14 / 14
第十四話
しおりを挟む
カーブの続く道を進み、緑が多い道が続く。ドアを開けて
「気持ちいい」と言う美波ちゃんに嬉しくなった。着いた先で車を降りて
「凄い」と笑顔を見せて振り返った。可愛くて後ろから抱きしめる。前には山々が連なり、その隙間から小さな建物が見えた。奥にはキラキラと海が光っている。
「ここ、苦しかった時1人でよく来てた。美波ちゃんにも見せたいって、ずっと思ってて。喜んでくれて良かった」
「ありがとう、岡田くん」と言われて
「岡田くんやめない?美波ちゃんも岡田さんになったら変でしょ?」と返す。
「エッ?」っと言うと振り返る。
「俺、4月生まれだから次の誕生日で20になる。それが来たら結婚して欲しい」
美波ちゃんはビックリした様子で、黙っている。
「この前、危ない思いしただろ。俺が美波ちゃんを守りたい」
「待って。嬉しいけど私は大丈夫だから。それに邪魔したくはないし、無理しなくていいから」
「無理って。美波ちゃんといたいから。結婚しても大学もバスケも頑張るし、支えることで余計頑張れる」
顔を見せないように髪で隠して、下を向いてその場から離れて行く。その後ろ姿を見て、胸が苦しくなる。美波ちゃんに拒否されたと感じて、辛くなる。でも諦められないと追いかけて、後ろから抱きしめる。
「美波ちゃんから見たら、俺なんてアオイし、頼りにならないかもしれないけど誰よりも好きだから」
泣いているのに気付いてどうしたらいいか分からなくなって、離れてゴメンと言った。苦しくなって
「美波ちゃん、分かった」
と言って笑おうとしたが上手く笑えない。視線の合わない事が辛い。背を向けると、美波ちゃんが自分の腰辺りの服を掴んだ。その手を見て戸惑っていると
「嬉しい。ありがとう」と言って見上げた。泣きながら笑っているのを見て抱きしめる。
「幸せにする。俺が美波ちゃんを」
そう言って腕を緩めると
「私も颯斗を幸せにする」
笑って言った。
「俺、美波ちゃんに一目惚れして望みなんてなかったけど、諦められなくて。こんな風になるなんて、諦めなくてよかった」
「真っ直ぐにぶつかってくるから、好きになっちゃったんだよ。好きだって気付かされたから、無理があるってその気持ち隠そうとしたのに、出来なくなっちゃった」
「美波、愛してる」と耳元で言って唇を重ね抱きしめた。
青い空が広がり、2人を祝福するように太陽が輝いていた。
「気持ちいい」と言う美波ちゃんに嬉しくなった。着いた先で車を降りて
「凄い」と笑顔を見せて振り返った。可愛くて後ろから抱きしめる。前には山々が連なり、その隙間から小さな建物が見えた。奥にはキラキラと海が光っている。
「ここ、苦しかった時1人でよく来てた。美波ちゃんにも見せたいって、ずっと思ってて。喜んでくれて良かった」
「ありがとう、岡田くん」と言われて
「岡田くんやめない?美波ちゃんも岡田さんになったら変でしょ?」と返す。
「エッ?」っと言うと振り返る。
「俺、4月生まれだから次の誕生日で20になる。それが来たら結婚して欲しい」
美波ちゃんはビックリした様子で、黙っている。
「この前、危ない思いしただろ。俺が美波ちゃんを守りたい」
「待って。嬉しいけど私は大丈夫だから。それに邪魔したくはないし、無理しなくていいから」
「無理って。美波ちゃんといたいから。結婚しても大学もバスケも頑張るし、支えることで余計頑張れる」
顔を見せないように髪で隠して、下を向いてその場から離れて行く。その後ろ姿を見て、胸が苦しくなる。美波ちゃんに拒否されたと感じて、辛くなる。でも諦められないと追いかけて、後ろから抱きしめる。
「美波ちゃんから見たら、俺なんてアオイし、頼りにならないかもしれないけど誰よりも好きだから」
泣いているのに気付いてどうしたらいいか分からなくなって、離れてゴメンと言った。苦しくなって
「美波ちゃん、分かった」
と言って笑おうとしたが上手く笑えない。視線の合わない事が辛い。背を向けると、美波ちゃんが自分の腰辺りの服を掴んだ。その手を見て戸惑っていると
「嬉しい。ありがとう」と言って見上げた。泣きながら笑っているのを見て抱きしめる。
「幸せにする。俺が美波ちゃんを」
そう言って腕を緩めると
「私も颯斗を幸せにする」
笑って言った。
「俺、美波ちゃんに一目惚れして望みなんてなかったけど、諦められなくて。こんな風になるなんて、諦めなくてよかった」
「真っ直ぐにぶつかってくるから、好きになっちゃったんだよ。好きだって気付かされたから、無理があるってその気持ち隠そうとしたのに、出来なくなっちゃった」
「美波、愛してる」と耳元で言って唇を重ね抱きしめた。
青い空が広がり、2人を祝福するように太陽が輝いていた。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる