初恋

あんず

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バスケ部。

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週末だけ

僕の部屋に義弥が来る。


隣に座り

手を繋ぎ

バードキスをする。




勉強をして

昼ごはんと夜ごはんを

一緒に作って食べる。

ただ、それだけ。





義弥はいつでもキレイな笑顔を僕にくれる。

でも

義弥を抱き締められない僕がいる。

義弥は僕を責めない。

僕はそれに甘える。







義弥は高校でバスケ部に入った。

バスケをしている義弥の周りには

いつも女の子の黄色い声がする。




センパイにも可愛がられている。





僕の義弥なのに……






一緒に食べる昼ごはんだけが

学校での繋がり。




義弥は僕のモノなのに。

















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