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第十五章
母親-12
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アメリアやサーニスが地下施設を去り、既にこの地下にいる人物は二人。
一人は打刀【キヨス】をただダラリと下ろしながら、その視線だけは敵だけを捉えて離さない、シドニア。
そしてもう一人は、シドニアとリンナの母であるルワンを殺し、今や彼の宿敵ともなった五災刃の一刃である、暗鬼。
二者は全く動く事なく、互いの動きを待つのみであったが――先に動いたのは、シドニアだった。
彼は何を思ったのか、その右手で構えた刀で、自分の足……それも、膝に向けて思い切り突き刺したのだ。
「ぐ……ッ!」
痛みによって僅かに目を細め、口を結ぶ彼の姿に、首を傾げる暗鬼。
「?」
何をしているのか、それは暗鬼にとっても理解は出来なかった。
しかしシドニアがそうした事で、視線が僅かに暗鬼から逸れ、また痛みに耐えた結果か、思考も暗鬼から外れてしまっている。
さらに膝部分を刺された痛みは、そう簡単に抗う事など出来ない。動きにも影響し、シドニアが逃げる可能性も減らせるというわけだ。
そうなってしまえば、暗鬼の持つ脳の認識阻害能力を使うには絶好の機会。
パチン、と暗鬼が指を鳴らした瞬間。
シドニアの目には、暗鬼の姿が捉えられなくなった。
他の誰にも認識阻害機能を用いていないからこそキャパシティは空いている。シドニア一人に与えられる阻害の範囲は広くでき――彼は今、暗鬼という存在を、完全に脳から無くしてしまっている状況だ。
この状況では、暗鬼を実際に見るか、名を聞くか、声を聴くまで、暗鬼の事を思い出す事は無い。
万が一暗鬼の事を思い出したとしても、暗鬼の姿が見えなければ意味がない。
だからこそ――暗鬼は、シドニアの背後に易々と回り込んだ。
――そんな中シドニアは。
自分で刀を刺した結果、痛む膝を擦りつつ、フゥと息を吐いた。
(何を企んでいたのか、知らないけどさぁ……君程度の優秀な政治家は山ほど殺してきたんだ。今更、君を殺す事なんて、容易いんだよ)
今の暗鬼はシドニアの背後に回り終え、その無防備な背中に一突きしてやるだけでいい。
それだけで――シドニアを殺せると。
そう考えた、次の瞬間だった。
僅かにシドニアが、その身を後ろへ倒したのだ。
シドニアの背と暗鬼の身体が接触する。それにより、自分自身の存在がバレただろうと考えた暗鬼は、しかし慌てずにシドニアの背中へ、手刀を突き立てた。
角度の関係上、心臓を貫く事は出来なかったが、しかし胸に大穴を開けられたのだと、ニヤリと笑った暗鬼だが――シドニアは、それだけで止まらない。
「お――ォオオオォッ!!」
怒号と共に。
彼は刀を逆手持ちにした状態で、その刃を自分の腹に――突き刺したのだ。
自分の腹を貫通し、暗鬼へと迫る刃。
それを慌てて避けようと手を引き抜こうとする暗鬼だが――しかし、シドニアの胸を貫通して外界に出ている暗鬼の手を彼が掴み、決して放そうとしない。
「まさか……ッ!」
まさか、の先を、暗鬼は言う事が出来なかった。
シドニアは自分の体重を後ろへとやり、その身体を地面へと、倒す。
暗鬼を下敷きにした事で、自分の胸を貫通する暗鬼の腕も、よりシドニアの身体を抉ったが、しかし暗鬼の腹にも――キヨスの刃が、リンナの虚力が込められた刃が、深く突き刺さってしまう。
「がっ、ああ――、っ!!」
「ぎ、が……ぐうぅううぅっ!!」
シドニアは暗鬼に刃が刺せた事を実感し、だがそれでも、より深く、もっと深くと、自分の腹に刃を突き刺す。
自分の下敷きにしている暗鬼へ刃を深く突き刺す為に――どれだけ自分自身に痛みを感じようと。
「あ、ぅうっ、がああ……っ!!」
下敷きにしている暗鬼の声が、段々と覇気を失っていく事を、シドニアは感じ取った。
リンナの虚力が、刺された腹部から全身を広がり、暗鬼の身体を蝕んでいるのだろう。
シドニアの胸を貫く暗鬼の腕が、僅かにその力を緩めさせると、少しずつだが、影の拡散にも似た散り方をしていく。
「……そろそろ……消滅か……?」
『ま……まい、ったなぁ……君は……こういう、泥臭い方法を……取ると、思わ、なかった……』
シドニア・ヴ・レ・レアルタは、確かにイルメール・ヴ・ラ・レアルタと同じく武人ではあるが、彼女のように『武の中で死す』という考えを持つ人間ではない。
むしろ政治家であるからこそ、自身が死ぬ事を一番に避け、誰よりも生き延びねばならぬと考える人間であると。
『……いくつか……聞きたいんだけど』
「なん、だ」
『足を……斬ったのは……何で……?』
「痛みは……意識を、呼び覚ます……お前の事を忘れても……この痛みで、思い出すトリガーになる……可能性に賭け……そして事実、それは成せた」
暗鬼が悠々とシドニアの背後へ回っている時。シドニアは既に痛みにより、暗鬼の存在を思い出していたのだと言う。
『そう、だね。記憶を失う前に……僕の事を念じでもして、傷つけておけば……それをトリガーに、思い出せる、かもしれない……でも、僕の姿は……見えない……っ』
もう長くはない。だがシドニアも、胸には大穴、腹には刀が刺さり、出血は多い。故に彼も僅かに言葉を途切れさせながら、答えていく。
「お前は……これまで、カルファスの暗殺も……母さんの暗殺も……背後から胸を一突き、だった……恐らく……癖、なんだろうな……」
――暗鬼は政治家や戦術家を多く殺してきた。
政治家や戦術家は誰よりも後ろに立ち、背後の、暗殺の存在を気にする。故に背後への警戒は、確かに強い。
だが、暗鬼は相手の認識自体を阻害する事によって、その警戒心の外から近付き、隙を突く事が出来る。そして近付いてしまえば、その周りには誰もいない。これ以上絶好の場所は、暗鬼にとってないのだ。
だからこそ、彼はどんな要人を殺す時にも、背後へ回り込み、背中から胸へと一突きするという戦法に頼ってきた。
シドニアは、それを見越していた。
だが、だからこそ、分からない。
『君は……政治家で……象徴、だ……死ぬ、わけにはいかない……筈なのに……どうしてそんな、自殺めいた……方法、を……?』
「今の僕は……シドニア・ヴ・レ・レアルタ……では、なく……母さん……ルワンの、息子……シドニアだ」
暗鬼の言う通り、シドニアは本来死の可能性が少しでも高いのならば、そうした方法を取る事など許されない人物だ。
レアルタ皇国にいる象徴、五人の内の一人。
シドニア領における七人政治家の一人。
彼が死亡すれば、その事実が公になれば、どんな形であれ、レアルタ皇国にその情報は伝播し、伝播した情報は民衆を混乱させる事だろう。
だからこそ死ねない、だからこそ殺されることは出来ない筈だが――
今のシドニアには、そんなしがらみを取っ払ってでも、刺し違えてでも、殺さなければならない者がいた。
「お前は……僕の、大切な人を……奪った。
お前だけは、この命に代えてでも、殺すと……そう、母さんに誓った……ッ!」
『……ふふ……僕も……カルファスのせいで、だいぶ精神参ってたんだなァ……君程度に、戦略で、負けるなんて……』
既に、シドニアは自分の腹から、刀を抜いている。
傷口を塞いでいる筈の刀が抜かれた事で、出血はよりひどくなるが――しかし、その痛みも、血を抜かれることによる脱力感も、今のシドニアには、どこか心地よかった。
「さようならだ、暗鬼……お前は、僕にとっても、私にとっても、強敵だった……」
『ああ――さようなら。人類なんて下等生物、さっさと滅んじゃう事を、祈ってるよ』
サァ――と。影の塵が広がり、それは目に見える事のない程の粒となり、拡散し、消えていく。
シドニアは立ち上がって、今やもう起き上がる事のない、母の亡骸に手を当て――止まっていた涙を、流した。
仇は討てた。暗鬼を殺せた。
だが、だから何だと言うんだ。
そんな他愛ない仇一人をシドニアが滅した程度で、ルワンという女性の無念が、母の無念が、晴れるわけでもあるまい。
――だからこそ、シドニアは涙を流し続けた。
胸や腹、足から血を流し、一刻も早い治療を受けねば死の危険性があったとしても――今はそんな事、どうでもいい。
今のシドニアは【僕】――ルワンの息子であるシドニアとして涙を流している。
この涙が枯れた後、彼は【私】――シドニア・ヴ・レ・レアルタに戻らねばならないからこそ。
――彼は気を失うまで、ただ痛みと共に母の頬へ、別れの涙を流し続けた。
一人は打刀【キヨス】をただダラリと下ろしながら、その視線だけは敵だけを捉えて離さない、シドニア。
そしてもう一人は、シドニアとリンナの母であるルワンを殺し、今や彼の宿敵ともなった五災刃の一刃である、暗鬼。
二者は全く動く事なく、互いの動きを待つのみであったが――先に動いたのは、シドニアだった。
彼は何を思ったのか、その右手で構えた刀で、自分の足……それも、膝に向けて思い切り突き刺したのだ。
「ぐ……ッ!」
痛みによって僅かに目を細め、口を結ぶ彼の姿に、首を傾げる暗鬼。
「?」
何をしているのか、それは暗鬼にとっても理解は出来なかった。
しかしシドニアがそうした事で、視線が僅かに暗鬼から逸れ、また痛みに耐えた結果か、思考も暗鬼から外れてしまっている。
さらに膝部分を刺された痛みは、そう簡単に抗う事など出来ない。動きにも影響し、シドニアが逃げる可能性も減らせるというわけだ。
そうなってしまえば、暗鬼の持つ脳の認識阻害能力を使うには絶好の機会。
パチン、と暗鬼が指を鳴らした瞬間。
シドニアの目には、暗鬼の姿が捉えられなくなった。
他の誰にも認識阻害機能を用いていないからこそキャパシティは空いている。シドニア一人に与えられる阻害の範囲は広くでき――彼は今、暗鬼という存在を、完全に脳から無くしてしまっている状況だ。
この状況では、暗鬼を実際に見るか、名を聞くか、声を聴くまで、暗鬼の事を思い出す事は無い。
万が一暗鬼の事を思い出したとしても、暗鬼の姿が見えなければ意味がない。
だからこそ――暗鬼は、シドニアの背後に易々と回り込んだ。
――そんな中シドニアは。
自分で刀を刺した結果、痛む膝を擦りつつ、フゥと息を吐いた。
(何を企んでいたのか、知らないけどさぁ……君程度の優秀な政治家は山ほど殺してきたんだ。今更、君を殺す事なんて、容易いんだよ)
今の暗鬼はシドニアの背後に回り終え、その無防備な背中に一突きしてやるだけでいい。
それだけで――シドニアを殺せると。
そう考えた、次の瞬間だった。
僅かにシドニアが、その身を後ろへ倒したのだ。
シドニアの背と暗鬼の身体が接触する。それにより、自分自身の存在がバレただろうと考えた暗鬼は、しかし慌てずにシドニアの背中へ、手刀を突き立てた。
角度の関係上、心臓を貫く事は出来なかったが、しかし胸に大穴を開けられたのだと、ニヤリと笑った暗鬼だが――シドニアは、それだけで止まらない。
「お――ォオオオォッ!!」
怒号と共に。
彼は刀を逆手持ちにした状態で、その刃を自分の腹に――突き刺したのだ。
自分の腹を貫通し、暗鬼へと迫る刃。
それを慌てて避けようと手を引き抜こうとする暗鬼だが――しかし、シドニアの胸を貫通して外界に出ている暗鬼の手を彼が掴み、決して放そうとしない。
「まさか……ッ!」
まさか、の先を、暗鬼は言う事が出来なかった。
シドニアは自分の体重を後ろへとやり、その身体を地面へと、倒す。
暗鬼を下敷きにした事で、自分の胸を貫通する暗鬼の腕も、よりシドニアの身体を抉ったが、しかし暗鬼の腹にも――キヨスの刃が、リンナの虚力が込められた刃が、深く突き刺さってしまう。
「がっ、ああ――、っ!!」
「ぎ、が……ぐうぅううぅっ!!」
シドニアは暗鬼に刃が刺せた事を実感し、だがそれでも、より深く、もっと深くと、自分の腹に刃を突き刺す。
自分の下敷きにしている暗鬼へ刃を深く突き刺す為に――どれだけ自分自身に痛みを感じようと。
「あ、ぅうっ、がああ……っ!!」
下敷きにしている暗鬼の声が、段々と覇気を失っていく事を、シドニアは感じ取った。
リンナの虚力が、刺された腹部から全身を広がり、暗鬼の身体を蝕んでいるのだろう。
シドニアの胸を貫く暗鬼の腕が、僅かにその力を緩めさせると、少しずつだが、影の拡散にも似た散り方をしていく。
「……そろそろ……消滅か……?」
『ま……まい、ったなぁ……君は……こういう、泥臭い方法を……取ると、思わ、なかった……』
シドニア・ヴ・レ・レアルタは、確かにイルメール・ヴ・ラ・レアルタと同じく武人ではあるが、彼女のように『武の中で死す』という考えを持つ人間ではない。
むしろ政治家であるからこそ、自身が死ぬ事を一番に避け、誰よりも生き延びねばならぬと考える人間であると。
『……いくつか……聞きたいんだけど』
「なん、だ」
『足を……斬ったのは……何で……?』
「痛みは……意識を、呼び覚ます……お前の事を忘れても……この痛みで、思い出すトリガーになる……可能性に賭け……そして事実、それは成せた」
暗鬼が悠々とシドニアの背後へ回っている時。シドニアは既に痛みにより、暗鬼の存在を思い出していたのだと言う。
『そう、だね。記憶を失う前に……僕の事を念じでもして、傷つけておけば……それをトリガーに、思い出せる、かもしれない……でも、僕の姿は……見えない……っ』
もう長くはない。だがシドニアも、胸には大穴、腹には刀が刺さり、出血は多い。故に彼も僅かに言葉を途切れさせながら、答えていく。
「お前は……これまで、カルファスの暗殺も……母さんの暗殺も……背後から胸を一突き、だった……恐らく……癖、なんだろうな……」
――暗鬼は政治家や戦術家を多く殺してきた。
政治家や戦術家は誰よりも後ろに立ち、背後の、暗殺の存在を気にする。故に背後への警戒は、確かに強い。
だが、暗鬼は相手の認識自体を阻害する事によって、その警戒心の外から近付き、隙を突く事が出来る。そして近付いてしまえば、その周りには誰もいない。これ以上絶好の場所は、暗鬼にとってないのだ。
だからこそ、彼はどんな要人を殺す時にも、背後へ回り込み、背中から胸へと一突きするという戦法に頼ってきた。
シドニアは、それを見越していた。
だが、だからこそ、分からない。
『君は……政治家で……象徴、だ……死ぬ、わけにはいかない……筈なのに……どうしてそんな、自殺めいた……方法、を……?』
「今の僕は……シドニア・ヴ・レ・レアルタ……では、なく……母さん……ルワンの、息子……シドニアだ」
暗鬼の言う通り、シドニアは本来死の可能性が少しでも高いのならば、そうした方法を取る事など許されない人物だ。
レアルタ皇国にいる象徴、五人の内の一人。
シドニア領における七人政治家の一人。
彼が死亡すれば、その事実が公になれば、どんな形であれ、レアルタ皇国にその情報は伝播し、伝播した情報は民衆を混乱させる事だろう。
だからこそ死ねない、だからこそ殺されることは出来ない筈だが――
今のシドニアには、そんなしがらみを取っ払ってでも、刺し違えてでも、殺さなければならない者がいた。
「お前は……僕の、大切な人を……奪った。
お前だけは、この命に代えてでも、殺すと……そう、母さんに誓った……ッ!」
『……ふふ……僕も……カルファスのせいで、だいぶ精神参ってたんだなァ……君程度に、戦略で、負けるなんて……』
既に、シドニアは自分の腹から、刀を抜いている。
傷口を塞いでいる筈の刀が抜かれた事で、出血はよりひどくなるが――しかし、その痛みも、血を抜かれることによる脱力感も、今のシドニアには、どこか心地よかった。
「さようならだ、暗鬼……お前は、僕にとっても、私にとっても、強敵だった……」
『ああ――さようなら。人類なんて下等生物、さっさと滅んじゃう事を、祈ってるよ』
サァ――と。影の塵が広がり、それは目に見える事のない程の粒となり、拡散し、消えていく。
シドニアは立ち上がって、今やもう起き上がる事のない、母の亡骸に手を当て――止まっていた涙を、流した。
仇は討てた。暗鬼を殺せた。
だが、だから何だと言うんだ。
そんな他愛ない仇一人をシドニアが滅した程度で、ルワンという女性の無念が、母の無念が、晴れるわけでもあるまい。
――だからこそ、シドニアは涙を流し続けた。
胸や腹、足から血を流し、一刻も早い治療を受けねば死の危険性があったとしても――今はそんな事、どうでもいい。
今のシドニアは【僕】――ルワンの息子であるシドニアとして涙を流している。
この涙が枯れた後、彼は【私】――シドニア・ヴ・レ・レアルタに戻らねばならないからこそ。
――彼は気を失うまで、ただ痛みと共に母の頬へ、別れの涙を流し続けた。
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