ネクラ男子なのにカオヨミで女子好感度がなぜか上がっていく件

itsumono

文字の大きさ
25 / 28

25

しおりを挟む
そして喫茶店で食事をしてから3日ほど経ったある日の放課後、生徒会室で僕と清水君が一次活動の書類を作成していた時田中さんが驚きの表情で部屋に飛び込んできた。




「いや~びっくり! やっぱり松君てすごいね~すごすぎ!」

「どうしたんだ、田中」



思わず、田中さんの表情を凝視する、田中さんって驚いたとき鼻の穴がピクピクするんだな。



田中さんは僕が鼻を見ているのを気付いたらしく、潤んだ眼を僕に向けてきた。



「松君、ひょっとして私の事見てたりしてたのかな?そうなら......嬉しいなかな......なんてね、へへ」



田中さんはまるで、南国の海岸の白い砂浜のような透き通った顔に頬を少しだけ赤らめている。表情からどんな事を考えているのかは分かります。乙女な田中さん女子としてめっちゃ可愛いなあ。アイドルいけるんじゃないの?でもその鼻の穴がピクピクするのを見てたのであって、そういう意味じゃないんですよね、でもそんな事言ったら.....激怒ルートに一直線ですね......

ここは、いらないことしゃべっても墓穴踏むだけからね、苦手だけど、微笑んでみるか。




「ぶほっ!」



僕がめちゃ苦手な笑顔をぎこちなく作ると、瞬時に180度ターンを決めて、顔を下に向けて、肩を震わせている清水がいる。あー分かっているよ、お前が心の中で爆笑しているのは。僕だってこんな事やりたかないんだよね。



「あ”っ清水何笑ってんだよ!もう」



「いや......なんでも、ところで、何かあったのか?」



「実はさこの前の玲奈の件、まつ君に提案してもらった方法で聞いてみたんだ。ちょっと私なりのアレンジをして。そしたら分かったよ彼女の男性恐怖症の原因が」



「へえ、すごいなやっぱり松君は助かるな」



「でね、今日は朝から授業中も含めて彼女と突っ切りで話してたんだけど、こんな事言ってたの」



 田中さんはさっきまで梶本と話していた事を思い浮かべながらゆっくりと話し出した。



***********************************************



「だけど、ここだけの話清水ってさあ、いろいろと噂あるじゃない? 何人にも告られたようだけど断ったりしているから、もし付き合ってからそれが分かったらちょっと困らない? 玲奈はどうして清水に興味あるのかなと思って」



「実は......清水君みたいに誠実そうな人なら、パパみたいに浮気しなさそうな人かなって、だってなんか爽やかそうなイケメンでしょ? 彼なら、怖くないの、っていうか中性っぽいかなってところが怖さを感じないの。でも彼ってどうなんだろ実際のところ? はなあは何か知っている? あたしの情報網にも入ってこないんだよね彼の事」



「いやあ~そこまで仲良くないからな~ただ生徒会で一緒に仕事してるメンバーだから、ははは」



***********************************************



「 おい! おまえだろう、その根も葉もない俺の噂を流しているのは!!」



 そう言って、田中の回想を強い口調で清水は止めた。

「まっまあ、経緯はどうであれようやく彼女の男性恐怖症の原因がわかったみたいで、よかったじゃない?」

 そう、僕は取り繕う。



「そうだよ!今日だって、学校前に寝ぼすけの玲奈を起こして、機嫌を直して高級店でモーニング一緒に食べてさんざん持ち上げてようやくここまで聞き出せたんだからね! お前のがせ噂なんて安いもんだろう!」




 田中さんは右のこめかみに少しだけ青筋を立てていた、色白だから血管が太くなると良く分るよねって僕もしょーもない事考えてるよな。



「はい、これ!」

 そう言うと、田中さんは向かいに座っている清水君に領収書の束を渡しながら椅子に座った。



 清水君は領収書の概算をすばやく計算し田中さんの方を睨んでいった。

「おい! あのね! 予算気にしなくても良いっていったのは今月の予算梶本の案件で全部使って良いって言った意味じゃないぞ! どうやったら3日で20万も使ってこれるんだよ、しかもエステとかライブの最前席とか、佐藤センセになんて説明したらいいんだ?」



「ええ!! 20万!」

 僕は言葉を失った。20万って僕が中学からコツコツ貯めている貯金の2倍じゃん! それを経った3日で使い切るってどう言う事だよ?
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!

オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。 ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。 学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。 当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。 同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。 ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。 そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。 まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。  その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。 こうしてジュリーとの同居が決まった。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

S級ハッカーの俺がSNSで炎上する完璧ヒロインを助けたら、俺にだけめちゃくちゃ甘えてくる秘密の関係になったんだが…

senko
恋愛
「一緒に、しよ?」完璧ヒロインが俺にだけベタ甘えしてくる。 地味高校生の俺は裏ではS級ハッカー。炎上するクラスの完璧ヒロインを救ったら、秘密のイチャラブ共闘関係が始まってしまった!リアルではただのモブなのに…。 クラスの隅でPCを触るだけが生きがいの陰キャプログラマー、黒瀬和人。 彼にとってクラスの中心で太陽のように笑う完璧ヒロイン・天野光は決して交わることのない別世界の住人だった。 しかしある日、和人は光を襲う匿名の「裏アカウント」を発見してしまう。 悪意に満ちた誹謗中傷で完璧な彼女がひとり涙を流していることを知り彼は決意する。 ――正体を隠したまま彼女を救い出す、と。 謎の天才ハッカー『null』として光に接触した和人。 ネットでは唯一頼れる相棒として彼女に甘えられる一方、現実では目も合わせられないただのクラスメイト。 この秘密の二重生活はもどかしくて、だけど最高に甘い。 陰キャ男子と完璧ヒロインの秘密の二重生活ラブコメ、ここに開幕!

処理中です...