魔王様は今日もDowner

永澄水樹

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第一章Downerな日々に祝福を!!

第二話 紅のファヴレット

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魔神……魔の神とも謳われた魔神の長、飛べる豚(ファヴレットという名だったと思われる)。

魔神から魔人になり、人になり、遂には人類をやめてしまった名も無き飛べるだけの豚(注;ファヴレットという名が有った?たぶん)。

彼の事は後に公称される……紅のファヴレットと……。


「ブヒー、ブヒー」

「オラオラ!もっとスマートにレッツエキササイズだバカ豚め!!」


ファヴレットが豚と化してから毎日がハードなトレーニングメニューだった。

だが、真の敵はファヴレットが製造する炭水化物の王者!太らせる為の怪物炭酸飲料である。

ファヴレットはたりーたりーといいながら今日も、疲れ果て、自らの部屋へ入って、こっそりと晩餐会を開く。

今日の主役はポテチ様であり、助演はレモンスカッシュである。

今日もDownerなファヴレットはポテチ様とレモンスカッシュで一杯やる。

揚げたてのポテチとキンキンに冷えたレモンスカッシュで喉を潤す。


「ブヒー!マジ生き返るんですけど!ちょヤバくね?」


1人ごちて、又食う飲む、食う飲むそして即寝る……。

異変に気づいたのはアツェリオだった。

ファヴレットの醜態について自分の責任だと断食して魔王の真の姿を取り戻さんとする英傑は魔王の部屋の前で異変に気づく。

なんとも香ばしく、食欲を唆られる匂いが満ちており、中から「フゴフゴブヒヒ」と言う音?(ファヴレットの呼吸音等)がする。

部屋の鍵を無理やり開けるとそこにはヤス(つまりは犯人!!)がいた!

アツェリオは怒り狂いポテチをファヴレットから取り上げ一気食い……炭酸飲料一気飲みをしたのだった。

しかし、それすらもファックレッツさんの罠だった……。

それから、毎晩アツェリオは豚の部屋へ行き、ポテチを取り上げては一気食いしながらの!炭酸ーーーーーーー飲!料!!

それが毎晩(注:何度も言いますが毎晩)毎晩同じ行動を繰り返していたのだった。

アツェリオは呪いを踏んだ……どこからともなくかーごめかごめの歌が聞こえる気がする……さらに地面にはなんと六芒星の模様が浮かび上がっている(ファヴレットが電線に電流を流して稲光してるだけです)。

アツェリオは呪いを踏んだのだ、その呪いとは……ポテチと炭酸飲料を一緒に爆食し、直ぐに爆睡するという罠という名の呪いに!

そして、アツェリオは皆の前に姿を現さなくなった……。

次に異変に気づいたのは、エリアスだった……。

そのエリアスはというとやはり、呪いを踏んでしまった……。

時は既に遅かったのだろう……アツェリオが姿を見せなくなった時に気づくべきであった。

そして、変わり果てた、空すらも飛べなくなった(注意:アツェリオは悪魔化すれば飛べました)哀れな豚がこちらを見て泣きながらポテチとレモンスカッシュを飲食しながら言う……自分は悪くなかったと……魔王様の代わりに自分が食べねば誰が食べる!魔王様だろと言いながら。

その様を見て、あるいはここで、一緒に哀れと思えれば良かったのだろう……。

だが、エリアスは腹を抱えて笑った、笑って、笑って……そして笑えなくなった。

それは、ちょっとした好奇心なのだろう、揚げたてのポテチとキンキンに冷えたレモンスカッシュ(ファヴレット作の氷のビールジョッキに注がれていて、口を当てる部分のみ氷に直接当たらないように枠がハメられた匠の技が成せる業物です)が食欲の連鎖という罠にがんじがらめにする。

それは、正に……呪い……しかもレモンスカッシュ(注:アツェリオとエリアスにはアルコールも混ぜられてます)が正にダイレクトアタック。

アツェリオとエリアスの姿が見えなくなっていくばくか過ぎた頃、呪いの権化とも言える悪魔が異変が起こった部屋にやってきた。

その部屋では「かーごめかごめ……ブヒィッブヒヒヒヒヒ」と笑う哀れな飛べる豚一匹と(重力操作だから飛べるファヴレット)飛べなくなった豚二匹(アツェリオは悪魔化しても重量過多で……エリアスは……やはり重りょ……笑)が終わらぬ晩餐に!呪いに!新しい自分に「ハーピーバースデー!」と祝辞を述べながら永遠と繰り返される、呪いの宴……。

その様子を見たジョルジュはその醜さに醜悪さに心奪われ……世界を呪った……。

時は流れ……アツェリオ……エリアスと倒れ、ファックレッツ(ファブレットの勇名)は今日も「ブヒッブヒヒやっぱりポテチと炭酸飲料で華麗に優雅に読書ですなブヒフゴフゴ」と言いながら夜が老けていく。

BADEND!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

とはならず、最後の生き残り武人ウリエンがこの惨状に乗り込んできたのだ。


「お前達……任せて待っておればなんてざまだ!皆!地獄のエキササイズが必要なようだな!」

『ブヒー!!!!!!!!!!!!』


こうして、突如呪いの宴は終了したのだ。

それからの日々は激トレ、戟トレ!劇トレ!(笑)。

トレーニングは過酷を極め。

血尿、血涙は当然。

戦場に行っての神々の使徒相手に血を流し流されの正に紅蓮の花が咲き乱れん限りの戦場……正にくれない!くれない!紅のファブレット……一応アツェリオとエリアス。

ちなみに神はこの世界に複数存在しており、使徒は天使や勇者で強さは現在の豚達よりは強いです。

そんな戦場実践トレーニングと徹底的な食の管理……、そして勉強も忘れずにやらされ気づいた時にはなんと!


「俺、普通に飛べる俺に戻ったんだな……けどたりー」

「まっ……まぉうざぁまああああ!わたじだちはもどれだんでずね!ブハッ」

「いやっ……アツェリオだけ具合悪そうだけど大丈夫なの?」


3人は見事この過酷な作戦を遂行し、約一年で元の……いやそれ以上に成長した!

これが世に言う紅のファヴレット事件である……。

この物語はファヴレット書記第四九四九項より語られています(ファヴレットによる書記なので厨二要素満載です)。

こうして、無事一年に及ぶ戦という名のダイエットを乗り切ったDownerな3人であった。
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