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やっぱり出前?
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玄関からノブの声が聞こえる。
「姫、インターホン鳴った……」
階段を降りる音が聞こえた。
ミキちゃんと空センパイどんな服かなぁ?
陸さんが楽しみって言うくらいなんだからスゴく可愛いいんだろうな。
もう一度“ピンポン”
ドアチャイムが聞こえた。
「はぁい」
ドアの開く音がする。
「こんばんは。
ホテルMITSUKI.ダイニング櫻の青山です。
お夕食の準備に参りました。」
「青山さん、清水さんこんばんは。
いつもありがとうございます。
今日は和室の方にお願いできますか?」
「美月様、準備始めてよろしいですか?」
「うん。お願いします。
父さんとミナ君のはいつもみたいにして冷蔵庫に入れてもらっていいですか?」
「了解です。では、失礼します。」
ホントに焼き肉の出前なんだ……。
何だかスゴい。
パーティ用のケータリングなのかな?
男の人が二人リビングに入ってきた。
大きな荷物を抱えてリビングの隣りの部屋の扉に手をかけた……
「親父?!」
陸さんが大きな声を出した。
ミキちゃんがノブとピンクのモコモコの手を引いてリビングに入ってきた。
「陸くんどうしたの?」
「姫……親父……がいる。」
「ん?」
男の人の一人がミキちゃんを見てる。
「美月様、あのウチの愚息がお世話になっております。」
そう言って頭を深々と下げた……。
「陸くんとくうちゃんて青山さんの息子さん?」
「はい……。仲良くしていただいて……
スミマセン。」
陸さんと空センパイのお父さんらしい人は中々頭を上げない…。
「青山さん、頭を上げて下さい。
僕、くうちゃんと陸くんにスゴく良くしてもらってます。
こちらこそ、ありがとうございます。」
ミキちゃんはペコリと頭を下げた。
「あぁ 美月様、頭を上げて下さい。
私にそんな事されてはいけません。」
『美月様』???
ミキちゃんて何者???
皆んなの頭の上にもハテナが並んでるのが
見えるようだ。
「じゃあ青山さん、清水さん
僕、お腹空いちゃいました。
準備お願いします。」
ミキちゃんはピンクのモコモコに声をかけた
「くうちゃん、いちごミルク飲もう?」
「くう?」
「「「そら?」」」
「空センパイ?」
皆んなが一斉にピンクのモコモコを見た。
空センパイ?
空センパイは真っ赤になった……。
「ミキちゃん……キッチン行こ……」
ものすごく小さい声で呟いた。
シンとなったリビング。
「皆んなどうしたの?」
…………
「姫、焼き肉って陸の父さんのトコの?」
「うん。凪くん、嫌いだった?」
「イヤ。むしろ好きかも。」
「じゃっ良かった。
青山さんの焼き肉美味しいよねぇ?」
「うん……。」
ミキちゃんは空センパイとミキサーを取り出している。
「くうちゃん、グラス出して?」
「うん。いつもの?」
「ん。」
ミキサーを回す音が聞こえる
「くうちゃん飲もっ。」
ダイニングテーブルの二人を見ると
二人でストローを咥えて
ピンク色のいちごミルクを飲んでいた……。
なに?
この二人……。
皆んなが二人を見てる。
陸さんは嬉しそうにニヤニヤしてる。
凪さんも一緒に笑ってる。
ノブと圭吾は……
可愛いいうさぎ二羽を目の前にして
真っ赤になっていた。
「姫、インターホン鳴った……」
階段を降りる音が聞こえた。
ミキちゃんと空センパイどんな服かなぁ?
陸さんが楽しみって言うくらいなんだからスゴく可愛いいんだろうな。
もう一度“ピンポン”
ドアチャイムが聞こえた。
「はぁい」
ドアの開く音がする。
「こんばんは。
ホテルMITSUKI.ダイニング櫻の青山です。
お夕食の準備に参りました。」
「青山さん、清水さんこんばんは。
いつもありがとうございます。
今日は和室の方にお願いできますか?」
「美月様、準備始めてよろしいですか?」
「うん。お願いします。
父さんとミナ君のはいつもみたいにして冷蔵庫に入れてもらっていいですか?」
「了解です。では、失礼します。」
ホントに焼き肉の出前なんだ……。
何だかスゴい。
パーティ用のケータリングなのかな?
男の人が二人リビングに入ってきた。
大きな荷物を抱えてリビングの隣りの部屋の扉に手をかけた……
「親父?!」
陸さんが大きな声を出した。
ミキちゃんがノブとピンクのモコモコの手を引いてリビングに入ってきた。
「陸くんどうしたの?」
「姫……親父……がいる。」
「ん?」
男の人の一人がミキちゃんを見てる。
「美月様、あのウチの愚息がお世話になっております。」
そう言って頭を深々と下げた……。
「陸くんとくうちゃんて青山さんの息子さん?」
「はい……。仲良くしていただいて……
スミマセン。」
陸さんと空センパイのお父さんらしい人は中々頭を上げない…。
「青山さん、頭を上げて下さい。
僕、くうちゃんと陸くんにスゴく良くしてもらってます。
こちらこそ、ありがとうございます。」
ミキちゃんはペコリと頭を下げた。
「あぁ 美月様、頭を上げて下さい。
私にそんな事されてはいけません。」
『美月様』???
ミキちゃんて何者???
皆んなの頭の上にもハテナが並んでるのが
見えるようだ。
「じゃあ青山さん、清水さん
僕、お腹空いちゃいました。
準備お願いします。」
ミキちゃんはピンクのモコモコに声をかけた
「くうちゃん、いちごミルク飲もう?」
「くう?」
「「「そら?」」」
「空センパイ?」
皆んなが一斉にピンクのモコモコを見た。
空センパイ?
空センパイは真っ赤になった……。
「ミキちゃん……キッチン行こ……」
ものすごく小さい声で呟いた。
シンとなったリビング。
「皆んなどうしたの?」
…………
「姫、焼き肉って陸の父さんのトコの?」
「うん。凪くん、嫌いだった?」
「イヤ。むしろ好きかも。」
「じゃっ良かった。
青山さんの焼き肉美味しいよねぇ?」
「うん……。」
ミキちゃんは空センパイとミキサーを取り出している。
「くうちゃん、グラス出して?」
「うん。いつもの?」
「ん。」
ミキサーを回す音が聞こえる
「くうちゃん飲もっ。」
ダイニングテーブルの二人を見ると
二人でストローを咥えて
ピンク色のいちごミルクを飲んでいた……。
なに?
この二人……。
皆んなが二人を見てる。
陸さんは嬉しそうにニヤニヤしてる。
凪さんも一緒に笑ってる。
ノブと圭吾は……
可愛いいうさぎ二羽を目の前にして
真っ赤になっていた。
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