いつの間にか後輩に外堀を埋められていました

文字の大きさ
49 / 59
育児

逆鱗(2)

しおりを挟む
「い、郁人っ....?....っ!」

一瞬でソファにうつ伏せで押し倒され、腕を背中で痛いほど捻り上げられる。その腕を、首にかけていたタオルで縛られた。
一気に動きが制限され、さらには顔も見えなくなってしまい不安になる。

「俺で想像したって言ってますけど、他人の文章で興奮したって事は、浮気したのと同じですからね?」

「なっ、そうはならないだろっ!ぁっ、待って、郁人!」

あまりの暴論に目を剥くが、問答無用、とでも言うようにズボンを下着ごとずらされてしまった。

「あんまり大きい声出すと、喜生と來生が起きますよ?」

「っ!」

そうだ。子供たちもいるんだ。もしこんなところを見られたら、と想像しただけで恐ろしい。

「ほら、もっと腰上げてください」

「やっ、郁人、もう許して....」

「何言ってるんですか。伊織さんがされたい、って言ったんでしょう?」

「で、でもっ、子供たちいるしっ...!」

「伊織さんが大きい声出さなければ起きませんよ。気になるなら目隠しでもしますか?」

「やっ、やだっ...!」

そんなことをしたら余計気になってしまう。
恥ずかしさもあって腰を落とそうとすると、即座に元の位置に戻される。
もう何度も見られているのに、いつまで経っても恥ずかしさはなくならない。それも、こんな自分から見せつけるような格好なんて。

「いい眺め...。次腰落としたら大声出すんで、頑張ってキープしてくださいね」

「そんなっ...、ん、ぅ...、ひっ!ぁ、両方は、やめっ...!」

腰から手を離し、指先をつぷりと後孔へ埋めていく。すると、すぐに陰茎にも手が添えられた。

「俺がいいって言うまでイっちゃ駄目ですよ」

「んんっ、むりっ...!んっ、すぐ、イくっ...!」

同時に攻め立てられればすぐにイってしまうことは郁人もわかっているだろうに、「駄目です。我慢してください」と容赦ない。

「んっ、んんっ!は、ぅ...、んっ、ふ...、んっ!」

いつもはうるさいくらい喋るのに、今日は怖いくらい喋ってくれない。その所為で、後孔をかき混ぜる音が大きく響く。
この音が寝室にまで届いていないことを祈るばかりだ。

「まだ余裕がありそうですね」

「んぅっ!?んっ!んんっ!~~っ....ぁ....」

ちらちらと寝室の方を気にしていたのがバレたのか、乱暴な手つきでしこりをぐりっと押しつぶされた。いつもより乱暴なのに、身体は変わらず快感を拾う。
更には陰茎を扱いていた手も速さが増し、一気に絶頂へと昇り詰めそうになった瞬間に、手を離された。
イく直前で快楽を取り上げられ、切なげな声が漏れる。

「俺がいいって言うまでイっちゃ駄目って言いましたよね?」

「ぁ、でもっ...」

「すぐにイったらお仕置きにならないでしょう」

そう言ってまたイく直前で手を離される。
それが何度続いただろうか。

爆発寸前の先っぽからは、透明な液がポタポタと溢れ続け、ソファを伝って床にまで水たまりを作っていた。

「そろそろ限界ですかね?」

「はぁっ...はっ、ん...、む、り....っ」

身体にも力が入らず、声を我慢するのも難しくなってきた。
腰も、郁人に支えられていなければとっくに下がっていただろう。

「...じゃあ、俺のでイってください」

「ん...ん゛ん゛ーーーっ!!」

手で口を押さえられ、一息に埋め込まれた。
ナカをゴリゴリとこじ開けられるような感覚に、何度も寸止めされた身体はそれだけで達してしまい、白濁液を勢いよく吐き出した。
口を押さえられていなければ、声が出てしまっていただろう。
目の前がチカチカと点滅し、自然と涙が溢れる。

「っ、すご、....ナカも痙攣してますよ」

「ふっ、んっ...、んっ!?んんっ!」

未だ口を押さえられているせいで、息が苦しい。
それなのに、力の抜けた腰をさらに引き寄せられ、ぴたりと密着させたまま奥に亀頭を擦り付けるかのように動き始めた。

いつもより深く入り込んでいるソレは、ナカにいるだけでも快感をもたらしているのに、イった直後で敏感になった身体には刺激が強い。
止まって、と伝えたくても口を押さえられており、動きを止めたくても手を縛られていてなす術がない。

強すぎる快楽に、大して間を置かずに再び精を吐き出した。

「っ...、またイったんですか?...俺いいって言ってないですよね...?」

「ん..?んっ!んんっ!んっ、んんっ...!」

まだそれは続いていたのか、と頭の片隅で思った。だとしてもイくことは止められなかっただろうけど。

それを咎めるように、最奥を強く突かれた。
ゴツン、と音がするんじゃないだろうかと思う程強く腰を打ちつけられ、快感が少しも去ってくれない。

「....っ、イきっぱなしですね...っ。そんなに気に入りました...?なんか妬けるな」

「んんーっ!んっ、んっ...!んんっ...!」



何度もイかされ、ようやく引き抜かれた頃には、腕も解かれていたが、そこから一歩も動けなかった。

「乱暴な俺もよかったみたいですね?」

すっかり雰囲気が元に戻った郁人を見て、ほっと息をつく。

「はっ...、いつもの、いくとがいい....っ」

毎回これだと俺の身がもたん...!!
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。

陽七 葵
BL
 主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。  しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。  蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。  だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。  そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。  そこから物語は始まるのだが——。  実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。  素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪

相性最高な最悪の男 ~ラブホで会った大嫌いな同僚に執着されて逃げられない~

柊 千鶴
BL
【執着攻め×強気受け】 人付き合いを好まず、常に周囲と一定の距離を置いてきた篠崎には、唯一激しく口論を交わす男がいた。 その仲の悪さから「天敵」と称される同期の男だ。 完璧人間と名高い男とは性格も意見も合わず、顔を合わせればいがみ合う日々を送っていた。 ところがある日。 篠崎が人肌恋しさを慰めるため、出会い系サイトで男を見繕いホテルに向かうと、部屋の中では件の「天敵」月島亮介が待っていた。 「ど、どうしてお前がここにいる⁉」「それはこちらの台詞だ…!」 一夜の過ちとして終わるかと思われた関係は、徐々にふたりの間に変化をもたらし、月島の秘められた執着心が明らかになっていく。 いつも嫌味を言い合っているライバルとマッチングしてしまい、一晩だけの関係で終わるには惜しいほど身体の相性は良く、抜け出せないまま囲われ執着され溺愛されていく話。小説家になろうに投稿した小説の改訂版です。 合わせて漫画もよろしくお願いします。(https://www.alphapolis.co.jp/manga/763604729/304424900)

ハイスペックストーカーに追われています

たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!! と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。 完結しました。

前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか

Bee
BL
半年前に別れた元恋人だった男の結婚式で、ユウジはそこではじめて二股をかけられていたことを知る。8年も一緒にいた相手に裏切られていたことを知り、ショックを受けたユウジは式場を飛び出してしまう。 無我夢中で車を走らせて、気がつくとユウジは見知らぬ場所にいることに気がつく。そこはまるで天国のようで、そばには7年前に死んだ友人の黒木が。黒木はユウジのことが好きだったと言い出して―― 最初は主人公が別れた男の結婚式に参加しているところから始まります。 死んだ友人との再会と、その友人の生まれ変わりと思われる青年との出会いへと話が続きます。 生まれ変わり(?)21歳大学生×きれいめな48歳おっさんの話です。 ※軽い性的表現あり 短編から長編に変更しています

【完結】それ以上近づかないでください。

ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」 地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。 するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。 だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。 過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。 ところが、ひょんなことから再会してしまう。 しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。 「今度は、もう離さないから」 「お願いだから、僕にもう近づかないで…」

【完結】君を上手に振る方法

社菘
BL
「んー、じゃあ俺と付き合う?」 「………はいっ?」 ひょんなことから、入学して早々距離感バグな見知らぬ先輩にそう言われた。 スクールカーストの上位というより、もはや王座にいるような学園のアイドルは『告白を断る理由が面倒だから、付き合っている人がほしい』のだそう。 お互いに利害が一致していたので、付き合ってみたのだが―― 「……だめだ。僕、先輩のことを本気で……」 偽物の恋人から始まった不思議な関係。 デートはしたことないのに、キスだけが上手くなる。 この関係って、一体なに? 「……宇佐美くん。俺のこと、上手に振ってね」 年下うさぎ顔純粋男子(高1)×精神的優位美人男子(高3)の甘酸っぱくじれったい、少しだけ切ない恋の話。 ✧毎日2回更新中!ボーナスタイムに更新予定✧ ✧お気に入り登録・各話♡・エール📣作者大歓喜します✧

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ✻改稿版を他サイトにて投稿公開中です。

処理中です...