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第二十二章
力の有無-07
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シドニアの自室にはサーニスの淹れた紅茶を飲む彼の姿があった。
既に日も落ちて長く時が経ち、淹れた紅茶も何杯目か。
しかしサーニスは、そうしてシドニアが安寧の時を迎えられたことを喜ばしく思いながら、おかわりを注いだ。
「サーニス。少し、話をしよう」
「話、でございますか」
「ああ。主人と従者としてではなく、友人として」
かけてくれ、と。対面の席を手で示された事により、サーニスは軽く頭を下げながら、ソファに腰かける。
「君にはこれまで、散々迷惑をかけて来た。至らぬ主人であったと思う」
「いえ。自分はシドニア様の従者で居られて、幸せでございます。これまでも、そしてこれからも、この想いは変わりません」
「そうか。ありがとう」
シドニアは、随分と素直に笑うようになった。
以前のシドニアは、笑みを浮かべてもどこか含みがあるような気がしていた。
為政者とは、象徴とはそうあるべきなのだろうと、ずっとサーニスは考えて来た。
シドニアはそれで良いのだと。シドニアはそうして戦う事が使命なのだと。それを支える事が自分の仕事なのだと。
けれど――そうではなかった。
シドニアはただ、追い詰められていただけだったんだ。
母を、父を、そしてあらゆる弱者を切り捨てて来た彼は、精神を追い詰められていただけだったんだ。
そうした彼を変えてくれたのは――不服な事に、サーニスではなかった。
クアンタだ。
彼女が現れて、様々な状況を打破してくれた。
彼女が居なければ出来なかった事では無いかもしれない。
ほんの少しのキッカケだったかもしれない けれど、そうしたキッカケをくれたクアンタに――サーニスは、感謝をせねばならない。
「シドニア様、自分はこれから、無礼な事を言うかもしれません」
「構わない。友人として話そうと言っただろう?」
「では……シドニア様は、クアンタと出会う事で、変わったのではないかと、自分は考えております」
「はは。そうだね。クアンタと出会わなかったら、どうなっていたかも分からない。五災刃との戦いにおいて私達も、アメリアだけじゃなく、もっと多くの犠牲を払っていたかもしれない」
「自分は最初、あの娘は気にくわないと考えておりました。……ですが今は、自分たちが心の拠り所として彼女を置いていて、かけがえのない存在になっているようにも思えます」
サーニスの言葉を聞いていて、シドニアは随分サーニスも、本音を語るようになったものだと感じる。
「クアンタは、人類がいずれフォーリナーという脅威に晒されるようになった時、カウンターとして用意された存在であると聞いています。しかし、そうでなくとも彼女は我々人類を守り、導いてくれる……救世主であるように感じるのです」
「その救世主と共に戦う事が出来る今は、とても光栄な事かな?」
「いいえ。我々人類は、何時までもクアンタと言う救世主の存在だけに頼ってはいけないのです。……いずれ来るフォーリナーとの戦い、今この世で生きる自分たちは、その未来を生きていないかもしれません」
いずれ来るかもしれないフォーリナーの襲来。
それが遠い未来である時――クアンタ以外に生きている者がいるかどうか。
もしかしたら根源化の紛い物に到達したカルファスは、生きているかもしれない。
二人は詳しく知らないが、泉の力を取り込んだアルハットなら、生きているかもしれない。
けれどそうした不確定要素を抜きにして――シドニアや他の皇族達が、作っていかなければならない、未来とは何だろう。
「難しいかもしれません。ですが我々人類は、受けた恩を返し、互いに助け合っていくと言う、当たり前の善性を以て行動する事が出来る存在であると、自分は信じたいのです」
「かつて姫巫女を迫害し続けた皇族の罪を、少しずつでも贖罪し、未来に向けて歩んでいけば……クアンタというカウンターだけでなく、人類が人類を、そして人類がクアンタと言う存在を守る為に戦う事が出来ると、君は言いたいんだな」
「はい。どうか未来で、クアンタだけが戦わなくてもいい、そんな世界を作り上げたい。――自分たちは彼女に、それだけの事をして貰った。助けて貰った。ならば、今度は未来で彼女を助ける役目を、自分たち人類が担いたい。担っていかねばならないと思うのです」
その場合、今後はこの世界で姫巫女という存在であったり、カルファスの様な強大な力を持つ者たちを、国を挙げて教育していく必要も出てこよう。
反発も、過去への追及も発生するかもしれない。もしかしたら災いという存在の公表もしなければならなくなるかもしれない。
色々と問題が起こるだろう。だがそれでも、サーニスは人類がそうなって欲しいと、理想を口にした。
人の善性を。人の優しい願いを。
ならば、シドニアはそれを叶えなければならない立場にある。
「……そうだね。私が生きて帰れるような事があれば、君の意見を頂戴し、そんな世界を作ると約束しよう」
「そんな、縁起でもない事を言わないで下さい」
「言わせてくれ。……何せ明日、僕はマリルリンデを、刺し違えてでも倒すつもりだからね。皇族としてや、この世界を守る為でなく……母さんの息子として」
シドニアの言葉には、そして瞳には、覚悟を感じられた。
サーニスは息を呑みながら、シドニアの放つ言葉を聞き続ける。
「奴の最終的な目的、人類に抱く想いなど、理解できない事は多い。だが、その根幹には、僕とリンナの母である、ルワンという存在があるとしか思えない」
そして、そんなマリルリンデと共に戦うガルラという存在は、恐らくリンナが戦おうとするだろう。
否、必ずそうである。
そしてシドニアも、サーニスも、そしてクアンタも――リンナがもし敵うとしたら、それはガルラという存在しか有り得ないと考えている。
リンナの技能では、愚母という強大な能力を前に戦えない。
リンナの技能では、マリルリンデという経験を積んだフォーリナーには敵わない。
だが、ガルラは違う。
ガルラは確かに、かつて災いと戦った者としての技量は持ち得るし、神霊と同化した存在であり、死する事の出来ない肉体を持つ。
しかし、実際の実力としてはそう高いわけではない。
そしてリンナは今や、クアンタとサーニスに教えを乞い、十分に彼へ勝利出来るだけの実力を持つ。
「母が残した結果は、その子供である僕と、リンナで決着を付けるべきだと思う。だから、もし僕が死ぬ事になっても……僕とマリルリンデの戦いに、決して手を出さないでくれ」
「……それが、シドニア様の、望みならば」
途切れ途切れの言葉。
それは従者である自身と、男である自身の存在が、彼の望みを肯定も、否定もしているからである。
従者としてのサーニスは、シドニアの願いに否を突き付けねばならない。
シドニアは皇族であり、死してはならない存在だ。
彼が死ぬ事は、レアルタ皇国全土に多大な影響を及ぼす。
それも、アメリアの安否が分からぬ現在の状況では、仮にシドニア以外の者が全員生き残ったとしても、レアルタ皇国という国を維持できるかどうか。
シドニアは時に自分の存在を過小評価するが、彼にはそれだけの影響力があると、従者であるからこそ、サーニスは知っている。
だが……一人の男としては、シドニアの決意、シドニアの想いは、尊重したい。
特にシドニアは、長く自分の意思を見せず、ただ民の為に戦ってきた男だ。
たった一度、たった一人の母の為に、たった一人の母が残した結果との決着を付ける事が出来ないのは、あまりに彼の人生は過酷すぎる。
きっとマリルリンデも――そうしてシドニアと戦う事を望む筈だ。
「問題は、マリルリンデとガルラ以外の、五災刃だ」
「暗鬼と餓鬼は既に敵の手に無く、現在残る五災刃は、愚母、豪鬼、斬鬼の三体……ですね」
「先に突入しているイルメールが、既に全員倒している可能性はどうかな?」
「流石にそれは、希望的観測の域を出ませんね」
「冗談だ」
クククと笑うシドニアとサーニス。
何だかそうして、共に笑い合う時間を共有できている事が、互いに喜ばしいと思えた。
「しかし冗談ばかりではないぞ。イルメールならば、愚母はともかく豪鬼と斬鬼は倒し得るのではないかな?」
「それは否定しません。ですが――豪鬼は恐らく、イルメール様と対抗できる力を持ち得ます」
「ほう。私は豪鬼との戦闘経験もあるし、奴の重力操作が面倒極まりないモノと理解はしているが、しかしイルメールも君も、奴の重力操作が与える影響には平気そうだったではないか」
「いえ、平気ではありません。相当の圧力がかかります。そして、奴は以前イルメール様と相対した時、イルメール様の力を振るうタイミングなどを計算し、重力操作の強弱を使い分けていました。……対イルメール様、という点では、豪鬼より相応しい敵はいないやもしれません」
ここで言うサーニスの『以前』は、恐らくアメリアが餓鬼によって行方不明にされた時の事だろう。最終的に餓鬼を助けた豪鬼は、イルメールを退けるまで至ったと聞いている。
「ならば、豪鬼はイルメールに任せよう」
「残る愚母は、ヘンシンしたクアンタでしか倒す事は不可能でしょう。斬鬼は、自分とワネットが打ち取ります」
「よし――苦しい戦いにはなりそうだが、決して勝てぬ戦では無い、というわけだな」
そうまとめたシドニアは、少し冷めてしまった紅茶を口に含んだ後、立ち上がって、空を見上げる。
深い夜を照らす星々の輝きを、シドニアは――そしてサーニスは、ただ静かに眺め続ける。
決戦を控えた夜を、そうしてただ静かに過ごす事も、決して悪くはないのだろう。
既に日も落ちて長く時が経ち、淹れた紅茶も何杯目か。
しかしサーニスは、そうしてシドニアが安寧の時を迎えられたことを喜ばしく思いながら、おかわりを注いだ。
「サーニス。少し、話をしよう」
「話、でございますか」
「ああ。主人と従者としてではなく、友人として」
かけてくれ、と。対面の席を手で示された事により、サーニスは軽く頭を下げながら、ソファに腰かける。
「君にはこれまで、散々迷惑をかけて来た。至らぬ主人であったと思う」
「いえ。自分はシドニア様の従者で居られて、幸せでございます。これまでも、そしてこれからも、この想いは変わりません」
「そうか。ありがとう」
シドニアは、随分と素直に笑うようになった。
以前のシドニアは、笑みを浮かべてもどこか含みがあるような気がしていた。
為政者とは、象徴とはそうあるべきなのだろうと、ずっとサーニスは考えて来た。
シドニアはそれで良いのだと。シドニアはそうして戦う事が使命なのだと。それを支える事が自分の仕事なのだと。
けれど――そうではなかった。
シドニアはただ、追い詰められていただけだったんだ。
母を、父を、そしてあらゆる弱者を切り捨てて来た彼は、精神を追い詰められていただけだったんだ。
そうした彼を変えてくれたのは――不服な事に、サーニスではなかった。
クアンタだ。
彼女が現れて、様々な状況を打破してくれた。
彼女が居なければ出来なかった事では無いかもしれない。
ほんの少しのキッカケだったかもしれない けれど、そうしたキッカケをくれたクアンタに――サーニスは、感謝をせねばならない。
「シドニア様、自分はこれから、無礼な事を言うかもしれません」
「構わない。友人として話そうと言っただろう?」
「では……シドニア様は、クアンタと出会う事で、変わったのではないかと、自分は考えております」
「はは。そうだね。クアンタと出会わなかったら、どうなっていたかも分からない。五災刃との戦いにおいて私達も、アメリアだけじゃなく、もっと多くの犠牲を払っていたかもしれない」
「自分は最初、あの娘は気にくわないと考えておりました。……ですが今は、自分たちが心の拠り所として彼女を置いていて、かけがえのない存在になっているようにも思えます」
サーニスの言葉を聞いていて、シドニアは随分サーニスも、本音を語るようになったものだと感じる。
「クアンタは、人類がいずれフォーリナーという脅威に晒されるようになった時、カウンターとして用意された存在であると聞いています。しかし、そうでなくとも彼女は我々人類を守り、導いてくれる……救世主であるように感じるのです」
「その救世主と共に戦う事が出来る今は、とても光栄な事かな?」
「いいえ。我々人類は、何時までもクアンタと言う救世主の存在だけに頼ってはいけないのです。……いずれ来るフォーリナーとの戦い、今この世で生きる自分たちは、その未来を生きていないかもしれません」
いずれ来るかもしれないフォーリナーの襲来。
それが遠い未来である時――クアンタ以外に生きている者がいるかどうか。
もしかしたら根源化の紛い物に到達したカルファスは、生きているかもしれない。
二人は詳しく知らないが、泉の力を取り込んだアルハットなら、生きているかもしれない。
けれどそうした不確定要素を抜きにして――シドニアや他の皇族達が、作っていかなければならない、未来とは何だろう。
「難しいかもしれません。ですが我々人類は、受けた恩を返し、互いに助け合っていくと言う、当たり前の善性を以て行動する事が出来る存在であると、自分は信じたいのです」
「かつて姫巫女を迫害し続けた皇族の罪を、少しずつでも贖罪し、未来に向けて歩んでいけば……クアンタというカウンターだけでなく、人類が人類を、そして人類がクアンタと言う存在を守る為に戦う事が出来ると、君は言いたいんだな」
「はい。どうか未来で、クアンタだけが戦わなくてもいい、そんな世界を作り上げたい。――自分たちは彼女に、それだけの事をして貰った。助けて貰った。ならば、今度は未来で彼女を助ける役目を、自分たち人類が担いたい。担っていかねばならないと思うのです」
その場合、今後はこの世界で姫巫女という存在であったり、カルファスの様な強大な力を持つ者たちを、国を挙げて教育していく必要も出てこよう。
反発も、過去への追及も発生するかもしれない。もしかしたら災いという存在の公表もしなければならなくなるかもしれない。
色々と問題が起こるだろう。だがそれでも、サーニスは人類がそうなって欲しいと、理想を口にした。
人の善性を。人の優しい願いを。
ならば、シドニアはそれを叶えなければならない立場にある。
「……そうだね。私が生きて帰れるような事があれば、君の意見を頂戴し、そんな世界を作ると約束しよう」
「そんな、縁起でもない事を言わないで下さい」
「言わせてくれ。……何せ明日、僕はマリルリンデを、刺し違えてでも倒すつもりだからね。皇族としてや、この世界を守る為でなく……母さんの息子として」
シドニアの言葉には、そして瞳には、覚悟を感じられた。
サーニスは息を呑みながら、シドニアの放つ言葉を聞き続ける。
「奴の最終的な目的、人類に抱く想いなど、理解できない事は多い。だが、その根幹には、僕とリンナの母である、ルワンという存在があるとしか思えない」
そして、そんなマリルリンデと共に戦うガルラという存在は、恐らくリンナが戦おうとするだろう。
否、必ずそうである。
そしてシドニアも、サーニスも、そしてクアンタも――リンナがもし敵うとしたら、それはガルラという存在しか有り得ないと考えている。
リンナの技能では、愚母という強大な能力を前に戦えない。
リンナの技能では、マリルリンデという経験を積んだフォーリナーには敵わない。
だが、ガルラは違う。
ガルラは確かに、かつて災いと戦った者としての技量は持ち得るし、神霊と同化した存在であり、死する事の出来ない肉体を持つ。
しかし、実際の実力としてはそう高いわけではない。
そしてリンナは今や、クアンタとサーニスに教えを乞い、十分に彼へ勝利出来るだけの実力を持つ。
「母が残した結果は、その子供である僕と、リンナで決着を付けるべきだと思う。だから、もし僕が死ぬ事になっても……僕とマリルリンデの戦いに、決して手を出さないでくれ」
「……それが、シドニア様の、望みならば」
途切れ途切れの言葉。
それは従者である自身と、男である自身の存在が、彼の望みを肯定も、否定もしているからである。
従者としてのサーニスは、シドニアの願いに否を突き付けねばならない。
シドニアは皇族であり、死してはならない存在だ。
彼が死ぬ事は、レアルタ皇国全土に多大な影響を及ぼす。
それも、アメリアの安否が分からぬ現在の状況では、仮にシドニア以外の者が全員生き残ったとしても、レアルタ皇国という国を維持できるかどうか。
シドニアは時に自分の存在を過小評価するが、彼にはそれだけの影響力があると、従者であるからこそ、サーニスは知っている。
だが……一人の男としては、シドニアの決意、シドニアの想いは、尊重したい。
特にシドニアは、長く自分の意思を見せず、ただ民の為に戦ってきた男だ。
たった一度、たった一人の母の為に、たった一人の母が残した結果との決着を付ける事が出来ないのは、あまりに彼の人生は過酷すぎる。
きっとマリルリンデも――そうしてシドニアと戦う事を望む筈だ。
「問題は、マリルリンデとガルラ以外の、五災刃だ」
「暗鬼と餓鬼は既に敵の手に無く、現在残る五災刃は、愚母、豪鬼、斬鬼の三体……ですね」
「先に突入しているイルメールが、既に全員倒している可能性はどうかな?」
「流石にそれは、希望的観測の域を出ませんね」
「冗談だ」
クククと笑うシドニアとサーニス。
何だかそうして、共に笑い合う時間を共有できている事が、互いに喜ばしいと思えた。
「しかし冗談ばかりではないぞ。イルメールならば、愚母はともかく豪鬼と斬鬼は倒し得るのではないかな?」
「それは否定しません。ですが――豪鬼は恐らく、イルメール様と対抗できる力を持ち得ます」
「ほう。私は豪鬼との戦闘経験もあるし、奴の重力操作が面倒極まりないモノと理解はしているが、しかしイルメールも君も、奴の重力操作が与える影響には平気そうだったではないか」
「いえ、平気ではありません。相当の圧力がかかります。そして、奴は以前イルメール様と相対した時、イルメール様の力を振るうタイミングなどを計算し、重力操作の強弱を使い分けていました。……対イルメール様、という点では、豪鬼より相応しい敵はいないやもしれません」
ここで言うサーニスの『以前』は、恐らくアメリアが餓鬼によって行方不明にされた時の事だろう。最終的に餓鬼を助けた豪鬼は、イルメールを退けるまで至ったと聞いている。
「ならば、豪鬼はイルメールに任せよう」
「残る愚母は、ヘンシンしたクアンタでしか倒す事は不可能でしょう。斬鬼は、自分とワネットが打ち取ります」
「よし――苦しい戦いにはなりそうだが、決して勝てぬ戦では無い、というわけだな」
そうまとめたシドニアは、少し冷めてしまった紅茶を口に含んだ後、立ち上がって、空を見上げる。
深い夜を照らす星々の輝きを、シドニアは――そしてサーニスは、ただ静かに眺め続ける。
決戦を控えた夜を、そうしてただ静かに過ごす事も、決して悪くはないのだろう。
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