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バスケ部。
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僕の部屋に義弥が来る。
隣に座り
手を繋ぎ
バードキスをする。
勉強をして
昼ごはんと夜ごはんを
一緒に作って食べる。
ただ、それだけ。
義弥はいつでもキレイな笑顔を僕にくれる。
でも
義弥を抱き締められない僕がいる。
義弥は僕を責めない。
僕はそれに甘える。
義弥は高校でバスケ部に入った。
バスケをしている義弥の周りには
いつも女の子の黄色い声がする。
センパイにも可愛がられている。
僕の義弥なのに……
一緒に食べる昼ごはんだけが
学校での繋がり。
義弥は僕のモノなのに。
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