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連絡。
しおりを挟む僕は義弥のいないアパートにいるのが辛くて
大学に近い所に引っ越した。
僕の側にいてくれる弥生さんを
好きだと思い込んだ。
義弥がいない。
春休みの間、
弥生さんは僕と暮らしてくれた。
初めて抱く女の人は柔らかかった。
でも弥生さんは僕を見ていない。
ベッドの中で
『睦月』と僕を呼んでいた。
僕は父さんの代わりだ。
弥生さんは義弥の代わりだ。
2人共ウソつきだった。
このままじゃダメだと思った。
弥生さんもそう思ったみたいだ。
2人で
後見人と主治医の関係に戻ると決めた。
中学陸上部の斎木部長から連絡が入った。
もう5年近く話していない。
「櫻、俺だ 斎木だ。
連絡先知らなかったから
翔から教えてもらった。
櫻、お前 楠木と連絡とってるか?
楠木の親御さんと連絡取れるか?」
「部長、どうしたんですか?」
部長の普通じゃない興奮した声に
僕は焦った。
「楠木、ヤバいよ。
今、救急車呼んでる。」
「えっ?」
「楠木、意識ない……」
アタマが真っ白になる。
「櫻、よく聞け。
楠木と別れて関係ないと思うならこの話しは終わりだ。
楠木とやり直したいと思うならば
直ぐ来い。」
「部長、どこ行けばいいんですか?
部長早くっ 部長……」
僕はタクシーをつかまえ飛び乗った。
義弥
義弥
義弥
義弥の笑顔が見たい。
義弥の啼き顔が見たい。
義弥の甘えた顔がみたい。
不安になると僕の胸に頬を擦り付ける仕草が見たい。
キレイで可愛いのに男前な義弥が見たい。
僕の義弥。
僕の初恋のヒト
『サクラ組のヨシくん』
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