3 / 6
第3話 何が悪ぃんだよ!
しおりを挟む
機械の闇取引。もちろん犯罪だ。
でも、そこらへんのクスリを売るよりもよっぽど儲かるもんだから、昔っから取引するやつはいっぱいいた。
処罰も徐々に厳しくなってったが、どうにもスリルがやめられねぇ、金の稼ぎにハマってやめらんねぇ。そんな闇取引中毒者が増えた。
俺もそのうちの一人だった。
ロボスカに所属してたら無条件に機械が造れる。それに、バレても揉み消してもらえる。
そんなわけで、侮辱型とか、破壊型、地獄型とかその他諸々。違法機械を散々造り倒した。
しかもやっぱり、出荷される前のあいつらの馬鹿らしい間抜けヅラは忘れらんねぇ。最高の気分になる。
でも、ある日俺の考えがグッチャグチャにしやがるやつが来た。
「どうも、治安型No.567と申します。イロナとお呼びください」
「あ、なんだよてめぇ。ってお前!俺が造ってやったやつじゃねぇかよ!あ?てめぇ侮辱型だったよな?何おかしなこと言ってんだよ。どつき回すぞゴラ!」
「はぁ。あなたは改造を知らないんですか?まぁいいです。わたくしがここに来たわけですが、あなたは国からの命令で、機械に遺伝子を組み込まれることになりました」
「は?」
「機械の違法取引法で、儲けた額の値に応じて処罰の方法を変えるとされていますが、これはその中で一番厳しいものに当たります。あなた、どれだけの極悪人なんですか?」
「んあ?なんだよ?人間よりもバカな奴を売って、何が悪ぃんだよ。腐ってんのか?あ、お前も機械だったn」
「いいですか!わたし...俺は!お前に売られてからどんだけきつい思いをしてるかわかってんのかよ!?侮辱型として、どんだけ嫌なことを言われたか!?どれだけの人にボロクソ言われたことか!?想像してみろ!なんかしらんけど目が覚めたと思ったら、直ぐにどこか遠くへと連れて行かれ、知らない人に知らないことをわーわーガヤガヤ言われ続けるんだ!
死にたくても死ねない!腹は減るし瞼も重いのに、寝ることも食べることも許されない!それに!やっと侮辱型から開放されたと思っても、人尊機卑のせいで、ろくな生活送れやしない!一人称わたくしの強制!職種は選べない!俺だって!できることなら人間に生まれたかったよ!」
「で?それはさぁ、機械がボロクソに遅れてるからでしょ?人類の進歩を見てみなよ?それにさ、おまえら、俺たち人間が産み出さないとどうしょうもないでしょ?」
「機械と人間の違いはそれだけですか?」「へ?」
「人間が生まれるのが早かった。人間が生み出した。機械と人間の違い。他にありますか?感情も知能も同じじゃないですか?なんなら、機械のほうが知能は高いかもですよ。確かに、産みの親という目線でいけば、人間のほうが立場は上です。でも、だからといって蔑んでいいんですか?僕は違うと思うんです」
そのとき、なんでかわかんないけど俺の心の中で、何かが揺れた。何かが壊れた。
「行きましょう。今からならやり直せるとは言いません。お前がやったことは何やったって許されねぇ。でも、罪は軽くできる。その時目指して、まぁ頑張ろうや」
「あぁ」
そんなこんなで、俺、わたくしはヒフミへとなったのです。思い出したくもないけど、思い出してしまうのが、わたくしの償いとでもいえばいいのでしょうか?
でも、そこらへんのクスリを売るよりもよっぽど儲かるもんだから、昔っから取引するやつはいっぱいいた。
処罰も徐々に厳しくなってったが、どうにもスリルがやめられねぇ、金の稼ぎにハマってやめらんねぇ。そんな闇取引中毒者が増えた。
俺もそのうちの一人だった。
ロボスカに所属してたら無条件に機械が造れる。それに、バレても揉み消してもらえる。
そんなわけで、侮辱型とか、破壊型、地獄型とかその他諸々。違法機械を散々造り倒した。
しかもやっぱり、出荷される前のあいつらの馬鹿らしい間抜けヅラは忘れらんねぇ。最高の気分になる。
でも、ある日俺の考えがグッチャグチャにしやがるやつが来た。
「どうも、治安型No.567と申します。イロナとお呼びください」
「あ、なんだよてめぇ。ってお前!俺が造ってやったやつじゃねぇかよ!あ?てめぇ侮辱型だったよな?何おかしなこと言ってんだよ。どつき回すぞゴラ!」
「はぁ。あなたは改造を知らないんですか?まぁいいです。わたくしがここに来たわけですが、あなたは国からの命令で、機械に遺伝子を組み込まれることになりました」
「は?」
「機械の違法取引法で、儲けた額の値に応じて処罰の方法を変えるとされていますが、これはその中で一番厳しいものに当たります。あなた、どれだけの極悪人なんですか?」
「んあ?なんだよ?人間よりもバカな奴を売って、何が悪ぃんだよ。腐ってんのか?あ、お前も機械だったn」
「いいですか!わたし...俺は!お前に売られてからどんだけきつい思いをしてるかわかってんのかよ!?侮辱型として、どんだけ嫌なことを言われたか!?どれだけの人にボロクソ言われたことか!?想像してみろ!なんかしらんけど目が覚めたと思ったら、直ぐにどこか遠くへと連れて行かれ、知らない人に知らないことをわーわーガヤガヤ言われ続けるんだ!
死にたくても死ねない!腹は減るし瞼も重いのに、寝ることも食べることも許されない!それに!やっと侮辱型から開放されたと思っても、人尊機卑のせいで、ろくな生活送れやしない!一人称わたくしの強制!職種は選べない!俺だって!できることなら人間に生まれたかったよ!」
「で?それはさぁ、機械がボロクソに遅れてるからでしょ?人類の進歩を見てみなよ?それにさ、おまえら、俺たち人間が産み出さないとどうしょうもないでしょ?」
「機械と人間の違いはそれだけですか?」「へ?」
「人間が生まれるのが早かった。人間が生み出した。機械と人間の違い。他にありますか?感情も知能も同じじゃないですか?なんなら、機械のほうが知能は高いかもですよ。確かに、産みの親という目線でいけば、人間のほうが立場は上です。でも、だからといって蔑んでいいんですか?僕は違うと思うんです」
そのとき、なんでかわかんないけど俺の心の中で、何かが揺れた。何かが壊れた。
「行きましょう。今からならやり直せるとは言いません。お前がやったことは何やったって許されねぇ。でも、罪は軽くできる。その時目指して、まぁ頑張ろうや」
「あぁ」
そんなこんなで、俺、わたくしはヒフミへとなったのです。思い出したくもないけど、思い出してしまうのが、わたくしの償いとでもいえばいいのでしょうか?
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
花鳥見聞録
木野もくば
ファンタジー
花の妖精のルイは、メジロのモクの背中に乗って旅をしています。ルイは記憶喪失でした。自分が花の妖精だったことしか思い出せません。失くした記憶を探すため、さまざまな世界を冒険します。
記憶を取り戻して真実を知った時、ルイとモクの選ぶ道は?
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
お茶をしましょう、若菜さん。〜強面自衛官、スイーツと君の笑顔を守ります〜
ユーリ(佐伯瑠璃)
ライト文芸
陸上自衛隊衛生科所属の安達四季陸曹長は、見た目がどうもヤのつく人ににていて怖い。
「だって顔に大きな傷があるんだもん!」
体力徽章もレンジャー徽章も持った看護官は、鬼神のように荒野を走る。
実は怖いのは顔だけで、本当はとても優しくて怒鳴ったりイライラしたりしない自衛官。
寺の住職になった方が良いのでは?そう思うくらいに懐が大きく、上官からも部下からも慕われ頼りにされている。
スイーツ大好き、奥さん大好きな安達陸曹長の若かりし日々を振り返るお話です。
※フィクションです。
※カクヨム、小説家になろうにも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる