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第一章Downerな日々に祝福を!!
第五話 聖王都アードリアン
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どうも皆さんこんばんはー。
サクサク書けたのでもう一発行ってみましょう!
本当は明日のストックとかの方がいいのかもだけど、早く読みたい人もいるかもという事で投稿です。
まだ感想が来たことないので感想いただけると嬉しいです。
ブクマもよろです。
それでは本文をどぞ!
以下本文なり
ファヴレットがカーラ達と別れた後、飛行魔法で順調に旅をしていたファヴレットだが、聖王都は地図でなんとなく確認してあるだけなので情報が必要だった。
その為、時々情報を得る為手軽な街に立ち寄った。
立ち寄った街では聖王都の情報を無事入手でき、一応進路も間違っていないようだったのでのんびり街の見学をしていた。
「うーん、なんか珍しい物とかないじゃろか?」
ファヴレットは珍しい物を探して市を見学していた。
しばらくすると、スパイスが並ぶ店を見つけたのでファヴレットはカレーとか、スパイシーなチキンが食べたいなと考え始めた。
記憶にある、スパイスの配合を無理やり引き出し、カレー(試作品)用とスパイシーチキン(目指すはケ○タッキー)用のスパイスを購入。
異空間に収納してのんびり散歩を再開。
しばらく市を進むと今度はマジックアイテム等が並んでる露天に出た。
ファヴレットは面白いマジックアイテムを探して歩いていたが、ふと自分の装備が気になった。
魔王城に適当にあった鎧にマント、それと、ショボイ剣……。
ファヴレットとしてはこれで十分かなと思っていた。
しかし、マジックアイテムを探してると思われる冒険者はもうちょいいい装備をしていたのである。
そこで聖王都につく前に全部新調しようと考えた。
ファヴレットは錬金の魔法を編み出していたので、まずは鎧を新調しようとミスリルのインゴットを大量に用意する。
その後、自分のサイズに鎧を形成。
試着してみると、流石自分で錬金しただけはありぴったり。
純白に輝く真っ白な鎧に意匠を凝らした模様(魔術幾何学を利用)が純銀で刻まれている。
次にアダマンタイトのインゴットを用意。
魔術を込めながら神殺しの剣を作り出す。
特殊加工で黒い刀身に赤いルーンの魔術文字を刻んで、神殺しの力を発動すると真っ赤な刀身にチェンジする。
お次は真紅マントの制作。
マントはファヴレットが開発した魔法、破邪の衣を常時展開する様に設定。
これにより、魔族であるファヴレットの魔族としての魔の力を外部に漏れない様になるので、魔族嫌い対策も万全。
これらの装備は通常の手段では決して手に入れる事は出来ない様な代物である。
早速全部装備したのだが、やりすぎた感がハンパなかった……。
しかし、やってしまったからには仕方がないと諦めて、街に繰り出す。
すると皆が自分を見ている。
流石に装備が目立ちすぎている様であった。
その証拠にちょっと裏道に入ったら襲われた。
ファヴレットも無闇な殺生はしたくないので、全員気絶させて逃げた。
ちょっと心配になったファヴレットは高級武具店に行って装備の鑑定をしてもらう。
高級武具店の店員は……固まっていた。
「おーい!もしもーし?固まってるな……わっ!」
「うわっ!」
ファヴレットがわっと驚かすと店員が再起動する。
すると店員が謝りながら鑑定をし始める。
「すみません、あまりに非常識な状況で固まってしまいました。まず鎧ですが、ミスリル製ですよね?」
「そうですけど、問題ありますか?」
「いえ、アダマンタイトの鎧等と違い、作ろうとすれば作れるものなのですが……ただ非常識な量を使ってますよね?これ全部ミスリルですよね?」
「ミスリルのメッキじゃないですよ?ちゃんとした全ミスリル製です」
「だとすると相当な金額になります……ミスリル貨数十枚は掛かるんじゃないですか?」
「そうなんですか?」
「えぇ、それで剣ですけどこっちはさらに驚きですね。完全アダマンタイト製の上失われたルーンの魔術刻印が使われてます……これはどこかの迷宮で手に入れたんですか?」
「えっと、家に代々受け継がれてたので詳しくは知らないんですよ……あはははは」
「そっ、そうですか、この剣は伝説級の剣ですね……ルーンの効果は知りませんが、その効果によってはミスリル貨数百枚……いえ、これは取引自体が成り立たないレベルの品です」
「そっ、そうっすか……マントはどうですか?」
「マントはシルク製ですね。何やら魔術的な気配がしますが?」
「破邪の魔法が込められてます」
「という事は破邪の衣ですか……マント自体はシルク製ってだけなのでそれ程の価値はありませんが、掛かってる魔法のせいで伝説級のアイテムになってますね」
「破邪の衣ってそんなに凄いんですか?」
「破邪の衣は勇者なら誰もが羨む装備ですからね。破邪の剣、破邪の兜、破邪の盾、破邪の鎧に破邪のマント……もし全ての装備が揃ってたら伝説に残ってしまうレベルです」
「マジっすか?」
「マジですよ。申し訳ないのですが、貴方の持ってるこれらの装備は買取が不可能な装備です……ミスリル製の鎧なら買い取ろうとすれば買い取れますが、多分売れないので、買い取れません」
「売れないんですか?これの模様は魔法幾何学の模様で効果は魔法攻撃半減なんですけど?」
「それ本当ですか?そうなると売れるかもしれませんが、価値が上がってしまうので買取ができません……やはりお客様の装備は売らない方がいいのではないですか?どうしても売りたいなら国に売る他ないと思います」
「分かりました。有難う御座いました」
「またのご来店をお待ちしております」
ファヴレットは高級武具店から出てきて頭を悩ませる。
ちょっとした思いつきでちょちょいと創った品はかなりの一品らしい。
つまり、やりすぎたのである。
「ふぅ、やっちゃった、てへぺろ」
などと1人ごちて、今つけている装備を見てみる。
まぁ、純白の鎧とかカッコイイしシンクのマントも、アダマンタイトの黒い剣もこれはこれでいいので無問題。
そう無理やり納得して、街を再び歩き出す。
やはり目立つ、兎に角目立つ。
しかし、Downer気味になってきたファヴレットはどうでも良くなってきた。
早々に宿屋を取り、食事をしながら、明日以降の予定を考える。
空を飛べるファヴレットなら明後日には聖王都に着く。
後は学校の受験をしないといけないよなたぶん。
という事でファヴレットはとりあえず早々に聖王都で活動するべきと考えた。
なのでとりあえず、聖王都入りが最優先になった。
ちなみにその頃アツェリオはファヴレットの行き先に目処が経ち聖王都を目指していた。
次の日、全力で魔法を行使して聖王都に向かった為、深夜には聖王都についてしまった。
予定より1日早い到着が、ファヴレットにとって不幸を呼んだ。
聖王都アードリアン……世界の国々を見てもその発展目覚しいアードリアン王家。
その首都であるアードリアンだが、そんな国でもやはり、闇は深い様であった。
ファヴレットが到着した丁度その時、下の方で商隊が商品を搬送しているのである。
深夜のこんな時間にであり、しかも警備は超厳重。
怪しい…とーっても怪しいのである。
ファヴレットは光学迷彩の魔法を変更して闇に紛れる。
そして、馬車を除くとやはりというか……奴隷である。
しかも、美女、美少女の展覧会状態。
ファヴレットはこの状態をどうしようかと考える。
流石にこの都市の学園に通う事になる自分がこの商隊を襲うのはまずいのではと。
とりあえず、ファヴレットはその商隊を尾行する事にした。
しばらく尾行すると大きな建物に着く。
その中を覗くと檻に人、人、人。
つまり、ここは奴隷の市場であった。
流石に人数が多い為、ここを襲うのは難しい。
だが、ファヴレットはこの状況が許せないのであった。
怒りを宿しながらファヴレットは市場の探索をする。
すると隣の建物に繋がっていたのでそちらも探索する。
市場の方はそれは酷かった。
男も女も檻に入れられており、子供もかなりいた。
ただ、いるだけならいいが、どう見ても乱暴された様な人も居た。
そして、隣にある建物は地獄だった。
奴隷の試験運転場である。
奴隷に苦痛を与えてどれだけ耐えれるかの実験をしていたり。
性的な苦痛を与えてどれだけ耐えられるか楽しんだり……。
とてもこの世の人間がするような行いに見えなかった。
ある部屋では、客であろう男性が、奴隷に暴力を振るっていた。
その現場を見たファヴレットは頭がプッチンした。
この建物中の人間を全員殺して、奴隷達を開放しようと決めた。
しかし、まだ、この建物全てを見てはいない。
そこでファヴレットはこの建物を全て調べた。
そして、ファヴレットは惨状を見た。
上の階はまるで天国であった。
下の階……地下には人々が……いや、人だった物が居た。
暴力で晴れ上がり顔が確認できない者。
拷問にでもあったような体にされている者。
極めつけは手と足が切り落とされた女性であった。
その女性は凄い美人であった、いや本来なら正に美人だったのだろう。
しかし、女性の目は聖者のそれではなく、死者の目であった。
ファヴレットはその惨状に怒りがゲージを突破しても収まらなかった。
頭の中はこの施設の人間は皆殺しにするという事だけ。
怒りにより魔王本来の残虐性を取り戻したファヴレットはこの日の深夜の内に事を終わらせようと決めた。
何が聖王都だ……何が王だ……こんな惨状を見過ごしてる国なんて認めない……。
ファヴレットはまずこの建物に居る者を感知&探知する。
すぐさま、ファヴレットはオリジナル技術である忍歩(忍の様に足音を消して歩く技)を使い、この建物に居る者をどんどんKILLINGして行く。
そして、とりあえず、奴隷達を全員2階に移動させる。
助けられた奴隷はポカーンとしていて、とてもじゃないが見ていられないような状態だが、とりあえずはしょうがないので、兎に角急ぐ。
この館の襲撃がバレれば、隣の奴隷市の奴隷を助けられなくなる。
しかし、最優先しなければならないのは動けない者もいる、こちらの建物側の人間を助ける事である。
ファヴレットは奴隷市の奴隷達に必ず助けに来る事を誓い、まずは隣の建物に居た奴隷達を外の馬車に移動する。
建物周辺に居た者は、ファヴレットが外へ出た時に既に皆、殺しておいてるので、後は逃がすだけである。
ファヴレットは身体強化した体でスピーディーに皆を馬車に詰め込む。
そして、馬車は街の外れまで来る。
しかし、街に居る事はバレてはならないので、街の外に運ばなければならない。
結局、ファヴレットは馬車ごと重力制御の魔法で空を飛ぶという荒業を使い外へ逃げ、森に隠す。
それからは、負傷者の治療で大忙しである。
まず軽症者に治癒の魔法をかけ、回復させる。
しかし、怪我が治っても精神にダメージを負ってるのでうまく治療が進まない。
ファヴレットは精神干渉系の魔法も研究したが、人の精神は簡単人操作できなかったのである。
出来て現在の精神状態を強めたり、和らげたりする程度で、とてもではないが操作は出来なかった。
だが、しないよりましなので、皆に沈静化する精神干渉の魔法をかけ眠らせる。
枕や毛布等は異空間の収納から取り出したのでなんとか間に合わせる。
錬金の魔法で作ってもいいが、今は治療が最優先なので、そちらを優先する。
次の治療は重症者であり、打撲、骨折等で、酷い者は手足に釘が刺さったり、手や足がなくなっている。
ファヴレットは治癒の魔法では無く、日本の医療技術とこの世界の治療技術を融合させた再生魔法を行使する。
打撲は細胞活性により治癒させ、骨折は正しく骨の位置を戻してから細胞の再生をさせ治療する。
手足が無い者はまず、神経系に魔力による麻酔を行った後にDNAマップより失われた部位の情報を読み取り、魔力の塊でその部位を擬似的に作り出す。
それによって、徐々に細胞が魔力の中のDNAマップにしたがい治癒して行く。
しかし、細胞は自分自身の細胞を分裂して作ってるので即完治とは行かない。
それでもファヴレットは全員の治療を完遂する。
ファヴレットの治療は予想外に魔力消費と集中力を奪うので、かなり疲れている。
しかし、朝日が登る前に残された奴隷市の奴隷開放をしなければならないので、ファヴレットはこの中で一番まともそうな奴隷にここを見張るように言う。
「おい、アンタ。アンタは打撲が酷かったがそれだけだったので治療が早かった。ここに居るものはまだ動けないので誰か来たら、この鈴を鳴らせ。そうすれば直ぐに俺が戻ってくる。分かったか?」
「……」
「おい!返事をしろ!周りを見てみろ!お前より酷い目にあった者ばかりだ!そんな奴らを見捨てるのか?どうなんだっ!」
「わ…わ…か……た」
「もしかしてうまく声が出せないのか?」
「…あ…あ」
「そうか。だが今言ったとおりあんた以外はこのざまだ。だからこの役はアンタしか出来ないわかったな」
そうファヴレットが問うと言葉の代わりに何度も頷いた。
それを見たファヴレットはまだ深い闇に覆われた空に飛び立つ。
サクサク書けたのでもう一発行ってみましょう!
本当は明日のストックとかの方がいいのかもだけど、早く読みたい人もいるかもという事で投稿です。
まだ感想が来たことないので感想いただけると嬉しいです。
ブクマもよろです。
それでは本文をどぞ!
以下本文なり
ファヴレットがカーラ達と別れた後、飛行魔法で順調に旅をしていたファヴレットだが、聖王都は地図でなんとなく確認してあるだけなので情報が必要だった。
その為、時々情報を得る為手軽な街に立ち寄った。
立ち寄った街では聖王都の情報を無事入手でき、一応進路も間違っていないようだったのでのんびり街の見学をしていた。
「うーん、なんか珍しい物とかないじゃろか?」
ファヴレットは珍しい物を探して市を見学していた。
しばらくすると、スパイスが並ぶ店を見つけたのでファヴレットはカレーとか、スパイシーなチキンが食べたいなと考え始めた。
記憶にある、スパイスの配合を無理やり引き出し、カレー(試作品)用とスパイシーチキン(目指すはケ○タッキー)用のスパイスを購入。
異空間に収納してのんびり散歩を再開。
しばらく市を進むと今度はマジックアイテム等が並んでる露天に出た。
ファヴレットは面白いマジックアイテムを探して歩いていたが、ふと自分の装備が気になった。
魔王城に適当にあった鎧にマント、それと、ショボイ剣……。
ファヴレットとしてはこれで十分かなと思っていた。
しかし、マジックアイテムを探してると思われる冒険者はもうちょいいい装備をしていたのである。
そこで聖王都につく前に全部新調しようと考えた。
ファヴレットは錬金の魔法を編み出していたので、まずは鎧を新調しようとミスリルのインゴットを大量に用意する。
その後、自分のサイズに鎧を形成。
試着してみると、流石自分で錬金しただけはありぴったり。
純白に輝く真っ白な鎧に意匠を凝らした模様(魔術幾何学を利用)が純銀で刻まれている。
次にアダマンタイトのインゴットを用意。
魔術を込めながら神殺しの剣を作り出す。
特殊加工で黒い刀身に赤いルーンの魔術文字を刻んで、神殺しの力を発動すると真っ赤な刀身にチェンジする。
お次は真紅マントの制作。
マントはファヴレットが開発した魔法、破邪の衣を常時展開する様に設定。
これにより、魔族であるファヴレットの魔族としての魔の力を外部に漏れない様になるので、魔族嫌い対策も万全。
これらの装備は通常の手段では決して手に入れる事は出来ない様な代物である。
早速全部装備したのだが、やりすぎた感がハンパなかった……。
しかし、やってしまったからには仕方がないと諦めて、街に繰り出す。
すると皆が自分を見ている。
流石に装備が目立ちすぎている様であった。
その証拠にちょっと裏道に入ったら襲われた。
ファヴレットも無闇な殺生はしたくないので、全員気絶させて逃げた。
ちょっと心配になったファヴレットは高級武具店に行って装備の鑑定をしてもらう。
高級武具店の店員は……固まっていた。
「おーい!もしもーし?固まってるな……わっ!」
「うわっ!」
ファヴレットがわっと驚かすと店員が再起動する。
すると店員が謝りながら鑑定をし始める。
「すみません、あまりに非常識な状況で固まってしまいました。まず鎧ですが、ミスリル製ですよね?」
「そうですけど、問題ありますか?」
「いえ、アダマンタイトの鎧等と違い、作ろうとすれば作れるものなのですが……ただ非常識な量を使ってますよね?これ全部ミスリルですよね?」
「ミスリルのメッキじゃないですよ?ちゃんとした全ミスリル製です」
「だとすると相当な金額になります……ミスリル貨数十枚は掛かるんじゃないですか?」
「そうなんですか?」
「えぇ、それで剣ですけどこっちはさらに驚きですね。完全アダマンタイト製の上失われたルーンの魔術刻印が使われてます……これはどこかの迷宮で手に入れたんですか?」
「えっと、家に代々受け継がれてたので詳しくは知らないんですよ……あはははは」
「そっ、そうですか、この剣は伝説級の剣ですね……ルーンの効果は知りませんが、その効果によってはミスリル貨数百枚……いえ、これは取引自体が成り立たないレベルの品です」
「そっ、そうっすか……マントはどうですか?」
「マントはシルク製ですね。何やら魔術的な気配がしますが?」
「破邪の魔法が込められてます」
「という事は破邪の衣ですか……マント自体はシルク製ってだけなのでそれ程の価値はありませんが、掛かってる魔法のせいで伝説級のアイテムになってますね」
「破邪の衣ってそんなに凄いんですか?」
「破邪の衣は勇者なら誰もが羨む装備ですからね。破邪の剣、破邪の兜、破邪の盾、破邪の鎧に破邪のマント……もし全ての装備が揃ってたら伝説に残ってしまうレベルです」
「マジっすか?」
「マジですよ。申し訳ないのですが、貴方の持ってるこれらの装備は買取が不可能な装備です……ミスリル製の鎧なら買い取ろうとすれば買い取れますが、多分売れないので、買い取れません」
「売れないんですか?これの模様は魔法幾何学の模様で効果は魔法攻撃半減なんですけど?」
「それ本当ですか?そうなると売れるかもしれませんが、価値が上がってしまうので買取ができません……やはりお客様の装備は売らない方がいいのではないですか?どうしても売りたいなら国に売る他ないと思います」
「分かりました。有難う御座いました」
「またのご来店をお待ちしております」
ファヴレットは高級武具店から出てきて頭を悩ませる。
ちょっとした思いつきでちょちょいと創った品はかなりの一品らしい。
つまり、やりすぎたのである。
「ふぅ、やっちゃった、てへぺろ」
などと1人ごちて、今つけている装備を見てみる。
まぁ、純白の鎧とかカッコイイしシンクのマントも、アダマンタイトの黒い剣もこれはこれでいいので無問題。
そう無理やり納得して、街を再び歩き出す。
やはり目立つ、兎に角目立つ。
しかし、Downer気味になってきたファヴレットはどうでも良くなってきた。
早々に宿屋を取り、食事をしながら、明日以降の予定を考える。
空を飛べるファヴレットなら明後日には聖王都に着く。
後は学校の受験をしないといけないよなたぶん。
という事でファヴレットはとりあえず早々に聖王都で活動するべきと考えた。
なのでとりあえず、聖王都入りが最優先になった。
ちなみにその頃アツェリオはファヴレットの行き先に目処が経ち聖王都を目指していた。
次の日、全力で魔法を行使して聖王都に向かった為、深夜には聖王都についてしまった。
予定より1日早い到着が、ファヴレットにとって不幸を呼んだ。
聖王都アードリアン……世界の国々を見てもその発展目覚しいアードリアン王家。
その首都であるアードリアンだが、そんな国でもやはり、闇は深い様であった。
ファヴレットが到着した丁度その時、下の方で商隊が商品を搬送しているのである。
深夜のこんな時間にであり、しかも警備は超厳重。
怪しい…とーっても怪しいのである。
ファヴレットは光学迷彩の魔法を変更して闇に紛れる。
そして、馬車を除くとやはりというか……奴隷である。
しかも、美女、美少女の展覧会状態。
ファヴレットはこの状態をどうしようかと考える。
流石にこの都市の学園に通う事になる自分がこの商隊を襲うのはまずいのではと。
とりあえず、ファヴレットはその商隊を尾行する事にした。
しばらく尾行すると大きな建物に着く。
その中を覗くと檻に人、人、人。
つまり、ここは奴隷の市場であった。
流石に人数が多い為、ここを襲うのは難しい。
だが、ファヴレットはこの状況が許せないのであった。
怒りを宿しながらファヴレットは市場の探索をする。
すると隣の建物に繋がっていたのでそちらも探索する。
市場の方はそれは酷かった。
男も女も檻に入れられており、子供もかなりいた。
ただ、いるだけならいいが、どう見ても乱暴された様な人も居た。
そして、隣にある建物は地獄だった。
奴隷の試験運転場である。
奴隷に苦痛を与えてどれだけ耐えれるかの実験をしていたり。
性的な苦痛を与えてどれだけ耐えられるか楽しんだり……。
とてもこの世の人間がするような行いに見えなかった。
ある部屋では、客であろう男性が、奴隷に暴力を振るっていた。
その現場を見たファヴレットは頭がプッチンした。
この建物中の人間を全員殺して、奴隷達を開放しようと決めた。
しかし、まだ、この建物全てを見てはいない。
そこでファヴレットはこの建物を全て調べた。
そして、ファヴレットは惨状を見た。
上の階はまるで天国であった。
下の階……地下には人々が……いや、人だった物が居た。
暴力で晴れ上がり顔が確認できない者。
拷問にでもあったような体にされている者。
極めつけは手と足が切り落とされた女性であった。
その女性は凄い美人であった、いや本来なら正に美人だったのだろう。
しかし、女性の目は聖者のそれではなく、死者の目であった。
ファヴレットはその惨状に怒りがゲージを突破しても収まらなかった。
頭の中はこの施設の人間は皆殺しにするという事だけ。
怒りにより魔王本来の残虐性を取り戻したファヴレットはこの日の深夜の内に事を終わらせようと決めた。
何が聖王都だ……何が王だ……こんな惨状を見過ごしてる国なんて認めない……。
ファヴレットはまずこの建物に居る者を感知&探知する。
すぐさま、ファヴレットはオリジナル技術である忍歩(忍の様に足音を消して歩く技)を使い、この建物に居る者をどんどんKILLINGして行く。
そして、とりあえず、奴隷達を全員2階に移動させる。
助けられた奴隷はポカーンとしていて、とてもじゃないが見ていられないような状態だが、とりあえずはしょうがないので、兎に角急ぐ。
この館の襲撃がバレれば、隣の奴隷市の奴隷を助けられなくなる。
しかし、最優先しなければならないのは動けない者もいる、こちらの建物側の人間を助ける事である。
ファヴレットは奴隷市の奴隷達に必ず助けに来る事を誓い、まずは隣の建物に居た奴隷達を外の馬車に移動する。
建物周辺に居た者は、ファヴレットが外へ出た時に既に皆、殺しておいてるので、後は逃がすだけである。
ファヴレットは身体強化した体でスピーディーに皆を馬車に詰め込む。
そして、馬車は街の外れまで来る。
しかし、街に居る事はバレてはならないので、街の外に運ばなければならない。
結局、ファヴレットは馬車ごと重力制御の魔法で空を飛ぶという荒業を使い外へ逃げ、森に隠す。
それからは、負傷者の治療で大忙しである。
まず軽症者に治癒の魔法をかけ、回復させる。
しかし、怪我が治っても精神にダメージを負ってるのでうまく治療が進まない。
ファヴレットは精神干渉系の魔法も研究したが、人の精神は簡単人操作できなかったのである。
出来て現在の精神状態を強めたり、和らげたりする程度で、とてもではないが操作は出来なかった。
だが、しないよりましなので、皆に沈静化する精神干渉の魔法をかけ眠らせる。
枕や毛布等は異空間の収納から取り出したのでなんとか間に合わせる。
錬金の魔法で作ってもいいが、今は治療が最優先なので、そちらを優先する。
次の治療は重症者であり、打撲、骨折等で、酷い者は手足に釘が刺さったり、手や足がなくなっている。
ファヴレットは治癒の魔法では無く、日本の医療技術とこの世界の治療技術を融合させた再生魔法を行使する。
打撲は細胞活性により治癒させ、骨折は正しく骨の位置を戻してから細胞の再生をさせ治療する。
手足が無い者はまず、神経系に魔力による麻酔を行った後にDNAマップより失われた部位の情報を読み取り、魔力の塊でその部位を擬似的に作り出す。
それによって、徐々に細胞が魔力の中のDNAマップにしたがい治癒して行く。
しかし、細胞は自分自身の細胞を分裂して作ってるので即完治とは行かない。
それでもファヴレットは全員の治療を完遂する。
ファヴレットの治療は予想外に魔力消費と集中力を奪うので、かなり疲れている。
しかし、朝日が登る前に残された奴隷市の奴隷開放をしなければならないので、ファヴレットはこの中で一番まともそうな奴隷にここを見張るように言う。
「おい、アンタ。アンタは打撲が酷かったがそれだけだったので治療が早かった。ここに居るものはまだ動けないので誰か来たら、この鈴を鳴らせ。そうすれば直ぐに俺が戻ってくる。分かったか?」
「……」
「おい!返事をしろ!周りを見てみろ!お前より酷い目にあった者ばかりだ!そんな奴らを見捨てるのか?どうなんだっ!」
「わ…わ…か……た」
「もしかしてうまく声が出せないのか?」
「…あ…あ」
「そうか。だが今言ったとおりあんた以外はこのざまだ。だからこの役はアンタしか出来ないわかったな」
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怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
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