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第二章 原作開始
第70話 噂話
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教室後方にある入口から中を覗くと駄目勇者と残念王子じゃなくてヒエン王子が教壇のところで大笑いしていた。
その横で王子の付き人ドルーアくんが止めようとしているのか青い顔でオロオロとしている。
それを遠巻きにクラスメイトたちが見守りながら隣り合ったもの同士、ヒソヒソと内緒話をしているようだ。
教壇に視線を戻すと――
「やはりそうであったか! ドルーアも聞いただろ。噂は本当のことだ!」
「当たり前だろ? 考えてみろよ、辺境の片田舎住んでるヤツの噂がここ王都まで届くんだぞ? 嘘なわけないっての」
「いえ、あの、その、ドライ様の実績は本当の――」
「なんだよお前、王子の付き人だろ? なら一緒に喜べよな。極悪人ドライは領地でヤりたい放題でクリーク家の金使いまくってるんだぞ?」
いや、使ってないぞ。自分のお小遣いは冒険者ギルドの依頼を請けて稼いでるし、稼ぎすぎたときはちゃんと家に入れてるからな。
「その通りだドルーア。そのために領民が重税に苦しみ、スラムが拡大していると言うではないか」
五年前の領民にかかる税は洗脳を解いてすぐに約三分の一になったし、スラムも拡大どころかほぼ解体できている。
スラムに落ちるしかなかった怪我で働けなくなったものは再生で治し仕事に復帰してもらった。
その他の本当に仕事がない方たちのために公共事業として、土魔法で補強した街や村を囲む壁の細かい仕上げの仕事を作った。あ、中洲の堤防もだな。
当然スラムの乱雑でいつ崩れてもおかしくない建物を解体し、衛生的でしっかりとした街並みを作る計画も進めているんだよね。そこに住む予定の元スラムの人たちと。
それに今残っている人たちは、年齢的に働けないものたち、お年寄りと幼い子供たちだけだ。
それも幼い子供たちはクリーク家が出資した孤児院で勉強を教えたりして、生活してもらっている。
もちろん普通に生活している子供たちも一緒に勉強ができるように学校とまでは言えないけど、大きめの塾のようなものもクリーク家で運営を開始した。
残りの歳を取った方たちについてもその人のスキルによって、できることをやってもらってるんだけどな……。
中には本当に何もできない人がいるから、悩ましくもあるんだけど……。
「それに美人と見れば子供から大人まで、それも恋人がいようが旦那がいようがお構いなしに拐ってあんなことやこんなことをヤってるんだぞ?」
「おお、その噂も聞いた覚えがあるな。すでに子供が数十人いると。その子らを奴隷商に法外な値段をつけ売り払っているともな」
「いえ、その、ドライ様はそのようなことはやっていないと聞いているのですが……」
ドルーアくんの言う通りだ。俺の子供が数十人? そんなわけあるか!
「君たち。教室に入るのかね、入らないのかね」
声に反応して後ろを振り返ると、黒いローブを着て、真っ白な髭のおじいさんが立っていた。
「あ、いえ、入ります。お邪魔してすみません」
教室に入った瞬間、内緒話をしていたみんなの視線が俺たちに向きを変え、なんとも言えない愛想笑いを浮かべていた。
そりゃそうだよな。王子と勇者が大声で噂してる本人が現れたんだ、俺でも自分のことじゃなかったら同じようになる気がする。
そして俺の後ろからついてくるおじいさんを見て、自分の席に戻っていった。
俺の隣にリズ。後ろにファラ。ファラの隣はアンジェラで、キャロラインは一番後ろの席順だ。
みんなが席に着いたと言うのに、教壇でバカ笑いをしてる二人をじっと見ているおじいさんがやっと口を開いた。
「殿下。そろそろ場所を空けてくれんか?」
「誰だジジイ、王子に命令するんじゃねえ」
パンパンに両頬が腫れた顔でおじいさんを睨み付けるアーシュ。
ホントこの駄目勇者、誰にでも噛みついていくな……。
「良いのだアーシュ。この者は祖父の弟で、昨年まで魔術師団の団長をしていたレオナルド公爵だ」
「そうなのか? こんなジジイが団長で公爵ね~。まっ、俺には関係ないか」
いや、公爵様だぞ? 王族だぞ? それに初対面でその口の聞き方は駄目過ぎるだろ……。
「関係なくはないぞ。本当はやりたくなかったが、王がどうしてもと言うので仕方なくこのクラスの担任をすることになったからな」
「そうだったな。ならばこれからはレオナルド先生と呼ばせてもらおう」
「……それで良いが、早く席に着くと良い。授業はないが、皆に一言だけ伝えておかなければならないことがあるからな」
「わかった。アーシュ。席に戻るぞ」
レオナルド先生に素直に従う王子。
「しゃーねーな。ジジイ、さっさと終わらせろよ? この後王子とちょっと用事があるからよ」
「……ならば早く席に着くことだな」
レオナルド先生は冷めた目でアーシュをチラっと見たが、すぐに興味を無くしたように教壇に上がる。
王子とアーシュは教壇の真ん前に並んで座り、俺たちの方を向いたレオナルド先生は話し始めた。
「入学おめでとう。私はこのAクラスの担任、レオナルドだ。今日は皆にひとつだけ伝えておきたいことがある」
レオナルド先生は右から左へクラスの全員を見渡し言葉続けた。
「明日は授業はないが簡単な魔力測定があるからそのつもりで用意してくるように。以上だ」
え? それだけ?
レオナルド先生はそう言ったあと、さっさと教壇を下り、戸惑うクラスメイトを置き去りにして教室から出ていった。
「ジジイわかってるじゃん。っと王子、急ごうぜ、先回りしてなきゃな」
「そうだな。しかし予知か、流石勇者だ。その場まで私の馬車に乗っていこう」
「おう!」
「あっ、お待ちを!」
王子とアーシュがさっさと立ち上がり、アーシュは俺たちのことをニヤニヤ見て王子と教室を出ていった。その後をドルーアくんが追いかける。
……勇者が予知? そんなスキルを持っているのか?
いや、予知スキルなんて持ってるんならリズに飛ばされるとわかっていたはずだ。そうなるとやはり原作の知識か。
原作だと……この後にあるイベントはリズの暗殺未遂だ。それを先回りして待ち伏せする気だな。だけど――
「なんだかあっさり終りましたわね」
「だな。じゃあ俺たちは王城に行かないと駄目なんだよな」
「なら俺……じゃなくて、わたくしの馬車に乗って行きませんか? 四人増えても十分余裕がありますよ」
アンジェラ王女……誤魔化したつもりかもしれないけど俺って言ってましたよ~。
無理するくらいなら俺っ娘でいいと思うんだけどね。
というか……暗殺は起こらないだろうし、王女の馬車に乗ったらあの二人、リズを助けるどころか待ちぼうけになるよね?
その横で王子の付き人ドルーアくんが止めようとしているのか青い顔でオロオロとしている。
それを遠巻きにクラスメイトたちが見守りながら隣り合ったもの同士、ヒソヒソと内緒話をしているようだ。
教壇に視線を戻すと――
「やはりそうであったか! ドルーアも聞いただろ。噂は本当のことだ!」
「当たり前だろ? 考えてみろよ、辺境の片田舎住んでるヤツの噂がここ王都まで届くんだぞ? 嘘なわけないっての」
「いえ、あの、その、ドライ様の実績は本当の――」
「なんだよお前、王子の付き人だろ? なら一緒に喜べよな。極悪人ドライは領地でヤりたい放題でクリーク家の金使いまくってるんだぞ?」
いや、使ってないぞ。自分のお小遣いは冒険者ギルドの依頼を請けて稼いでるし、稼ぎすぎたときはちゃんと家に入れてるからな。
「その通りだドルーア。そのために領民が重税に苦しみ、スラムが拡大していると言うではないか」
五年前の領民にかかる税は洗脳を解いてすぐに約三分の一になったし、スラムも拡大どころかほぼ解体できている。
スラムに落ちるしかなかった怪我で働けなくなったものは再生で治し仕事に復帰してもらった。
その他の本当に仕事がない方たちのために公共事業として、土魔法で補強した街や村を囲む壁の細かい仕上げの仕事を作った。あ、中洲の堤防もだな。
当然スラムの乱雑でいつ崩れてもおかしくない建物を解体し、衛生的でしっかりとした街並みを作る計画も進めているんだよね。そこに住む予定の元スラムの人たちと。
それに今残っている人たちは、年齢的に働けないものたち、お年寄りと幼い子供たちだけだ。
それも幼い子供たちはクリーク家が出資した孤児院で勉強を教えたりして、生活してもらっている。
もちろん普通に生活している子供たちも一緒に勉強ができるように学校とまでは言えないけど、大きめの塾のようなものもクリーク家で運営を開始した。
残りの歳を取った方たちについてもその人のスキルによって、できることをやってもらってるんだけどな……。
中には本当に何もできない人がいるから、悩ましくもあるんだけど……。
「それに美人と見れば子供から大人まで、それも恋人がいようが旦那がいようがお構いなしに拐ってあんなことやこんなことをヤってるんだぞ?」
「おお、その噂も聞いた覚えがあるな。すでに子供が数十人いると。その子らを奴隷商に法外な値段をつけ売り払っているともな」
「いえ、その、ドライ様はそのようなことはやっていないと聞いているのですが……」
ドルーアくんの言う通りだ。俺の子供が数十人? そんなわけあるか!
「君たち。教室に入るのかね、入らないのかね」
声に反応して後ろを振り返ると、黒いローブを着て、真っ白な髭のおじいさんが立っていた。
「あ、いえ、入ります。お邪魔してすみません」
教室に入った瞬間、内緒話をしていたみんなの視線が俺たちに向きを変え、なんとも言えない愛想笑いを浮かべていた。
そりゃそうだよな。王子と勇者が大声で噂してる本人が現れたんだ、俺でも自分のことじゃなかったら同じようになる気がする。
そして俺の後ろからついてくるおじいさんを見て、自分の席に戻っていった。
俺の隣にリズ。後ろにファラ。ファラの隣はアンジェラで、キャロラインは一番後ろの席順だ。
みんなが席に着いたと言うのに、教壇でバカ笑いをしてる二人をじっと見ているおじいさんがやっと口を開いた。
「殿下。そろそろ場所を空けてくれんか?」
「誰だジジイ、王子に命令するんじゃねえ」
パンパンに両頬が腫れた顔でおじいさんを睨み付けるアーシュ。
ホントこの駄目勇者、誰にでも噛みついていくな……。
「良いのだアーシュ。この者は祖父の弟で、昨年まで魔術師団の団長をしていたレオナルド公爵だ」
「そうなのか? こんなジジイが団長で公爵ね~。まっ、俺には関係ないか」
いや、公爵様だぞ? 王族だぞ? それに初対面でその口の聞き方は駄目過ぎるだろ……。
「関係なくはないぞ。本当はやりたくなかったが、王がどうしてもと言うので仕方なくこのクラスの担任をすることになったからな」
「そうだったな。ならばこれからはレオナルド先生と呼ばせてもらおう」
「……それで良いが、早く席に着くと良い。授業はないが、皆に一言だけ伝えておかなければならないことがあるからな」
「わかった。アーシュ。席に戻るぞ」
レオナルド先生に素直に従う王子。
「しゃーねーな。ジジイ、さっさと終わらせろよ? この後王子とちょっと用事があるからよ」
「……ならば早く席に着くことだな」
レオナルド先生は冷めた目でアーシュをチラっと見たが、すぐに興味を無くしたように教壇に上がる。
王子とアーシュは教壇の真ん前に並んで座り、俺たちの方を向いたレオナルド先生は話し始めた。
「入学おめでとう。私はこのAクラスの担任、レオナルドだ。今日は皆にひとつだけ伝えておきたいことがある」
レオナルド先生は右から左へクラスの全員を見渡し言葉続けた。
「明日は授業はないが簡単な魔力測定があるからそのつもりで用意してくるように。以上だ」
え? それだけ?
レオナルド先生はそう言ったあと、さっさと教壇を下り、戸惑うクラスメイトを置き去りにして教室から出ていった。
「ジジイわかってるじゃん。っと王子、急ごうぜ、先回りしてなきゃな」
「そうだな。しかし予知か、流石勇者だ。その場まで私の馬車に乗っていこう」
「おう!」
「あっ、お待ちを!」
王子とアーシュがさっさと立ち上がり、アーシュは俺たちのことをニヤニヤ見て王子と教室を出ていった。その後をドルーアくんが追いかける。
……勇者が予知? そんなスキルを持っているのか?
いや、予知スキルなんて持ってるんならリズに飛ばされるとわかっていたはずだ。そうなるとやはり原作の知識か。
原作だと……この後にあるイベントはリズの暗殺未遂だ。それを先回りして待ち伏せする気だな。だけど――
「なんだかあっさり終りましたわね」
「だな。じゃあ俺たちは王城に行かないと駄目なんだよな」
「なら俺……じゃなくて、わたくしの馬車に乗って行きませんか? 四人増えても十分余裕がありますよ」
アンジェラ王女……誤魔化したつもりかもしれないけど俺って言ってましたよ~。
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