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第四章
感情-06
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不機嫌なシドニアへ粗相が無いよう、素早く話題を変える為、サーニスはシドニアへ問う。
「と、所で護衛関係について、との事なのですが、何かございましたでしょうか」
「ああ、そうだったね。少々頭に血が昇ったが、簡単だ。今回の視察において、災いを使役出来る何者かがいるかもしれないという仮説に基づくと、狙われる可能性があるのはリンナも含めて四人だ」
「……続けてくれ」
シドニアがリンナの事を呼び捨てで呼び、クアンタが僅かに反応したよう見えたが、しかし彼女は何も言わず続きを催促、そしてシドニアも話の本題から逸れるわけにもいかず、彼女の言葉通り続けることに。
「その四人が、クアンタ、リンナ、そして姉上と私だ。護衛優先順位としては勿論私と姉上だが、私は男性と言う関係上、災いに狙われる可能性としては、姉上よりも低いとは考えられる」
「災いを使役する者がいるとして、その者が領主たるシドニア様とアメリア様を襲い、統治する領土の混乱を目的にしている可能性もある、という事ですか?」
「そう考えて行動をする必要はあるだろう。クアンタとリンナには申し訳ないが、現状は象徴となる我々が倒れてしまっては、混乱を避けられん」
「構わない。お師匠は私が守る」
「頼もしい限りだ。――そこで本日の就寝に関してだが、私の護衛はサーニスに、そしてリンナと姉上の護衛を、クアンタと姉上の黒子たちにお願いしたい。そして護衛の関係上、女性三人には同じ部屋で固まって貰う事が好ましい」
災いを使役する者がいるとして、どの様な行動に出るか、そもそも行動という行動をするかどうかも疑わしい状況ではあるが、対処は必要であるというシドニアの言葉に、アメリアが一つ、苦言を。
「本来クアンタも護衛すべき対象じゃ。そのクアンタに吾輩とリンナの護衛をせよとはな」
「クアンタは【マホーショージョ】へ【ヘンシン】すれば、私よりも腕が立ちます。場合によってはサーニスより上かもしれませんのでね。黒子たちに任せるより遥かに良い」
「……ほう、まぁ確かにクアンタの力量は予め聞いておるが、サーニスより上かもしれんとはな」
渋々、と言った様子ではあるが、そう聞いて納得をしたアメリア。彼女はサーニスを嫌っているようだが、その力量は確かと認めているようではある。
「では女子三人が同じ部屋で寝泊まりする事に関しては吾輩に超妙案がある故、そこは任せるが良い。リンナに違和感を与える隙もなく同じ部屋で寝泊まりできる超名案じゃ」
「……女子?」
「ぶっ殺すぞ愚弟」
「失礼。しかし姉上は記憶上二十四だったと」
「吾輩だって好きで年食いたかったわけじゃないわっ! 年月が経過すれば自然と年を食うのじゃ二十二歳めっ! ていうか二十四が女子名乗って何がいけないんじゃっ!」
その場で地団太を踏み始めるアメリアは、頬を膨らませながらも「ならば次の議題に入ってよいな!」と雑に話題を移行させる。
「で、クアンタは確かコリョクとやらが災いに関係していると言っておったが、まだその仮説すら立てられんか?」
「はい、その通りです」
今はアメリアに仕える者として敬語で話さねばならぬクアンタがそう返す。
「ならば今後の事じゃが、カルファスに話を聞くが良いと思うのじゃが、シドニアはどう思うんじゃ?」
「……まぁ、確かに現状災いに関する情報を一番知り得ているのは、カルファスになるか。奴の情報とクアンタの持ち得ている情報を合わせれば、それこそ災いに対しての仮説なり対処法なりを立てられるやもしれないですね」
「皇族の後継者問題よりも先に、災いへの対処を話し合う領主会議を行った方が良いかもしれんの。アルハットの奴めは来るか分からんが……というか会いたくはないんじゃが」
「イルメールと会うのは少し気乗りしない上、私も無駄な会議は好きませんが、しかし各姉妹とクアンタ、リンナの顔合わせはさせておいて損はないかもしれません。……本当に気乗りしませんが」
「皆さま、個性的な方でいらっしゃいますからね……」
クアンタを除く三人がどうにも暗い顔をしている。シドニアはともかくアメリアまでが苦手とする他の姉妹たちはどの様な人間なのかは気になるが、話題を進める事とする。
「とにかく、カルファス第二皇女だったか。その人物と会うのが好ましいという事だな」
「その段取りは私が組もう。領主会議をするにせよ会談するにせよ、領主同士による話し合いが持たれる以上は準備の必要がある」
「お師匠への意思確認をしなければならないのだが」
「リンナは『クアンタがやりたいと言うならやらせてくれ、やりたくないと言うならやらせないでくれ』と頼まれたよ」
「お師匠が?」
リンナは普段、シドニアやアメリアと言う権威には頭が上がらない人物である。そうしてシドニアに直接、文句とも取れる発言をしたと聞いて、少々信じがたく感じていたクアンタだったが、しかしアメリアはクスクスと笑いながら「愛されておるのぉクアンタは」と肩を叩いてきた。
「ならば主が決めるが良い。吾輩たちもお主には期待しておるが、雇用主であるリンナを差し置いて命令する事は好かん」
「私が決定……か」
これまでクアンタは、自分の意志と言うモノを強く持った事は無い。強いて言えばリンナ刀匠鍛冶場に勤めたいと思った事位だが、あの時もリンナが誘ってくれたからそれに乗じただけで、自分が雇って欲しいと強く希望を出したわけでもない。
シドニア領が、そしてアメリア領が今後どうなろうと、正直クアンタは興味と言う興味を抱いていない。
彼女が抱いているのは、何時だって「師匠であるリンナの安全と平和」だけだ。
故に知識を付けた方が好ましいと判断し、これまで行動をしてきた。
――だから、災いへの対処でも、同じ事だ。
「私も災いを放置する事は出来ない。そのカルファス第二皇女との会談を行い、彼女の持ち得ている情報が欲しい所だ」
災いは女性の持ち得る虚力を求めて行動をしている。
その災いを使役する者が居ても居なくても、その危険性は変わらない。
ならば、その危険性を可能な限り排除し、リンナの安全を確保しなければならない。
「よろしい。ならばそちらは私に任せろ。では以上だな」
「うむ。そろそろ夕餉の時間故な。クアンタ、先にリンナの元へ戻っておれ」
「かしこまりました」
部屋を出て、何食わぬ顔でリンナの元へ向かっていくだろうクアンタを見送った三人。
しかしアメリアとシドニアは目を合わせ、互いに聞きたい事を聞く事に。
「……リンナにほだされたか?」
「失礼な。元々彼女には刀匠としての腕だけを期待しておりました。しかし、領主であり象徴でもある私に向けた真っすぐな意見を、真摯に受け止めただけですよ。姉上も随分、あの二人を買っているようですね」
「愛い二人じゃ。それにどちらも優秀な人材ときた。これを手元に置いておこうと考えず、皇帝にはなり得んよ」
「……その二人を、残る三人の姉妹に紹介するのが億劫なのですがね」
「まぁ……それは吾輩も同感じゃ」
「所で超妙案・超名案があるという事でしたが、どの様にするのです? 皇族である姉上と一般領民である二人が同じ部屋で寝泊まりというのは、事情の説明をせずには少々難しい様な気もするのですが」
「なぁに……ちょっくらお誘いをするだけの事よ」
クククと笑みを浮かべる姉に、ゾワリとした何かを感じた、シドニアとサーニス。
しかしそれ以上何も聞く事が出来なかった三人は、クアンタに続き、夕餉に向けて移動を開始した。
「と、所で護衛関係について、との事なのですが、何かございましたでしょうか」
「ああ、そうだったね。少々頭に血が昇ったが、簡単だ。今回の視察において、災いを使役出来る何者かがいるかもしれないという仮説に基づくと、狙われる可能性があるのはリンナも含めて四人だ」
「……続けてくれ」
シドニアがリンナの事を呼び捨てで呼び、クアンタが僅かに反応したよう見えたが、しかし彼女は何も言わず続きを催促、そしてシドニアも話の本題から逸れるわけにもいかず、彼女の言葉通り続けることに。
「その四人が、クアンタ、リンナ、そして姉上と私だ。護衛優先順位としては勿論私と姉上だが、私は男性と言う関係上、災いに狙われる可能性としては、姉上よりも低いとは考えられる」
「災いを使役する者がいるとして、その者が領主たるシドニア様とアメリア様を襲い、統治する領土の混乱を目的にしている可能性もある、という事ですか?」
「そう考えて行動をする必要はあるだろう。クアンタとリンナには申し訳ないが、現状は象徴となる我々が倒れてしまっては、混乱を避けられん」
「構わない。お師匠は私が守る」
「頼もしい限りだ。――そこで本日の就寝に関してだが、私の護衛はサーニスに、そしてリンナと姉上の護衛を、クアンタと姉上の黒子たちにお願いしたい。そして護衛の関係上、女性三人には同じ部屋で固まって貰う事が好ましい」
災いを使役する者がいるとして、どの様な行動に出るか、そもそも行動という行動をするかどうかも疑わしい状況ではあるが、対処は必要であるというシドニアの言葉に、アメリアが一つ、苦言を。
「本来クアンタも護衛すべき対象じゃ。そのクアンタに吾輩とリンナの護衛をせよとはな」
「クアンタは【マホーショージョ】へ【ヘンシン】すれば、私よりも腕が立ちます。場合によってはサーニスより上かもしれませんのでね。黒子たちに任せるより遥かに良い」
「……ほう、まぁ確かにクアンタの力量は予め聞いておるが、サーニスより上かもしれんとはな」
渋々、と言った様子ではあるが、そう聞いて納得をしたアメリア。彼女はサーニスを嫌っているようだが、その力量は確かと認めているようではある。
「では女子三人が同じ部屋で寝泊まりする事に関しては吾輩に超妙案がある故、そこは任せるが良い。リンナに違和感を与える隙もなく同じ部屋で寝泊まりできる超名案じゃ」
「……女子?」
「ぶっ殺すぞ愚弟」
「失礼。しかし姉上は記憶上二十四だったと」
「吾輩だって好きで年食いたかったわけじゃないわっ! 年月が経過すれば自然と年を食うのじゃ二十二歳めっ! ていうか二十四が女子名乗って何がいけないんじゃっ!」
その場で地団太を踏み始めるアメリアは、頬を膨らませながらも「ならば次の議題に入ってよいな!」と雑に話題を移行させる。
「で、クアンタは確かコリョクとやらが災いに関係していると言っておったが、まだその仮説すら立てられんか?」
「はい、その通りです」
今はアメリアに仕える者として敬語で話さねばならぬクアンタがそう返す。
「ならば今後の事じゃが、カルファスに話を聞くが良いと思うのじゃが、シドニアはどう思うんじゃ?」
「……まぁ、確かに現状災いに関する情報を一番知り得ているのは、カルファスになるか。奴の情報とクアンタの持ち得ている情報を合わせれば、それこそ災いに対しての仮説なり対処法なりを立てられるやもしれないですね」
「皇族の後継者問題よりも先に、災いへの対処を話し合う領主会議を行った方が良いかもしれんの。アルハットの奴めは来るか分からんが……というか会いたくはないんじゃが」
「イルメールと会うのは少し気乗りしない上、私も無駄な会議は好きませんが、しかし各姉妹とクアンタ、リンナの顔合わせはさせておいて損はないかもしれません。……本当に気乗りしませんが」
「皆さま、個性的な方でいらっしゃいますからね……」
クアンタを除く三人がどうにも暗い顔をしている。シドニアはともかくアメリアまでが苦手とする他の姉妹たちはどの様な人間なのかは気になるが、話題を進める事とする。
「とにかく、カルファス第二皇女だったか。その人物と会うのが好ましいという事だな」
「その段取りは私が組もう。領主会議をするにせよ会談するにせよ、領主同士による話し合いが持たれる以上は準備の必要がある」
「お師匠への意思確認をしなければならないのだが」
「リンナは『クアンタがやりたいと言うならやらせてくれ、やりたくないと言うならやらせないでくれ』と頼まれたよ」
「お師匠が?」
リンナは普段、シドニアやアメリアと言う権威には頭が上がらない人物である。そうしてシドニアに直接、文句とも取れる発言をしたと聞いて、少々信じがたく感じていたクアンタだったが、しかしアメリアはクスクスと笑いながら「愛されておるのぉクアンタは」と肩を叩いてきた。
「ならば主が決めるが良い。吾輩たちもお主には期待しておるが、雇用主であるリンナを差し置いて命令する事は好かん」
「私が決定……か」
これまでクアンタは、自分の意志と言うモノを強く持った事は無い。強いて言えばリンナ刀匠鍛冶場に勤めたいと思った事位だが、あの時もリンナが誘ってくれたからそれに乗じただけで、自分が雇って欲しいと強く希望を出したわけでもない。
シドニア領が、そしてアメリア領が今後どうなろうと、正直クアンタは興味と言う興味を抱いていない。
彼女が抱いているのは、何時だって「師匠であるリンナの安全と平和」だけだ。
故に知識を付けた方が好ましいと判断し、これまで行動をしてきた。
――だから、災いへの対処でも、同じ事だ。
「私も災いを放置する事は出来ない。そのカルファス第二皇女との会談を行い、彼女の持ち得ている情報が欲しい所だ」
災いは女性の持ち得る虚力を求めて行動をしている。
その災いを使役する者が居ても居なくても、その危険性は変わらない。
ならば、その危険性を可能な限り排除し、リンナの安全を確保しなければならない。
「よろしい。ならばそちらは私に任せろ。では以上だな」
「うむ。そろそろ夕餉の時間故な。クアンタ、先にリンナの元へ戻っておれ」
「かしこまりました」
部屋を出て、何食わぬ顔でリンナの元へ向かっていくだろうクアンタを見送った三人。
しかしアメリアとシドニアは目を合わせ、互いに聞きたい事を聞く事に。
「……リンナにほだされたか?」
「失礼な。元々彼女には刀匠としての腕だけを期待しておりました。しかし、領主であり象徴でもある私に向けた真っすぐな意見を、真摯に受け止めただけですよ。姉上も随分、あの二人を買っているようですね」
「愛い二人じゃ。それにどちらも優秀な人材ときた。これを手元に置いておこうと考えず、皇帝にはなり得んよ」
「……その二人を、残る三人の姉妹に紹介するのが億劫なのですがね」
「まぁ……それは吾輩も同感じゃ」
「所で超妙案・超名案があるという事でしたが、どの様にするのです? 皇族である姉上と一般領民である二人が同じ部屋で寝泊まりというのは、事情の説明をせずには少々難しい様な気もするのですが」
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