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②
しおりを挟むとちゅとちゅ優しく抱いたら…足りないって…発情期の雄を煽ってきやがった。
「あ゛?」
乱暴に四つん這いにして胎までひと息で突き上げた。
「い゛っ!!」
「ここに欲しかったのか!」
ギリギリまで引き抜いて…突き上げた。
「ぅぐっっ!!」
「乱暴に抱かれたかったのか!ああ?」
押し潰してすり潰すみたいに腰を回し
「雄の欲望のままに抱かれたかったのか!リオ!」
「んあ゛っ!」
手綱の様に腕を掴んでガツガツと打ちつけて
強い刺激に背中が丸くなるのを押さえつけた。
「俺の!本能を受け止めたかったのか!」
「ぁああっ んぁ !い゛!」
…くそっ!大切にしたいのに!
リオは…過去と今を行ったり来たりしながら、自分を変えようとして…頑張ってる。
俺は…過去に引っ張られるリオに狂わされる。
………気不味いまま仕事に行って…帰っくるとケロッと満足気なリオにホッとして…今日も「んんっ!」とか言いながらストレッチしてやがって…コイツふにゃふにゃして見えるが、かなり気が……強い。
ドワーフの爺ぃ…今日も来たのか?お前暇なのか?毎日のように日参しやがって…「この前の借りは、出入り自由の結界承認でいいぞ?」って…断る事なんて出来ねぇじゃねぇか!俺のいない昼間に!…俺の魔術力で安全性を保つなら業者は固定だ。必然的に出入りの業者はドワーフだ!使いっ走りに使ってやる!
何度も何度も試作を繰り返してリオとドワーフが納得する物がやっと出来た。
価格は予定より2割り増し。
バスタオルが50。タオルが200。ハンカチサイズが100。……完売で儲けゼロ。
ドワーフも儲けが出ないのは予想外だったみたいで「ちと…こだわり過ぎた。」と渋い顔をしていた。
細かい事はどうでもいい。「リオの持っていたタオルと同じもの」目的はこれだからな。
「…来季に取り返す。」
山羊出番だ。こっちが損しない様に権利を主張してくれ。……お前ら悪い顔してるぞ?なんて…俺の心配を他所に10日も経たずに完売した。
…マジで?
こっそり商会を見に行ったら『ご予約は受け付けておりません。次の販売は秋頃を予定しております。』ってリオ専用のブースに小さなカードが置かれてた。…マジか。販売前に俺も割引き無しだが、リオの分と同期の仲間に渡す分を買っておいて良かった。
…なんてさ平穏なつもりだったわけよ?俺としては。
思い通りに身体は動くし魔力のコントロールもいい感じだし。仕事も覚えちまえば優先順位を決めて動けるようになったし……何がワードだったのかなぁ?…ねちっこく攻めすぎたか?
俺の腕の中で気持ちよくクッタリしてたリオの匂いが…いきなり濁った。
「りお ぼりすのこと すき」
「俺も好きだよ。」
なんでそんな諦めた顔してんだ?
「ずっと ここに いたい」
「ここがリオのいる場所だよ。」
なんでそんな悲しそうに笑うんだ?
「なにも もたずに きたから なにも もたずに もどるのかな? りお ここが いいな ………ぼりす あったかい」
お前のその不安を拭う事は…出来ねぇよ。あぁ リオの匂いが仄暗く濁っていく。
「ぼりすは どの りおが すき?
ぼりすの すきな りおに りお なる」
ほんっとによお!なんで!大事な事を覚えないで…くだらねぇ雄の機嫌取る事ばっかりきっちり覚やがって …どおすりゃいいんだよ。
「どのリオも好きだよ。
食べ方が綺麗なリオも。
気の強いリオも。
毛玉と遊ぶリオも。
全部リオだよ。どのリオも全部愛しいよ。
離さない。連れて逝ってやる。」
リオの目線が窓に…………雨か。
「…恵みの雨だな。俺とリオを繋いだ雨だ。」
っふぅ!って顔を隠したリオが初めて声を出して泣いた。
駄目 駄目 駄目!
……ああ声を出して泣くのは駄目な事なのか?
まばたきすら意識して、まるで白痴の様に甘ったるくゆっくり話せと躾られて。頭の中じゃ…たぶんもっと色々考えてるだろ?
雄の希望通りにする事がリオの全て…それなら…。
「まぁ?1番好きなのは俺の上に跨ってアンアン言ってるときだけどな?」
鳩が豆鉄砲食らった様なってのは…そういう顔だろうな?耳まで赤くして…可愛いなぁ。
少し壊れちゃいるが、そんなリオも愛しいよ。
ほら、俺をその気にさせて跨って腰を振れ。
難しい事なんて考えなくていい。笑うのが無理なら気持ちよくなってろ。
さっきまでしてたから難なく俺を飲み込んだ。
「気持ちいいだろ?」
「きもちいぃ」
下から小刻みに突き上げる。
「これ 好きだろ?」
「す きぃ」
「それでいいよ。」
「んっ」
「…で?何をしてくれる?俺好みに動いてくれるんだろ?」
「んっ!」
「頑張れ。」
艶かしく俺の上で体を揺らす。
さっきの仄暗さは何処に行ったのか。
妖艶に舌舐めずりして髪を掻き上げ背中を反らして俺に見せつけてくる。
「ああぁ いぃ い きもち ぃい ぼりす」
吸いつくみたいに絡んできたが…もう1回出してるからな?そんなに早くイカねぇよ?見せてみろ…俺を篭絡しろ。
「おくっ おくに ほしい」
「奥で搾り取ってみろ。自分で胎まで入れてみろ。根元まで全部飲み込みにお前から来い。」
「う゛ぅぅ んんっ!」
ずんっ!と体重かけて奥を抜きやがった。
……本当に。
チカチカブツブツ意識が途切れてる…さて、こっからは俺の出番だろ?
「逃げられると思うなよ。」
「…そっち こそ」
…え?ちょっと待て。リオ?
「ま たな い」
……どっから、その体力が出てくるんだよ。
ほんっとに気が強いなぁ?…イカされたわ!
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