庭師が出会ったのは、仕事先のお嬢様。ふたりは、お嬢様の冬の退屈を紛らわせるために手紙のやり取りを始めます。裏庭にある緑色の小屋。そこに庭師が作った文箱を置いて。続く手紙の交換は、互いの支えになっていきました。ところが、ふたりはそのままでいることはできなかったのです。
ふたりはどうなっていくのか、ふたりを結ぶ文箱の運命にぜひご一緒ください。
このお話は、『代書屋ヒイラギと花言葉』の番外編として書いたものですが、本編とは関係なくお読みいただけます。よろしくお願いします。
文字数 32,557
最終更新日 2025.07.29
登録日 2025.06.28