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第五章
皇族、集結-01
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ソレが降り立った場所は、太陽系第三惑星地球に存在する日本・秋音市という小さな地方都市だ。
先遣隊として送り込まれた、流体金属生命体【フォーリナー】の全より分離した一であるソレは、生命としての形を有さない状態だ。質量自体は少なく、銀色の水にも似た金属そのものは、秋音駅前のオフィス街まで人目に付かぬよう、裏路地や下水道などを利用して移動し、そこから人間の姿を観察していた。
人間。ヒト。それは現在、この地球を支配する有機生命の名称であり、国や文化圏においては些細な違いこそあれど、基本的には二本足歩くそれなりの大型生物。
知性がそれなりに発達し、言語を有している為、会話によって意思疎通を図ることが出来る反面、それによる諍い等も盛んな種だと、ソレは判断している。
しかし、この人類種の恐ろしい点は、その成長速度だ。
三千年前、フォーリナーがこの星を観測した時、それらは大した進化を遂げていなかった。
にも関わらず、この星はその三千年という短い期間の間に爆発的な人口増加と技術発展を行い、後数百年もすれば外宇宙に存在するフォーリナー本体を見つける事も想定される程にまで成長を遂げていた。
――確かに興味深い。
ソレはそう考え、手始めにこの星で行動をする為の体が必要だと判断。
オフィス街を練り歩く人間たちを観察し、適当な人間の姿を模倣しようと考えていた所で、今自分の姿が隠れている裏路地に、一人の女がやってきた。
黒い髪の毛を肩まで伸ばし、上下を黒のジャージで包んだ女だった。彼女はポケットの中に入れていた煙草を取り出し、それを口に含みながらライターで火をつけ、裏路地の汚い地面へ気にすることなく尻を置いた。
その姿が周りの者たちと違って見えて、ソレは彼女の姿を模倣することにした。
銀色に輝く液体にしか見えぬソレは、段々と体積を増やしながらも形を変え、人型に変化。
細部の形を整えながら、身体機能を人間のものと同じにしつつ、流体金属を一部分離、身体となる部分と衣服になる部分を分けてから形を整え、それを纏う事によって模倣完了。そして染み出るように展開される着色によって肌の質感なども完全に再現を終えた。
「縺薙l縺御ココ髢薙?菴薙°」
《これが人間の体か》
試しに言葉を話そうとしても、上手く言語化出来なかった。言語や発音を習得する必要があるかと考えつつ、しかし同じ外観をした存在が二人いる事は好ましくないと判断したソレは、外観元となった女性へ近付こうとするも。
その寸前、肩を叩かれた。
後ろを向き、自分の肩を叩いた者を見据える。
「よう、フォーリナー。初めましてだな」
その人物も生物学的な観点から言えば女性であった。
茶髪の髪の毛を後頭部でひとまとめにし、オフィススーツに身を包んだ、成人女性という認識が正しいか。
彼女は外観元となった女性と同じく煙草を口に咥えており、それが何かをまだ調べていないソレは、首を傾げながら煙草に触れようとする。
しかしその寸前、女性に首根っこを掴まれたソレが、一気に首の骨を折られた。
ゴキュ、と鈍い音を響かせながら折れた首の骨。しかしグルンと首を回しながら、折られた骨の部分を再生。僅かにズレた頭をゴキッと鳴らしながら戻したソレが、再び煙草に触れようとするも、今度は一瞬の内にソレの背後に回り込む女性。
「大人しくしてろってフォーリナー。私だって初めてエンカウントするんだ、少しは検査させて貰わなくちゃな」
ククク、と笑みを浮かべる女性が、ソレを羽交い絞めにしながら指と指をこすり合わせ、パチンと音を鳴らした。
瞬間、黒い門のような物が姿を現すと、ソレを連れてくぐる。
くぐった先は、排他的な雰囲気のある、建物跡の一室ような場所だった。
灯りという灯りが無いから全体的に薄暗いが、しかし部屋の奥には床へ直置きされた無数のPCモニターと、接続されたデスクトップPCが多く存在していて、それが光源となっている。点在する机と椅子から見て、元々は教室かオフィスだったのだろうかと予測は出来る。
ソレを離した女性が、煙草に火を付けながら息を吸い込み、肺に入れた煙を吐き出した。
白い煙がソレの目に入ると僅かに痛みはあったが、しかし気にすることなく、解放されたソレが女性に襲い掛かろうとする。
「大人しくしてろと、言っているだろう」
女性が煙草を宙へ放り投げ、彼女の手元に落ちる数秒の間に。
ソレは、何百発と拳を、蹴りを、肘打ちを、そして頭突きを叩き込まれ、部屋の瓦礫に向けて叩き込まれた。
一瞬の出来事で何があったかを認識できずにいたソレは、呆然としつつも瓦礫の山に打ち付けた体の修復に専念する。が、少々時間がかかると判断し、動かぬ事を決めた。
「やぁ、B。遅れてゴメンね」
白髪で端正な顔立ちの、灰色のパーカーを着込んだ青年が部屋のドアを乱雑に開け放ちながら入室。そちらに視線をやると、男はニヤリと笑いながら、何かスティック状の物をBと呼ばれた女性へ投げつけた。
「ご所望の品だよ。USBメモリって今安いんだね、64GBが五千円で買える時代なんて。昔は2MBのSDカードが一万したってのに」
「中華製なら千円で買えるぞ」
「あー、中国製は昔イヤな思いしてるから、買わない事にしてるんだ」
何を話しているか理解できていないソレに近付いた女性は、ソレの頭にスティック状の物――USBメモリを触れさせた。
触れた瞬間にUSBメモリが地球における記憶媒体だと認識したソレは、体内に取り込んで情報取得を開始する。
メモリの中には、地球上の言語情報が載っている辞書データが詰め込まれていた。文章だけではなく画像や動画等のデータも含まれていて、取り込みを終えたソレは口を開く。
「お前たちは何者だ」
「お。しっかり喋れてるね」
男が近付きながら、舐めまわすようにソレの全身を観察する。しかし外観は人間のそれと変わらないからか、頭や顔、胸や腹部、股や足に触れて「うんうん」と頷いた男は、やがて詰まらなそうに立ち上がり、退室しようとする。
「あんまり楽しそうでもないかも。一応報酬として、ちゃんと観察データとUSBメモリ分のお金振り込んでおいてね」
「ああ、またなドルイド。お前の顔と名前、日本で暮らすには向いてないから変えた方がいいぞ」
「そう? 検討しておくよ。そっちは菊谷ヤエって名前どれだけ長く使ってるのさ、五十年周期で変えた方が良いって言ったの君だろう」
そんなやり取りの後、部屋から出てどこかへ行ってしまった男は無視し、ソレは立ち上がり、再び問う。
「お前たちは何者だ」
「言語機能はしっかりしてるな。お前、名前は?」
「私は流体金属生命体フォーリナー・第五十七宇宙郡団二十七銀河太陽系第三惑星地球部隊所属だ」
「なっが。個体名は無いのか?」
「地球人類は個体毎に名称が存在するのか」
「アァ。私は菊谷ヤエ(B)だ。お前にも個体名があった方が便利だな」
しばしの時間を有しながら、女性――菊谷ヤエ(B)が、思いついたように煙草を向け、ソレの名を言葉にする。
「クアンタ」
「Quanta。量子を意味するQuantumの複数形という意味か」
「そーそー、お前しっかり辞書データから引用も出来るのか、便利だなぁフォーリナー。あ、ちなみに名前はこの間見たロボットアニメの映画に出てきた奴から取っただけだから、意味は気にしなくていいぞ」
「ロボットアニメとは」
「あー気にするな気にするな」
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人間。ヒト。それは現在、この地球を支配する有機生命の名称であり、国や文化圏においては些細な違いこそあれど、基本的には二本足歩くそれなりの大型生物。
知性がそれなりに発達し、言語を有している為、会話によって意思疎通を図ることが出来る反面、それによる諍い等も盛んな種だと、ソレは判断している。
しかし、この人類種の恐ろしい点は、その成長速度だ。
三千年前、フォーリナーがこの星を観測した時、それらは大した進化を遂げていなかった。
にも関わらず、この星はその三千年という短い期間の間に爆発的な人口増加と技術発展を行い、後数百年もすれば外宇宙に存在するフォーリナー本体を見つける事も想定される程にまで成長を遂げていた。
――確かに興味深い。
ソレはそう考え、手始めにこの星で行動をする為の体が必要だと判断。
オフィス街を練り歩く人間たちを観察し、適当な人間の姿を模倣しようと考えていた所で、今自分の姿が隠れている裏路地に、一人の女がやってきた。
黒い髪の毛を肩まで伸ばし、上下を黒のジャージで包んだ女だった。彼女はポケットの中に入れていた煙草を取り出し、それを口に含みながらライターで火をつけ、裏路地の汚い地面へ気にすることなく尻を置いた。
その姿が周りの者たちと違って見えて、ソレは彼女の姿を模倣することにした。
銀色に輝く液体にしか見えぬソレは、段々と体積を増やしながらも形を変え、人型に変化。
細部の形を整えながら、身体機能を人間のものと同じにしつつ、流体金属を一部分離、身体となる部分と衣服になる部分を分けてから形を整え、それを纏う事によって模倣完了。そして染み出るように展開される着色によって肌の質感なども完全に再現を終えた。
「縺薙l縺御ココ髢薙?菴薙°」
《これが人間の体か》
試しに言葉を話そうとしても、上手く言語化出来なかった。言語や発音を習得する必要があるかと考えつつ、しかし同じ外観をした存在が二人いる事は好ましくないと判断したソレは、外観元となった女性へ近付こうとするも。
その寸前、肩を叩かれた。
後ろを向き、自分の肩を叩いた者を見据える。
「よう、フォーリナー。初めましてだな」
その人物も生物学的な観点から言えば女性であった。
茶髪の髪の毛を後頭部でひとまとめにし、オフィススーツに身を包んだ、成人女性という認識が正しいか。
彼女は外観元となった女性と同じく煙草を口に咥えており、それが何かをまだ調べていないソレは、首を傾げながら煙草に触れようとする。
しかしその寸前、女性に首根っこを掴まれたソレが、一気に首の骨を折られた。
ゴキュ、と鈍い音を響かせながら折れた首の骨。しかしグルンと首を回しながら、折られた骨の部分を再生。僅かにズレた頭をゴキッと鳴らしながら戻したソレが、再び煙草に触れようとするも、今度は一瞬の内にソレの背後に回り込む女性。
「大人しくしてろってフォーリナー。私だって初めてエンカウントするんだ、少しは検査させて貰わなくちゃな」
ククク、と笑みを浮かべる女性が、ソレを羽交い絞めにしながら指と指をこすり合わせ、パチンと音を鳴らした。
瞬間、黒い門のような物が姿を現すと、ソレを連れてくぐる。
くぐった先は、排他的な雰囲気のある、建物跡の一室ような場所だった。
灯りという灯りが無いから全体的に薄暗いが、しかし部屋の奥には床へ直置きされた無数のPCモニターと、接続されたデスクトップPCが多く存在していて、それが光源となっている。点在する机と椅子から見て、元々は教室かオフィスだったのだろうかと予測は出来る。
ソレを離した女性が、煙草に火を付けながら息を吸い込み、肺に入れた煙を吐き出した。
白い煙がソレの目に入ると僅かに痛みはあったが、しかし気にすることなく、解放されたソレが女性に襲い掛かろうとする。
「大人しくしてろと、言っているだろう」
女性が煙草を宙へ放り投げ、彼女の手元に落ちる数秒の間に。
ソレは、何百発と拳を、蹴りを、肘打ちを、そして頭突きを叩き込まれ、部屋の瓦礫に向けて叩き込まれた。
一瞬の出来事で何があったかを認識できずにいたソレは、呆然としつつも瓦礫の山に打ち付けた体の修復に専念する。が、少々時間がかかると判断し、動かぬ事を決めた。
「やぁ、B。遅れてゴメンね」
白髪で端正な顔立ちの、灰色のパーカーを着込んだ青年が部屋のドアを乱雑に開け放ちながら入室。そちらに視線をやると、男はニヤリと笑いながら、何かスティック状の物をBと呼ばれた女性へ投げつけた。
「ご所望の品だよ。USBメモリって今安いんだね、64GBが五千円で買える時代なんて。昔は2MBのSDカードが一万したってのに」
「中華製なら千円で買えるぞ」
「あー、中国製は昔イヤな思いしてるから、買わない事にしてるんだ」
何を話しているか理解できていないソレに近付いた女性は、ソレの頭にスティック状の物――USBメモリを触れさせた。
触れた瞬間にUSBメモリが地球における記憶媒体だと認識したソレは、体内に取り込んで情報取得を開始する。
メモリの中には、地球上の言語情報が載っている辞書データが詰め込まれていた。文章だけではなく画像や動画等のデータも含まれていて、取り込みを終えたソレは口を開く。
「お前たちは何者だ」
「お。しっかり喋れてるね」
男が近付きながら、舐めまわすようにソレの全身を観察する。しかし外観は人間のそれと変わらないからか、頭や顔、胸や腹部、股や足に触れて「うんうん」と頷いた男は、やがて詰まらなそうに立ち上がり、退室しようとする。
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「ああ、またなドルイド。お前の顔と名前、日本で暮らすには向いてないから変えた方がいいぞ」
「そう? 検討しておくよ。そっちは菊谷ヤエって名前どれだけ長く使ってるのさ、五十年周期で変えた方が良いって言ったの君だろう」
そんなやり取りの後、部屋から出てどこかへ行ってしまった男は無視し、ソレは立ち上がり、再び問う。
「お前たちは何者だ」
「言語機能はしっかりしてるな。お前、名前は?」
「私は流体金属生命体フォーリナー・第五十七宇宙郡団二十七銀河太陽系第三惑星地球部隊所属だ」
「なっが。個体名は無いのか?」
「地球人類は個体毎に名称が存在するのか」
「アァ。私は菊谷ヤエ(B)だ。お前にも個体名があった方が便利だな」
しばしの時間を有しながら、女性――菊谷ヤエ(B)が、思いついたように煙草を向け、ソレの名を言葉にする。
「クアンタ」
「Quanta。量子を意味するQuantumの複数形という意味か」
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