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第十五章
母親-13
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既にどれだけの時間、豪鬼と殴り合っていたのか、カルファスもそうだが、アルハットにも分かっていない。
通常より十倍の重力操作を与えられているアルハットが地面に伏せながら、霊子端末を強引に操作し、リンナへと連絡をしてから、それなりに時間は経過している。
姉――カルファスは、汗をダクダクと流しながら息を荒げ、重い身体を何とか動かしながら、暗鬼へと何度も殴りかかっている。
彼女が動けているのは、彼女が対豪鬼用に苦肉の策として構築していた、重力操作の魔術故だ。
豪鬼の重力操作は、計二十倍率の重力を任意で操作するという利便性が高いもので、例えば十人に二倍の重力を与え続ける事も出来るし、今アルハットとカルファスへ行うように、十倍率ずつの重力操作を行って、常人であれば身動きが取れない、内臓などに影響を及ぼす可能性すらある重力操作も可能である。
だがカルファスは「体感で自分に与えられている重力操作の倍率を知り、その倍率分だけ自身へ反する重力操作を行う事で相殺する」という荒業を以て解決したのだ。
その分、マナの消費量は凄まじく、既に大魔術数回分に及ぶマナを消費し、彼女の体力的にも限界が訪れる寸前であったと言っても良い。
それは暗鬼も同じだったのか、彼も随分と余裕のない表情で、カルファスの動かす腕や足の動きを見切り、躱し、反撃を打ち込みながら、都度アルハットとカルファスに与えている重力操作の数値を変更してきた。
アルハットに九倍率の重力操作を、カルファスに十一倍率の重力操作を与えると、カルファスが自身に付与している反する重力操作値の方が高くなり、彼女の肉体制御が上手く行かなくなるタイミングを見計らい、何度もそのボディに攻撃を入れ込んでいく。
重力操作は彼の体力でも奪うのか、彼は重力操作を行う度に目を細め、僅かに身体の動きを遅くさせる。
だからこそ、互いに相手へ攻め切る事が出来ていないのだ。
「しつ……こい……ッ!」
「こっちの……セリフ……!」
せめて私が動ければ、と歯がゆい気持ちになるアルハットだったが――そこで、事態が急変する事となる。
突如、豪鬼が動きを止めて頭に手をやり、目を見開いて、声を荒げたのだ。
「……うそ、だろう……!? おい、愚母、冗談だって……冗談だって言ってくれ……!」
何事だ、と。アルハットが口を開こうとした、次の瞬間。
アルハットとカルファスの身体に与えられていた重力操作が無くなり、急に感じる浮遊感を抑え込みながら、何とか身体を起こす。
「……悪い、カルファス。お前との決着……当分、先になる」
「はぁ、はぁ……なんで? 私、ここまで貴方と殺し合ってるんだよ? なんで私が我慢しないといけないの……?」
「暗鬼が、死んだ……シドニアに……殺された」
シドニアが、暗鬼を倒した。
そう言葉にした豪鬼は――涙を、ボロボロと流していたのだ。
「泣いてるの?」
「……ああ、コレが、涙か……うん、人間が何回か……泣いてる所は、見た事あるけど……悪くない」
「貴方達災いには、感情がある……でも、家族の情とか、そういうのは……無いんだと、思ってた」
「無い奴も、いるよ。……でも、そういう奴は……感情を理解しようと、しない奴だ……オレは……人間と同じ、感情を持てて……少し嬉しい」
優し気に、しかし不器用な微笑みと共に、涙を拭った豪鬼に――カルファスはそれ以上、彼へ攻撃を繰り出す勇気はなかった。
「行きなさい」
「うん……ごめんな、カルファス。俺を殺したいだろうに」
「いいよ。でも前にも言ったよね。私、やられたらやり返す派だから、今度は私が豪鬼くんをボコボコにする」
「楽しみにはしないけど……でも、ああ。約束しようか」
じゃあ、と軽い挨拶の後、身体を拡散させてどこかへと消えていく豪鬼の姿を見届けたカルファスは、アルハットの身体に付く土埃等を払いながら「大丈夫?」とだけ聞いた。
「え……ええ。ですが姉さま、豪鬼を放って、良かったのですか?」
「私たちも早く収容施設にでも行って、皆がどうなったかちゃんと確認しないと困るからね」
思う所があったと、決してカルファスは言わない。
霊子端末を取り出し、収容施設へと移動しようとするカルファスだったが――そこで、アルハットがマリルリンデから渡されていた資料が地面に落ちている事を知り、それを手に取る。
「これって、マリルリンデが見ておけって言ってたやつ?」
「はい……特定の質問をしなかったので、この資料で何が分かるのかは言っていませんでしたが」
「四年前の、一月十八日を見ろ……って言ってたよね?」
渡されていた資料は『広報検閲済み回収資料』であり、カルファス曰くデマやフェイクニュースを流そうとしていた広報企業の検閲した記事を回収したもので、信憑性は高くないと考えつつも――そこでアルハットとカルファスは、一度霊子移動する前に、その記事へと目を通す。
四年前、一月十八日に回収された検閲済み資料は、一つだけ。
――『シドニア領警兵隊によるガルラ鍛冶場の刀匠殺害について』という記事である。
『一月十八日、ミルガス警兵部隊所属のワズル・ターラによって、ガルラ鍛冶場の刀匠・ガルラが殺害されるという事件が発生した。ワズル容疑者は容疑を否認している』
内容は、これだけ。
「……警兵隊員による、ガルラさん殺害に、ついて……!?」
「いや……シドちゃんが検閲済み回収資料として扱ってる記事だから、多分この警兵隊員がガルラさんを殺した事自体……もしくはどこかがデマなんだと思う。
でも、ガルラさんが何らかの形で、四年前の一月十八日に、殺されてるって事は……分かるね」
確かに、知りたかった事の答えではある。
ガルラというリンナの父が、既に亡くなっていた事自体は知っていたが、それが病死だったのか、それとも事故だったのかどうなのか――そうした事実は確かに知りたかった事ではあるが、しかし肝心の「どうして殺されたのか」、「殺された事に意味があるのか」という疑問の答えには、未だ繋がらない。
「……ねぇ、ヤエさん! この辺にいるの!?」
「いないと言ったらどうするー?」
「いるんじゃんっ!」
声を上げたカルファスに返事をする神さま――菊谷ヤエは、屋敷の半分以上が倒壊したシドニア皇居の屋根に尻を乗せながら、その口に煙草を咥えていた。
そうして見つかった事で落ちてきた彼女が、ゆっくりとカルファスとアルハットに向けて歩き出し、煙草を踏み潰す。
「色々事態が大きく動いたからな。私も動かねばならなかった」
「それより、ヤエさんにガルラさんの事で、幾つか聞きたい事があるの。リンナちゃんに聞いていいのか、分かんないし」
「ふむん。私も答えたいのはヤマヤマだが、今ここで答えるには少し、キャストが足りないと思わないか?
それに、私がここに来たのは説明の為じゃない。お前たちを早くシドニアとイルメールの所に向かわせたかったからだ」
「シドちゃんと、イル姉さまの所?」
「シドニアもそれなりに重症だし、イルメールは一刻も早くカルファスがいかないと死ぬぞ? 尋常じゃない出血量だ。何故生きてるか分からん程に。同じ血液型のお前が移植と治療をしてやらないと、多分あと三十分も持たん」
イルメールが死ぬ。それは、彼女の事をずっと近くで見て来たカルファスとアルハットには、冗談にしか聞こえない事であったが――しかし、ヤエの表情は嘘と言うには、あまりに真剣だった。
「何か、必要な治療はある?」
「腕を切り裂かれてる、再生は無理だから義腕でも付けてやれ。出血多量は子機のカルファスを一体潰して血液移植してやれば事足りる。他にも多くの打撲・切り傷・骨折があるが、この辺はアイツの野生パワーでその内回復するだろう」
「分かった。アルちゃん、急いで帰ろう。……その資料、リンナちゃんに見られないようにね?」
「はいっ」
霊子端末を操作し、二人で転移していく姿を見届けたヤエは、深く息を吐き出した。
「……まさか、本当にここまで私の能力が使い物にならんとは思わなかったな。影響も、誤差もあり過ぎる」
一人で呟いた言葉に、返答はない。
だが彼女は、背後に何か居るかのように視線を向け、まぶたを僅かに潜めながら「分かっている」と、返答めいた言葉を放つ。
「……そうだな。私は元々この世界における神霊と同化した存在ではない。地球におけるルールと秩序を守る為の神霊【コスモス】と同化した、地球の人間であり、地球の神さまだ。
本来はこの世界における過去・現在・未来の事象を観測する能力だって無い筈なのに……それを紛いなりにも見れてしまっている」
会話のような独り言は止まらない。
だがやがて、彼女が煙草の箱を取り出しながら「何?」と僅かに声を上ずらせた。
「……【源の泉】へアイツらを連れてけ? お前、あんな所にカルファスをやってみろ、絶対にヒャッハー化するぞ? 私、正直アイツのヒャッハー苦手なんだよなぁ。その内神さまさえ殺せる魔術生み出しそうで。
ああ、分かった分かった。イルメールを救う為には、アイツのヒャッハーを利用するしかないもんな。
……それにまぁ、クアンタの強化にも繋がる。お前の意見を受け取る事にするよ」
独り言はそこで終わった。
ヤエはパチンと指を鳴らすと、その身体をどこかへ転移させ、消えていくが――その前に彼女は、手を振った。
――手を振った先には、誰もいない筈なのに。
通常より十倍の重力操作を与えられているアルハットが地面に伏せながら、霊子端末を強引に操作し、リンナへと連絡をしてから、それなりに時間は経過している。
姉――カルファスは、汗をダクダクと流しながら息を荒げ、重い身体を何とか動かしながら、暗鬼へと何度も殴りかかっている。
彼女が動けているのは、彼女が対豪鬼用に苦肉の策として構築していた、重力操作の魔術故だ。
豪鬼の重力操作は、計二十倍率の重力を任意で操作するという利便性が高いもので、例えば十人に二倍の重力を与え続ける事も出来るし、今アルハットとカルファスへ行うように、十倍率ずつの重力操作を行って、常人であれば身動きが取れない、内臓などに影響を及ぼす可能性すらある重力操作も可能である。
だがカルファスは「体感で自分に与えられている重力操作の倍率を知り、その倍率分だけ自身へ反する重力操作を行う事で相殺する」という荒業を以て解決したのだ。
その分、マナの消費量は凄まじく、既に大魔術数回分に及ぶマナを消費し、彼女の体力的にも限界が訪れる寸前であったと言っても良い。
それは暗鬼も同じだったのか、彼も随分と余裕のない表情で、カルファスの動かす腕や足の動きを見切り、躱し、反撃を打ち込みながら、都度アルハットとカルファスに与えている重力操作の数値を変更してきた。
アルハットに九倍率の重力操作を、カルファスに十一倍率の重力操作を与えると、カルファスが自身に付与している反する重力操作値の方が高くなり、彼女の肉体制御が上手く行かなくなるタイミングを見計らい、何度もそのボディに攻撃を入れ込んでいく。
重力操作は彼の体力でも奪うのか、彼は重力操作を行う度に目を細め、僅かに身体の動きを遅くさせる。
だからこそ、互いに相手へ攻め切る事が出来ていないのだ。
「しつ……こい……ッ!」
「こっちの……セリフ……!」
せめて私が動ければ、と歯がゆい気持ちになるアルハットだったが――そこで、事態が急変する事となる。
突如、豪鬼が動きを止めて頭に手をやり、目を見開いて、声を荒げたのだ。
「……うそ、だろう……!? おい、愚母、冗談だって……冗談だって言ってくれ……!」
何事だ、と。アルハットが口を開こうとした、次の瞬間。
アルハットとカルファスの身体に与えられていた重力操作が無くなり、急に感じる浮遊感を抑え込みながら、何とか身体を起こす。
「……悪い、カルファス。お前との決着……当分、先になる」
「はぁ、はぁ……なんで? 私、ここまで貴方と殺し合ってるんだよ? なんで私が我慢しないといけないの……?」
「暗鬼が、死んだ……シドニアに……殺された」
シドニアが、暗鬼を倒した。
そう言葉にした豪鬼は――涙を、ボロボロと流していたのだ。
「泣いてるの?」
「……ああ、コレが、涙か……うん、人間が何回か……泣いてる所は、見た事あるけど……悪くない」
「貴方達災いには、感情がある……でも、家族の情とか、そういうのは……無いんだと、思ってた」
「無い奴も、いるよ。……でも、そういう奴は……感情を理解しようと、しない奴だ……オレは……人間と同じ、感情を持てて……少し嬉しい」
優し気に、しかし不器用な微笑みと共に、涙を拭った豪鬼に――カルファスはそれ以上、彼へ攻撃を繰り出す勇気はなかった。
「行きなさい」
「うん……ごめんな、カルファス。俺を殺したいだろうに」
「いいよ。でも前にも言ったよね。私、やられたらやり返す派だから、今度は私が豪鬼くんをボコボコにする」
「楽しみにはしないけど……でも、ああ。約束しようか」
じゃあ、と軽い挨拶の後、身体を拡散させてどこかへと消えていく豪鬼の姿を見届けたカルファスは、アルハットの身体に付く土埃等を払いながら「大丈夫?」とだけ聞いた。
「え……ええ。ですが姉さま、豪鬼を放って、良かったのですか?」
「私たちも早く収容施設にでも行って、皆がどうなったかちゃんと確認しないと困るからね」
思う所があったと、決してカルファスは言わない。
霊子端末を取り出し、収容施設へと移動しようとするカルファスだったが――そこで、アルハットがマリルリンデから渡されていた資料が地面に落ちている事を知り、それを手に取る。
「これって、マリルリンデが見ておけって言ってたやつ?」
「はい……特定の質問をしなかったので、この資料で何が分かるのかは言っていませんでしたが」
「四年前の、一月十八日を見ろ……って言ってたよね?」
渡されていた資料は『広報検閲済み回収資料』であり、カルファス曰くデマやフェイクニュースを流そうとしていた広報企業の検閲した記事を回収したもので、信憑性は高くないと考えつつも――そこでアルハットとカルファスは、一度霊子移動する前に、その記事へと目を通す。
四年前、一月十八日に回収された検閲済み資料は、一つだけ。
――『シドニア領警兵隊によるガルラ鍛冶場の刀匠殺害について』という記事である。
『一月十八日、ミルガス警兵部隊所属のワズル・ターラによって、ガルラ鍛冶場の刀匠・ガルラが殺害されるという事件が発生した。ワズル容疑者は容疑を否認している』
内容は、これだけ。
「……警兵隊員による、ガルラさん殺害に、ついて……!?」
「いや……シドちゃんが検閲済み回収資料として扱ってる記事だから、多分この警兵隊員がガルラさんを殺した事自体……もしくはどこかがデマなんだと思う。
でも、ガルラさんが何らかの形で、四年前の一月十八日に、殺されてるって事は……分かるね」
確かに、知りたかった事の答えではある。
ガルラというリンナの父が、既に亡くなっていた事自体は知っていたが、それが病死だったのか、それとも事故だったのかどうなのか――そうした事実は確かに知りたかった事ではあるが、しかし肝心の「どうして殺されたのか」、「殺された事に意味があるのか」という疑問の答えには、未だ繋がらない。
「……ねぇ、ヤエさん! この辺にいるの!?」
「いないと言ったらどうするー?」
「いるんじゃんっ!」
声を上げたカルファスに返事をする神さま――菊谷ヤエは、屋敷の半分以上が倒壊したシドニア皇居の屋根に尻を乗せながら、その口に煙草を咥えていた。
そうして見つかった事で落ちてきた彼女が、ゆっくりとカルファスとアルハットに向けて歩き出し、煙草を踏み潰す。
「色々事態が大きく動いたからな。私も動かねばならなかった」
「それより、ヤエさんにガルラさんの事で、幾つか聞きたい事があるの。リンナちゃんに聞いていいのか、分かんないし」
「ふむん。私も答えたいのはヤマヤマだが、今ここで答えるには少し、キャストが足りないと思わないか?
それに、私がここに来たのは説明の為じゃない。お前たちを早くシドニアとイルメールの所に向かわせたかったからだ」
「シドちゃんと、イル姉さまの所?」
「シドニアもそれなりに重症だし、イルメールは一刻も早くカルファスがいかないと死ぬぞ? 尋常じゃない出血量だ。何故生きてるか分からん程に。同じ血液型のお前が移植と治療をしてやらないと、多分あと三十分も持たん」
イルメールが死ぬ。それは、彼女の事をずっと近くで見て来たカルファスとアルハットには、冗談にしか聞こえない事であったが――しかし、ヤエの表情は嘘と言うには、あまりに真剣だった。
「何か、必要な治療はある?」
「腕を切り裂かれてる、再生は無理だから義腕でも付けてやれ。出血多量は子機のカルファスを一体潰して血液移植してやれば事足りる。他にも多くの打撲・切り傷・骨折があるが、この辺はアイツの野生パワーでその内回復するだろう」
「分かった。アルちゃん、急いで帰ろう。……その資料、リンナちゃんに見られないようにね?」
「はいっ」
霊子端末を操作し、二人で転移していく姿を見届けたヤエは、深く息を吐き出した。
「……まさか、本当にここまで私の能力が使い物にならんとは思わなかったな。影響も、誤差もあり過ぎる」
一人で呟いた言葉に、返答はない。
だが彼女は、背後に何か居るかのように視線を向け、まぶたを僅かに潜めながら「分かっている」と、返答めいた言葉を放つ。
「……そうだな。私は元々この世界における神霊と同化した存在ではない。地球におけるルールと秩序を守る為の神霊【コスモス】と同化した、地球の人間であり、地球の神さまだ。
本来はこの世界における過去・現在・未来の事象を観測する能力だって無い筈なのに……それを紛いなりにも見れてしまっている」
会話のような独り言は止まらない。
だがやがて、彼女が煙草の箱を取り出しながら「何?」と僅かに声を上ずらせた。
「……【源の泉】へアイツらを連れてけ? お前、あんな所にカルファスをやってみろ、絶対にヒャッハー化するぞ? 私、正直アイツのヒャッハー苦手なんだよなぁ。その内神さまさえ殺せる魔術生み出しそうで。
ああ、分かった分かった。イルメールを救う為には、アイツのヒャッハーを利用するしかないもんな。
……それにまぁ、クアンタの強化にも繋がる。お前の意見を受け取る事にするよ」
独り言はそこで終わった。
ヤエはパチンと指を鳴らすと、その身体をどこかへ転移させ、消えていくが――その前に彼女は、手を振った。
――手を振った先には、誰もいない筈なのに。
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