気がついた時には 手遅れ?

栗鼠

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後編

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見習いから討伐隊になって2年。俺が捕縛で魔獣の自由を奪い、兄ちゃんが刀で狩るスタイルで3匹倒せる様になったけど…兄ちゃんが…もう少しかな?って。
…砦の外には助けてくれる仲間は居ないから、ちゃんと実力をつけなくちゃ駄目なのは…わかってる。 
でも、ここは…渇いた土に染み込んだ魔獣の匂いがして嫌だ。

……秋。

魔獣が俺を見向きもしないで通り過ぎていく。
向けられる侮蔑の臭い…戦うに値しない弱い雄だと。
兄ちゃんに集まるヤツの動きを縛る事しか出来ない俺。本当は…怖くて……小さい子供みたいに擦り寄って…兄ちゃんのそばを離れられない。

『…いい子だ。』

……ぅん。兄ちゃん …いい匂い…安心する。

その後、兄ちゃんの匂いが少し変わった。
この匂いは …限界?兄ちゃんも …辛いんだ。

この秋が終わったら家に帰るから無理せず生き延びる事を考えようって言われて …嬉しかった。 

秋の終わり頃、兄ちゃんがここにはもう戻らないからって、あっという間に手続きを済ませ部屋を片付けて家に帰った。

視界を埋め尽くす刈り取りの終わった麦畑。
穏やかな風、少し湿った土の匂い。
放牧地の羊と牧羊犬。
空は高く雲がちぎれて飛ばされてて…もうすぐ冬が来る事を教えてくれている。

……母ちゃんの飯の匂い……やっと帰ってこれた。

家に入ったら濃い雌の匂いがして……久しぶりにチンコ勃った…そんな俺達を見て母ちゃんはやれやれって顔してる。

「おかえり」って父ちゃんが抱きしめてくれて、まずは飯を食うぞって。なんか夕飯がやたら豪華で…こんなにゆっくり腹一杯食ったの…久しぶり。   

「今日の飯はほとんどお兄が作ったんだよ。美味いだろ?」って母ちゃんが凄ぇ嬉しそうで自慢げで…。
「頑張ったな」父ちゃんが兄ちゃんの肩叩いてて
「ありがとうございます」って頭下げてた。 

飯を食い終わったら「今日からお前達の家は隣だ」って父ちゃんに言われて…置いてあった俺達の荷物はもう移動されてた。

家の中は…お兄の匂いがした。 
「…恥ずかしくて、こっちにいたから…」

………?

珍しくお酒を飲んだ父ちゃんが
「コイツ。スリングの中で昼寝中に精通したんだ。」
「父ちゃん!黙って!」
ってお兄が真っ赤になってた。
……確かに。それは恥ずかしい。
母ちゃんは笑いながらフードケースに飯を入れてて、
残り物だけど入れとくから上手くやんなって兄ちゃんに言って家に戻っていった。

持って帰った荷物を3人で解いて…お兄の匂いが …甘くて、すっごくムズムズして上手く会話が出来ない。   
俺達用の家は小さな平屋で、天井が高くなってて…一部が2層式になってた、上がるための細い階段があって…「寝室は上なの」って言うお兄の後ろに着いていく。

広いベッドがひとつ……。

「…僕は2人が好きなの。選べないの。皆とずっと一緒にここにいたいの。…選ばないと駄目かな?僕じゃ駄目かな?」

…駄目じゃない。

俺の後ろにいた兄ちゃんは、優しい顔で…なんかいつも余裕で…。

「余裕なんてないよ。必死に足掻いてるよ」って俺の頭をくしゃっとした。

兄ちゃんが撫でるみたいに俺たちを引き寄せてくれて
綺麗にしようね?って洗浄かけてくれて
……兄ちゃんに 撫でられると  気持ちいい。

当たり前だけど初めてで上手く出来るか不安だった。

でも、お兄が発情して…お兄の匂いに…溺れる。溶ける。

…なんだろう 
凄く気持ちいいのに …足りない
何が たり な い?
…欲しい …もっと 身体の奥に
……お腹が 熱い 
にいちゃんの  匂いが  濃い
頭の中が 痺れる

『俺も、もう我慢出来そうにない…』

…?  うん。

『お前も気持ちよくなろうね?』



『お前も孕もうね?』

お兄が、凄く嬉しそうに俺の腰に足を絡めて来てお兄の奥まで俺が入り込む。

兄ちゃんが …俺の頸を舐め……

あ! 何? こ    れ?
おなかが  あつ い!

「ちゃんと俺の匂いで泥濘んで…いい子だ。」

くちゅって…俺の孔に にいちゃんの指が…

……何?

「ちゃんと時間かけて解してあるから痛くないよ?
やっとお前の中に入れる…ずっと ずっと この時を待ってた。俺を受け入れて?俺の雌になって?」

熱く太いモノが孔に当てがわれて…ずぶぅってゆっくり 中に入ってきて…。

あぅ  ん! にぃ ちゃん!  あっ!

「…気持ちいい?」
「俺の可愛い弟達。やっと手に入れた。」
「2人とも俺が見つけたんだ。」
「俺のものだ。離さない。決して逃がさない。」



優しく 強い匂いに 溶けていく。



にぃ ちゃっ  っん! あっ  
おれも  だぁ  いすきぃ  いっ  クっ

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