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結婚式と披露宴。
しおりを挟むゆっくりと赤いカーペットを進む。
父さんの腕から美波の腕に
俺の手は渡された。
2人で皆んなに頭を下げた。
「指輪の交換。」
翔センパイの声がした。
白い可愛いクッションの上にはシンプルな
プラチナリング。
美波は俺の左手を取り薬指に指輪をはめた。
俺も美波の左手を取り薬指に指輪をはめた。
「誓いの言葉。」
翔センパイの声がした。
美波は俺の腰に手を回し
反対の手でブーケを抱える俺の手を重ねる。
「今日は僕と義弥のために結婚式を
開いてくれてありがとうございます。
皆さんもご存知の通り僕たちは
今日までの間、遠回りをしてきました。
でも僕たちは離れられないって
よく解りました。
これからは2人でよく話し合いをします。
ちゃんとケンカをします。
もうお互い逃げません。
それでも僕らが迷った時には
皆さんからご指導いただけたら幸いです。
これからも僕たちを
よろしくお願いします。」
「美波についていきます。離れません。
俺は初恋を通します。」
また2人で頭を下げた。
「誓いのキス。」
また翔センパイの声がした。
美波は俺を抱き寄せ長いキスをした。
そして拍手が起こって
皆んなに囲まれた。
父さんと母さん。
翔センパイとヨシ。
蒼さん。
斉木センパイに染野と池田。
皆んなが僕たちを祝ってくれた。
「パーティするよ。」
翔センパイがそう言うと
大きな3枚のパネルの前に
淡いピンクのテーブルクロスに赤いチューリップで飾られたテーブルが出てきた。
そこに僕と義弥は座った。
半円のテーブルが3つ。
同じ色のテーブルクロスとテーブルセンターには小さな赤いチューリップが飾られている。
父さんと母さん。
翔センパイとヨシに蒼さん。
斉木センパイと染野と池田の
組み合わせで席に着いた。
ケーキカットにコース料理。
本物の披露宴。
俺は嬉しくて
嬉しくて
ずっと胸がいっぱいだった。
俺と美波の周りは暖かい。
蒼さんの写真の前で
結婚式と披露宴が出来て嬉しかった。
サプライズで結婚式をやりたいと相談したのは美波だったが
この企画をヨシ1人でプロデュースして
やってのけたコトに驚いた。
この様子を写真集にしたいと
蒼さんに言われた。
顔をできるだけ見せないコトを条件に
お願いした。
会の終わりに大きな3枚のパネルの前で
抱き合いキスをする写真を
蒼さんが撮ってくれた。
美波は皆んなに引き出物まで用意していた。
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