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二章
54話 姉と過ごす午前①
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朝、陽の光に照らされて自然に目が覚める。
昨日の夜は結局、お酒に酔った姉がすぐに寝て、桜さんも疲れたのかすぐに寝てしまった。
俺はというと全く眠くなかったのでもう一度露天風呂に行き体を温めてから寝た。
他の二人はまだ寝ており、気持ちよさそうな寝息を立てている。
トイレを済まし、髪をとかして窓に近い椅子に座る。
まだ日がそこまで昇っていない。
「んあ、おあよう」
姉がだらしない顔を俺に向けた。
「おはよう」
そう返して、俺は携帯を起動させる。
坂ノ宮さんと皆島さんからきている、休校を心配するメールに返信し
ネットを開く。
しかし面白い記事などはなく、すぐに携帯を閉じた。
「………」
いたずら心が芽生える。
気づいたら自分のバッグからカメラを音を立てずに取り出していた。
カメラを起動し、そっと構える。
パシャリ、と一枚。
気持ちよさそうに寝る桜さんを写真に収めて満足した俺は
姉がトイレから戻ってくる前にカメラをしまい、窓の近くの椅子へと戻った。
「まだ寝てる」
戻ってきた姉がふふふ、と笑い携帯で写真を撮る。
その姿を見て、あぁ姉弟だな、と思う。
「おはようございます」
「おわっ。びっくりしたぁ」
いきなりむくりと上体を起こした桜さんは、寝起きとは思えないほどしっかりしていた。
顔などを洗い、身支度を済ませたのを確認すると朝ご飯を食べに行く。
朝はバイキングのようで、色々な種類の食べ物が並んでいた。
「わぁ、美味しそう…」
目をキラキラさせながら桜さんは、キョロキョロする。
席に座るとまるで子供のようにすぐに食べ物を取りに行った。
桜さんが取ってきたのはサラダと白米、フルーツだった。
それに対して姉が持って来たのは肉、ポテト、パン、という大分留学先に影響されたものだ。
「いただきます」
そう言って、それぞれがそれぞれのペースでご飯を食べ始める。
その間に会話はなく、ただただ食事を楽しんだ。
「ごちそうさまでした」
それぞれが三十分くらいで食べ終わり、まるで急いでいるかのように部屋に戻った。
「桜ちゃん、一緒にお買い物しない?」
「え、でも学校が…」
「ちょっとぐらい大丈夫でしょ」
この会話に俺の入る隙はなかった。
女子同士の買い物の約束の会話。
下手に会話に入り込めば荷物持ちになってしまう。
「あ、箕六もね」
「…わかったよ」
そんなこんなで近くのアウトレットパークに買い物をしに行くことになった。
昨日の夜は結局、お酒に酔った姉がすぐに寝て、桜さんも疲れたのかすぐに寝てしまった。
俺はというと全く眠くなかったのでもう一度露天風呂に行き体を温めてから寝た。
他の二人はまだ寝ており、気持ちよさそうな寝息を立てている。
トイレを済まし、髪をとかして窓に近い椅子に座る。
まだ日がそこまで昇っていない。
「んあ、おあよう」
姉がだらしない顔を俺に向けた。
「おはよう」
そう返して、俺は携帯を起動させる。
坂ノ宮さんと皆島さんからきている、休校を心配するメールに返信し
ネットを開く。
しかし面白い記事などはなく、すぐに携帯を閉じた。
「………」
いたずら心が芽生える。
気づいたら自分のバッグからカメラを音を立てずに取り出していた。
カメラを起動し、そっと構える。
パシャリ、と一枚。
気持ちよさそうに寝る桜さんを写真に収めて満足した俺は
姉がトイレから戻ってくる前にカメラをしまい、窓の近くの椅子へと戻った。
「まだ寝てる」
戻ってきた姉がふふふ、と笑い携帯で写真を撮る。
その姿を見て、あぁ姉弟だな、と思う。
「おはようございます」
「おわっ。びっくりしたぁ」
いきなりむくりと上体を起こした桜さんは、寝起きとは思えないほどしっかりしていた。
顔などを洗い、身支度を済ませたのを確認すると朝ご飯を食べに行く。
朝はバイキングのようで、色々な種類の食べ物が並んでいた。
「わぁ、美味しそう…」
目をキラキラさせながら桜さんは、キョロキョロする。
席に座るとまるで子供のようにすぐに食べ物を取りに行った。
桜さんが取ってきたのはサラダと白米、フルーツだった。
それに対して姉が持って来たのは肉、ポテト、パン、という大分留学先に影響されたものだ。
「いただきます」
そう言って、それぞれがそれぞれのペースでご飯を食べ始める。
その間に会話はなく、ただただ食事を楽しんだ。
「ごちそうさまでした」
それぞれが三十分くらいで食べ終わり、まるで急いでいるかのように部屋に戻った。
「桜ちゃん、一緒にお買い物しない?」
「え、でも学校が…」
「ちょっとぐらい大丈夫でしょ」
この会話に俺の入る隙はなかった。
女子同士の買い物の約束の会話。
下手に会話に入り込めば荷物持ちになってしまう。
「あ、箕六もね」
「…わかったよ」
そんなこんなで近くのアウトレットパークに買い物をしに行くことになった。
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