俺の職業は魔法使いだが魔法使いになる気はない!!!

NATUHI

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 俺様の名はマオ。魔王ではなくマオだ。近所のガキどもに陰で魔王と呼ばれていても人間だ。
 ・・・・・・・シメて来てやったぜ!
 まぁ、人間でも魔王になれるならいっそのこと魔王を目指してもいいかもしれない。
 世界が俺のモノになれば、俺の野望であるハーレムし放題だ!
 ・・・マジで目指すか?
 魔物の王で魔王ならもちろん却下だ。俺は魔物に囲まれてぇんじゃねぇ。きれーなおねーちゃんたちに囲まれてぇんだ!!だが、世界征服はいいな。心が躍る!やっぱ男の夢はでっかくロマンがねぇとな!!
 ごっっっっ!!!!!!!!
「弱いもんイジメしてんじゃないよ!!このクソガキ!!!!」
 頭上に感じた痛みと共にどこか遠くで聞こえたうちのクソババの怒鳴り声。いつものように「かわいい息子に暴力ふるうんじゃねぇ!」と言い返す暇もなく暗くなった視界と共に意識が遠のいていった。


 朝だ。おはよう諸君。
 さて問題です。俺じゃないオレの、だが俺であったであろうオレの記憶ってな~んだ。
 答え。・・・・・わかりませ~ん。じゃなくてたぶん前世の記憶。オレの記憶がそう言ってる。殴られて記憶が出てくるとか、初期の映りの悪ぃテレビみてぇだな。
 どこの誰だれかもわからねぇ名前も思い出せねぇオレの記憶。部分的にはすげー細かく思い出せっけど。この世界とは違う、ある意味平和で、ある意味ここより過酷な世界のオレの記憶。切実に『魔法使い』にはならねぇ!!と足掻いていた。俺もなりたくねぇよ。俺の野望もオレの夢も綺麗なおねーちゃんたちとのキャッキャッウフフな生活だ!!!
 ふぅーー。
 オレの記憶ではこの世界はゲームの世界らしい。しかも、古き良きドットRPG!鬼畜判定もある設定は突っ込みどころがある上、操作性が悪い。しかしそんなこんなをひっくるめてオレはドットゲームたちを愛していたようだ。綺麗なおねーさんの次くらいに!!・・・・・・馬鹿じゃね???
 操作性悪いとか設定に突っ込みどころとか、こちとらここで生活してんだよっ!!
 どーすんだよ。勇者になるの決まってるやつがレベル上げしねーまま旅立ってポコポコ死んで復活とか。
 大体勇者の仲間だけ金さえあれば復活させますよな教会とか、もう教会じゃなくね?普通の市民にも開放しろよ。復活とセーブ。
 ゲーム設定のままなら下手したら一歩外出ただけで魔物とこんにちわだぞ。ここらへんスライムしかでねーけど。そのスライムにすら10回くらいアタックされたらレベル1じゃ死亡。一般人には生き難い世界だ。
 大体この始まりの国から勇者出さなくても、最終一歩手前の町から出しゃよくねぇか?そっちの方がぜってーつえぇよ。つか、成人したら旅に出すの決まってんなら城に呼びつける前に訓練させろよ。王様よぉー。
 しかも、仲間を見つけて旅をするがよいとか言うくせに、しけた支度金しか渡さねぇでやんの。ありえねぇ。世界を救えとかいう割にはじめの装備整えるの四苦八苦するとか、笑い話にもなんねぇわ。
 そんなだから、勇者が不法侵入の末窃盗を繰り返すんだよ!中盤以降は城の金庫にも押し入るけどな!根こそぎもってってやるぜ!・・・・・・・・いや、これ勇者魔物の前に人に殺されるな。
 オレの記憶の世界でもだが、俺の記憶でも普通に不法侵入と窃盗は重罪だぞ?
 この世界の未来は真っ暗だな!!なんとかしろよ?勇者くん。どこにいるのか知らね・・・・・・・・・・あ。知ってるわ。


 ○○がなかまになりたそうにこっちをみている。
 なかまにしますか?
 YES/N O・・・・・・。
 って感じに先週くらいに凹って子分にした3人組の一人。あれ英雄の子とか言われてる奴だったから、あれ将来の勇者だわ。
 え・・・あれ勇者なの?あんなヒョロガリチビが勇者はない。世界おわ・・・・っらせてたまるか!!!俺はオレの分まで野望を叶えなければならんのだ!目指せハーレム!ノー魔法使い!
 さて・・・どうしたもんか。俺のオレによる俺のためだけ会議の末出た答えは・・・・・WEBで!じゃねぇけど保留だな。クソババァが飯の時間だと呼んでいる。明日の俺の事よりもとりあえず今の俺の飯だ。
 しかし、一回目覚めたの確認したとはいえ自分で昏倒さした息子の心配は一切しねぇらしいな。あのババぁめ!!一回くらいベットに飯運んでこいよ!!こちとら6歳児の繊細ボディだぞ?まったく・・・。

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