41 / 241
第二章
第41話 要らないものは捨てちゃいましょう♪
しおりを挟む
「あっ! あの時のガキ! おい、あの商人ここにいるのか! あいつ俺達を置いてけぼりにしやがる悪徳商人だ!」
「おっ! マジあの時のガキじゃん! お前あの商人達どこにいるか知らねえか!」
あちゃー、ぐるぐるしちゃいましょうか。あはは······。
「おい! 村長も悪徳商人の居場所を教えろ! 教えねえと魔法ぶっ放なすぞ!」
村長に詰め寄る二人と僕に気付いた三人。
「ねえライ、もうぐるぐるしちゃいましょうよ。商人さん達が荷を積み終わって出て行く前に」
テラが耳たぶをクイクイ引っ張りながら、小声で囁きます
「ダヨネ~アハハ~」
五人の魔力を一気にぐるぐる発散させます。
「おいコラ、何ぶつぶつ言ってんだガキ······」
ドサッ
「なっ? どうしたんだおま······」
ドサッ、ドサッ、と次々に気絶し倒れていきます。
「おいみんなどうしたんだよ、何ふざけ······」
村長さんの胸ぐらを掴んでいた手が離れ、その場に崩れるように気絶しました。
「こ、これは······これはライ君、君がやってくれたのかい?」
「はい。このお兄さん達は、商人さんの護衛依頼を請けていたのですが、何もせず依頼の護衛をしないで、お酒は飲んじゃうし、夜警もしないで寝ちゃうような人達だったので、途中で辞めてもらったのですよ」
「ふむ、ではそれを逆恨みして、ここまで追いかけてきたと言う事でしょうか、それはなんとも災難ですね、あはは······」
心底呆れましたって顔で、ひきつった笑顔の村長さん。
そうだ♪ 良いこと思い付きました。
「村長さん。商人さん達は東の森に素材を収穫に行ったと言っておいてもらえませんか? そして、そのまま海沿いを通って隣の国に行った事にしましょう♪」
「ふむ、そうすれば、月に二回も通って下さる商人さん達に迷惑はかかりませんね」
「はい。お願い出来ますか?」
「あははは♪ 良いでしょう。この者達の話を聞いている限り、迷惑にしかならないようですので、隣の帝国には悪い気もしますが、行ってもらいましょう」
村長さんと頷き合い、近くに合った荷台に五人を乗せ、門の脇に移動させておきます。
すると、鉱物を仕入れた商人さん達が馬車でやって来ました。
そして速度を落とし、門前、僕達の前で止まりました。
「ライ君、この広場から続く通りの石畳も敷いたのですね♪ 快適に走れましたよ♪」
御者台に座る商人さんがにこやかに話しかけてきました。
「えへへ♪ 頑張っちゃいました。それに、このお兄さん達も撃退しておきましたよ♪」
商人さん達とドワーフおじさんはうんうんと頷き、お兄さんパーティーと、なぜか馬車を降りてくるアマラは誰これって顔をしてます。
「ねえライ、あのね、この依頼が終わったら私達とパーティー組んでくれないかな? 一月後にまたこの村に護衛で来る時になるんだけどダメ? 私今回お兄さん達のパーティーにいれて貰ったから一緒にどうかなって」
首をコテンと傾げ、返事を待つアマラ。
「ん~、それって護衛を続けるって事ですか?」
「うん。そうなるわ、専属よ♪ 駆け出しの私が中々なれるものじゃないし」
それだと旅が続けられませんね。
「ごめんなさい。僕はいろんな所に行きたいのですよ。今はこの王国をぐるりと一周するつもりで、この東の端まで来たんです」
「そうなんだ······残念です」
「坊主は、中々デカイ目標を立てたんだな。良いぞ、若い内はその目標に向かって突き進むのが良い。頑張れ」
「ありがとう♪ おじさんもお仕事頑張って下さいね。このお兄さん達みたいな人に会わないように♪」
「まったくだ。あはははは♪」
「ライ君、君に合えて良かったです。君が居なければまだ開拓村に到着していなかったでしょうね。その冒険者に足を引っ張られてね♪」
「あはは♪ ですね。あっ、このお兄さん達には商人さん達は東の森を抜けて隣の帝国に行ったと伝えてもらいますから、たぶん会うことはもう無いはずですよ♪」
商人さん達は、大きく頷き笑顔です♪
「そっかぁ、残念だけどいつかまた合えるよね♪ 元気でね♪」
アマラはそう言うと馬車に乗り込んでしまいました。
「はい、いつか会いましょう♪」
「「じゃあな!」」
「坊主、またいつか合おう!」
そう別れの挨拶をして、馬車は先日通った街道を走り、しばらくアマラ達は手を振っていましたが、徐々に小さくなり、見えなくなりました。
その後僕は通りを一通りまわり石畳を敷いてしまい、昨晩泊まれなかった宿に泊まり、翌日早朝東門から東の森に向けて出発しました。
その際、転移者のお兄さん達をもう一度ぐるぐるさせます。
だって、昨日は気絶して早くに寝たお陰で今朝は早くに起きて、村長さんに話を聞いたのか、東の森に出発するため開門しろって門番さんに詰め寄っていたので、さっさと気絶させてあげました。
「門番さん、この人達は適当に、外に放り出しておきますね♪」
「あはは♪ いや~、助かったよ。いきなり来て早く開けろとか言われてもなぁ」
「ですよね~、荷台は~、ありました♪ これに乗せて森の入口辺りに捨ててきますよ」
「そうだな、あの森の魔物はなぜか森から出ないから放っておいても大丈夫だ。頼むよ」
「は~い♪」
収納にあった荷台に五人を適当に乗せて、門が開くのを待ちます。
しばらくすると、農具を持った人達が集まりだして、門番さんが閂を外し始めました。
我先にと開きかけた門の隙間からぞろぞろと農具を持って出て行きますが、僕は後ろから荷台を引っ張り門をくぐりました。
みんなは広げつつある畑に散らばり、草を刈る者、土をおこして出てきた石を取り除いたり、既に畑になっているところは畝を作り、作付けしていったりしています。
「ここ一面畑になって、麦畑とかになるのかな~、今は野菜を植えてるみたいだけど」
ガラガラガラガラ
「そのようね。もう夏だから秋から冬にかけて収穫する用ね」
「この国を一周してきたらここも大きくなってそうだね♪ 楽しみができたよ♪」
そしてお昼過ぎに荷台の上で起きそうになったので、もう一度ぐるぐるさせて気絶してもらい、まだ日が高い打ちに、森が遠くに見えてきました。
「ライ、もう結構走っているし、この辺りに捨てちゃわない? その荷台が無かったらもっと早く走れるでしょ? まあ、今でも普通の馬車より早いんだけど」
そうだね~♪ ちょうど森が見えて、歩いて数時間くらいかな?
「よし♪ 荷台を~、収納♪」
ズザザザザー!
走りながら荷台を収納したので、五人のお兄さん達は地面に投げ出され、数メートル地面を滑り、止まりました。
「あはは♪ ライったら酷いっ♪ ズザザザザーって顔とか擦りむいてるわよあれ♪」
「あはは♪ 回復で~す♪ ほいっと!」
一応回復をがっつり、お兄さん達の魔力を使い、擦り傷を直してあげました。
「うんうん、ちゃんと治しておいたよ♪」
「ぷふっ♪ あははははは♪」
そのまま僕達は走り続け、東の森の入口で夜営をすることにしました。
一応ぐるぐるして気配を探ると、十キロ以内にいるのはゴブリンが主流で他の魔物がちらほらいるだけですし、安心して夜営が出来そうです。
翌朝、朝ごはんを食べながら気配を探るためぐるぐるしていると、転移者のお兄さん達がこちらに向かって近付いているのが分かりました。
「くふふ。テラ、あの人達狙い通りこの森に向かって来ていますよ♪ お昼くらいにはここに到着しそうですね~」
「そうなの? なら開拓村は安心ね。ん~じゃあ、今日はこの蔓しようかしら! 荊棘にしましょう♪」
そう言うと、棘をポキッと二つ取って、頭に、······角が生えたテラ、······まあ、本人が満足そうですから何も言わずに置いておきましょう。
そして僕達は東の森に足を踏み入れたのです。
「おっ! マジあの時のガキじゃん! お前あの商人達どこにいるか知らねえか!」
あちゃー、ぐるぐるしちゃいましょうか。あはは······。
「おい! 村長も悪徳商人の居場所を教えろ! 教えねえと魔法ぶっ放なすぞ!」
村長に詰め寄る二人と僕に気付いた三人。
「ねえライ、もうぐるぐるしちゃいましょうよ。商人さん達が荷を積み終わって出て行く前に」
テラが耳たぶをクイクイ引っ張りながら、小声で囁きます
「ダヨネ~アハハ~」
五人の魔力を一気にぐるぐる発散させます。
「おいコラ、何ぶつぶつ言ってんだガキ······」
ドサッ
「なっ? どうしたんだおま······」
ドサッ、ドサッ、と次々に気絶し倒れていきます。
「おいみんなどうしたんだよ、何ふざけ······」
村長さんの胸ぐらを掴んでいた手が離れ、その場に崩れるように気絶しました。
「こ、これは······これはライ君、君がやってくれたのかい?」
「はい。このお兄さん達は、商人さんの護衛依頼を請けていたのですが、何もせず依頼の護衛をしないで、お酒は飲んじゃうし、夜警もしないで寝ちゃうような人達だったので、途中で辞めてもらったのですよ」
「ふむ、ではそれを逆恨みして、ここまで追いかけてきたと言う事でしょうか、それはなんとも災難ですね、あはは······」
心底呆れましたって顔で、ひきつった笑顔の村長さん。
そうだ♪ 良いこと思い付きました。
「村長さん。商人さん達は東の森に素材を収穫に行ったと言っておいてもらえませんか? そして、そのまま海沿いを通って隣の国に行った事にしましょう♪」
「ふむ、そうすれば、月に二回も通って下さる商人さん達に迷惑はかかりませんね」
「はい。お願い出来ますか?」
「あははは♪ 良いでしょう。この者達の話を聞いている限り、迷惑にしかならないようですので、隣の帝国には悪い気もしますが、行ってもらいましょう」
村長さんと頷き合い、近くに合った荷台に五人を乗せ、門の脇に移動させておきます。
すると、鉱物を仕入れた商人さん達が馬車でやって来ました。
そして速度を落とし、門前、僕達の前で止まりました。
「ライ君、この広場から続く通りの石畳も敷いたのですね♪ 快適に走れましたよ♪」
御者台に座る商人さんがにこやかに話しかけてきました。
「えへへ♪ 頑張っちゃいました。それに、このお兄さん達も撃退しておきましたよ♪」
商人さん達とドワーフおじさんはうんうんと頷き、お兄さんパーティーと、なぜか馬車を降りてくるアマラは誰これって顔をしてます。
「ねえライ、あのね、この依頼が終わったら私達とパーティー組んでくれないかな? 一月後にまたこの村に護衛で来る時になるんだけどダメ? 私今回お兄さん達のパーティーにいれて貰ったから一緒にどうかなって」
首をコテンと傾げ、返事を待つアマラ。
「ん~、それって護衛を続けるって事ですか?」
「うん。そうなるわ、専属よ♪ 駆け出しの私が中々なれるものじゃないし」
それだと旅が続けられませんね。
「ごめんなさい。僕はいろんな所に行きたいのですよ。今はこの王国をぐるりと一周するつもりで、この東の端まで来たんです」
「そうなんだ······残念です」
「坊主は、中々デカイ目標を立てたんだな。良いぞ、若い内はその目標に向かって突き進むのが良い。頑張れ」
「ありがとう♪ おじさんもお仕事頑張って下さいね。このお兄さん達みたいな人に会わないように♪」
「まったくだ。あはははは♪」
「ライ君、君に合えて良かったです。君が居なければまだ開拓村に到着していなかったでしょうね。その冒険者に足を引っ張られてね♪」
「あはは♪ ですね。あっ、このお兄さん達には商人さん達は東の森を抜けて隣の帝国に行ったと伝えてもらいますから、たぶん会うことはもう無いはずですよ♪」
商人さん達は、大きく頷き笑顔です♪
「そっかぁ、残念だけどいつかまた合えるよね♪ 元気でね♪」
アマラはそう言うと馬車に乗り込んでしまいました。
「はい、いつか会いましょう♪」
「「じゃあな!」」
「坊主、またいつか合おう!」
そう別れの挨拶をして、馬車は先日通った街道を走り、しばらくアマラ達は手を振っていましたが、徐々に小さくなり、見えなくなりました。
その後僕は通りを一通りまわり石畳を敷いてしまい、昨晩泊まれなかった宿に泊まり、翌日早朝東門から東の森に向けて出発しました。
その際、転移者のお兄さん達をもう一度ぐるぐるさせます。
だって、昨日は気絶して早くに寝たお陰で今朝は早くに起きて、村長さんに話を聞いたのか、東の森に出発するため開門しろって門番さんに詰め寄っていたので、さっさと気絶させてあげました。
「門番さん、この人達は適当に、外に放り出しておきますね♪」
「あはは♪ いや~、助かったよ。いきなり来て早く開けろとか言われてもなぁ」
「ですよね~、荷台は~、ありました♪ これに乗せて森の入口辺りに捨ててきますよ」
「そうだな、あの森の魔物はなぜか森から出ないから放っておいても大丈夫だ。頼むよ」
「は~い♪」
収納にあった荷台に五人を適当に乗せて、門が開くのを待ちます。
しばらくすると、農具を持った人達が集まりだして、門番さんが閂を外し始めました。
我先にと開きかけた門の隙間からぞろぞろと農具を持って出て行きますが、僕は後ろから荷台を引っ張り門をくぐりました。
みんなは広げつつある畑に散らばり、草を刈る者、土をおこして出てきた石を取り除いたり、既に畑になっているところは畝を作り、作付けしていったりしています。
「ここ一面畑になって、麦畑とかになるのかな~、今は野菜を植えてるみたいだけど」
ガラガラガラガラ
「そのようね。もう夏だから秋から冬にかけて収穫する用ね」
「この国を一周してきたらここも大きくなってそうだね♪ 楽しみができたよ♪」
そしてお昼過ぎに荷台の上で起きそうになったので、もう一度ぐるぐるさせて気絶してもらい、まだ日が高い打ちに、森が遠くに見えてきました。
「ライ、もう結構走っているし、この辺りに捨てちゃわない? その荷台が無かったらもっと早く走れるでしょ? まあ、今でも普通の馬車より早いんだけど」
そうだね~♪ ちょうど森が見えて、歩いて数時間くらいかな?
「よし♪ 荷台を~、収納♪」
ズザザザザー!
走りながら荷台を収納したので、五人のお兄さん達は地面に投げ出され、数メートル地面を滑り、止まりました。
「あはは♪ ライったら酷いっ♪ ズザザザザーって顔とか擦りむいてるわよあれ♪」
「あはは♪ 回復で~す♪ ほいっと!」
一応回復をがっつり、お兄さん達の魔力を使い、擦り傷を直してあげました。
「うんうん、ちゃんと治しておいたよ♪」
「ぷふっ♪ あははははは♪」
そのまま僕達は走り続け、東の森の入口で夜営をすることにしました。
一応ぐるぐるして気配を探ると、十キロ以内にいるのはゴブリンが主流で他の魔物がちらほらいるだけですし、安心して夜営が出来そうです。
翌朝、朝ごはんを食べながら気配を探るためぐるぐるしていると、転移者のお兄さん達がこちらに向かって近付いているのが分かりました。
「くふふ。テラ、あの人達狙い通りこの森に向かって来ていますよ♪ お昼くらいにはここに到着しそうですね~」
「そうなの? なら開拓村は安心ね。ん~じゃあ、今日はこの蔓しようかしら! 荊棘にしましょう♪」
そう言うと、棘をポキッと二つ取って、頭に、······角が生えたテラ、······まあ、本人が満足そうですから何も言わずに置いておきましょう。
そして僕達は東の森に足を踏み入れたのです。
0
あなたにおすすめの小説
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる