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そして喫茶店で食事をしてから3日ほど経ったある日の放課後、生徒会室で僕と清水君が一次活動の書類を作成していた時田中さんが驚きの表情で部屋に飛び込んできた。
「いや~びっくり! やっぱり松君てすごいね~すごすぎ!」
「どうしたんだ、田中」
思わず、田中さんの表情を凝視する、田中さんって驚いたとき鼻の穴がピクピクするんだな。
田中さんは僕が鼻を見ているのを気付いたらしく、潤んだ眼を僕に向けてきた。
「松君、ひょっとして私の事見てたりしてたのかな?そうなら......嬉しいなかな......なんてね、へへ」
田中さんはまるで、南国の海岸の白い砂浜のような透き通った顔に頬を少しだけ赤らめている。表情からどんな事を考えているのかは分かります。乙女な田中さん女子としてめっちゃ可愛いなあ。アイドルいけるんじゃないの?でもその鼻の穴がピクピクするのを見てたのであって、そういう意味じゃないんですよね、でもそんな事言ったら.....激怒ルートに一直線ですね......
ここは、いらないことしゃべっても墓穴踏むだけからね、苦手だけど、微笑んでみるか。
「ぶほっ!」
僕がめちゃ苦手な笑顔をぎこちなく作ると、瞬時に180度ターンを決めて、顔を下に向けて、肩を震わせている清水がいる。あー分かっているよ、お前が心の中で爆笑しているのは。僕だってこんな事やりたかないんだよね。
「あ”っ清水何笑ってんだよ!もう」
「いや......なんでも、ところで、何かあったのか?」
「実はさこの前の玲奈の件、まつ君に提案してもらった方法で聞いてみたんだ。ちょっと私なりのアレンジをして。そしたら分かったよ彼女の男性恐怖症の原因が」
「へえ、すごいなやっぱり松君は助かるな」
「でね、今日は朝から授業中も含めて彼女と突っ切りで話してたんだけど、こんな事言ってたの」
田中さんはさっきまで梶本と話していた事を思い浮かべながらゆっくりと話し出した。
***********************************************
「だけど、ここだけの話清水ってさあ、いろいろと噂あるじゃない? 何人にも告られたようだけど断ったりしているから、もし付き合ってからそれが分かったらちょっと困らない? 玲奈はどうして清水に興味あるのかなと思って」
「実は......清水君みたいに誠実そうな人なら、パパみたいに浮気しなさそうな人かなって、だってなんか爽やかそうなイケメンでしょ? 彼なら、怖くないの、っていうか中性っぽいかなってところが怖さを感じないの。でも彼ってどうなんだろ実際のところ? はなあは何か知っている? あたしの情報網にも入ってこないんだよね彼の事」
「いやあ~そこまで仲良くないからな~ただ生徒会で一緒に仕事してるメンバーだから、ははは」
***********************************************
「 おい! おまえだろう、その根も葉もない俺の噂を流しているのは!!」
そう言って、田中の回想を強い口調で清水は止めた。
「まっまあ、経緯はどうであれようやく彼女の男性恐怖症の原因がわかったみたいで、よかったじゃない?」
そう、僕は取り繕う。
「そうだよ!今日だって、学校前に寝ぼすけの玲奈を起こして、機嫌を直して高級店でモーニング一緒に食べてさんざん持ち上げてようやくここまで聞き出せたんだからね! お前のがせ噂なんて安いもんだろう!」
田中さんは右のこめかみに少しだけ青筋を立てていた、色白だから血管が太くなると良く分るよねって僕もしょーもない事考えてるよな。
「はい、これ!」
そう言うと、田中さんは向かいに座っている清水君に領収書の束を渡しながら椅子に座った。
清水君は領収書の概算をすばやく計算し田中さんの方を睨んでいった。
「おい! あのね! 予算気にしなくても良いっていったのは今月の予算梶本の案件で全部使って良いって言った意味じゃないぞ! どうやったら3日で20万も使ってこれるんだよ、しかもエステとかライブの最前席とか、佐藤センセになんて説明したらいいんだ?」
「ええ!! 20万!」
僕は言葉を失った。20万って僕が中学からコツコツ貯めている貯金の2倍じゃん! それを経った3日で使い切るってどう言う事だよ?
「いや~びっくり! やっぱり松君てすごいね~すごすぎ!」
「どうしたんだ、田中」
思わず、田中さんの表情を凝視する、田中さんって驚いたとき鼻の穴がピクピクするんだな。
田中さんは僕が鼻を見ているのを気付いたらしく、潤んだ眼を僕に向けてきた。
「松君、ひょっとして私の事見てたりしてたのかな?そうなら......嬉しいなかな......なんてね、へへ」
田中さんはまるで、南国の海岸の白い砂浜のような透き通った顔に頬を少しだけ赤らめている。表情からどんな事を考えているのかは分かります。乙女な田中さん女子としてめっちゃ可愛いなあ。アイドルいけるんじゃないの?でもその鼻の穴がピクピクするのを見てたのであって、そういう意味じゃないんですよね、でもそんな事言ったら.....激怒ルートに一直線ですね......
ここは、いらないことしゃべっても墓穴踏むだけからね、苦手だけど、微笑んでみるか。
「ぶほっ!」
僕がめちゃ苦手な笑顔をぎこちなく作ると、瞬時に180度ターンを決めて、顔を下に向けて、肩を震わせている清水がいる。あー分かっているよ、お前が心の中で爆笑しているのは。僕だってこんな事やりたかないんだよね。
「あ”っ清水何笑ってんだよ!もう」
「いや......なんでも、ところで、何かあったのか?」
「実はさこの前の玲奈の件、まつ君に提案してもらった方法で聞いてみたんだ。ちょっと私なりのアレンジをして。そしたら分かったよ彼女の男性恐怖症の原因が」
「へえ、すごいなやっぱり松君は助かるな」
「でね、今日は朝から授業中も含めて彼女と突っ切りで話してたんだけど、こんな事言ってたの」
田中さんはさっきまで梶本と話していた事を思い浮かべながらゆっくりと話し出した。
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「だけど、ここだけの話清水ってさあ、いろいろと噂あるじゃない? 何人にも告られたようだけど断ったりしているから、もし付き合ってからそれが分かったらちょっと困らない? 玲奈はどうして清水に興味あるのかなと思って」
「実は......清水君みたいに誠実そうな人なら、パパみたいに浮気しなさそうな人かなって、だってなんか爽やかそうなイケメンでしょ? 彼なら、怖くないの、っていうか中性っぽいかなってところが怖さを感じないの。でも彼ってどうなんだろ実際のところ? はなあは何か知っている? あたしの情報網にも入ってこないんだよね彼の事」
「いやあ~そこまで仲良くないからな~ただ生徒会で一緒に仕事してるメンバーだから、ははは」
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「 おい! おまえだろう、その根も葉もない俺の噂を流しているのは!!」
そう言って、田中の回想を強い口調で清水は止めた。
「まっまあ、経緯はどうであれようやく彼女の男性恐怖症の原因がわかったみたいで、よかったじゃない?」
そう、僕は取り繕う。
「そうだよ!今日だって、学校前に寝ぼすけの玲奈を起こして、機嫌を直して高級店でモーニング一緒に食べてさんざん持ち上げてようやくここまで聞き出せたんだからね! お前のがせ噂なんて安いもんだろう!」
田中さんは右のこめかみに少しだけ青筋を立てていた、色白だから血管が太くなると良く分るよねって僕もしょーもない事考えてるよな。
「はい、これ!」
そう言うと、田中さんは向かいに座っている清水君に領収書の束を渡しながら椅子に座った。
清水君は領収書の概算をすばやく計算し田中さんの方を睨んでいった。
「おい! あのね! 予算気にしなくても良いっていったのは今月の予算梶本の案件で全部使って良いって言った意味じゃないぞ! どうやったら3日で20万も使ってこれるんだよ、しかもエステとかライブの最前席とか、佐藤センセになんて説明したらいいんだ?」
「ええ!! 20万!」
僕は言葉を失った。20万って僕が中学からコツコツ貯めている貯金の2倍じゃん! それを経った3日で使い切るってどう言う事だよ?
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