渇愛

あんず

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質問タイムfour。

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「で……ミキちゃん駿くんが作るって?」


脱線した話しを空センパイが戻す。



「あのね…僕の服、最初はメンズの可愛い市販品を駿くんが選んだ買ってたの。


でも僕痩せっぽっちで服も下着もSとかSSって無くて結局ダボダボで着る状態で……

僕がデザインしたの作ってもらう事にしたんだよ?」




「ミキちゃん、それって…どういうコト?」


うん。
どういうコト?



「ん~売ってるよ?

僕とくうちゃんのは完全オリジナルなんだけど……
もう少しお安く手に入るようにデザインかえてね…

『お月様』ってサイトで売ってる……」



「「「「「「えっ」」」」」」




オレだけじゃなく、全員がスマホを取り出して『お月様』を検索した。




藍色の星空に黄色三日月。

ピンクと白の二匹のウサギちゃんがキスして三日月に座っている。

ウサギちゃん達の横には『お月様』と空色の文字で書かれていた。




みんなが『お月様』のサイトを確認してから
一斉にミキちゃんを見た。


ミキちゃんはニッコリ笑って



「可愛いロゴでしょ?僕が考えたの。

ほらっピンクと白の二匹のウサギ。

お月様に空色の文字。

くうちゃんと僕のために作ったんだぁ。」


ミキちゃんは嬉しそうに話している。

ミキちゃんと空センパイのためって……
なんかスゴイ。




「ミキちゃん嬉しい!」


……空センパイと抱き合ってるミキちゃん……。


「ふふっ
今度くうちゃんも一緒に考えてね?」



「うん。」


二人でチュっとキスをした……。



もう

誰が見ても可愛いよ。

イクがミキちゃんを可愛いって言うの当たり前だよな……












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