女装人間

女装小説家すみれ

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4. 謎の男からもらった媚薬

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僕は想像を続ける。

僕は姉(元兄)のペニクリに手を伸ばした。
パンティの上から触る。

ああ。すごい・・・
熱くて、固い。
頭がおかしくなりそうだ。
もういい。本能のまま、このまま口の中に含んでしまおう。



また今回も姉でぬいてしまった・・・・


僕は罪悪感を覚えながら、公園にいた。 
街頭の周りを無軌道に飛ぶ蛾をみつめながら、
まるでがんばっているわりに全然効果が上がっていない自分の姿をみるようでせつなくなってきた。 


「よお。自殺なんてしないよな」 


突然の声に驚いて振り返ると、そこにはひとりの浮浪者が立っていた。 

「うわっ!」 
「そんなにびっくりするなよ。まさか図星じゃないだろうな」 
「あなた誰ですか?」 
「見て分かるだろう。浮浪者だ。俺が政治家か弁護士にみえるか?」 
「みえないですけど」 
「あはは。でもただの浮浪者じゃないぞ。実は俺はスーパーマンだ」 
「は?」 
「知ってるか、スーパーマン?」 
「知ってますよ。知ってるから驚いてるんじゃないですか」 
「なるほどな」 

なんだ、この浮浪者は。

「あの、僕帰ります。勉強あるんで」 
「なんだ悩んでるのは勉強か?」 
「悪いですか」 
「悪くないけど、まだ高校生だろう?もっと他に楽しいことあるだろうが」 
「悪いですけど、あなたに言われたくないです」 
「ひどいこと言うやつだな。せっかくいいものをあげようと思ったのに」 
「いいもの?」 
「でも、勉強の成績が上がるとかには使えない。てっきり恋の悩みだと思ったからな」 
「恋?」 
「ああ。ここに恋にテキメンのすごいものがあるんだ。なんかお前をみていたら昔の死ぬほどもてなかった自分を見てるようでな。だからお前をスーパマンにでもさせようか、って思ったけど。やめた」 
「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待って下さいよ」 
「なんだ、今更、実は恋してるとかいうじゃないだろうな」 
「いえ、そのもうちょっと教えて下さい。興味があるので」 

浮浪者はニヤリとして僕に言った。 

「俺はこう見えても忙しい男なんだよ。もういい。やるよ」 
そう言って、透明の小瓶を手渡した。 
「なんですか、これ?」 
「それは世界最強の媚薬だ」 
「び、媚薬?」 
「そうだ。それをどう使うかはお前次第だ。使い方がわからななきゃ、河にでも捨てろ。 
自分で飲んで実験してもいい。ま、媚薬の意味が分からなかったら辞書でも引くんだな」

そう言うと、踵を返しあっという間に去っていった。
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