初恋

あんず

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引越し。

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12月に僕らの家は完成した。

いずれ父さんと母さんも一緒に住むかもしれないと


一階に2LDK
玄関脇の階段から二階に2部屋。

そしてリビング奥の階段から僕らの1LDKがある。

今の段階で広すぎる気もしたけど
義弥が雅さんと楽しそうに話しをしているのを見たら、何でもいいやって思ってしまった。

それは栞菜さんも同じだったようだ。






大学を一年休学している義弥は

リハビリ代わりによく雅さんと買い物に出かけたりしていた。

そして週に3回ほど栞菜さんの事務所でアルバイトをしているようだった。







家具もカーテンも食器も
義弥は本当に楽しそうに選んだ。

僕は義弥の言う事なら何でも聞きたかった。
何でも与えてあげたかった。

でも義弥はそんな我儘言ってくれないんだ。






僕の大学が冬休みに入って直ぐに
僕らの新居に引っ越した。

父さんに母さん。
翔センパイにヨシ。
カメラマンの蒼さん。
斉木センパイに染野と池田。



みんなが駆けつけて引越し祝いをしてくれた。







本当に幸せで、
義弥とずっと一緒に居たいと思った。




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