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第一章
第91話 駄目だなコイツら
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「なぁ、なにやってるか分かってやってるんか?」
「分かっている! こんなところまで出向いた訳は貴様達が大人しく馬車を受け渡さず、この者の腕まで折ったから断罪するためだ! そんな事も分からないのか!」
ほんの少し前、早朝まだ暗く、少し肌寒い中、起こされたから、アシアとセレンが作る予定だった朝ごはんができたんかと思ってたら、王子様達を近くで見ていた他で雇われていた護衛者達が、俺の事を呼んでこいと王子様様から命令されたと言う。
思わず『マジかよ』と声が出たのは、嫌だとかそう言うんじゃなく、呼びに来てくれた冒険者が『王子様の命令だから早く支度しろ』と言ったからだ。
「はぁ、みんなは先に朝ごはんでも食べていてくれれば良いぞ、目的は俺だろうからな」
「ケントさん気を付けて下さいね、朝ごはん待ってますから」
「そうよ、ケントが帰ってきてからみんなで食べましょう」
「んじゃ、プリムやアシアの言う通りさっさと行って帰って来るよ」
心配そうな顔をするプリムとエリス、それにアリスは焚き火で温めているスープを木の匙で、焦げないようにかき混ぜながらだが。
セレンは『はぁ、お早いお帰りをお待ちしてます』テルルは『ガツンとやって来ても私は怒らないわ』と、いやテルル、ガツンとしちゃヤバいだろ。
五人に見送られるように重い腰を上げ、王子様と従者、ガズリー達も待っている俺が出したグールの毛皮のところまで来た。
毛皮の寝台にふんぞり返り、座る王子様と、その脇を固める従者とガズリー達に挨拶したんだが、もう身分を隠す素振りもない。
「あのよ、ギルドマスターのコバルトさんにも言われてたから分かってるだろう? 本当にこの状況で本当に分かってやってんのか?」
「黙れ! そんなもの私が喋るなと口止めをすれば良いだけだ! 何もかも貴様のせいではないか! なぜ私が冒険者の真似事などせねばならんのだ!」
「俺の知ったこっちゃねえが、今この時点で駄目な事は分かって言ってんだよな?」
これだけ何度もしつこく『分かってるか?』って聞くのは、どう考えても理解してないと思うからだが……。
「ふん! 次期国王の私が良いと言うのだぞ? 駄目な事などありはしない! そもそも父も下民の事を知れと言うが、そんなものは必要ない! 王あっての下民なのだ! 知らぬ間に増えているような下等で羽虫の様な者達の暮らしなど、泥水でも飲ませておけば良いのだ!」
まわりで見ていた者達は、俺がこんな喋り方をしてっから驚いてたが、王子様の今の言葉を聞いて表情が変わってきた。
ガズリーも『お、お前なんて言葉遣いしてんだ!』とか言ってるけどよ、内股で、腰が引けてんのにえらい剣幕だよな。
そんなんじゃ、軽く剣を合わせただけで駄目なんじゃねえのかと思う。
「はぁ、そんなんじゃいつまでたっても王位継承権だったか? それの二位から戻れねえぞ? みんなが言ってたじゃねえか、それに衛兵の詰所で言われたこと忘れたんか?」
また同じ事やったら王様には絶対させないって言ってたんだぞ?
「何を言う! あんなもの無効に決まっているだろうが! 聖騎士ガズリーさっさと捕らえてしまえ! そうだ、そこのお前、あそこの一番立派な馬車を私が使う、持ち主に譲るよう伝えてこい」
「え!? そんな事できませんよ! 王子様は私達の事をなんだと思っているのですか!」
「そうだ! いくら王子様と言えど、そんな横暴が許されるはずありません!」
王子の無茶な命令に、反発し始める者が出てきた。
「黙れ! 貴様らの顔は覚えておく、この者の後で捕らえて私に反論したことを後悔するような拷問の末『殺してくれ』と言わせてやろう!」
アンラ、こいつはもう駄目だ、眠らせてしまおう、こんなのに付き合ってられねえ。
(そだね~、王都に向けて行く人達に、乗せてもらって、そうね、縛ったまま送ってもらえば良いんじゃない?)
「ふん! 次期王である、ルテニウム・ド・シルヴァンが命ずる! 剣聖ガズリーとその従者ジャレコ、ダムドはケントを捕らえよ!」
「「はっ! うがっ!」」
返事しただけで足が震えるガズリーと、戸惑いの表情ながらも剣を抜き、盾を構えるジャレコにダムド。
少しだけ遅れて剣を抜いたガズリーはぷるぷる震えながら構えをとった。
ニヤニヤ笑う従者に、自信満々にグールの毛皮の上で見守る王子様。
アンラ、俺が気合い入れた風に声を出すからよ、それに合わせてくれっか?
(良いよ~、ケントの声で気絶した事にしちゃうのね、任せて~)
ありがとうなと、アンラに言った後、俺も剣を抜き、覚醒はしないまま、構える。
「俺は悪い事はしてねえからよ、こうやって剣を突き付けられたら抵抗するんだからな、お前ら覚悟しておけよ」
「ハ、ハズレスキルしかないお前など、剣聖ガズリー様の足元にも及ばない事を思い知らせてやる!」
叫ぶだけで顔色が赤から青く変わるほど痛いんだろうな……ってかよ、まだ臭いんだが……ちゃんと洗ってねえのかよ。
っと、早いところやっちまうか。
「どう及ばないんか教えてもらおうじゃねえか」
すぅーっと大きく息を吸い込み、一気に吐き出すよう気合いを入れた声を出す。
「はっ!」
(眠り!)
よし! ほぼ同時に俺の声と合った。
ドサッドサッと従者とガズリー達四人が地面に崩れ落ち、ボフッと王子様は後ろに倒れた。
それを見たまわりの人達は、目を見開き唖然として固まったが、俺がゆっくりと剣を背中にしまった時に、やっと声を出し始めた。
「ど、どうなってんだ? そっちの少年が声を出しただけで王子様達が気絶したぞ」
「ヤバいぞ! 少年、何をしたんだ、流石に聞き捨てならない事を言う王子様だが、こんなことをしちゃ不敬罪で罪に問われるぞ」
「大丈夫だぞ、危害は加えてねえし、この五人は王都に帰さねえといけねえから、この方が静かで良いだろ」
気絶した王子達に不信感をいだいているが、俺の事も気を遣ってくれている。
とりあえず朝ごはん食べて王子様達が乗ってきた馬車でも明るくなる前に直してしまうか。
「分かっている! こんなところまで出向いた訳は貴様達が大人しく馬車を受け渡さず、この者の腕まで折ったから断罪するためだ! そんな事も分からないのか!」
ほんの少し前、早朝まだ暗く、少し肌寒い中、起こされたから、アシアとセレンが作る予定だった朝ごはんができたんかと思ってたら、王子様達を近くで見ていた他で雇われていた護衛者達が、俺の事を呼んでこいと王子様様から命令されたと言う。
思わず『マジかよ』と声が出たのは、嫌だとかそう言うんじゃなく、呼びに来てくれた冒険者が『王子様の命令だから早く支度しろ』と言ったからだ。
「はぁ、みんなは先に朝ごはんでも食べていてくれれば良いぞ、目的は俺だろうからな」
「ケントさん気を付けて下さいね、朝ごはん待ってますから」
「そうよ、ケントが帰ってきてからみんなで食べましょう」
「んじゃ、プリムやアシアの言う通りさっさと行って帰って来るよ」
心配そうな顔をするプリムとエリス、それにアリスは焚き火で温めているスープを木の匙で、焦げないようにかき混ぜながらだが。
セレンは『はぁ、お早いお帰りをお待ちしてます』テルルは『ガツンとやって来ても私は怒らないわ』と、いやテルル、ガツンとしちゃヤバいだろ。
五人に見送られるように重い腰を上げ、王子様と従者、ガズリー達も待っている俺が出したグールの毛皮のところまで来た。
毛皮の寝台にふんぞり返り、座る王子様と、その脇を固める従者とガズリー達に挨拶したんだが、もう身分を隠す素振りもない。
「あのよ、ギルドマスターのコバルトさんにも言われてたから分かってるだろう? 本当にこの状況で本当に分かってやってんのか?」
「黙れ! そんなもの私が喋るなと口止めをすれば良いだけだ! 何もかも貴様のせいではないか! なぜ私が冒険者の真似事などせねばならんのだ!」
「俺の知ったこっちゃねえが、今この時点で駄目な事は分かって言ってんだよな?」
これだけ何度もしつこく『分かってるか?』って聞くのは、どう考えても理解してないと思うからだが……。
「ふん! 次期国王の私が良いと言うのだぞ? 駄目な事などありはしない! そもそも父も下民の事を知れと言うが、そんなものは必要ない! 王あっての下民なのだ! 知らぬ間に増えているような下等で羽虫の様な者達の暮らしなど、泥水でも飲ませておけば良いのだ!」
まわりで見ていた者達は、俺がこんな喋り方をしてっから驚いてたが、王子様の今の言葉を聞いて表情が変わってきた。
ガズリーも『お、お前なんて言葉遣いしてんだ!』とか言ってるけどよ、内股で、腰が引けてんのにえらい剣幕だよな。
そんなんじゃ、軽く剣を合わせただけで駄目なんじゃねえのかと思う。
「はぁ、そんなんじゃいつまでたっても王位継承権だったか? それの二位から戻れねえぞ? みんなが言ってたじゃねえか、それに衛兵の詰所で言われたこと忘れたんか?」
また同じ事やったら王様には絶対させないって言ってたんだぞ?
「何を言う! あんなもの無効に決まっているだろうが! 聖騎士ガズリーさっさと捕らえてしまえ! そうだ、そこのお前、あそこの一番立派な馬車を私が使う、持ち主に譲るよう伝えてこい」
「え!? そんな事できませんよ! 王子様は私達の事をなんだと思っているのですか!」
「そうだ! いくら王子様と言えど、そんな横暴が許されるはずありません!」
王子の無茶な命令に、反発し始める者が出てきた。
「黙れ! 貴様らの顔は覚えておく、この者の後で捕らえて私に反論したことを後悔するような拷問の末『殺してくれ』と言わせてやろう!」
アンラ、こいつはもう駄目だ、眠らせてしまおう、こんなのに付き合ってられねえ。
(そだね~、王都に向けて行く人達に、乗せてもらって、そうね、縛ったまま送ってもらえば良いんじゃない?)
「ふん! 次期王である、ルテニウム・ド・シルヴァンが命ずる! 剣聖ガズリーとその従者ジャレコ、ダムドはケントを捕らえよ!」
「「はっ! うがっ!」」
返事しただけで足が震えるガズリーと、戸惑いの表情ながらも剣を抜き、盾を構えるジャレコにダムド。
少しだけ遅れて剣を抜いたガズリーはぷるぷる震えながら構えをとった。
ニヤニヤ笑う従者に、自信満々にグールの毛皮の上で見守る王子様。
アンラ、俺が気合い入れた風に声を出すからよ、それに合わせてくれっか?
(良いよ~、ケントの声で気絶した事にしちゃうのね、任せて~)
ありがとうなと、アンラに言った後、俺も剣を抜き、覚醒はしないまま、構える。
「俺は悪い事はしてねえからよ、こうやって剣を突き付けられたら抵抗するんだからな、お前ら覚悟しておけよ」
「ハ、ハズレスキルしかないお前など、剣聖ガズリー様の足元にも及ばない事を思い知らせてやる!」
叫ぶだけで顔色が赤から青く変わるほど痛いんだろうな……ってかよ、まだ臭いんだが……ちゃんと洗ってねえのかよ。
っと、早いところやっちまうか。
「どう及ばないんか教えてもらおうじゃねえか」
すぅーっと大きく息を吸い込み、一気に吐き出すよう気合いを入れた声を出す。
「はっ!」
(眠り!)
よし! ほぼ同時に俺の声と合った。
ドサッドサッと従者とガズリー達四人が地面に崩れ落ち、ボフッと王子様は後ろに倒れた。
それを見たまわりの人達は、目を見開き唖然として固まったが、俺がゆっくりと剣を背中にしまった時に、やっと声を出し始めた。
「ど、どうなってんだ? そっちの少年が声を出しただけで王子様達が気絶したぞ」
「ヤバいぞ! 少年、何をしたんだ、流石に聞き捨てならない事を言う王子様だが、こんなことをしちゃ不敬罪で罪に問われるぞ」
「大丈夫だぞ、危害は加えてねえし、この五人は王都に帰さねえといけねえから、この方が静かで良いだろ」
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