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第一章Downerな日々に祝福を!!
第六話 聖王都の夜明け
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どうもです皆様。
作者の永澄水樹です。
今日も順調に更新と相成りました。
とりあえず、感想がないのでこの物語がどの様に皆様に思われてるか分かりませんが。
出来れば楽しんでいただけてたら幸いです。
感想があれば是非お気軽にして下さい。
ブクマもしてくれると嬉しいです。
それでは本編をお楽しみ下さい。
以下本編だぞよ
ファヴレットは館に居た奴隷達を森に匿った後再び奴隷市に戻って来ていた。
館の異変に気づき、警備が厳重になりつつある。
とりあえずファヴレットは自分の姿を光学迷彩で消す。
そして、話しをしてる男達に近づく。
「おい、館の方が襲われたって聞いたか?」
「あぁ、皆、殺されてたそうだ、それに奴隷も皆いなくなってたみたいだ」
「奴隷も殺されてたんじゃないのか?」
「いや、奴隷は綺麗さっぱりいなくなってたらしい」
「って事はこっちも狙われてるのか?」
「そうかもしれない、今他の者が組織に応援を呼びに行ってるらしい」
「それなら安心だな」
どうやら、応援を呼んでいる様であった。
このままでは僅差で皆を助けられないかもしれない。
そう考えたファヴレットは速攻で終わらせる事を覚悟する。
そして、まず手始めにこの2人に手を掛ける。
2人共何が起こったかわからず首が落ちていた。
ファヴレットはそのまま奴隷市に配置されてる人員を全員処理する。
十分程度で完全無力化したファヴレットは奴隷達の檻を破壊して助け出す。
鍵で開けるなんて面倒な事はしない。
力で無理やり鍵を破壊する。
そして、奴隷を連れ出す。
奴隷には助けてやるから俺についてこいと言っておいたので皆ついてきている。
しかし、奥の方で檻から奴隷を出した時に問題が発生した。
「もう大丈夫だからここから出るんだ。助けてやる」
「無理よ……この首輪がある限り私は助からないわ」
この女性には他の奴隷とは違い首輪が付いていた。
なんでもその首輪は特殊な呪術で作られたものでその所有者意外が外そうとすると爆発するそうだ。
ファヴレットはその首輪を探知の魔法でスキャンする。
確かに呪術が掛けられている。
しかし、ファヴレットからしたらこんなのは解呪で解ける。
なので、その事を告げると奴隷の女性は悲しそうに言う。
「解呪が出来ても、その後直ぐに爆発する様になってると聞くわ……助けようとしてくれてありがとうお兄さん……」
そう、言われたファヴレットは悔しさで一杯になる。
どうやら、解呪されると自動で爆破に切り替わるらしい。
ファヴレットはどうにか解除出来ないかさらにスキャンする。
すると呪術にコードの様な物が仕組まれているのに気づく。
そこで、試しにこのコードを乗せた魔力を流しながら開錠と言う。
すると女性の首から首輪が外れる。
「えっ!どうやったの?首輪が外れた……外れた……」
その女性はそう言いながら涙を流して首を確かめていた。
そして、聞いてくる。
「どうして外れたんですか?」
「あぁ、なんか呪術にコードが書かれてたんでそれを魔術に乗せて、本当の命令と錯覚させたんだ。そうしたら外れた」
「魔法の事はよくわかりませんがありがとうございました」
「いや、お礼は助かってからにしてくれ。他にも貴女の様な人が居るかもしれない。一刻も早く皆を助けないと」
「そっ、そうですね。わかりました。この奥にもまだ何人も人がいる様なので助けてください」
「任せといて!絶対助けるから」
そう言うとファヴレットは次々と奴隷を解放する。
その女性を助けた以降の奴隷達は皆美女、美少女、イケメンだった。
イケメンはどうでもいいが、美女と美少女を奴隷にするとは許せんとイライラしながら救助活動するファヴレットであった。
そして、最奥にメインステージの様な所が有り、そこに1人の美少女がいた。
はっきり言ってめっちゃ可愛いその美少女は悲しそうな顔で俯いていた。
なので、早速助けようとする。
しかし、檻に触れようとしたとたん電気が流れ触れる事が出来ない。
「ちっ!最後の最後でこれかよ。またなにかしら付呪されてるのか?」
「駄目です。逃げて下さい。私のこの檻は特別せいらしくて持ち主意外には触れられないそうです……」
檻の中の美少女はそう言いながら泣きそうな顔で言う。
しかし、ファヴレットは諦めず檻をスキャンする。
その結果、今度はコードが何十にも掛けられた呪術であることが判明する。
一度に魔力に載せられるコードは一つなので、この場合ちゃんとしたコードが何十にも書き込まれた鍵が必要になる。
しかし、今すぐ用意する事は出来ない。
だが、ファヴレットに迷いはなかった。
「お嬢さん、少し離れててね。直ぐに檻から出すから」
そう言うとファヴレットは剣を抜き構える。
そして上から下にに向かって檻を斬り付ける。
すると真っ二つに檻は別れる。
「さて、首輪も多分何十かのコードが掛けられてるから開錠は後でするから早く逃げよう」
「私、助かるんですか?」
「あぁ、助かるよ。首輪も後でしっかり外せる。皆を逃がさないとだから早くこっち来て」
「……はっ、はい!」
そう言うと少女はファヴレットに駆け寄ってくる。
「これで全員だな?それじゃあ、逃げようか」
ファヴレットがそう言い先頭を歩く。
奴隷の皆もファヴレットについてくる。
そして、やっとこの奴隷市場から出られる……という所で増援が到着していた。
その様子を見た奴隷の皆はやはり逃げられないと諦めムードになってしまう。
だがファヴレットには増援などどうでもいい事だった。
邪魔をするなら皆斬り殺すまでであり、それ以上でもそれ以下でもない。
「皆、増援が来たみたいなのでここで待っててくれ。それに丁度馬車まで用意してくれてるんだ。ありがたく頂戴しよう」
そうファヴレットが言うと皆心配そうにする。
先程最奥にいた美少女は涙を流しながらファヴレットの心配をしてくれる。
「このままでは皆、酷い目に合います。奴隷は商品だから大事に至らないかもしれませんが、騎士様は殺されてしまいます。ここまでで十分です逃げて下さい!」
美少女がそんな事を言った時点でファヴレットに撤退の二文字は消えた。
「お嬢さん。貴方達は絶対逃がします。大丈夫です私を信じてください」
「でもっ!……」
「こう見えて俺ってば強いからねーまっだるいけど君の為なら氏ぬる!っという事でいっきまーす!」
ファヴレットはそう言いながら、一気に接敵する。
次の瞬間敵の首が吹き飛ぶ。
さらにファヴレットは止まる事なく次々に敵を切り伏せていく。
しかも、一撃で絶命させていた。
そして、いよいよ最後の敵という所で、敵に剣を止められる。
「ファット!?なんか強いのいるじゃんよ」
「おい、小僧。良くも好き勝手してくれたじゃねぇか。俺は他の奴とは一味違うぜ?」
「うーむ、確かに他の奴とは一味違うようだ……一味な!」
ファヴレットはそう言うと、これまでとは明らかに違う速度で敵に迫る。
ファヴレットが立っていた位置から相手の位置まで20mはありそうだが、一瞬で間合いが詰まっていた。
そして……
「ちくしょう!このまま俺が簡単にっ!……」
次の瞬間相手の首は空を舞っていた。
その様子を見て居た奴隷達は皆驚いていた。
「ふぅ、あーつかれた、だるいー。確かに一味だけちがったわ、たるかった。皆大丈夫かー」
ファヴレットがそう言って近づくと皆の目に怯えが見て取れる。
「皆さんにはちょっと刺激強かったかな?でも敵に情けは自分の身を滅ぼすと思うけどなーふぅ、だるかった」
「騎士様強いんですね……でも正直怖かったです……貴方が死んでしまうのではと思ったのと後は、貴方が人をなんでもなかったかのように殺している様に……騎士様は一体何者ですか?」
「何者って自分の好き勝手に生きてるだけのDowner系ですけど?それと殺らなきゃ殺られるのは世の常だよ。さっき殺した皆はこっちの皆を殺す気満々だったしね」
「そうですか……」
「とりあえず今は逃げるのが先だって。早く逃げないと夜が明けちゃうからね……」
「わかりました……」
ファヴレットはなんとか納得させると皆を馬車に詰め込み、馬車を操れる奴隷にもう二台の馬車も動かさせ、街の外壁までやってくる。
「騎士様……私達はここから出られません……通行する時身分の証明が必要なんです。その時に奴隷とバレてしまいます」
「大丈夫だって。これからは馬車ごと空飛んでいくから」
「空を飛んでですか?ってどういう事ですか?」
「まぁ、百聞は一見に如かずって事で、それ」
そう言うと重力制御で馬車を浮かべて外壁を超えて、他の奴隷の集合場所に着地させる。
「これで、通行証も必要ないでしょ?」
「……騎士様?今のはどうやったんですか?」
「重力の概念がないこの世界の人に言っても分からない事だと思うよ?」
「重力ですか……」
「まぁ、君の首輪外すのは後回しになるけど、それよりここの怪我人達見ててくれないかな?」
「怪我人ですか?」
そういうと少女は周りを見る。
軽症の人を見てる間は良かったが、重症の人を見て驚きに変わった様だ。
「手足が……手足が無い……」
「その人が最も重症なのは確実だね。まぁ死んでなかったから良かったけど」
「騎士様!死んでなかったからよかったとは何ですか!これは……死ぬより酷いです……うっ…ひっく」
少女はファヴレットに怒りをぶつけると泣き出す。
「えっと、君そう言えば名前なんていうの?」
「うっ……ひっく……私ですか?」
「そう、君だと呼びづらくて」
「アニータ・ステファノフです」
「じゃあ、アニータさん。なんか勘違いしてるようだけど、その人の手も足もちゃんと元通りになるから」
「はっ?」
アニータは訳が分からない様であった。
まぁ、普通なら直らないと思うのはしょうがない。
というか、日本の医療技術でもさすがに手や足を生やす事はできない。
しかし、そこに魔法という要素が加わると結果が違ってくる。
実際動物で、医療の研究をしていたファヴレットは手や足を再生させる事ができるのは確認している。
それどころか、内臓損傷や遺伝子異常ですら直す事も可能である。
この世界ではスキャンするとDNAコードが分かる。
それを元に再生の魔法を行使する事により即死でもない限りはほぼ助けられるのである。
その事を軽く説明したがアニータには分からなかった様だ。
「まぁ、簡単に言えば死んでなければ元通りの健康な状態に出来る回復魔法が使えるって事。だから、死んでなければ良いの……確かにその状態にされる過程とか考えたら死んだ方がマシって思えるかもしれないけどね……」
「何というか凄すぎて言葉がありません……でも生きるより辛い事は確かにあると思います……だから死んでなければいいとは軽々しく言えないのではと」
「そりゃそうだ。まぁ、軽口叩いた件については謝るけどでも、やっぱり生きててなんぼのもんだと思うよ?生きてなきや希望もくそもないしね……さて、俺はまだ街に残ってる人を助けに戻るからここ任せていいかなアニータさん?」
「アニータでいいです。分かりました。ここの人達の看病は任せてください」
「そうだ、お腹も減ってるだろうから食料置いてくね。皆で食べてね。調理するなら調理器具も用意しとくから好きに使って」
ファヴレットはそう言うと異空間より水や直ぐに食べられる食料や、調理する材料などを出していく。
ついでに大量のポテチとレモンスカッシュも忘れずに置いていく。
そして、出し終えたファヴレットは街へ残りの奴隷を救助に向かう。
「また空飛んで行っちゃった……そう言えば名前聞くの忘れちゃった……それにしてもあの方は騎士なのでしょうか?魔法も凄いですし魔法使いなのかな?」
そんな事を悶々と考えるアニータであった。
その頃ファヴレットは残りの奴隷達を運んでいた。
アニータの元へ2往復、ようやく奴隷全員を救助する事に成功する。
それにしても今回の奴隷は多い。館で奴隷を12人保護し、市場で39人保護した。つまり51人も救助した事になる。
ちなみに、戻って来た、臨時の野営地ではアニータがポテチとレモンスカッシュに嵌ってる姿が見られてファヴレットはほっこりした。
「アニータ?ポテチとレモンスカッシュは如何かな?」
「えっ?っあ!きっ騎士様……このポテチとレモンスカッシュって言うの美味しいです」
「だよねーアニータ夢中で食べてたし」
「すみません。凄くお腹減ってたので……」
アニータはそう言うと真っ赤になって俯く。
うん、アニータは他の美女や美少女と比べても格段に可愛いなですな。
ファヴレットはアニータ萌えであった。
ちなみにまだ首輪を付けてるアニータは何だか背徳的な感じで大変興奮するのであるハァハァ萌え〜。
「アニータたん。首輪付けたまんまだけどいいの?」
「あっ!そうです。私の首輪外せるんでしょうか?所でたんって何ですか?」
「気にするなアニータたん。首輪は今すぐにでも外せるよん?」
「じゃあ外してください騎士様……そうだ騎士様のお名前はなんていうんですか?」
「僕ちんはファヴレットと申すでござるよhshs」
「ファヴレット様ですね?出来れば首輪外してください……後喋り方がなんか変わったような……」
「気にするなでござるよアニータたん。では早速首輪外すから僕ちんに抱きつくんだカモン!」
「えっ?抱きつくんですか?」
「いや、別に抱きつかなくてもできるけどそこは約得というか?」
「じゃあ、えっと近づくだけで大丈夫ですか?」
「アニータたんはイケズですな。しかし、我にかかれば解呪は簡単でーす!ではまいります」
アニータが近くに来たので首輪をスキャンする。
やはり何十にもロックがかけられてるので。
ロックのコードを読んでいく。
「さて、準備はOK。ちょっと待ってね」
そういうと、ファヴレットは粘土を錬金して首輪の鍵の差し口に押し込む。
その後粘土がしっかり、鍵穴に入った事を確認すると粘土を鉄に錬成する。
その後一度鍵を引き抜く。
「ほら、アニータたんの首輪の鍵だお」
「すっ、凄いですこれで鍵が空くんですか?」
「いや。呪術のロックが掛かってるから鍵の形だけ真似ても開かないお。だけど、コードは判ってるから後はこの鍵に何十ものコードを書き込んで!出来上がりですな!はっはっは」
「じゃあ、これで開くんですか?爆発しませんよね?」
「怖いなら我に抱きついてるといいと思うよ?死なばもろともですな」
「しっ、死にたくないですよ」
そう言うとアニータはファヴレットに抱きついてくる。
アニータたん……やはり1人で死ぬのは嫌なのね。
「それじゃあいっきまーす。ホイ開錠」
ガチャンと鍵が開く音がして首輪が外れる。
「無事任務完了であります!自由になった気分はどうですかな?アニータたん」
「うっ……嬉しいです!……でも私に戻る所はありません……奴隷として登録されてますので家に帰ったら迷惑が掛かりますし」
「それは後から考えるぞな。とりあえず、首輪外れておめーという事でここの人達の治療が完了しない事には色々と困るというのが今のところの状況だな」
とりあえずできる事をやり遂げたファヴレットだが、これからの奴隷の方々の保護に、学校の受験にと大忙しなファヴレットだった。
夜が明け始めるがDownerファヴレットに夜明けは来るのか?
作者の永澄水樹です。
今日も順調に更新と相成りました。
とりあえず、感想がないのでこの物語がどの様に皆様に思われてるか分かりませんが。
出来れば楽しんでいただけてたら幸いです。
感想があれば是非お気軽にして下さい。
ブクマもしてくれると嬉しいです。
それでは本編をお楽しみ下さい。
以下本編だぞよ
ファヴレットは館に居た奴隷達を森に匿った後再び奴隷市に戻って来ていた。
館の異変に気づき、警備が厳重になりつつある。
とりあえずファヴレットは自分の姿を光学迷彩で消す。
そして、話しをしてる男達に近づく。
「おい、館の方が襲われたって聞いたか?」
「あぁ、皆、殺されてたそうだ、それに奴隷も皆いなくなってたみたいだ」
「奴隷も殺されてたんじゃないのか?」
「いや、奴隷は綺麗さっぱりいなくなってたらしい」
「って事はこっちも狙われてるのか?」
「そうかもしれない、今他の者が組織に応援を呼びに行ってるらしい」
「それなら安心だな」
どうやら、応援を呼んでいる様であった。
このままでは僅差で皆を助けられないかもしれない。
そう考えたファヴレットは速攻で終わらせる事を覚悟する。
そして、まず手始めにこの2人に手を掛ける。
2人共何が起こったかわからず首が落ちていた。
ファヴレットはそのまま奴隷市に配置されてる人員を全員処理する。
十分程度で完全無力化したファヴレットは奴隷達の檻を破壊して助け出す。
鍵で開けるなんて面倒な事はしない。
力で無理やり鍵を破壊する。
そして、奴隷を連れ出す。
奴隷には助けてやるから俺についてこいと言っておいたので皆ついてきている。
しかし、奥の方で檻から奴隷を出した時に問題が発生した。
「もう大丈夫だからここから出るんだ。助けてやる」
「無理よ……この首輪がある限り私は助からないわ」
この女性には他の奴隷とは違い首輪が付いていた。
なんでもその首輪は特殊な呪術で作られたものでその所有者意外が外そうとすると爆発するそうだ。
ファヴレットはその首輪を探知の魔法でスキャンする。
確かに呪術が掛けられている。
しかし、ファヴレットからしたらこんなのは解呪で解ける。
なので、その事を告げると奴隷の女性は悲しそうに言う。
「解呪が出来ても、その後直ぐに爆発する様になってると聞くわ……助けようとしてくれてありがとうお兄さん……」
そう、言われたファヴレットは悔しさで一杯になる。
どうやら、解呪されると自動で爆破に切り替わるらしい。
ファヴレットはどうにか解除出来ないかさらにスキャンする。
すると呪術にコードの様な物が仕組まれているのに気づく。
そこで、試しにこのコードを乗せた魔力を流しながら開錠と言う。
すると女性の首から首輪が外れる。
「えっ!どうやったの?首輪が外れた……外れた……」
その女性はそう言いながら涙を流して首を確かめていた。
そして、聞いてくる。
「どうして外れたんですか?」
「あぁ、なんか呪術にコードが書かれてたんでそれを魔術に乗せて、本当の命令と錯覚させたんだ。そうしたら外れた」
「魔法の事はよくわかりませんがありがとうございました」
「いや、お礼は助かってからにしてくれ。他にも貴女の様な人が居るかもしれない。一刻も早く皆を助けないと」
「そっ、そうですね。わかりました。この奥にもまだ何人も人がいる様なので助けてください」
「任せといて!絶対助けるから」
そう言うとファヴレットは次々と奴隷を解放する。
その女性を助けた以降の奴隷達は皆美女、美少女、イケメンだった。
イケメンはどうでもいいが、美女と美少女を奴隷にするとは許せんとイライラしながら救助活動するファヴレットであった。
そして、最奥にメインステージの様な所が有り、そこに1人の美少女がいた。
はっきり言ってめっちゃ可愛いその美少女は悲しそうな顔で俯いていた。
なので、早速助けようとする。
しかし、檻に触れようとしたとたん電気が流れ触れる事が出来ない。
「ちっ!最後の最後でこれかよ。またなにかしら付呪されてるのか?」
「駄目です。逃げて下さい。私のこの檻は特別せいらしくて持ち主意外には触れられないそうです……」
檻の中の美少女はそう言いながら泣きそうな顔で言う。
しかし、ファヴレットは諦めず檻をスキャンする。
その結果、今度はコードが何十にも掛けられた呪術であることが判明する。
一度に魔力に載せられるコードは一つなので、この場合ちゃんとしたコードが何十にも書き込まれた鍵が必要になる。
しかし、今すぐ用意する事は出来ない。
だが、ファヴレットに迷いはなかった。
「お嬢さん、少し離れててね。直ぐに檻から出すから」
そう言うとファヴレットは剣を抜き構える。
そして上から下にに向かって檻を斬り付ける。
すると真っ二つに檻は別れる。
「さて、首輪も多分何十かのコードが掛けられてるから開錠は後でするから早く逃げよう」
「私、助かるんですか?」
「あぁ、助かるよ。首輪も後でしっかり外せる。皆を逃がさないとだから早くこっち来て」
「……はっ、はい!」
そう言うと少女はファヴレットに駆け寄ってくる。
「これで全員だな?それじゃあ、逃げようか」
ファヴレットがそう言い先頭を歩く。
奴隷の皆もファヴレットについてくる。
そして、やっとこの奴隷市場から出られる……という所で増援が到着していた。
その様子を見た奴隷の皆はやはり逃げられないと諦めムードになってしまう。
だがファヴレットには増援などどうでもいい事だった。
邪魔をするなら皆斬り殺すまでであり、それ以上でもそれ以下でもない。
「皆、増援が来たみたいなのでここで待っててくれ。それに丁度馬車まで用意してくれてるんだ。ありがたく頂戴しよう」
そうファヴレットが言うと皆心配そうにする。
先程最奥にいた美少女は涙を流しながらファヴレットの心配をしてくれる。
「このままでは皆、酷い目に合います。奴隷は商品だから大事に至らないかもしれませんが、騎士様は殺されてしまいます。ここまでで十分です逃げて下さい!」
美少女がそんな事を言った時点でファヴレットに撤退の二文字は消えた。
「お嬢さん。貴方達は絶対逃がします。大丈夫です私を信じてください」
「でもっ!……」
「こう見えて俺ってば強いからねーまっだるいけど君の為なら氏ぬる!っという事でいっきまーす!」
ファヴレットはそう言いながら、一気に接敵する。
次の瞬間敵の首が吹き飛ぶ。
さらにファヴレットは止まる事なく次々に敵を切り伏せていく。
しかも、一撃で絶命させていた。
そして、いよいよ最後の敵という所で、敵に剣を止められる。
「ファット!?なんか強いのいるじゃんよ」
「おい、小僧。良くも好き勝手してくれたじゃねぇか。俺は他の奴とは一味違うぜ?」
「うーむ、確かに他の奴とは一味違うようだ……一味な!」
ファヴレットはそう言うと、これまでとは明らかに違う速度で敵に迫る。
ファヴレットが立っていた位置から相手の位置まで20mはありそうだが、一瞬で間合いが詰まっていた。
そして……
「ちくしょう!このまま俺が簡単にっ!……」
次の瞬間相手の首は空を舞っていた。
その様子を見て居た奴隷達は皆驚いていた。
「ふぅ、あーつかれた、だるいー。確かに一味だけちがったわ、たるかった。皆大丈夫かー」
ファヴレットがそう言って近づくと皆の目に怯えが見て取れる。
「皆さんにはちょっと刺激強かったかな?でも敵に情けは自分の身を滅ぼすと思うけどなーふぅ、だるかった」
「騎士様強いんですね……でも正直怖かったです……貴方が死んでしまうのではと思ったのと後は、貴方が人をなんでもなかったかのように殺している様に……騎士様は一体何者ですか?」
「何者って自分の好き勝手に生きてるだけのDowner系ですけど?それと殺らなきゃ殺られるのは世の常だよ。さっき殺した皆はこっちの皆を殺す気満々だったしね」
「そうですか……」
「とりあえず今は逃げるのが先だって。早く逃げないと夜が明けちゃうからね……」
「わかりました……」
ファヴレットはなんとか納得させると皆を馬車に詰め込み、馬車を操れる奴隷にもう二台の馬車も動かさせ、街の外壁までやってくる。
「騎士様……私達はここから出られません……通行する時身分の証明が必要なんです。その時に奴隷とバレてしまいます」
「大丈夫だって。これからは馬車ごと空飛んでいくから」
「空を飛んでですか?ってどういう事ですか?」
「まぁ、百聞は一見に如かずって事で、それ」
そう言うと重力制御で馬車を浮かべて外壁を超えて、他の奴隷の集合場所に着地させる。
「これで、通行証も必要ないでしょ?」
「……騎士様?今のはどうやったんですか?」
「重力の概念がないこの世界の人に言っても分からない事だと思うよ?」
「重力ですか……」
「まぁ、君の首輪外すのは後回しになるけど、それよりここの怪我人達見ててくれないかな?」
「怪我人ですか?」
そういうと少女は周りを見る。
軽症の人を見てる間は良かったが、重症の人を見て驚きに変わった様だ。
「手足が……手足が無い……」
「その人が最も重症なのは確実だね。まぁ死んでなかったから良かったけど」
「騎士様!死んでなかったからよかったとは何ですか!これは……死ぬより酷いです……うっ…ひっく」
少女はファヴレットに怒りをぶつけると泣き出す。
「えっと、君そう言えば名前なんていうの?」
「うっ……ひっく……私ですか?」
「そう、君だと呼びづらくて」
「アニータ・ステファノフです」
「じゃあ、アニータさん。なんか勘違いしてるようだけど、その人の手も足もちゃんと元通りになるから」
「はっ?」
アニータは訳が分からない様であった。
まぁ、普通なら直らないと思うのはしょうがない。
というか、日本の医療技術でもさすがに手や足を生やす事はできない。
しかし、そこに魔法という要素が加わると結果が違ってくる。
実際動物で、医療の研究をしていたファヴレットは手や足を再生させる事ができるのは確認している。
それどころか、内臓損傷や遺伝子異常ですら直す事も可能である。
この世界ではスキャンするとDNAコードが分かる。
それを元に再生の魔法を行使する事により即死でもない限りはほぼ助けられるのである。
その事を軽く説明したがアニータには分からなかった様だ。
「まぁ、簡単に言えば死んでなければ元通りの健康な状態に出来る回復魔法が使えるって事。だから、死んでなければ良いの……確かにその状態にされる過程とか考えたら死んだ方がマシって思えるかもしれないけどね……」
「何というか凄すぎて言葉がありません……でも生きるより辛い事は確かにあると思います……だから死んでなければいいとは軽々しく言えないのではと」
「そりゃそうだ。まぁ、軽口叩いた件については謝るけどでも、やっぱり生きててなんぼのもんだと思うよ?生きてなきや希望もくそもないしね……さて、俺はまだ街に残ってる人を助けに戻るからここ任せていいかなアニータさん?」
「アニータでいいです。分かりました。ここの人達の看病は任せてください」
「そうだ、お腹も減ってるだろうから食料置いてくね。皆で食べてね。調理するなら調理器具も用意しとくから好きに使って」
ファヴレットはそう言うと異空間より水や直ぐに食べられる食料や、調理する材料などを出していく。
ついでに大量のポテチとレモンスカッシュも忘れずに置いていく。
そして、出し終えたファヴレットは街へ残りの奴隷を救助に向かう。
「また空飛んで行っちゃった……そう言えば名前聞くの忘れちゃった……それにしてもあの方は騎士なのでしょうか?魔法も凄いですし魔法使いなのかな?」
そんな事を悶々と考えるアニータであった。
その頃ファヴレットは残りの奴隷達を運んでいた。
アニータの元へ2往復、ようやく奴隷全員を救助する事に成功する。
それにしても今回の奴隷は多い。館で奴隷を12人保護し、市場で39人保護した。つまり51人も救助した事になる。
ちなみに、戻って来た、臨時の野営地ではアニータがポテチとレモンスカッシュに嵌ってる姿が見られてファヴレットはほっこりした。
「アニータ?ポテチとレモンスカッシュは如何かな?」
「えっ?っあ!きっ騎士様……このポテチとレモンスカッシュって言うの美味しいです」
「だよねーアニータ夢中で食べてたし」
「すみません。凄くお腹減ってたので……」
アニータはそう言うと真っ赤になって俯く。
うん、アニータは他の美女や美少女と比べても格段に可愛いなですな。
ファヴレットはアニータ萌えであった。
ちなみにまだ首輪を付けてるアニータは何だか背徳的な感じで大変興奮するのであるハァハァ萌え〜。
「アニータたん。首輪付けたまんまだけどいいの?」
「あっ!そうです。私の首輪外せるんでしょうか?所でたんって何ですか?」
「気にするなアニータたん。首輪は今すぐにでも外せるよん?」
「じゃあ外してください騎士様……そうだ騎士様のお名前はなんていうんですか?」
「僕ちんはファヴレットと申すでござるよhshs」
「ファヴレット様ですね?出来れば首輪外してください……後喋り方がなんか変わったような……」
「気にするなでござるよアニータたん。では早速首輪外すから僕ちんに抱きつくんだカモン!」
「えっ?抱きつくんですか?」
「いや、別に抱きつかなくてもできるけどそこは約得というか?」
「じゃあ、えっと近づくだけで大丈夫ですか?」
「アニータたんはイケズですな。しかし、我にかかれば解呪は簡単でーす!ではまいります」
アニータが近くに来たので首輪をスキャンする。
やはり何十にもロックがかけられてるので。
ロックのコードを読んでいく。
「さて、準備はOK。ちょっと待ってね」
そういうと、ファヴレットは粘土を錬金して首輪の鍵の差し口に押し込む。
その後粘土がしっかり、鍵穴に入った事を確認すると粘土を鉄に錬成する。
その後一度鍵を引き抜く。
「ほら、アニータたんの首輪の鍵だお」
「すっ、凄いですこれで鍵が空くんですか?」
「いや。呪術のロックが掛かってるから鍵の形だけ真似ても開かないお。だけど、コードは判ってるから後はこの鍵に何十ものコードを書き込んで!出来上がりですな!はっはっは」
「じゃあ、これで開くんですか?爆発しませんよね?」
「怖いなら我に抱きついてるといいと思うよ?死なばもろともですな」
「しっ、死にたくないですよ」
そう言うとアニータはファヴレットに抱きついてくる。
アニータたん……やはり1人で死ぬのは嫌なのね。
「それじゃあいっきまーす。ホイ開錠」
ガチャンと鍵が開く音がして首輪が外れる。
「無事任務完了であります!自由になった気分はどうですかな?アニータたん」
「うっ……嬉しいです!……でも私に戻る所はありません……奴隷として登録されてますので家に帰ったら迷惑が掛かりますし」
「それは後から考えるぞな。とりあえず、首輪外れておめーという事でここの人達の治療が完了しない事には色々と困るというのが今のところの状況だな」
とりあえずできる事をやり遂げたファヴレットだが、これからの奴隷の方々の保護に、学校の受験にと大忙しなファヴレットだった。
夜が明け始めるがDownerファヴレットに夜明けは来るのか?
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