【完結】あなたの妻(Ω)辞めます!

MEIKO

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第7章・番外編

82・温泉宿で*

 「ごめん┉ちょっと涼から触られたら我慢出来ない┉。」
 そう言って直哉さんは顔をそむけた。

 ──ええっ!直哉さん

 嬉しい┉かなり嬉しい。

 「大丈夫、私もだから。」
 そう言って、隠すように閉じていた太ももを緩める。
 
 緩やかに立ち上がっている私のものを確認した直哉さんはフッと笑って、そして私も一緒に笑い出す。

 それから私は直哉さんに抱きついた──。

 泡がたっぷりとついた身体を合わせると、ヌルっとして更にヘンな気分になる。

 ──ハァ┉ハァ。

 二人共、荒い呼吸になって敏感になったところを更に押し付け合った。

 「涼、大丈夫なのか┉?赤ちゃんに影響┉とか。」とすっかりと熱を孕みながらも心配そうにする直哉さん。

 「┉あのね、先生に聞いてきた。体位に気を付けて、ゆっくりだったら大丈夫だって。かえって愛情が高まっていいみたいだよ?┉赤ちゃんにも。」
 モジモジしながらそう答えると、いきなり直哉さんは自分と私にお湯をかけて身体の泡を流した。

 「ここではダメだ、のぼせるし。┉部屋に行こうな?」

 そう言って、私の手を引いて脱衣室まで連れて行き、バスタオルで身体を拭いてくれる。
 そして自分の身体もさっと拭いてから、私を横抱きにした。

 わあ、どうしよう?┉久しぶりだし。ドキドキしちゃうな。

 そしてベッドルームまでそのまま抱いていき、そこにそっと降ろした。

 「涼、どうだ?身体寝たほうが楽か?起きていたほうが楽だろうか?」

 私は急に恥ずかしくなって、小さな声で起きて┉って呟いた。
 そして更に恥ずかしいけど、持って来た鞄を指さしてポーチを出して欲しいって。中にはもちろん┉ゴムとローション。

 ──準備万端だって引かれるかな┉って心配したけど、そこには更に欲情した目をした直哉さんが┉!

 積極的で嬉しいよ┉って呟いて、唇を重ねてくる。

 「んぁ┉ッ。チゅ┉あん!」

 同時にちょんと胸の先を指で弾かれて、思わず甘い声が出た。

 ダメだ┉ちょっとの刺激でも声が出ちゃう!

 そして私が直哉さんにまたがった体勢になり、ふっくらとした先を舐られながらじっと見られると、どんどん興奮も高まっていく。

 直哉さんは堪えた表情で、違和感があったら直ぐに言うんだぞって言いながら、ゴムを付けた指で割れ目をなぞる。

  ──はぁん┉。
 思わず艶めいた声が出た。

 遠慮がちにそこを掻き混ぜられて、そのたどたどしい指にも快感を拾ってジュン┉と溢れ出てくる。

 「涼、ちょっとずつ腰を下げてこい。そうっとな。」

 それに頷いて、腰を支えられながら少しずつ直哉さんのものを自ら呑み込んでいく──。

 グブッ┉グッ┉バチュ!

 奥まですっかりと呑み込んで、ひとつになれた┉って思ったら幸福感を感じる。
 それからゆるゆると上下に動くのを繰り返し、直哉さんも耐え切れないような表情をして┉中に熱いものが拡がった。
 
 私は直哉さんの身体に倒れ込んでぎゅっと抱きつき余韻に浸ってから、好き┉って呟いた。

 
 「パパ~、ママ!もうあさだよ!おねぼうさんだねぇ~」

 翌朝、親孝行な娘に起こされて慌てて用意する┉といった幸せなひとコマがあった。
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