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第一章
第39話 救出
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二人と見て油断しているのか、ナイフや短剣は握っているが、構えもせず部屋から出てきた。
アンラは部屋の中で『眠り~』とかいきなり二人を寝かせるようだが、やはり効かなかったみたいだ。
(もおー、また魔道具持ってるじゃん! これと、これね)
二人が持っていた魔道具を乱暴に引きちぎっている。
「「なっ! 俺の魔道具が!」」
おい! 引きちぎれば気付かれっだろ! そっと分からないように取れよ!
引きちぎった後『えいっ』とか気の抜けそうな掛け声をかけながら、二人のお腹にズゴッと部屋の外にいる俺にも聞こえる音を立て一撃を入れた。
「「グボッ!」」
「何!? サブマス! 何があった!」
三人は俺たちの目の前で部屋に振り向き、腹を抱え椅子からずり落ちた二人を見てこちらに目線はない。
俺はスッと前に出て、真ん中にいた奴をクロセルの柄の部分で脇の下を一撃。
「グアッ!」
ドンっと綺麗に入り、ミシッと骨が折れたような感触があった。
続けて右の奴の間合いに踏み込み同じく脇の下を狙ったが、当たる寸前に体をひねったから胸のど真ん中に当たる。
「グフッ!」
こちらも骨は折れただろう感触が手に伝わってきた。
そして最後の三人目に回り込み、短剣で突きを放ってきたところをしゃがみ込みながら避け、逆手に持ってたクロセルを順手に持ち替え、膝を狙い横薙。
刃は立てずに腹の部分で膝に当たり、ゴキンと音がなると曲がってはいけない方に足が曲がった。
「イギャー!」
(お待たせー、眠り~)
部屋の中で腹を押さえてピクピクしている二人に、部屋の外にいる悶え苦しみ脇腹と胸に手を当てている二人と、尻餅をつき、足を押さえている一人は、アンラの魔法で糸が切れたようにパタリと倒れ、寝てしまったようだ。
「ふう。アンラ、ありがとうな。後は奥の牢屋だけか、とりあえずコイツらは脱がせて縛っておくか」
「ほえ~、あっという間でした。中に牢屋があるのですよね? 早く助けないとです」
(まだ分かんないよ~、牢屋の中にもいるかも知れないし?)
まあ、慎重にするならそうだがよ。まさか中に……いても良いように気を付けるしかねえよな。
五人を縛り上げ、牢屋の前に。
(じゃあ開けるね~、ほいっと、もう一つっと)
ガチャ、ガチャと二か所に取り付けられていた鍵を開け、扉を開けると中は真っ暗で、何も見えないが、息を飲む音がして、気配通りに誰かはいるようだ。
(光玉~、ありゃ、ほとんど裸ん坊だよ~、女の人が、ひい~ふう~みい……八人だね)
アンラのお陰で中が明るくなり、見えるようになったんだが、女の人が八人、部屋のすみに固まってこっちを見ている。
裸じゃないが、胸と腰にぼろ切れが巻かれてるだけだ。
(あっ、服とかあれば良いんだけど、確か……途中の部屋にあったかな?)
「あの、あなた達も捕まったのですか?」
「いや、助けに来たんだ。すまねえな、ちと、着るもの探さねえと」
俺が助けると言った途端『え?』と驚いた顔になり、隣の人達と顔を見合わせ、おずおずと立ち上がってきた。
「あ、あの、暗殺ギルドの人達は大丈夫なのですか?」
その中でも年長って言っても、二十歳そこそこだろう人が声を押さえて話しかけてきた。
「おう、この屋敷にいる奴は全員捕まえたぜ。だから普通に喋っても大丈夫だ」
「はわわ、こんなにいたのですね」
俺の後ろからひょっこり顔を出して、姉ちゃん達を見ながら驚くプリムをよそに、アンラは――。
(立ったんなら服があった部屋まで行ってもらえば良いよね、こっちだよ~)
途中の部屋に案内してくれるようだ。
「そうだ、服を着てもらわねえとな、ついてきてくれっか? 服があるんだ」
「ほ、本当に! み、みんな、外に出れるよ!」
「おう、ついてきな」
口々に喜びを表しながら先に歩き出したアンラを追いかけ、プリムが牢屋を出て俺がついていく。
その後を八人がついてくるが、牢屋の外に二人、その部屋を出て三人が縛られているのを見て、遠回りしながら避けてくる。
通路の途中にある扉を開けてアンラとプリムが中に入ったが、俺は入り口で待つことに。
(じゃあプリム、任せたわね、私の仕事はここまでだよね、屋敷の中を物色してくるから)
おう、酒と本だな、それくらいなら良いだろ、変なもんもらってくるんじゃねえぞ。
(うんうん。美味しそうなのあればもらってきてあげるよ、そ~れ~)
そう言いながら飛び去るアンラを見送り、扉の外で待つこと十分ほど、プリムが先頭で出てきた。
八人はまるで冒険者のような厚手の服とズボンを着て、腰が合わなかったのか、ベルトでぎゅっと縛った感じになっているが、さっきのぼろ切れより全然良いよな。
「うっし、じゃあ地下から上がっか、みんなはリチウムの街に住んでたんか?」
俺の横にはプリムでその後ろについてくる女の人達に聞いたんだが、リチウムに住んでた人と、近隣の村に住んでた人がいた。
「なるほど。んじゃ一旦衛兵の詰所に行く方が良いんかな?」
「そうですね、捕まえてある人達も引き渡さないといけませんし」
できれば先に家に帰って安心させたいと言う人もいたが、ついてきてもらうことで落ち着いた。
地下から出て、ホールに倒れている奴らを見てまた驚き、屋敷から出ると、門前に、衛兵と、冒険者が来ているのが見えた。
アンラは部屋の中で『眠り~』とかいきなり二人を寝かせるようだが、やはり効かなかったみたいだ。
(もおー、また魔道具持ってるじゃん! これと、これね)
二人が持っていた魔道具を乱暴に引きちぎっている。
「「なっ! 俺の魔道具が!」」
おい! 引きちぎれば気付かれっだろ! そっと分からないように取れよ!
引きちぎった後『えいっ』とか気の抜けそうな掛け声をかけながら、二人のお腹にズゴッと部屋の外にいる俺にも聞こえる音を立て一撃を入れた。
「「グボッ!」」
「何!? サブマス! 何があった!」
三人は俺たちの目の前で部屋に振り向き、腹を抱え椅子からずり落ちた二人を見てこちらに目線はない。
俺はスッと前に出て、真ん中にいた奴をクロセルの柄の部分で脇の下を一撃。
「グアッ!」
ドンっと綺麗に入り、ミシッと骨が折れたような感触があった。
続けて右の奴の間合いに踏み込み同じく脇の下を狙ったが、当たる寸前に体をひねったから胸のど真ん中に当たる。
「グフッ!」
こちらも骨は折れただろう感触が手に伝わってきた。
そして最後の三人目に回り込み、短剣で突きを放ってきたところをしゃがみ込みながら避け、逆手に持ってたクロセルを順手に持ち替え、膝を狙い横薙。
刃は立てずに腹の部分で膝に当たり、ゴキンと音がなると曲がってはいけない方に足が曲がった。
「イギャー!」
(お待たせー、眠り~)
部屋の中で腹を押さえてピクピクしている二人に、部屋の外にいる悶え苦しみ脇腹と胸に手を当てている二人と、尻餅をつき、足を押さえている一人は、アンラの魔法で糸が切れたようにパタリと倒れ、寝てしまったようだ。
「ふう。アンラ、ありがとうな。後は奥の牢屋だけか、とりあえずコイツらは脱がせて縛っておくか」
「ほえ~、あっという間でした。中に牢屋があるのですよね? 早く助けないとです」
(まだ分かんないよ~、牢屋の中にもいるかも知れないし?)
まあ、慎重にするならそうだがよ。まさか中に……いても良いように気を付けるしかねえよな。
五人を縛り上げ、牢屋の前に。
(じゃあ開けるね~、ほいっと、もう一つっと)
ガチャ、ガチャと二か所に取り付けられていた鍵を開け、扉を開けると中は真っ暗で、何も見えないが、息を飲む音がして、気配通りに誰かはいるようだ。
(光玉~、ありゃ、ほとんど裸ん坊だよ~、女の人が、ひい~ふう~みい……八人だね)
アンラのお陰で中が明るくなり、見えるようになったんだが、女の人が八人、部屋のすみに固まってこっちを見ている。
裸じゃないが、胸と腰にぼろ切れが巻かれてるだけだ。
(あっ、服とかあれば良いんだけど、確か……途中の部屋にあったかな?)
「あの、あなた達も捕まったのですか?」
「いや、助けに来たんだ。すまねえな、ちと、着るもの探さねえと」
俺が助けると言った途端『え?』と驚いた顔になり、隣の人達と顔を見合わせ、おずおずと立ち上がってきた。
「あ、あの、暗殺ギルドの人達は大丈夫なのですか?」
その中でも年長って言っても、二十歳そこそこだろう人が声を押さえて話しかけてきた。
「おう、この屋敷にいる奴は全員捕まえたぜ。だから普通に喋っても大丈夫だ」
「はわわ、こんなにいたのですね」
俺の後ろからひょっこり顔を出して、姉ちゃん達を見ながら驚くプリムをよそに、アンラは――。
(立ったんなら服があった部屋まで行ってもらえば良いよね、こっちだよ~)
途中の部屋に案内してくれるようだ。
「そうだ、服を着てもらわねえとな、ついてきてくれっか? 服があるんだ」
「ほ、本当に! み、みんな、外に出れるよ!」
「おう、ついてきな」
口々に喜びを表しながら先に歩き出したアンラを追いかけ、プリムが牢屋を出て俺がついていく。
その後を八人がついてくるが、牢屋の外に二人、その部屋を出て三人が縛られているのを見て、遠回りしながら避けてくる。
通路の途中にある扉を開けてアンラとプリムが中に入ったが、俺は入り口で待つことに。
(じゃあプリム、任せたわね、私の仕事はここまでだよね、屋敷の中を物色してくるから)
おう、酒と本だな、それくらいなら良いだろ、変なもんもらってくるんじゃねえぞ。
(うんうん。美味しそうなのあればもらってきてあげるよ、そ~れ~)
そう言いながら飛び去るアンラを見送り、扉の外で待つこと十分ほど、プリムが先頭で出てきた。
八人はまるで冒険者のような厚手の服とズボンを着て、腰が合わなかったのか、ベルトでぎゅっと縛った感じになっているが、さっきのぼろ切れより全然良いよな。
「うっし、じゃあ地下から上がっか、みんなはリチウムの街に住んでたんか?」
俺の横にはプリムでその後ろについてくる女の人達に聞いたんだが、リチウムに住んでた人と、近隣の村に住んでた人がいた。
「なるほど。んじゃ一旦衛兵の詰所に行く方が良いんかな?」
「そうですね、捕まえてある人達も引き渡さないといけませんし」
できれば先に家に帰って安心させたいと言う人もいたが、ついてきてもらうことで落ち着いた。
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