恋人

あんず

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お嫁ちゃん。

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指を絡めたのが合図のように

駿を抱きしめた。




「あの約束って有効?」

俺は駿の耳元で呟いた。




「お嫁ちゃんのコト?」

駿は直ぐに気付いてくれた。



「そう。」



「俺、翔くん以外の『お嫁ちゃん』には
ならないよ?
ダメ?」








「駿は俺のだ。」




そのコトバで
駿が俺の頬にバードキスをしてくれた。




駿の唇を塞ぐ。

隙間から舌を這わせる。

蕩けるようなキスをする。



今の2人にはコトバは要らなかった。





駿のパジャマを脱がせ
真っ赤になった駿の顔を撫でる。


胸の小さな粒を弄り舐め上げる。
駿が小さく啼く。




もっと声を聴きたい。




時間をかけゆっくりと胸の小さな粒を貪った。


可愛らしいパステルカラーのマイクロボクサーを脱がせる。
既に蜜が溢れ出ている。


俺に感じてくれているコトに
興奮した。






隣りのベッドからは
愛し合う2人の声。
ベッドの軋む音すら愛の囁きに聞こえる。



駿が俺自身に触ろうと
ブリーフの中に手を這わせてきた。


駿に求められていると思うと

嬉しくて

嬉しくて

嬉しくて

パジャマとブリーフを取り払った。




お互い触りあい
蕩けるキスを繰り返す。




「翔センパイ……コレ」


サクがそう言ってボトルをベッドから渡してくれた。



「美波、俺だけ見て
美波じゃなきゃイヤだ……もっとして……」

クスの啼く声が聞こえる。






サクが手渡してくれたボトルを開け
俺と駿自身にかける。

ちょっとだけ冷たくて驚いた。




2人のモノを一緒に纏め擦りあげる。

駿と2人で握り2人で感じあった。



「翔くん……俺もぉ…」

「うん。一緒にいこう。」



2人の精子が駿の腹の上で混ざりあった。






駿にバードキスをする。

駿が蕩けるキスを強請る。







「翔くん、もっとして?

俺じゃだめ?

翔くんにして欲しいよ。」


駿が真っ赤な顔で強請ってくれた。




「駿、言わせてゴメン。

俺でいいの?

俺、初めてだから下手だよ?」



駿は泪を溢れさせて

「翔くんじゃなきゃヤダ……」と
言ってくれた。





「怖かったら言ってね?」

駿が小さく頷いた。






サクがくれたローションをもう一度垂らす。

駿の腹の上の俺たちの精子も一緒にして
駿の尻に撫で付ける。

布団が邪魔だった。
足で蹴っ飛ばした。





駿の秘孔に指を入れる。

とても暖かい。

俺の居場所のような気がした。


駿の胸の小さな粒にキスをしながら
指で秘孔を触る。



ゲイビや本では
指3本ってよく言うけど

まだ硬い気がする。

駿を傷付けないにはどの位解せばいいんだろうか?





「翔センパイ?義弥の触ってみる?」


「えっ?」


「義弥?翔センパイなら触ってもいい?
直ぐに僕が触ってあげるから…」


「翔センパイ?
俺の恋人は美波だよ?」


「義弥?
センパイ初めてだから
ヨシがどうすれば傷付かずに
気持ちよくなれるかまだちょっと分からないみたいだよ?」


「美波が言うならいいよ。
その後、美波愛してくれる?」


「もちろんだよ?」


そう言ってサクは自分たちの布団を剥ぎ取った。



「翔センパイ、ヨシ
こっちおいで?」


ベッドの端に駿を抱き締めながら座った。



「翔くん、クスとっても綺麗だね?
羨ましいよ。」


クスは少し日焼けしてるけど
透けるように白い肌をしていた。
体毛が無く自身も小ぶりでとてもキレイだった。



「俺は駿がいい。」

後ろから力強く抱き締めると



「うん。」と呟いて俺に身を任せた。





「義弥?大好きだよ?」

そう言いながら
サクは義弥にキスをしている。

ローションを指に垂らし
秘孔を触り始める。



「クス、俺にも触らせて?」


惚けるクスに向かい駿が声をかけた。



「ヨシ?いいよ。自分で解す目安?」


「うん。」

クスは駿の手を掴み
自分の秘孔に誘った。




駿は真っ赤になって

「クス、ありがとう。クスの中、気持ちいいね?俺もやってみる。」

 クスは微笑んで
駿の頬にキスをした。


「こらっ。義弥?
ヨシは翔センパイのでしょ?
それとも僕にヤキモチ妬かせたいの?」


「翔センパイもヨシも好き。
美波とは違うけど安心するの。」


「翔センパイ、スミマセン。」



「サク、大丈夫だよ。
クスは自分と駿が受ける側だから
身近に感じたんじゃない?

それより教えて?
駿のコト、ちゃんと愛したいよ。」


「そうですね。義弥いい?」


クスは駿の指をそっと手放し、
俺の手を握った。

俺の指を自分の秘孔に導いた。



「柔らかい……」


駿のとは全然違う。

「翔センパイ?指、動かして?」

言われるがまま指を動かす。

上手く出来ているのか全く分からない。



サクが
自分の指を這わせて一緒に入れてきた。

クスの秘孔が広がる。


「センパイ、こうですよ?」

サクが教えてくれる。







「ヨシ?焦らないでね?
ケガして欲しくないから。


センパイ、ヨシ触ってあげて?


僕、義弥の触りたいんで。」






俺と駿は布団に戻った。


駿を抱き締めキスをする。
胸の粒を弄りながら


尻に手を這わせる。


ゆっくりと
駿を解していく。



「翔くん……もっと触って……早く
繋がりたい……」


駿の啼き声に興奮した。






隣りのベッドでは
恋人同士が繋がり愛し合っている。

綺麗な映像を観ているようだった。












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