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第十章
五災刃-07
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彼女の言葉に、聴覚機能が優れたクアンタが、一瞬動きを止めて、また、斬鬼も動きを止めた。
そうした斬鬼の動きに、クアンタは眉をひそめながら問う。
「何故斬りかからん」
「なに、気を紛らわせた者が油断した隙を斬るのは、己の性分では無くてな」
その身にまとう白のコートと反して黒の髭に触れながら、ククと笑う斬鬼だが、しかしクアンタもまた、相手の動きが分からぬ者へ斬りかかり、手痛い反撃を貰う可能性を鑑みて、ただ暗鬼によるアルハットへの返答を待つ。
「そもそも君達は、虚力という概念についてを知っているのかい?」
「感情を司るエネルギー。故に感情の起伏が激しい者ほど、これを多く有し、そして時には戦いなどにも流用されることのある、謎の多い概念としか」
「ああ、その考え方で問題はないよ。そして、君の質問に対する答えとしては、こうだ。
――君の言う通り、ボク達の有する能力というのは、虚力によって生みだされる権能だ」
やはりか、と言わんばかりにアルハットがため息をつき、自分の胸に触れながら、言う。
「私たち人間は、個々に個性を持ち得るわ。人格もそうだし、考え方も違う」
「そうした人間が生み出す……否、有機生命が生み出すエネルギーが虚力だ。そうしたエネルギーを多く有したが故に感情を発露させたボク達名有りの災いもまた、個々に個性を持ち得、その個性に合わせ、特有の能力を有するのさ」
「例えば、貴方達はリンナの虚力を狙っている。けれど例えば彼女が自身の虚力を自在に操り、それを武器として戦う事が出来たとすれば」
「彼女なりの個性が具現化した、固有能力を有する事となるだろう。元々ボク達災いを滅する姫巫女……別の世界じゃプリステスと呼ばれる存在もまた、その膨大な虚力を用いて刃を振り、個々の固有能力を駆使して、ボク達の同胞を多く滅してきた種族だ」
リンナは姫巫女の末裔で、本来であれば彼女が刀に、刃に虚力を纏わせ、振るう事で災いを討滅するべき存在だ。今でこそ刀匠となり、打った刀に虚力を内包させる事でクアンタやシドニア、サーニスと言った刀を有した者が名有りの災いを討滅できるように考えた。
――言ってしまえば、リンナだけでなく、虚力というエネルギーを多く有する者は、そうした大いなる力を有し、災いとの戦いを優位に進める事が出来ると言う事でもある。
「十分かな」
暗鬼の言葉に、つい考え込んでしまっていたアルハットが意識を戻し、首を横に振るう。
「いいえ。まだ聞きたい事が沢山あるわ。貴方を捕え、尋問をさせてもらうわ」
「ああ、違うよ。ボクが今言ったのは、ボク自身にさ」
何を、と問おうとした所で、暗鬼は斬鬼へと視線を向け、彼もまた顔を伏せながら「致し方なし」と呟き、クアンタとの距離を大きく開けるようにしながら飛び退いた。
「逃がすかっ」
刀を構えようとしたクアンタと、暗鬼の両手両足を締め付ける水銀を圧縮させるように操作したアルハットだったが、しかしそこで、暗鬼は両腕両足に力を込めるようにして、まとわりついた水銀を弾き飛ばした。
「ちょっとサービス。これもボクの能力さ」
解放された両手を合わせ、パンと音を鳴らす暗鬼。
――すると、アルハットとクアンタの目に、暗鬼と斬鬼の姿が映っている筈なのに、その姿が朧気になる。
「っ」
クアンタが、感じる虚力の流れを伝って刀を振るも、しかし空を斬るような感触しかない。
もう二人の目には二体の災いは映らず、クアンタに感じる事の出来る虚力の流れも、かなり錯綜していて、それを頼りにする事も出来ずにいる。
「っ、コレは……認識阻害!?」
『ああ、まだ声は聞こえるよね? 君たち二人が五感で入手する情報を、思考回路が正常に判別しなくなるんだ。君たち二人には、ボクの声も反響して聞こえているんじゃないかな? それこそ、闇に紛れているかのように』
暗鬼の言葉通り、二者に声は届いているものの、どこから放たれている声なのかも定かではない。
そしてそうした中で闇雲に動く事も得策ではないため、情報として捉える事が出来ている、互いの背を守る様にしたクアンタとアルハット。
『今日は思いも寄らない形となってしまった。残念だけど今日は帰る事としよう。
けど色々と面白かったから、もう一つだけ教えてあげるよ。
今、ボク達の仲間……五災刃はそれぞれ行動して、皇族を葬ろうとしている。
今頃、餓鬼はカルファスを。
豪鬼はアメリアを狙っている筈さ。
君達人類とボク達災いによる戦いは、果たしてどちらが勝ち得るかな?』
クスクスとした暗鬼の笑い声に、アルハットも同じ笑みを浮かべ、どこから放たれているか分からぬ暗鬼の声に、声を放ち返す。
「私の姉さま達を甘く見ないで頂戴。
――あの人たちは、シドニア兄さまでさえ手を出したくないと渋る程に強かな人達よ。
貴方達のような人外に、遅れを取る事なんかあり得ないわ」
もう、声に返答は無かった。
クアンタは錯綜していた虚力の流れすら感じられなくなり、顎を引いて悔しそうに口を結びながらも変身を解除した。
アルハットも、ホッと息を吐き、落ち着いた所で足をフラリともつれさせたので、クアンタが彼女の身体を抱き留める。
「大丈夫か、アルハット」
「ええ、大丈夫。……今更、緊張と恐怖が出てきただけだもの」
少し顔は青いが、けれど笑みだけは崩さぬまま、アルハットがクアンタに身体を預ける。
「……クアンタ」
「何だ、アルハット」
「色々と、ありがとう」
「私は何もしていない。アルハットを奮い立たせたのはお師匠であるし、結局は暗鬼や斬鬼を逃がしてしまった」
「ううん。……貴女とリンナがいたから、私はここまで頑張れたの。きっと、私一人だったら何にも出来なくて、ただ暗鬼にやられていただけだと思う」
「そう自分を卑下する必要は無い。お前は強い、それは私が保証する」
「ねぇクアンタ、一つだけ我儘を言ってもいいかしら」
「内容による」
「少しの間だけ、こうして居させてほしい」
彼女の全てを感じていたくて、自分よりも少しだけ身長の高いクアンタの胸に顔を埋めさせる。
――温かな体温と、彼女の柔らかな体躯、そして何より、整えられた彼女の姿そのものが、やはりアルハットの心を捉えて、離さなかったのだ。
――ずっとこのままで居たいと感じる程に。
ギュゥ、と。
クアンタの着ている服を強く握り締めながら、けれどアルハットはスッキリしたように彼女の胸から離れ、笑う。
「ありがとう、もう大丈夫」
「いいのか」
「ええ。……良いの」
「アルハット」
「なに、クアンタ」
「お師匠はどうやら、私の胸部が好きらしい」
「ああ、そうなの。ええ、貴女の胸は大きいものね」
「人間は、胸の脂肪に触れたり、人同士の体温を感じる事が好きだという事を、私は学んだ。故に、私に抱きついて来たり、胸を揉もうとしてきた事を、咎めるつもりはない」
「え」
クアンタの胸から離れたアルハットの手を、握って引き寄せたクアンタが、今度は彼女から強くアルハットを抱きしめ、耳元で囁き語る。
「何か辛いことがあったりした時や、私の胸を貸して欲しい時は、素直に言うといい。
私は、お前の事を好ましいと感じているから、その位ならば何時でもしてやる」
そんな事を言うものだから――アルハットは、顔を真っ赤にして、彼女の胸に抱かれながら、自身の心に宿る一つの想いを、理解する。
(――ああ、私、本気でクアンタの事を、好きになってしまったのね)
二十年間生きてきて、初めて理解した恋心。
しかしアルハットは、それを不快に感じなかった。
そうした斬鬼の動きに、クアンタは眉をひそめながら問う。
「何故斬りかからん」
「なに、気を紛らわせた者が油断した隙を斬るのは、己の性分では無くてな」
その身にまとう白のコートと反して黒の髭に触れながら、ククと笑う斬鬼だが、しかしクアンタもまた、相手の動きが分からぬ者へ斬りかかり、手痛い反撃を貰う可能性を鑑みて、ただ暗鬼によるアルハットへの返答を待つ。
「そもそも君達は、虚力という概念についてを知っているのかい?」
「感情を司るエネルギー。故に感情の起伏が激しい者ほど、これを多く有し、そして時には戦いなどにも流用されることのある、謎の多い概念としか」
「ああ、その考え方で問題はないよ。そして、君の質問に対する答えとしては、こうだ。
――君の言う通り、ボク達の有する能力というのは、虚力によって生みだされる権能だ」
やはりか、と言わんばかりにアルハットがため息をつき、自分の胸に触れながら、言う。
「私たち人間は、個々に個性を持ち得るわ。人格もそうだし、考え方も違う」
「そうした人間が生み出す……否、有機生命が生み出すエネルギーが虚力だ。そうしたエネルギーを多く有したが故に感情を発露させたボク達名有りの災いもまた、個々に個性を持ち得、その個性に合わせ、特有の能力を有するのさ」
「例えば、貴方達はリンナの虚力を狙っている。けれど例えば彼女が自身の虚力を自在に操り、それを武器として戦う事が出来たとすれば」
「彼女なりの個性が具現化した、固有能力を有する事となるだろう。元々ボク達災いを滅する姫巫女……別の世界じゃプリステスと呼ばれる存在もまた、その膨大な虚力を用いて刃を振り、個々の固有能力を駆使して、ボク達の同胞を多く滅してきた種族だ」
リンナは姫巫女の末裔で、本来であれば彼女が刀に、刃に虚力を纏わせ、振るう事で災いを討滅するべき存在だ。今でこそ刀匠となり、打った刀に虚力を内包させる事でクアンタやシドニア、サーニスと言った刀を有した者が名有りの災いを討滅できるように考えた。
――言ってしまえば、リンナだけでなく、虚力というエネルギーを多く有する者は、そうした大いなる力を有し、災いとの戦いを優位に進める事が出来ると言う事でもある。
「十分かな」
暗鬼の言葉に、つい考え込んでしまっていたアルハットが意識を戻し、首を横に振るう。
「いいえ。まだ聞きたい事が沢山あるわ。貴方を捕え、尋問をさせてもらうわ」
「ああ、違うよ。ボクが今言ったのは、ボク自身にさ」
何を、と問おうとした所で、暗鬼は斬鬼へと視線を向け、彼もまた顔を伏せながら「致し方なし」と呟き、クアンタとの距離を大きく開けるようにしながら飛び退いた。
「逃がすかっ」
刀を構えようとしたクアンタと、暗鬼の両手両足を締め付ける水銀を圧縮させるように操作したアルハットだったが、しかしそこで、暗鬼は両腕両足に力を込めるようにして、まとわりついた水銀を弾き飛ばした。
「ちょっとサービス。これもボクの能力さ」
解放された両手を合わせ、パンと音を鳴らす暗鬼。
――すると、アルハットとクアンタの目に、暗鬼と斬鬼の姿が映っている筈なのに、その姿が朧気になる。
「っ」
クアンタが、感じる虚力の流れを伝って刀を振るも、しかし空を斬るような感触しかない。
もう二人の目には二体の災いは映らず、クアンタに感じる事の出来る虚力の流れも、かなり錯綜していて、それを頼りにする事も出来ずにいる。
「っ、コレは……認識阻害!?」
『ああ、まだ声は聞こえるよね? 君たち二人が五感で入手する情報を、思考回路が正常に判別しなくなるんだ。君たち二人には、ボクの声も反響して聞こえているんじゃないかな? それこそ、闇に紛れているかのように』
暗鬼の言葉通り、二者に声は届いているものの、どこから放たれている声なのかも定かではない。
そしてそうした中で闇雲に動く事も得策ではないため、情報として捉える事が出来ている、互いの背を守る様にしたクアンタとアルハット。
『今日は思いも寄らない形となってしまった。残念だけど今日は帰る事としよう。
けど色々と面白かったから、もう一つだけ教えてあげるよ。
今、ボク達の仲間……五災刃はそれぞれ行動して、皇族を葬ろうとしている。
今頃、餓鬼はカルファスを。
豪鬼はアメリアを狙っている筈さ。
君達人類とボク達災いによる戦いは、果たしてどちらが勝ち得るかな?』
クスクスとした暗鬼の笑い声に、アルハットも同じ笑みを浮かべ、どこから放たれているか分からぬ暗鬼の声に、声を放ち返す。
「私の姉さま達を甘く見ないで頂戴。
――あの人たちは、シドニア兄さまでさえ手を出したくないと渋る程に強かな人達よ。
貴方達のような人外に、遅れを取る事なんかあり得ないわ」
もう、声に返答は無かった。
クアンタは錯綜していた虚力の流れすら感じられなくなり、顎を引いて悔しそうに口を結びながらも変身を解除した。
アルハットも、ホッと息を吐き、落ち着いた所で足をフラリともつれさせたので、クアンタが彼女の身体を抱き留める。
「大丈夫か、アルハット」
「ええ、大丈夫。……今更、緊張と恐怖が出てきただけだもの」
少し顔は青いが、けれど笑みだけは崩さぬまま、アルハットがクアンタに身体を預ける。
「……クアンタ」
「何だ、アルハット」
「色々と、ありがとう」
「私は何もしていない。アルハットを奮い立たせたのはお師匠であるし、結局は暗鬼や斬鬼を逃がしてしまった」
「ううん。……貴女とリンナがいたから、私はここまで頑張れたの。きっと、私一人だったら何にも出来なくて、ただ暗鬼にやられていただけだと思う」
「そう自分を卑下する必要は無い。お前は強い、それは私が保証する」
「ねぇクアンタ、一つだけ我儘を言ってもいいかしら」
「内容による」
「少しの間だけ、こうして居させてほしい」
彼女の全てを感じていたくて、自分よりも少しだけ身長の高いクアンタの胸に顔を埋めさせる。
――温かな体温と、彼女の柔らかな体躯、そして何より、整えられた彼女の姿そのものが、やはりアルハットの心を捉えて、離さなかったのだ。
――ずっとこのままで居たいと感じる程に。
ギュゥ、と。
クアンタの着ている服を強く握り締めながら、けれどアルハットはスッキリしたように彼女の胸から離れ、笑う。
「ありがとう、もう大丈夫」
「いいのか」
「ええ。……良いの」
「アルハット」
「なに、クアンタ」
「お師匠はどうやら、私の胸部が好きらしい」
「ああ、そうなの。ええ、貴女の胸は大きいものね」
「人間は、胸の脂肪に触れたり、人同士の体温を感じる事が好きだという事を、私は学んだ。故に、私に抱きついて来たり、胸を揉もうとしてきた事を、咎めるつもりはない」
「え」
クアンタの胸から離れたアルハットの手を、握って引き寄せたクアンタが、今度は彼女から強くアルハットを抱きしめ、耳元で囁き語る。
「何か辛いことがあったりした時や、私の胸を貸して欲しい時は、素直に言うといい。
私は、お前の事を好ましいと感じているから、その位ならば何時でもしてやる」
そんな事を言うものだから――アルハットは、顔を真っ赤にして、彼女の胸に抱かれながら、自身の心に宿る一つの想いを、理解する。
(――ああ、私、本気でクアンタの事を、好きになってしまったのね)
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しかしアルハットは、それを不快に感じなかった。
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