったら、あの四つ辻に行ってみなせぇ。どこからともなく担い屋台がやってきて、見世を開くんでさぁ。そしたら『この子の好物をおくれ』そう頼んでみてくだせぇ。きっと出してくれますぜ」ーーー
母を失ったことで声が出なくなってしまった子のために、喜助は、ある男から聞いた四つ辻の屋台へ向かいます。子の好物を食べさせることができれば、声が戻ると聞き、藁にもすがる思いで……。
子の好物とは何だったのか、四つ辻の屋台とは何なのか?
屋台に出会った喜助の物語りをぜひご一緒くださいませ。
文字数 16,178
最終更新日 2025.06.05
登録日 2025.05.20
舞台は、「魔法」がファンタジーから現実の一員となり十年が経った坪成三十五年、福岡の商店街にある「おぐら・魔具屋(まぐや)」というお店。
ものに宿り不思議な出来事を起こす妖精のようななにか、「オズ」。それが、魔法の根源であるとされています。
しかし、その研究はなかなか進んでおりません。
なにせオズができるのは、帽子の中に入ってふわふわしたり、時計の中に入って針を逆向きに回したり、ほんとうにほんとうに些細なことだけ。
つまり、地味なのです。
そんな地味なオズたちが住み着いた大小さまざまな品物を売り買いしたり、あるいは「持ち物にオズが住み着いてしまったひと」の相談に乗ったり。
「おぐら・魔具屋」の店員・輝屋(かぐや)まおは、そんなお仕事をしています。
文字数 120,347
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.02
自由奔放な友人、噂の探偵、変な神様や怖くない幽霊たちに振り回されていく。リアルにありそうでなさそうな話、なさそうでありそうな話。
――秋斗は自身が通う大学に、女性探偵がいるという噂を聞く。好奇心旺盛な友人に連れられ探偵の元へ行き、仕事をしているところを見せてもらうことになった。
今回の依頼は「最近様子がおかしい恋人が、危ないことに巻き込まれていないか調べてほしい」というもの。秋斗たちは探偵に同行し、ターゲットが受けている講義に潜入するが、そこで不思議な光景を目撃する。
文字数 105,175
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.04.29