うわさのRoll〜Remembering the days of Rape〜

冴木譲

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本編(前編)

134.右か左か

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 2005年1月3日

「はっ・・・はぁ・・・。」

「絵里・・・いきそうだ・・・。」


 騎乗位で腰を振る絵里。絶妙な締め付けに、腰の動きとゴム無しの接触。なすすべ無く、あっという間に搾り取られる。一滴漏らさぬよう受け入れたのち、折り重なるように倒れ込む。


「・・・はぁ・・・お前、ほんと早漏だよな・・・。」

「うるせーな・・・お前が激しすぎんだよ。」


 元旦以来、絵里と求め合う日が続く。この3日間でもう5発目だ。さすがに少し痛みを感じるが、絵里のフェラチオの前では休まる暇もなく、そして生挿入の刺激の前には何発出そうが早漏のままだ。連続して生で、しかも中出ししているが、絵里は何も言わない。おそらく、玲美のようにウリ対策でピルを飲んでいるのだろう。俺の精子と絵里の愛液が混ざり合い、下半身も、布団も、妖美な染みと匂いに包まれる。


「なぁ、絵里。」

「何?」

「お前、普段はどれくらいの頻度で会えるの?学校始まった後とかさ。」

「別に・・・予め言っといてもらえれば調整するけど。」

「土日とかも?ウリ相手って、たぶん社会人なんだろ?」

「まぁ・・・どっちかは動けた方がいいかな。」

「やっぱそうだよな。わかった。」

「つか、そんなにうちに会いたいの?」

「暇なら会ってやろうってだけだよ。」

「お前、いい加減素直になれよ。」

「俺って、素直じゃないかな?」

「どう考えても素直じゃないだろ。」

「自分では素直な方だと思ってたんだけどな・・・お前の前だと、素直じゃなくなるみたいだ。」

「なにそれ・・・。」

「ま、会いたい時は事前に言うようにするよ。」


 2005年1月4日
 未来が鹿児島から戻ってきた。世間では今日から仕事始めらしく、未来の両親もそれに漏れず、いつもの日常に戻る。そして俺たちもいつもの日常に戻る。昼から未来の部屋へ行き、セックス。絵里を知ってしまって、しかも3日で5発も出してしまい、未来の期待に応えられるか不安だったが、杞憂だった。絵里のようなテクニックは未来には無いが、抜群に美しい顔立ちと、グラマラスな肉体の前にはこれまたなすすべも無い。セックスして、じゃれついて、昼寝して、起きて、またセックスして、またじゃれついて、また昼寝して、また起きて、気がつけば18時だ。


「譲くん、晩御飯食べに行こうよ。」

「親の帰り待たなくていいのか?」

「今日は譲くんと一緒に食べるって言ってあるから大丈夫よ。」

「おい、俺のOKありきで事が進んでるぞ。」

「あはは~、だって1週間近く離れてたんだし、ちょっとでも長く一緒に居たいもん。」

「ま、そりゃそうだけどさ・・・親にも普通に俺の話が通じちゃってるんだな。」

「そだよ。ほとんど譲くんの話しかしないし。」

「どんな話するんだ?」

「譲くんとどこ行った~とか、こんなのもらった~とか、こういうとこ好きなの~、とか。」

「なんか、ちょっと恥ずかしいな。」

「お母さんとだったら、今日またエッチした~とかも話すよ。譲くん、おっぱい好きなの~、とか。」

「おい、ちょっとどころじゃないレベルで恥ずかしいぞ。」

「うける~。でもうちの両親、譲くんに会いたがってたよ。」

「そんな話されたら、恥ずかしすぎて会えないぞ俺は。」

「もう~全然気にしなくていいのに。」

「気にするってばよ。」

「譲くんは親と恋バナしないの?」

「全く無い。したいとも思わないし。たぶん俺のことまだ童貞だと思ってるよ。」

「うける~こんなにエッチしまくってるのに。」

「あっそうだ未来、良いニュースがあるぞ。」

「えっなになに?」

「俺たち、さっきのセックスで・・・なんと99回目!あと1回で100回記念だ!」

「きゃ~マジ~!?うちらそんなにエッチしてるんだ~。ってか、それが良いニュースとか超うける~!」

「3桁の大台だぜ?高校生で、しかも1年生でそんなにやってる奴ら、そういないんじゃないか?」

「つか、よく数えてたね。譲くんマメすぎ!」

「手帳にマメにメモしてるからな。つーわけで、明日は100回目だぞ。」

「それなら・・・今から100回目しちゃう?」

「今日はもう2発も搾り取られちまったからな・・・お楽しみは明日にしようぜ。」

「もう~!そんなこと聞いたらしたくなっちゃったじゃ~ん!」

「明日で我慢してくれよ。記念にケーキ買ってロウソク100本立てようぜ。」

「100回記念うける~。じゃあ、明日も満足させてね。」



 21時ごろ。
 あのあと未来とラーメンを食べに行き、食事しながらお喋りを楽しみ、公園を散歩したのち、解散した。未来と過ごすいつもの日常が楽しい。柄にもなくふと思う、このまま未来と結婚するのだろうか。両親に会ったりしたら、本当にそんな話が出そうだ。未来とはまだ知り合ってから1年にも満たないが、そう思えるのは相性がいいと言うことなのだろうか。

 最寄駅に到着し電車を降りる。ホーム上で携帯を開き、電話をかける。


「・・・もしもし。」

「よう絵里。いま何してんの?」

「暇してるけど・・・なんか用?」

「今から会おうぜ。」

「・・・予め言えっつっただろ。」

「会いたくなっちゃったもんはしょうがないだろ。」

「・・・珍しく素直じゃん。」

「いつも素直だろ、俺は。」

「会ってどうしたいの?やりたいの?」

「まぁ・・・やるだろ、そりゃ。」

「だったら今から言うホテルに来て。」

「え、ホテル行くのか?」

「やりたいならね。うち親いるし。お前ん家もいるんじゃないの?」

「それもそうか・・・でも金ないんだよな・・・。」

「無料券持ってるから、それ使ってやるよ。」

「マジ?そんなのあるのか。ありがとう、すぐ行こう。」

「・・・お前、電話だとほんと素直だな。じゃ、場所は・・・。」
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