静かな恐怖 小説一覧
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5件
1
朧月の事件簿 ― 月は何も言わない
骨董品の鑑賞会が行われる旧家・西園寺邸。
結婚詐欺師として生きてきた大塚祐介は、かつての因縁を持つ骨董品詐欺師の田辺に同行し、その場に立ち会う。
祐介はテクニックがすごい詐欺師でもない。ただ、芸能人並みに顔がいい。祐介は騙しはしない。
屋敷には人が揃っている。
だが、確認されない異変が積み重なり、やがて使用人の一人が倒れているのが見つかる。
誰も騒がない。
誰も確かめない。
警察も呼ばれない。
祐介は語らず、判断せず、ただ配置と沈黙を見続ける。
言葉にされない違和感と、確定を避け続ける人間たちの選択が、静かに事件の輪郭を浮かび上がらせていく。
これは、真実を暴く物語ではない。
「なぜ、誰も確定しなかったのか」を描く、沈黙のミステリー。
感想数 0
文字数 52,998
最終更新日 2026.02.12
登録日 2026.02.10
2
感覚と断片
感想数 0
文字数 1,785
最終更新日 2026.05.10
登録日 2026.04.07
3
順番
恐山を訪れた夫婦が、死者と生者の「順番」について静かに言葉を交わす。妻の問いは深夜も続き、夫は翌朝もまだ、何かを胸に抱えたまま旅を終える。
感想数 0
文字数 1,951
最終更新日 2026.04.30
登録日 2026.04.30
4
【短編022】 最後の読者:書いたはずのない登場人物が、原稿を読んでいた
小説家・宮下篤は、売れないまま二作目の執筆に追われていた。
彼が書く物語には、遺品整理を生業とする女・ミカが登場する。
だが執筆が進むにつれ、ミカは原稿の中だけの存在ではなくなっていく。
書いていないはずの描写が現れ、現実と原稿の境界は静かに崩れていった。
そして原稿には、篤自身の名前が記される。
これは、小説を書く男と、その物語に侵入する“何か”の記録。
最後に残るのは、作者か、それとも読者か。
感想数 0
文字数 2,455
最終更新日 2026.06.22
登録日 2026.06.22
5
鬼
村の外れにある“鬼狩り山”へとやって来た少年達は、そこにあった古びた祠から鬼の面を発見する。
その面を持ち帰ったタッちゃんは、次第におかしな行動を取り始めるようになり……。
鬼狩り山にまつわる忌まわしき村の過去。
そして今、再び同じ歴史を繰り返そうとしている。
鬼とは一体、何なのだろうか──?
感想数 0
文字数 8,325
最終更新日 2026.03.19
登録日 2026.03.19
5件