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第八章
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「第一砲、外しました!」
双眼鏡で海面に上がった白い水柱を確認した兵士は、振り返って上官の指示を仰いだ。
白髪頭の上官は皺だらけな顔を歪めて唸る。
「海岸の群集は無視だ! 島の中心を狙え。それだけ的が大きければ外すまい!」
自分が海岸を狙えと言ったくせに、と兵士は思ったが、はいっ! と返答をし、艦長命令を副艦長に伝えに部屋を走り出ていった。
「……何か大事でも?」
部屋の奥、羽敷きの腰掛けに座った男が可笑しげに訊いてきた。艦長は慌てて敬礼をし、めっそうも無いと首を振る。
「いいえ、何も!」
男はその答えに満足したのか、にこにこしながら口を噤んだ。が、その隣に座っていた女が代わりに口を開いた。
「これ。この船の揺れ。もう少し何とかなりませんの?」
不愉快そうに顔を顰め、華奢な扇で口元を覆ってみせる。
(自分から押し掛けて来たくせに船の揺れを何とかしろ? 何を言っているのだ!)
艦長は思ったが、先程の兵士同様に心の声を表に出すような愚かなことはしなかった。何せ目の前におわすのはこの国の王妃殿下なのだ。滅多な口などきけない。
「まあまあ、船は揺れるもの。暫しご辛抱を」
艦長の代わりに王妃を執り成したのは、彼女の隣に座っている男だった。しかし艦長は男に感謝の念を抱いたりはしなかった。
(この男、一体何者だ? どこかの田舎貴族か? それにしては王妃様の覚えはめでたいようだが……何にしてもろくな者ではなかろう。こうして私の船に、威張りくさって押しかけてくるような男なのだからな!)
そんな艦長の心情が伝染したかの如く、王妃は忌々しげに膝の上の書類の束を見下ろす。
「もう宣誓書は皆に書かせたのだから、私達は王都に戻ればよかったのです! それをギュンター、お前がっ!」
「そう目くじらを立てないで下さい。舟遊びだと思えば一興でしょう?」
やんごとなき方々の言葉に、艦長は言葉を無くした。
(そもそもこの戦からして面白くない。理由もよく分からんし、女王陛下の命で我々を集めたくせに肝心の陛下はお顔すら見せない。しかもそれを購うかのように、我々一人一人に宣誓書を書かせおる。一体、何なのだ!)
益々顔を皺だらけにした艦長の耳に、鈍い衝突音が聞こえて来た。何事かと目を窓の外に向けると、先行していた第一陣の船、二隻が横倒しになっていた。
突然の事に呆然として立ち尽くしていると、先程の伝令兵が部屋の中に駆け込んできた。
「艦長! 操舵室にお戻りください!」
請われるまでもなく、艦長は尊き人の客室から走り出た。
「な、何が起きたというのだ!」
ばたばたと靴を鳴らしながら兵士に聞くと、真っ青な顔色で弱卒が答えた。
「海が……海底が突然隆起したんです! 先行隊は船底を突き破られ、沈没しました」
「何という、何ということだ! 我々は一体、どのような魔物と戦っているというのだ!」
「艦長! このままでは我が艦も。いや、我がトルトファリア水軍艦隊は!」
恐慌状態に陥った伝令兵の言葉が終わる前に艦長は操舵室に飛び込み、右往左往しているクルー達に大声で怒鳴った。
「全艦止まれ! 止まるのだ!」
その伝令は速やかに船の群に行き渡り、三日月形の小さな美しい島を前に、無骨な戦船隊は青い海の上に立ち尽くした。
「それで艦長、ここから大砲を撃つのですか?」
隣に控えていた兵士がこわごわと口を開いた。しかし艦長はにべもなく否定する。
「ばかもの! そんなことが出来るか!」
「しかし射程距離は充分なのですし……」
「そんなことは分かっておる! 私が何年この船に乗っていると思っている?」
「ならば」
「貴様には分からんのか? 海底を隆起させることが出来るような者達に、大砲を撃つ? そんなものが何の役に立つというのだ!」
唾を飛ばさんばかりに怒鳴り散らす艦長の後頭部に、場違いな程のんびりした声が投げつけられた。
「分かっていないのは君の方だよ」
振り返ると、背後に王妃を従えたギュンター候が、温かい微笑みを浮かべて立っていた。
「何を臆している? このバーディスル侵攻は、君達がお仕えしているリディア女王陛下の御意志。例え相手が野蛮人でも、ましてや魔物であったとしても、変わらず果敢に闘うのが君達の務めではないのかい?」
「何を! 陛下の御意志、決定と声高に言うが、陛下ご自身が我々に命を下された訳ではない。この戦を仕掛けると言ったは貴殿だ!」
前々から抱いていた不満が、計り知れない力を持つ相手を前にした今、爆発した。
「そうだ! もしや陛下はこの戦を知らないのではないか? 貴殿が陛下の名を騙って我々を……そうだ、そう! それならば納得がいく! 騎士団が居ないのも、宣戦布告が辺境でなされたのも! 全ては陛下や臣、国民を騙すための目くらましだったのだ!」
顔を真っ赤にして言い切った艦長の姿を見、ギュンターの後ろに居た王妃が扇子で顔を覆い隠した。
堪えてはいたものの、くつくつと笑う声は操舵室の中によく響いた。ギュンターもそれを受け、一緒に肩を震わせ始める。
「何が可笑しい!」
「いや失礼。君の御高説、大変興味深く聞かせていただいた。しかしならば、ここに居られる先王妃殿下の存在はいかに説明する?」
「それは……」
「よもや妃殿下までも愚弄すまいな?」
「……」
「さあ、益体も無い戯言遊びはもうやめたまえ。ここに妃殿下がいることが、何より陛下の御意志の表れ。君は信じていないかもしれないが、ほら、ここに陛下直筆の書状もある。王家の印も。さぁ、これで何を疑う?」
確かに書状には水軍艦隊への出撃命令とリディアのサイン。そして確かな白鷹の紋章がある。
これらを詐称する人間は極刑をもって処罰されるため、艦長は信じるしかなかった。
苦虫を噛み潰した顔で睨む艦長に、ギュンターは変わらず微笑みながら言い放った。
「さあ艦長、あの小さな島国を速やかに制圧したまえ。今までの陛下の使者への無礼な言葉は聞かなかったことにするが、これからも改められないようだと問題だ。しかも敵を前にして臆病風に吹かれたとあってはトルトファリア水軍艦隊の名折れ。職を辞す覚悟はおありか?」
にこにこと笑いながら言われ、艦長は憤死寸前になる。しかし背後の華奢な扇が目を掠め、結局何も言えなくなった。
(クソ! これも雇われ軍人の定めか)
艦長は腹をくくった。
どこか捨て鉢にギュンターに笑い返してから、艦長は息を大きく吸った。
「全軍……」
しかして人生最後の出撃命令となるはずだった一声は、敢え無く弱卒の焦燥に満ちた声に阻まれた。
「艦長、大変です! 船が……民間のものと思われる船が一艘、我々の前に!」
馬鹿な、と窓にへばりつくと、隆起し海面に頭を出した海底の珊瑚を目指すように、軍船ではない不恰好な船がぷかぷか海に浮かんでいる。
「この非常時に、何を考えてこんな所に!」
よくぞ邪魔をしてくれた! と喜びたい気持ちと、馬鹿者! と怒鳴り散らしたい気持ちがごちゃ混ぜになり、艦長は訳の分からない興奮状態に陥ったまま甲板に飛び出した。そして甲板の縁に身を乗り出す。
見ると、民間の船の甲板にも二人ほどの人間が出て来た。手を振りながら何やら叫んでいる。
「何を言っているのだ?」
首を傾げていると、近くに居た兵士の一人が双眼鏡を差し出した。それを借り、レンズの向こうを覗き込む。
そこには海風に髪を乱し、必死の形相で何かを叫んでいる黒髪の少女の姿があった。
「あれは……」
即位の報は聞いたが、艦長は直接会ったことは無かった。だが、その少女が誰かはすぐに分かった。
白鷹の襟飾りが風を受け、さながら翼を広げるトルトファリアの守護鳥のように見える。
「女王陛下!」
双眼鏡で海面に上がった白い水柱を確認した兵士は、振り返って上官の指示を仰いだ。
白髪頭の上官は皺だらけな顔を歪めて唸る。
「海岸の群集は無視だ! 島の中心を狙え。それだけ的が大きければ外すまい!」
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「……何か大事でも?」
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「いいえ、何も!」
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「これ。この船の揺れ。もう少し何とかなりませんの?」
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(自分から押し掛けて来たくせに船の揺れを何とかしろ? 何を言っているのだ!)
艦長は思ったが、先程の兵士同様に心の声を表に出すような愚かなことはしなかった。何せ目の前におわすのはこの国の王妃殿下なのだ。滅多な口などきけない。
「まあまあ、船は揺れるもの。暫しご辛抱を」
艦長の代わりに王妃を執り成したのは、彼女の隣に座っている男だった。しかし艦長は男に感謝の念を抱いたりはしなかった。
(この男、一体何者だ? どこかの田舎貴族か? それにしては王妃様の覚えはめでたいようだが……何にしてもろくな者ではなかろう。こうして私の船に、威張りくさって押しかけてくるような男なのだからな!)
そんな艦長の心情が伝染したかの如く、王妃は忌々しげに膝の上の書類の束を見下ろす。
「もう宣誓書は皆に書かせたのだから、私達は王都に戻ればよかったのです! それをギュンター、お前がっ!」
「そう目くじらを立てないで下さい。舟遊びだと思えば一興でしょう?」
やんごとなき方々の言葉に、艦長は言葉を無くした。
(そもそもこの戦からして面白くない。理由もよく分からんし、女王陛下の命で我々を集めたくせに肝心の陛下はお顔すら見せない。しかもそれを購うかのように、我々一人一人に宣誓書を書かせおる。一体、何なのだ!)
益々顔を皺だらけにした艦長の耳に、鈍い衝突音が聞こえて来た。何事かと目を窓の外に向けると、先行していた第一陣の船、二隻が横倒しになっていた。
突然の事に呆然として立ち尽くしていると、先程の伝令兵が部屋の中に駆け込んできた。
「艦長! 操舵室にお戻りください!」
請われるまでもなく、艦長は尊き人の客室から走り出た。
「な、何が起きたというのだ!」
ばたばたと靴を鳴らしながら兵士に聞くと、真っ青な顔色で弱卒が答えた。
「海が……海底が突然隆起したんです! 先行隊は船底を突き破られ、沈没しました」
「何という、何ということだ! 我々は一体、どのような魔物と戦っているというのだ!」
「艦長! このままでは我が艦も。いや、我がトルトファリア水軍艦隊は!」
恐慌状態に陥った伝令兵の言葉が終わる前に艦長は操舵室に飛び込み、右往左往しているクルー達に大声で怒鳴った。
「全艦止まれ! 止まるのだ!」
その伝令は速やかに船の群に行き渡り、三日月形の小さな美しい島を前に、無骨な戦船隊は青い海の上に立ち尽くした。
「それで艦長、ここから大砲を撃つのですか?」
隣に控えていた兵士がこわごわと口を開いた。しかし艦長はにべもなく否定する。
「ばかもの! そんなことが出来るか!」
「しかし射程距離は充分なのですし……」
「そんなことは分かっておる! 私が何年この船に乗っていると思っている?」
「ならば」
「貴様には分からんのか? 海底を隆起させることが出来るような者達に、大砲を撃つ? そんなものが何の役に立つというのだ!」
唾を飛ばさんばかりに怒鳴り散らす艦長の後頭部に、場違いな程のんびりした声が投げつけられた。
「分かっていないのは君の方だよ」
振り返ると、背後に王妃を従えたギュンター候が、温かい微笑みを浮かべて立っていた。
「何を臆している? このバーディスル侵攻は、君達がお仕えしているリディア女王陛下の御意志。例え相手が野蛮人でも、ましてや魔物であったとしても、変わらず果敢に闘うのが君達の務めではないのかい?」
「何を! 陛下の御意志、決定と声高に言うが、陛下ご自身が我々に命を下された訳ではない。この戦を仕掛けると言ったは貴殿だ!」
前々から抱いていた不満が、計り知れない力を持つ相手を前にした今、爆発した。
「そうだ! もしや陛下はこの戦を知らないのではないか? 貴殿が陛下の名を騙って我々を……そうだ、そう! それならば納得がいく! 騎士団が居ないのも、宣戦布告が辺境でなされたのも! 全ては陛下や臣、国民を騙すための目くらましだったのだ!」
顔を真っ赤にして言い切った艦長の姿を見、ギュンターの後ろに居た王妃が扇子で顔を覆い隠した。
堪えてはいたものの、くつくつと笑う声は操舵室の中によく響いた。ギュンターもそれを受け、一緒に肩を震わせ始める。
「何が可笑しい!」
「いや失礼。君の御高説、大変興味深く聞かせていただいた。しかしならば、ここに居られる先王妃殿下の存在はいかに説明する?」
「それは……」
「よもや妃殿下までも愚弄すまいな?」
「……」
「さあ、益体も無い戯言遊びはもうやめたまえ。ここに妃殿下がいることが、何より陛下の御意志の表れ。君は信じていないかもしれないが、ほら、ここに陛下直筆の書状もある。王家の印も。さぁ、これで何を疑う?」
確かに書状には水軍艦隊への出撃命令とリディアのサイン。そして確かな白鷹の紋章がある。
これらを詐称する人間は極刑をもって処罰されるため、艦長は信じるしかなかった。
苦虫を噛み潰した顔で睨む艦長に、ギュンターは変わらず微笑みながら言い放った。
「さあ艦長、あの小さな島国を速やかに制圧したまえ。今までの陛下の使者への無礼な言葉は聞かなかったことにするが、これからも改められないようだと問題だ。しかも敵を前にして臆病風に吹かれたとあってはトルトファリア水軍艦隊の名折れ。職を辞す覚悟はおありか?」
にこにこと笑いながら言われ、艦長は憤死寸前になる。しかし背後の華奢な扇が目を掠め、結局何も言えなくなった。
(クソ! これも雇われ軍人の定めか)
艦長は腹をくくった。
どこか捨て鉢にギュンターに笑い返してから、艦長は息を大きく吸った。
「全軍……」
しかして人生最後の出撃命令となるはずだった一声は、敢え無く弱卒の焦燥に満ちた声に阻まれた。
「艦長、大変です! 船が……民間のものと思われる船が一艘、我々の前に!」
馬鹿な、と窓にへばりつくと、隆起し海面に頭を出した海底の珊瑚を目指すように、軍船ではない不恰好な船がぷかぷか海に浮かんでいる。
「この非常時に、何を考えてこんな所に!」
よくぞ邪魔をしてくれた! と喜びたい気持ちと、馬鹿者! と怒鳴り散らしたい気持ちがごちゃ混ぜになり、艦長は訳の分からない興奮状態に陥ったまま甲板に飛び出した。そして甲板の縁に身を乗り出す。
見ると、民間の船の甲板にも二人ほどの人間が出て来た。手を振りながら何やら叫んでいる。
「何を言っているのだ?」
首を傾げていると、近くに居た兵士の一人が双眼鏡を差し出した。それを借り、レンズの向こうを覗き込む。
そこには海風に髪を乱し、必死の形相で何かを叫んでいる黒髪の少女の姿があった。
「あれは……」
即位の報は聞いたが、艦長は直接会ったことは無かった。だが、その少女が誰かはすぐに分かった。
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